国家作品一覧

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  • 現代の地政学
    4.2
    1巻1,320円 (税込)
    イギリスのEU離脱で揺れるヨーロッパ、泥沼化する中東情勢、「イスラム国」の脅威、世界に広がるテロ・難民問題、覇権国家の思惑、宗教・宗派間の対立……複雑に動く国際情勢を読み解くには、いま「地政学」の知見が欠かせない。各国インテリジェンスとのパイプを持ち、常に最新の情報を発信し続ける著者が、現代を生きるための基礎教養としての地政学をレクチャーする。世界を動かす「見えざる力の法則」の全貌を明らかにする、地政学テキストの決定版!
  • 現代の貧困をどう解決すべきか トマ・ピケティの守護霊を直撃する
    -
    ベストセラー『21世紀の資本』の意図を探る 格差是正は、ほんとうに正義か!? ピケティが描く理想国家とは? 日本社会に対する見解とは? 「マルクス主義」と似ているピケティ理論の“謎”を解き明かす。 ピケティブームの是非を客観的に検証 〇富を破壊し、資本主義を否定する思想的な誤り 〇自由なき貧しい平等社会はマルクス主義の復活 〇格差社会や社会福祉問題を解決する真の方法 〇そうだったのか――驚愕の過去世も明らかに ◇◇ 霊言・守護霊霊言とは ◇◇ 「霊言現象」とは、あの世の霊存在の言葉を語り下ろす現象のことをいう。これは高度な悟りを開いた者に特有のものであり、「霊媒現象」(トランス状態になって意識を失い、霊が一方的にしゃべる現象)とは異なる。外国人霊の霊言の場合には、霊言現象を行う者の言語中枢から、必要な言葉を選び出し、日本語で語ることも可能である。 また、人間の魂は原則として六人のグループからなり、あの世に残っている「魂のきょうだい」の一人が守護霊を務めている。つまり、守護霊は、実は自分自身の魂の一部である。したがって、「守護霊の霊言」とは、いわば本人の潜在意識にアクセスしたものであり、その内容は、その人が潜在意識で考えていること(本心)と考えてよい。
  • 現代民主主義の憲法思想 フランス憲法および憲法学を素材として
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 フランスの歴史と事例を元に、憲法が現代の民主主義において、どのような役割を果たしているかを丹念に探究し、その変遷を辿る労作。 【目次】 はしがき 第一章 戦後フランス憲法思想における転換 はじめに 1 フランス近代憲法思想の主流的見解――議会中心主義 2 議会中心主義からの転換(その一)――行政権の優位への転換、および、主権者=国民の優位への転換 3 議会中心主義からの転換(その二)――遠憲審査制の強化の方向、および、憲法の優位の観念の登場 4 議会中心主義からの二方向への転換――その共存と矛盾 第二章 フランス立憲主義の伝統的思考における「憲法」の観念と人権 1 問題の所在――第三共和制における「憲法」と人権 2 一七八九年宣言の憲法に対する優越性 3 一七八九年宣言の憲法優越性の性質 第三章 第五共和制フランスにおける違憲審査制の最近の展開――憲法院判決における「憲法」観念の拡大傾向―― はじめに 1 