怖ガラセ屋サン

怖ガラセ屋サン

作者名 :
通常価格 1,584円 (1,440円+税)
紙の本 [参考] 1,760円 (税込)
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作品内容

誰かを怖がらせてほしい。戦慄させ、息の根を止めてほしい。そんな願いを考えてくれる不思議な存在――。「怖ガラセ屋サン」が、あの手この手で、恐怖をナメた者たちを闇に引きずりこむ!

怪談は作りものだと笑う人、不安や恐怖に付け込む人、いじめを隠す子供、自分には恐ろしいことは起こらないと思い込んでいる人……。
こんなヤツらに、一瞬の恐怖なんて生ぬるい!
気づいたときは、あとの祭り。
“怖がらなかったこと”を、後悔させてあげる――。
一話ごとに「まさか! 」の戦慄が走る、連作短編集。

怖ガラセ屋サン のユーザーレビュー

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2023年01月04日

    めっちゃ怖い連作短編集。七つの話が入っていました。

    例えば、自分が入院している大部屋。向かいのベッドには初老の男性が寝ています。そこにお見舞いにくる女性がいて…彼女は娘かな、それとも歳の離れた妻だろうか、ずいぶん楽しそうに話をしている、毎日欠かさずくるとは患者は愛されているなあ、などと考えるわけで...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2022年06月11日

    最初の話が結構恐ろしくてこんな感じで進むのかと思ったら、勧善懲悪的な話もあり、ちょこっとミステリー風味の話もあり、怖がらせ屋さんを善悪で語れないからこそ、謎多きものだからこそ怖いんだろうな。

    0

    Posted by ブクログ 2022年04月24日

    心に疚しいところがある人間の前に現れる、謎の女怖ガラセ屋サン。
    救いがない話ばかりの連作短編だったが、そこが面白くて一気に読んだ。
    一番印象的だったのは『子供の世界で』
    人を貶めるような生き方をしていたら本当に怖ガラセ屋サンが現れるかもしれない。
    ちなみに作中で自分と同じ名前の登場人物が出てきてドキ...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2022年04月09日

    短編集ですが、怖がらせ屋さんというメインテーマをもとに進行するホラーストーリー。

    お化け的な怖さというよりも、ゾクっとする怖さと、ミステリ的要素が面白かった。

    分からないから怖い、ではなく得体の知れない怖さがある。

    0
    購入済み

    追い込まれていく恐怖感

    ぴょん 2022年01月02日

    怪談話を聞くことは今までにも何度かありましたが、新しいタイプの恐怖体験でした。
    短編で読み易いのもそうですが、7つの短編が全く異なるものではなく、コワガラセヤサンという怪異の存在を軸に繋がっているのも面白い。
    一体こわがらせやさんとは何なのか‥

    0

    Posted by ブクログ 2022年12月31日

     依頼されて人を怖がらせることを仕事にしている「怖がらせ屋さん」が全編に出てくる短編集。
     シチュエーションも学校のいじめ、病院の入院室、カルト宗教、怪談ライブ、車の中など色々あって面白い。
     「怖さ」とは何か、という考察は興味深かった。
     ホラー作家の書く話なので、幽霊などの非現実的な怪異が出てく...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2022年12月23日

    恐怖とは
    想像すること。
    嫌な予感である。
    という考察に
    確かに、と頷いてしまった。
    すっと
    話の中へ引き込み
    じわじわと
    不穏な空気を漂わせ
    その先を考えさせ
    怖いという感情を
    かき立てる。
    叫び出したくなるような
    恐ろしさはないけれど
    あとからじわりと
    背中が冷たくなってくる。

    0

    Posted by ブクログ 2022年12月16日

    恐怖とは何か、人はどういう時何を怖いと思うのか、をひたすらに突き詰めたホラーオムニバス作品。人怖や洒落怖、禍話のような不明瞭ゆえの恐怖、いろんなホラーの要素を突き詰めていってただの列挙にとどまらないところがよかった。

    0

    Posted by ブクログ 2022年08月15日

    これはかなり好みのホラーだった。
    後からゾワゾワ冷や汗かく感じ。
    1、4、6話が特に秀逸でお気に入り。

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    Posted by ブクログ 2022年05月20日

    怖ガラセ屋さんにまつわる短編集。そして最後の話も得体の知れない怖さ。
    「人間が一番怖い人も」と「見知らぬ人の」がジワジワくる。目の前の人は本当に自分の知っている人なのか、心配になってくるね…

    0

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