澤村伊智のレビュー一覧

  • わたしの名店

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    食にまつわるエピソードを集めた短編集。
    大好きな三浦しをんの文字が見えたので、読んでみた。

    さらには髭男爵山田ルイ53世も短編もあり、私的に大興奮。
    しかも、ラジオ(髭男爵山田ルイ53世のルネッサンスラジオ)でも話していた内容なので、隠れ檀家(ラジオリスナーネーム)としては思わずニヤリ。

    今回は佐藤雫という作家が気になったので(源頼朝への愛をものすごく語っていた)、作品を読んでみようと思いました。

    こういう不思議な出会いがあるから、たまには短編集も読んでみるものですな。

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    2026年07月02日
  • ざんどぅまの影【電子特典「手書きメッセージ」付き】

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    設定は昭和の終わり頃。怪異の恐怖よりも決めつけや偏見からくる人間の狂気の方が怖かった。特に決めつけについては著者の意図にまんまとひっかかった。やや強引だったけど楽しめた。3.5

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    2026年07月02日
  • わたしの名店

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    28名の著者によるエッセイ。もう一度行きたいと思わせてくれる一皿の数々。一編ずつにお店の情報とイラストが添えられている。この本をガイドに名店巡りをしてみたくなった。

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    2026年07月01日
  • 予言の島

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    ネタバレ

    まず、ホラーではありません。ミステリー小説です。
    主人公の30代の男「淳」を中心に据えた、三人称小説です。淳とは距離を置いて客観的に叙述した文章で語られています。
    にもかかわらず、地の文をよく読むと主観的な感情が表現されている点があり「おかしいな」と小さな違和感がありました。
    この違和感が叙述トリックに反映されて、物語の最終盤で明かされます。
    叙述トリックを用いたミステリー小説として楽しんでください。(Audibleで聞きました)

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    2026年06月28日
  • 七人怪談

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    ホラーを読み慣れていない中で、文章の質感として特に印象的だったのは菊地秀行さんの「旅の武士」(時代劇怪談)。
    前半部分、放浪の武士が訪れる先々で不穏な事件が起こる、その全体を通してとても静かでどこか物悲しく感じるような筆致が好きでした。

    あと、澤村伊智さんは映画の『来る』の方として知っていて、多分小説を読んだのは初めてだったんだけど。
    ぼぎわんを見た時を彷彿とさせるようなストレートに気持ち悪い怪談的演出が癖になりますね。。夢に出そう。。。

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    2026年06月25日
  • ぼぎわんが、来る

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    評価も良く、覚えやすいタイトルなので
    ずっと読んでみたかった作品。3〜4日で読めた。

    デビュー作なのね。すご。びっくり。
    読みやすいホラーだった。初心者におすすめ。
    Jホラーの基本である、お祓い、禁忌、田舎地方の伝統、じとじと来る湿っぽさ、頼れる霊能力者など全て抑えられていて◎
    そして霊能者VS化け物の激しい戦闘シーンあり。
    大満足の一本という感じ。

    電波ジャックもできて、結界すぐ破ってくる化け物、
    打つ手がなくてまじで絶望。
    実害もきちんとあるし、こいつ最強なのでは?
    追い詰められる感じ◎
    ボギワンのビジュ見たすぎる。

    映画化されてるのを読んでいる途中で知ったが、
    キャスト人選が半分く

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    2026年06月25日
  • ざんどぅまの影【電子特典「手書きメッセージ」付き】

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    ホラー小説は苦手ですが比嘉姉妹シリーズは好き。ということで楽しみにしていた最新作。琴子たちのお祖母ちゃん・比嘉勝子が登場。
    凄腕のユタが動いたらざんどぅまも手も足も出ないはず!がまさかの…。
    でも勝子さんカッコ良かった。琴子はこの人の孫なんだなあ。

    序章の自警団。ざんどぅまに殺されないための自警団のはずが「あいつら」呼びに違和感。からの本当の意味にゾっとしました。
    よく言われることだけどやっぱり生きてる人間が一番残酷で怖い。
    省三は信夫も篤のことも最初から見下していたのか。

