澤村伊智のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレアンコンシャスバイアスを否が応でも自覚させられた。
ゆかりちゃんは実在しないのでは、とか、里穂を訪ねてきた戸波は琴子なのでは、とか、的外れな推理をしつつ楽しく読み終えた。
戸波に「カッコつけたかった」と伝えるときの藤間の異様な緊張感。デスクに置かれたDVD。戸波の下の名前の既視感。
ゆかりちゃんと湯水の関係を知る前と知った後では、湯水が弥生に送ったメールも印象が違ってくる。
ラストで藤間が壮大な勘違いをしたまま終わるのがモヤモヤ〜。藤間の視点はなんとなくずっと不安というか、危うさを感じてたのは気のせいじゃなかった。
読んでて些細な違和感を感じながらもスルーしてしまったのは悔しかった。でも、だか -
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Posted by ブクログ
面白かった。ユリイカの澤村伊智特集で「短編こそホラー小説の本懐」と紹介されていたので買った。
「ひとんち」「夢の行き先」「死神」は映像効果が素晴らしく、スピンオフも面白くなりそう。
特に「夢の行き先」が好きだった。
「怖い夢を見る」という日常的な導入から、「夢が移動している」「席順の通りだ」「もう一つ移動している夢がある」「夢が中央でぶつかる」と繋がっていくところ、子どもたちの気持ちが恐怖から好奇心へと翻っていく様子がすごくよかった。
妄想と紙一重なのに、稚拙がゆえに説得力のある推論にぶん回される心地よさ。
澤村伊智の怪異は、怨恨などではなく不慮の事故のような形が多いところがいい。
人間由来 -
Posted by ブクログ
比嘉姉妹シリーズ第3作目。
1、2作目とは違い、短編集となっている。
■ゴカイノカイ
心理的瑕疵もなく立地条件もいい雑居ビル。
しかし5階だけが「痛い、痛い」と聞こえ、
自分まで痛みを感じてしまうことから
短期間で解約されてしまう。
対策のためにその筋の人に依頼するが・・・。
■学校は死の匂い
今作の中で一番好きな作品。
真琴の姉で琴子の妹である美晴が
雨の日にだけ体育館で謝りながら
自●をくり返す幽霊の謎を解いていく。
■居酒屋脳髄談義
居酒屋で同僚達といつものように
出来の悪い女子社員の牧野を馬鹿にしていた。
が、今日の彼女は何やらいつもと違うようで・・・。
■悲鳴
怪談を元にした -
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Posted by ブクログ
ネタバレ初めて読んだ時、あまりの内容に混乱してしまって、ものすごくゾッとした事を今でも肌感確かに思い出します。
まさかそんな、と思いつつも、それでも澤村伊智さんが「リアルな殺人犯」ではなく「想像力豊かな小説家」だということを確かめたくて、その他の作品に手を出し、もともとホラー苦手な私はトラウマ並みの恐怖を重ねてしまった事も含めて。
有村浩さんによる
「正統派エンタメホラー小説」
という評し方があってこそ、少し恐怖心が和らぐような…。
時々怖いものにも手を出してみようかな?と思う時、真っ先に脳裏によぎるも、どうしても初見キリカの衝撃が根深すぎて、手にとっては戻す、チラッと読んでは戻す、を繰り返し -
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Posted by ブクログ
披露宴に出席するホテルで見かけたー鏡
どこにでもある町の怪談ーわたしの町のレイコさん
神隠しって本当にあるんやー鬼のうみたりければ
魅入られると必ず死ぬ病院の幽霊ー赤い学生服の女子
姿の見えない通り魔の正体はーぜんしゅの跫
比嘉姉妹シリーズの短編集。
鏡は奇妙な味わい
鬼のうみたりければは哀しい
ぜんしゅの跫は野崎さんも真琴さんも相変わらず身を削っていて痛々しい。優しくて思いやり深い彼女は美しいですね。霊能者として格段に上の琴子さんはとても彼女を愛しているけど、真琴さんにとってのお姉さんはそれだけじゃない思い。次巻の「さえづち~」がどうにもきなくさそうなので読みたいけど読みたくないけど読みた