一九五八年憲法前文、および、「共和国の諸法律によって承認された基本的諸原理」の憲法規範性――一九七一年七月一六日判決 2 一七八九年人権宣言の憲法規範性――一九七三年一二月二七日判決 3 一九四六年憲法前文の憲法規範性――一九七五年一月一五日判決 4 一九七四年の制度改革による申立権者の範囲の拡大 5 フランスにおける違憲審査制論議の特徴 第四章 「憲法慣習」の観念 はじめに 1 最近フランスにおける憲法慣習論 2 実効的憲法の変遷と憲法法源の変遷 3 ケルゼンと憲法変遷論 第五章 フランスにおける「憲法」のありかたとdirigismeの観念――フランス現代憲法学の検討のための予備的一考察―― 1 前提――フランス立憲主義の伝統における「憲法」の観念 2 ≪dirigisme≫の観念 3 ≪dirigisme≫の観念と「憲法」 第六章 「議会までの民主主義」と「行政権までの民主主義」――フランス憲法史における点検―― はじめに 1 「議会までの民主主義」 2 「行政権までの民主主義」 おわりに 第七章 「共同政府綱領」と議会制民主主義 はじめに 1 網領の憲法論的意義 2 一九七三年総選挙以後の展開 第八章 ルネ・カピタン先生の違法論 はじめに 1 法の効力論における直接民主主義の観念 2 統治機構論における直接民主主義の観念 3 経済・社会機構論における直接民主主義の観念 おわりに 樋口 陽一 1934年生まれ。法学者(憲法学・比較憲法学)。東北大学名誉教授、東京大学名誉教授。、東北大学法学部法学科卒業、同大学院博士修了。法学博士。、パリ大学名誉博士。 著書に、『近代立憲主義と現代国家』『議会制の構造と動態』『比較憲法』『現代民主主義の憲法思想』『司法の積極性と消極性』『比較のなかの日本国憲法』『権力・個人・憲法学 フランス憲法研究』『憲法概論』『自由と国家』『ほんとうの自由社会とは 憲法にてらして』『もういちど憲法を読む』『憲法』『憲法入門』『近代国民国家の憲法構造』『近代憲法学にとっての論理と価値』『「普通の国」を超える憲法と「普通の国」すら断念する改憲論』『転換期の憲法?』『人権(一語の辞典)』『憲法と国家』『先人たちの「憲法」観』『個人と国家』『憲法 近代知の復権へ』『国法学 人権原論』『日本国憲法 まっとうに議論するために』『「共和国」フランスと私』『憲法という作為』『いま、「憲法改正」をどう考えるか』『加藤周一と丸山眞男』など、 訳書に、M・デュヴェルジェ『社会科学の諸方法』カール・シュミット『現代議会主義の精神史的状況 他一篇』などがある。 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
  • 現代メディア史 新版
    4.0
    19世紀後半以降のメディアの発達は,あらゆる情報が氾濫する現代社会の成り立ちにどのような影響を与えてきたのか.国民国家形成の歴史のなかに,出版・新聞・映画・ラジオ・テレビといった各領域の発展を位置付け,英米独日の各国を時系列的に比較する画期的なメディア史.98年の刊行以来読み継がれてきたロングセラー,待望の新版.※この電子書籍は「固定レイアウト型」で作成されており,タブレットなど大きなディスプレイを備えた端末で読むことに適しています.また,文字だけを拡大すること,文字列のハイライト,検索,辞書の参照,引用などの機能は使用できません.