    篤が琴子に会うシーンはちょっと感動。勝子も祥子も側にいてくれてるんだな。

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    2026年06月24日
  • 呪いの☒☒

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    日常に潜む暗闇から滲んだ〈呪い〉。気づかぬうちに、"それ"は、あなたをあちら側に引きずり込む。


    「呪い」をテーマにしたホラーアンソロジーです。
    話題の作家さんを中心に6話を収録。

    丑の刻参りから交換日記、無人古書店など、様々なシチュエーションでの呪いが描かれています。
    理由があっての呪われるのも良いし、たまたま運が悪くて呪われるシチュエーションも理不尽で良し。

    上條一輝さんの『呪いは明るく輝いて』が一番好きでした。呪いという暗い印象を覆す、新たな呪いの伝播スタイルで面白かったです。
    でも芦花公園さんの『「しばらくゆっくり休んでください」』も不気味かつ、こういう詰め方

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    2026年06月23日
  • 怪と幽 vol.022 2026年5月

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    特集が「はじめてのクトゥルー」だったのと、乙一さん周年というのとで手に取った次第。クトゥルー、よく見聞きする言葉だけど内容そのものに全く無知なので。

    そんな中、一番印象的だったのは、
    小川洋子さんの「お借りいたします 棺」
    特集と全く関係ない読み切り小説だったから、身構えなく読んでました。だからこそのインパクト ガツン!!だったのかな。

    あの結末… ぇ!?どういうこと!?
    妊娠と流産を繰り返しているという流れにすごく違和感感じたけど、まぁそういうこともあるかもしれんと強引に納得しつつ読み進めていったら…
    葬儀場の職員さんから投げかけられてるあの言葉、
    ぇ、どういう意味?? 主人公の周りから

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    2026年06月21日
  • ざんどぅまの影【電子特典「手書きメッセージ」付き】

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    比嘉姉妹シリーズの前日譚。
    舞台は1981年の神奈川県P市Q区。

    ある夜、全身ずぶ濡れの人影が目撃され、その日を境に、住民が陸地で海水に溺れ死ぬという異様な出来事が続く。

    “びしょびしょのお化け”そのものも不気味だが、余所者を排除しようとする集団心理や差別意識の方が恐ろしい。

    作中に散りばめられた「ちゃぷちゃぷ」「びしゃっ」「ごぼごぼ」といった音が強烈で、行間から湿気が立ちのぼるようだった。

    比嘉勝子――“おばぁ”の圧倒的な存在感は、ここでも揺るぎない。

    ホラーでありながら、人の心に巣食う悪意や偏見を照らし出す一冊。

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    2026年06月20日
  • ぼぎわんが、来る

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    前半怖すぎてやばかったけど、後半は若干うしおととらで、みんな頑張れー!って感じでした
    これ続きを読んでいったら微妙に残されてるところもわかるのかしら

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    2026年06月18日
  • ずうのめ人形

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    ネタバレ

    どんでん返しと言えば、旦那目線と妻目線でこんなにも違うのかという事。
    怪奇現象が、苦手なのであまり入ってこなかった。

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    2026年06月18日
  • 呪いの☒☒

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    ネタバレ

    作家陣が読んだことのある方ばかりだったので手に取りました。メンバーの新鋭(?)率が高めで目を引きます。どのお話も作家さんの個性が出ていて楽しめました。
    特に芦花公園先生はいつも通りネチネチしつつ独自の変化球作品で、締めにピッタリでした。左遷からの自己呪いルート、恐ろしい。コンプラがしっかりしているので大企業なんだろうなあと思いつつ、結局何をしている会社なのだろうか…。

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    2026年06月15日
  • ホラーの扉 八つの恐怖の物語

