澤村伊智のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ非常に非常に気持ちの悪いオチです。(褒め言葉)
縦軸の仕掛けは奇想天外で、やや反則気味ですが、実は冒頭20ページあたりまでで気づくようになっておりフェア。ただし、仕掛けに途中で気づくまで「読みにくい地の文だなあ」と思っていたので、まんまと作者の手のひらの上です。文章の不自然さが読み進める内に慣れてくるので、早い内にピンと来ないと逆に種明かしまで気づかない作り方は見事です。
仕掛けがアクロバティック過ぎるので、それに気づいた時点でもう一度読み返したくなること請け合いです。
縦軸の鮮やかさに比べて横軸の物語が弱いのは残念。呪いの正体も、それが自然現象かそうでないのかは別にしてもかなり最初の方で見 -
Posted by ブクログ
カルト集団に洗脳された母親から虐待されている娘の茜を助け出す少年少女の冒険譚から物語は幕を開け、本の真ん中くらいにエピローグが現れる
エピローグ後は主人公がマスコミ記者に入れ替わり、少年少女のその後と冒険譚に隠された秘密が暴かれていく
物語が二転三転するのは歓迎だけどちょっと強引すぎたかも(´ε`;)ウーン…
The story opens with an adventure about a group of boys and girls who set out to rescue Akane, a young girl being abused by her mother, who h -
Posted by ブクログ
お気に入りの比嘉姉妹シリーズ第6作。
このシリーズももう6作目かと思うと感慨深い。
最近は短編〜中編を複数収録した構成が続いているけれど、個人的には初期の『ししりば』『ずうのめ』のように、表題作が長編でしっかり読み応えのある形のほうが好み。
今回は中編3本構成で、テーマは家族や親子の絆、育児放棄やネグレクトといった重めの題材が中心だった。
過去作の登場人物や、解決役として比嘉姉妹を配置することでシリーズ作品としての体裁は保っているものの、正直なところ「比嘉姉妹シリーズでなければ手に取ったかな?」と少し考えてしまった。
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「母と」
育児放棄やネグレクトなど問題を抱える家庭の子どもを無 -