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  • 現代倫理学の冒険(自由学芸叢書) 社会理論のネットワーキングへ
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 メンバーの自由・平等・福祉をバランスさせる〈まともな社会〉のあり方をどう構想するのか――ロールズに始まる現代正義論は、この問いをめぐって果敢な論争を繰り広げている。著者はまず、その闘技場(アリーナ)へと読者を案内する。ついで学問の社会復帰を進めようとしている応用倫理学の現場からのレポートが記され、結びの架空対話編では、現代倫理学が切り拓いた地平が軽妙な語り口で描かれる。〈関連分野への越境と同時代への応答〉を実践し、規範的な社会理論のネットワーキングを志す現代自由学芸の騎士が綴った、冒険物語。人物データベースを併戴。 【目次より】 まえがき 第一部 現代正義論の構図 序章 正義論への招待 第一章 最大多数の最大幸福 功利主義 第二章 公正と平等 リベラリズム 第三章 国家と市場 自由至上主義 第四章 伝統と解釈 共同体論 第五章 ケアと正義 フェミニズム 第六章 福祉と自由 センの到達地点 まとめに代えて 第二部 応用倫理学の展開 序章 応用倫理学の挑戦 倫理学の社会復帰をめざして 第一章 民主主義と自由主義のパラドックス 第二章 自由・秩序・所有 第三章 リベラリズムの継承と克服 第四章 市民的不服従と新しい社会運動 《抵抗の根拠》を求めて 第五章 現代生物学とバイオ・ポリティックス 「社会生物学論争」をめぐって 第六章 介護・世話・配慮 《ケア》を問題化するために 結び マジカル・ミステリー・ディスコース フーコー、ハーバーマス、ロールズとの会話 啓蒙とカントをめぐって 正義と権力をめぐって 道徳と倫理をめぐって 注 プロフィール●現代の倫理学者たち アロー/バーリン/ブラント/コーエン/ドゥウォーキン/フーコー/ギリガン/ハーバーマス/ヘーア/コールバーグ/マッキンタイア/ノージック/ヌスバウム/オーキン/ロールズ/セン/テイラー/ウォルツァー/ウィリアムズ/ウィルソン 文献表(欧文・邦文) ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 川本 隆史 1951年生まれ。哲学者。東京大学名誉教授、国際基督教大学教授。東京大学文学部倫理学科卒業、同大学院人文科学研究科博士課程を単位取得退学。文学博士。専門は、倫理学・社会哲学。 著書に、『現代倫理学の冒険』『ロールズ 正義の原理』『共生から』 『ケアの社会倫理学』(編著)『マイクロ・エシックス』(共編著)『応用倫理学の転換』(共編著)など、 訳書に、アマルティア・セン『合理的な愚か者』(共訳)キャロリン・マーチャント『ラディカルエコロジー』(共訳)マイケル・ウォルツァー『解釈としての社会批判』(共訳)ジョン・E・ローマー『分配的正義の理論』(共訳)ジョン・ロールズ『正義論』(共訳)などがある。
  • 原発依存国家
    4.3
    作業員が語る事故収束現場、「原発を造った男たち」の原発批判、放射能汚染の実態、廃炉や“核のゴミ”の現実etc. 知られざる「3.11後の世界」の姿を浮き彫りにする。

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  • 原発危機 官邸からの証言
    3.6
    「菅首相の現地視察が東京電力の事故対応を遅らせた」「官邸が現場の注水作業を止めた」「政府はアメリカからの冷却剤提供を断った」――これらの批判は事実無根である。首相官邸で首相、官房長官に次ぐ3番目の危機管理担当であった事故当時の官房副長官が、自ら残したノートをもとに、官邸から見た原発危機の緊迫した状況を再現。知られざる危機の真相を明らかにするとともに、緊急時の国家体制が抱える問題の構図を浮き彫りにし、事故を教訓とした日本の進むべき道筋を提言する。
  • 原発と戦争を推し進める愚かな国、日本
    4.0
    1巻1,540円 (税込)
