澤村伊智のレビュー一覧
-
-
Posted by ブクログ
比嘉姉妹シリーズ第3弾かな?短編集
「ゴカイノカイ」文芸カドカワ
ビル5階の怪現象
ニセ真琴出演
「学校は死の匂い」小説野性現代
2019年第72回日本推理作家協会賞
美春(姉妹のひとり)の小学生時代
雨の日の体育館に現れる自己犠牲の強い哀しい女の子の霊
「居酒屋脳髄談義」幽
死んだ事に気がついてない三人の男子霊魂
居酒屋に居続けて5年
ありそうで、好きなストーリーだった
「悲鳴」文芸カドカワ
大学の心霊サークル
かかわっちゃいけない事におふざけはいけない
「などらぎの首」書き下ろし
などらぎの首の暗示にかかったまま成長した男子高校生
その呪縛を解く協力をしてくれた友人
子供の頃の -
-
Posted by ブクログ
ネタバレハイブランド店で客が口走る不気味な言葉、一族で鶏肉が禁忌だと語る男、TVの街頭インタビューに見え隠れする町の不穏さ、時代を超えて《恐怖症》を売る女……他、ホラー最前線の書き手らによる6編を収録したアンソロジー。
・高級アパレル店に勤める恭子は会計の際に客が不可解な言葉を口走るのを耳にする。彼女たちはスマホで同じ写真を見せてきて……(オシャレ大好き/背筋)。意図せずして伝播する呪い。挿入されるドキュメンタリー番組の野性の羊は、そのまま現代人の姿ということか。
・深夜、雑誌編集部を訪れた漫画家。彼は席を外していた先輩に代わって応対した“私”に、自分の一族は鶏肉が禁忌であると語り出す(鶏/澤村伊 -
Posted by ブクログ
ネタバレある会社の研修という名の洗脳合宿から逃げ出した5人は、合宿所近くの森に迷い込む。
森の中には様々な刃物がぶらさがった奇妙な大木があった。異様な雰囲気に構える5人だったが、帰り道も見つからずそこで一夜を明かすことに。翌朝目覚めると、リーダー格だった太刀川が消えていて、彼を探すと刃物の大木の下に首だけが置かれていた。
洗脳合宿をやっている会社の実態を探るために、命からがら逃げ出した鮎実をインタビューする形式で物語が進む。さくさく読めた!
怪異は怪異のまま、怪異そのものには立ち向かわない話で、怪異を科学的に解明していくのではなく怪異は怖い!わけわからん!というまま進むこういう話の方が私は好きなんだ -
-
-
Posted by ブクログ
【2025年96冊目】
友人の家にお邪魔したら、途中から話がおかしくなってきて――「ひとんち」、不可解な夢が行き着く先は――「夢の行き先」、熱血教師とゴスロリ母娘の対決と思いきや――「闇の花園」、一度見てしまったから日常の狭間に捕えられて――「ありふれた映像」、荒れ果てた同僚の手の意味は――「宮本くんの手」、趣味を突き詰めたら取り込まれた――「シュマシラ」、本当に食べたい餌は――「死神」、帰宅したら家にいるはずの家族の姿はどこにもなくて――「じぶんち」。日常の隣にある怪異を描く8編の短編集。
こ、こ、怖かった〜。最後の「じぶんち」がめっちゃ怖くて読み進めるの嫌でした笑 ホラー作家である澤村伊 -