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    ネタバレ

    オカルトホラー、モンスターホラー、サスペンスホラー、流行りのモキュメンタリーホラー…分析すれば結構幅広いホラージャンル。
    ホラー初心者はこれを読めばもう沼るはずw
    安定の中の不安定炸裂の芦花公園さんワールド「終わった町」が好み。
    平山さんの「さよならブンブン」はホラーに猫が加わってイヤな予感しかしなかったけど、爽やかさすら感じる後味の結末でいい意味でその意外性にしてやられた。
    入門向けなので全体的に怖さは優しめだったが、五味さんの「とざし念仏」の身近な人間が隠し持つ恐ろしさのぞぞっとくる味わいは上々。

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    2026年06月13日
  • ととはり屋敷

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    ホラー作家・澤村伊智による比嘉姉妹シリーズ9冊目は、『などらきの首』、『ぜんしゅの跫』、『すみせごの贄』に続く短編集第4弾。

    霊能の力を持ったが故に挑んだ"怪異"によって、次々と命を落としていった比嘉家の子どもたち5人。(生き残ったのは長女・琴子と三女・真琴のみ。)本書は、幼くもその命を散らしていくエピソードを主な題材とした、比嘉姉妹シリーズの前日譚的短編集。

    題材が題材なだけに、"悍ましさ"よりも"物悲しさ"が勝る一冊。まともに育児をしない両親に代わって面倒を見ていた弟妹らが、成人する前に次々と命を落としていく。最強の霊能力者・

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    2026年06月13日
  • ぼぎわんが、来る

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    ネタバレ

    最初から中盤、得体の知れないものが追ってくるのが本当に気持ち悪くて、怖かった。
    終盤は得体の知れないものが分かって怖くなくなった。
    ただ、可哀想だと思った。

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    2026年06月11日
  • 一寸先の闇 澤村伊智怪談掌編集

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    話に因果を求めてしまうのでショートショートとは相性悪いんだけど、はてさて。
    『ねぼすけ~』『さきのばし』『通夜の帰り』『冷たい時間』がよかった。
    『ねぼすけ~』の怪異は悪意あるんだろうか。

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    2026年06月10日
  • ととはり屋敷

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    【2026年78冊目】
    風が吹くと人が狂う、受け継がれる呪い、壺に呼ばれる、殺人ゲーム、駅から出られない、曰く付きの屋敷――比嘉家族を軸に繰り広げられる6つの短編集。

    本屋で見つけて速攻手に取りました。大好きです、比嘉シリーズ。今回も短編集でしたが、作家さんは短編集の方がお得意なんでしょうか。

    琴子さんが絡んでないと大体絶望なんですが、一話目のオチは悲しいながらも良かったです。いや良くはないんですけど、死んでるんで。

    比嘉姉兄弟妹、7人もいたことにビビりました。結局お母さんだけ出てきませんでしたが、また次回以降に出てくるんでしょうか、引っ張りますね!

    なんとなく家族の全体像が見えました

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    2026年06月09日
  • ホラーの扉 八つの恐怖の物語

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    ホラーを恐怖の対象及び恐怖を与える手法に着目して分類し、読者対し自分はどのホラーが刺さるのか知ってもらおう的な手法。やっぱり澤村伊智はすごい。田中俊行氏の怪談の文字起こしも面白い試みだと思いました。

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    2026年06月05日
  • 呪いの☒☒

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    澤村伊智と三津田信三狙いです。

    表紙が絶妙に気持ち悪くて、カバーをかけていてもそれを抜けてこの顔がこっちに向かって来そうな気配。

    夜中にホラー小説を読むときの常で、飲酒しながら読みます。だって、しらふだと怖いから。酔っぱらっているおかげであまり怖くなくて、てか、怖くなさ過ぎて、もうちょっと正気で読めばよかったと思いました。どないしたいねん私(笑)。

    澤村さんのタイトルはこんなときにも平仮名4文字で、普通の言葉なのにどこか不気味に感じられるのが面白い。もともと好きな作家の作品がやっぱり好きです。

    この本を読む人に、不幸来ないで~。

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    2026年06月05日