    反骨の原子核工学者、京大退官後、初の書き下ろし 2011年3月11日、東京電力福島第一原子力発電所の事故が発生。大量の放射性物質が環境に放出され始め、その日のうちに原子力緊急事態宣言が発せられた。事故から4年半たった今も、この緊急事態宣言は解除されていない。敷地内からは今も放射性物質が放出し続け、汚染水が増え続け、下請け、孫請け労働者の被曝も続いている。また、10万人を超える人たちの生活が根こそぎ破壊されたままである。復興への道はいまだ遠く、事故は収束していない。 しかし、安倍政権は、そうした状況であることを国民に忘れさせ、経済発展に目を向けさせようと、原発再稼働と原発輸出に躍起になっている。 さらに政府は、戦前の治安維持法の焼き直しである特定秘密保護法制定、武器輸出三原則の撤廃、集団的自衛権を認める安全保障法制の制定と、矢継ぎ早に戦争へのレールを敷いている。 本書は、著者が京都大学原子炉実験所を定年退官して初の書き下ろしとなる。45年にわたり原発の危険性を訴え続けてきた信念の科学者が、原発を推し進める巨大権力に対し、残りの人生を賭けて闘う決意を綴った覚悟の書。 第1章 原子力緊急事態は今も続いている 第2章 福島第一原子力発電所は今、どうなっているか 第3章 日本は原発廃炉の時代に突入した 第4章 不都合な事実を黙殺する日本のメディア 第5章 原子力マフィアの復権を許してはいけない 第6章 原発・戦争国家へと突き進む政府の暴走を食い止める
  • 原発と日本人 自分を売らない思想
    3.7
    福島原発事故を経て、なお原発再稼働へと舵を切った日本社会。そもそも私達はなぜ原発を容認してきたのか。水俣病や足尾鉱毒事件で国家と闘った知識人・科学者の足跡を辿り、反原発運動が依拠すべき抵抗精神を探る。
  • 原発とプルトニウム パンドラの箱を開けてしまった科学者たち
    3.0
    自然状態ではほとんど存在しない猛毒の放射性元素、プルトニウム。原爆の材料として科学者によって人工的にこの世に生み出された。核兵器所有国、ならびにいまは北朝鮮とイランが、この物質、プルトニウムを隠し持っていると疑われているが、じつは、日本も「平和の原子力」=原発の使用済み燃料として、長崎原爆5000発分のプルトニウムを所有している。テロリストにも狙われるプルトニウム。この問題をめぐって、いま日本は、どうしたらいいか、大きな岐路に立っている。 いったいどのようにしてプルトニウムは科学者によって作られたのか。自らの好奇心に忠実に真理に迫る科学像から政治や経済、国家の動向に左右される科学へ、科学の性格が大きく変質した20世紀前半の半世紀を、懸命に生きる科学者たちの群像としていきいきと描き出す。そして今日の日本の原発とプルトニウムをめぐる複雑な事情にメスを入れる。

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  • 原油急落と中東情勢vol.1
    -
    2014年11月末現在、原油価格が急落している。背景には米国のシェールオイルの生産急増とサウジアラビアが減産を渋ることによる需給緩和がある。一方で中東では、イスラム国の勢力拡大など地政学リスクがくすぶっている。原油価格や中東の政治経済はどうなるのか。本書は、週刊エコノミスト2014年11月11日号の特集「原油急落と中東情勢」を電子書籍化しました。 主な内容は以下のとおり Part1 今なぜ原油急落か ・下値は1バレル70ドル台 世界経済減速と供給過剰 ・産油国の思惑 価格下げてもシェア防衛のサウジ ・「在来型」から「非在来型」へ 石油が簡単に掘れる時代の終焉 ・「イスラム国」とは何か イスラム法統治の国家を目指す ・イスラム国の勢力拡大を生む米国と中東諸国間の溝 ・中東諸国の経済 格差拡大、資源と人口で明暗 ・290兆円の中東オイルマネー 欧米離れ、アジア市場に照準 ・トルコ・イラン・エジプト経済需要3カ国を見る Part2 歴史と宗教早わかり ・イスラム成立とオスマン帝国崩壊 影響与え続ける「初期イスラム」現代を決定づけたオスマン崩壊 ・オスマン帝国崩壊後~現在 台頭するイスラム主義運動 中東政治の行方を左右 ・イスラム教とはどんな宗教? 五つの信仰行為を義務づけ ・混乱と暴力が続く理由 中東混乱の本質は階級闘争 ・ソーシャルメディア 反政府、テロ活動に巧みに利用
  • 原油100ドル時代の成長戦略
    -
    1巻1,400円 (税込)
    原油100ドル時代はすぐそこまで来ている! 工業化を推し進める中国は、将来の資源争奪戦を見越して、石油など海外資源の権益確保や戦略備蓄などの国家資源戦略を打ち出している。一方、日本にとっての原油価格上昇は、世界に先駆けて資源浪費型の産業構造から新エネルギー型(太陽エネルギーほか)に転換する最大の好機ともいえる。新興国が台頭する世界経済にあって、日本は生き残れるのか? 資源の枯渇を先取りし、日本が選ぶべき戦略とは?

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  • 玄洋社 封印された実像(抄録版)
    -
    1巻550円 (税込)
    玄洋社研究の第一人者、石瀧豊美著『玄洋社発掘――もうひとつの自由民権』の刊行から30年。その後の研究成果を盛り込み、今なお歴史の闇に没したままの玄洋社像を確定する増補決定版として海鳥社より刊行された『玄洋社・封印された実像』。民権政社として出発した玄洋社が、なぜ“大アジア主義を標榜する国家主義団体”と見なされるようになったのか――。玄洋社を有名無名の群像として捉え、その運動史を初めて明らかにした。本抄録版は「I 今なお、虚像がまかり通る玄洋社」「III 玄洋社史の周辺」から「1 頭山満と玄洋社 その封印された実像」「5 孫文と福岡 生誕一三〇年に寄せて」を採録した玄洋社を知るための絶好の手引書。
  • 減量の経済学 ―やらなくてよい仕事はするな―
    4.5
    バラまきや分配では未来はない いまこそ、 勤勉の精神を取り戻す時。 個人も企業も、国家運営も。 当たり前だと思っているなかに 実は無駄が潜んでいる――。 統制経済の社会主義へと向かう 政治家やマスコミ、国民の問題点に 鋭く斬りこみ、打開策を解説。 私たち国民の自由を護り、 この国を再び発展させる秘訣を 説き明かした痛快な一冊! ◇岸田首相が考える  「新しい資本主義」への見解 ◇中間層を厚くするのは  ヒトラーと同じ危険な政策 ◇自由民主党は、課税と分配を  考える「社会主義政党」 ◇社会主義的な富の再分配が  必ずしも正しくない理由 ◇分配だけを唱える野党は論外  経済成長はありえず国家が潰れるだけ ◇デジタル庁から情報が  民間に筒抜けになる!? ◇「隷属への道」に向かう日本  自由なき監視社会を本気で望むのか ◇GAFAは国境を越えた新しい権力  善悪が逆転した情報操作も可能 ◇ワクチン全体主義の危険性  個人の意志と責任で判断すべき ◇“勤勉革命”によって、デフレ下でも  成長する社会を生みだしていける 【徳ある政治と勤勉の精神を  取り戻すことが、中国の  「悪魔の侵略資本主義」への  ワクチンとなる。】 目次 まえがき 第1章 新しい資本主義の風景      ─「課税と分配」が招く危機への警告─ 第2章 天御祖神の経済学      ─神の心に適った経済と富の考え方─ 第3章「減量の経済学」      ─やらなくてよい仕事はするな─ あとがき
  • 元老―近代日本の真の指導者たち
    4.4
    明治憲法成立後の1890年代以降、天皇の特別な補佐として、首相選出を始め、内閣の存廃、戦争、条約改正など重要国務を取り仕切った元老。近代日本は、伊藤博文、山県有朋、西園寺公望ら元老8人の指導下にあった。非公式な組織のため、当初は政治の黒幕として批判されたが、昭和初期の軍部台頭下では未成熟な立憲国家を補う存在として期待が高まる。本書は、半世紀にわたり権力中枢にいた元老から描く近代日本の軌跡である。
  • 言論抑圧 矢内原事件の構図
    -
    1巻550円 (税込)
    言論はどのように封じ込められてしまうのか? 1937年、東京帝国大学教授の矢内原忠雄は、論文「国家の理想」が引き金となり、職を辞した。日中戦争勃発直後に起きたこの矢内原事件は、言論や思想が弾圧された時代の一コマとして名高い。本書は、出版界の状況や大学の内部抗争、政治の圧力といった複雑な構図をマイクロヒストリーの手法で読み解き、その実態を抉り出す。そこからは愛国心や学問の自由など、現代に通じる思想的な課題が浮かび上がる。 【目次】 序章 矢内原事件とマイクロヒストリー 第一章 言論人としての矢内原忠雄 1 戦前・戦中の活動と生活 2 政府批判とその真意 第二章 出版界と言論抑圧 1 舞台となった総合雑誌 2 政府当局の介入 3 非難キャンペーンと蓑田胸喜 4 周辺への捜査 第三章 東京帝国大学経済学部をめぐる抗争 1 揺れる経済学部 2 教授会前後の駆け引き 3 東京帝大総長の日記 第四章 辞職の日 1 情勢急転 2 大学の自治と政治の圧力 第五章 事件の波紋 1 知識人やメディアの受け止め方 2 矢内原事件が意味したもの 終章 矢内原事件に見る思想的諸問題 1 ふたつの愛国心 2 学問の自由と大学の自治 3 言論抑圧をどう捉えるか あとがき 復刊にあたってのあとがき 主要参考文献 矢内原事件関連年表 【著者】 将基面貴巳 1967年神奈川県横浜市生まれ。慶應義塾大学法学部政治学科卒業。シェフィールド大学大学院歴史学博士課程修了(Ph.D.) 。研究領域は政治思想史。現在はオタゴ大学人文学部歴史学教授。英国王立歴史学会フェロー。『ヨーロッパ政治思想の誕生』(名古屋大学出版会2013年)で第35回サントリー学芸賞受賞。著作に『政治診断学への招待』(講談社選書メチエ2006年)、『反「暴君」の思想史』(平凡社新書2002年)がある。最新刊は『日本国民のための愛国の教科書』(百万年書房)、『愛国の構造』(岩波書店)。
  • ゲームシナリオのためのファンタジー解剖図鑑:すぐわかるすごくわかる歴史・文化・定番260
    値引きあり
    4.0
    映画化され世界的に大ヒットしたファンタジー小説の金字塔『指輪物語』から、日本を代表する二大RPG『ドラゴンクエスト』シリーズや『ファイナルファンタジー』シリーズまで、ファンタジーを題材にしたエンタメ作品は数多く、小説・映画・アニメ・マンガ・ゲームなどで一大ジャンルとして成立しています。 本書は、ファンタジー作品をクリエイトするうえで必要な歴史や文化、定番的な小ネタを数多く集めた、クリエイター必携のファンタジー資料集です。ゲームシナリオの創作に押さえておきたい情報を中心に、ヨーロッパの歴史や文化、国家や宗教、魔法や武器、モンスター、生活習慣など、魅力的でリアルなファンタジー世界を構築するためのトピックを、豊富なイラスト・図解で紹介しています。 細部までリアルに作り込まれたオープンワールド系オンラインゲーム、スマートフォンアプリはもちろん、ゲームと親和性の高いアニメやマンガ、ライトノベル創作等、ファンタジー作品創作のヒントが凝縮&網羅された一冊です。
  • ゲーム理論入門
    3.9
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ライバルの動きはどうか? 自分の情報は完全か? 経済活動は意思決定、駆け引きの積み重ねだ。そのメカニズムを解明するのがゲーム理論。もっとも現実的な枠組みである「非協力ゲーム」に基づいて、やさしく解説。  他の人々がどのような行動をとるかを常に考慮に入れながら、自分がどのような意思決定をするべきかをゲーム理論は明らかにします。人の関係から、企業、国家の関係までゲーム理論の応用範囲は広い。経済学、経営学はもちろん、政治学、社会学、生物学を学ぶ人にも欠かせない知識です。本書では、ゲーム理論のおもしろさを伝えるため、具体的な数値に基づいて解説しました。理解を深めるため、練習問題と詳しい解説を掲載しました。
  • ゲーム理論の思考法
    3.0
    本書の目的は、ゲーム理論特有の「戦略的思考」を身につけることです。 では、そもそも「ゲーム理論」とは何でしょうか? ゲーム理論とは、「2人以上のプレイヤーの意思決定・行動を分析する理論」です。 この「プレイヤー」とは、人間だけではありません。企業、国家などさまざまな「意思決定を行なう主体」を指し、幅広い応用が可能です。 「上司と部下の人間関係」、「企業間での競争」、「政治のかけひき」。 ゲーム理論では、あらゆる問題をひとつの「ゲーム」ととらえます。 起こっている問題がどのような構造になっていて、どんなルールに支配されているかを考える際、その全体像を「ゲーム」と呼んでいるのです。 本書は、「囚人のジレンマ」のような代表的なゲームを学びながら、こうした「戦略的思考」を身につけることができる1冊です。 ※本作品は紙書籍をそのまま再現しておりますが、直接文字を書き込むことはできません。また紙書籍再現のため、電子書籍としては不要な情報を含んでいる場合があります。あらかじめご了承ください。 ※本書は2009年に小社から刊行された『ゲーム理論の思考法』を文庫収録にあたり、加筆修正したものです。
  • ゲーム理論を読みとく ──戦略的理性の批判
    3.3
    数学と物理学の天才フォン・ノイマンや映画「ビューティフル・マインド」で話題を呼んだジョン・ナッシュが創始したゲーム理論は、社会のどの分野でも見られる協調と対立の現象を数学的モデルで厳密に分析することを目指し、ビジネスの現場から国家戦略まで多くの分野で影響力を発揮してきた。しかしそうした考え方は大きな壁にぶつかっている。いまや現代社会科学の支配的パラダイムにまでなりつつある「戦略的思考」のエッセンスと広がりを描くと同時に、そこから脱出する道をさぐる。
  • 小泉信三―天皇の師として、自由主義者として
    4.0
    戦前は自由主義経済学者、マルクス主義批判の知識人、慶應義塾長として知られた小泉信三(1888~1966)。戦中は好戦的発言を繰り返す中、空襲で全身火傷を負う。戦後は皇太子教育の全権委任者として、敗戦で揺らぐ皇室を支え、美智子妃を迎えるなど象徴天皇制の基盤を作った。本書は、国家主義の台頭、戦争、敗戦という激動の中、国家のあり方を問い続け、オールド・リベラリストの生き方を貫いた小泉の生涯を描く。
  • 恋のおばんざい -天下国家への手紙- The story of love in small dishes cafe: Letter to the nation-state
    -
    1巻880円 (税込)
    本書は『国家の存続 人生方程式』の姉妹作である。 〔本文より〕 「何年か前、私の田舎に橋だらけ、道だらけ、という具合に立派な橋や道を作りまくって。各家の前まで。そして、たまにしか利用しない山道まで舗装をした。更には、米の減反を進める中、農地の改良までして、立派なインフラを整え、あげくの果て、過疎化や耕作放棄地となるのですが、これを日本中に作って大きな借金の一つにもなっています。このようなことは予想できたはずなのに、政治家は票獲得のため、行政担当者は怠慢と言うしかありません。馬鹿を通り越しています。地方の住民は自分たちが税をあまり納めていないのに、便利さを自治体へ要求する。今でも言えることですが、国中そのような考えの人が多い。自ら行動するのでなく、してもらえる、してほしいと思っている。何か改造するとなると、総論賛成でも、自分に関係した不利益なことになると反対になる」 (中略) 校門を入ると和子は幸成の腕に抱きつくようにして歩きだした。 「少し離れてよ。あなたは綺麗だし、私にくっついていたら、それに、この派手なペアのリュックのアップリケは目に付きすぎる」 「うちはかまわないえ」 「私は学校を首になるよ」 「丁度良いんじゃない。うちのお養子はんになれば」 「しかし、性急な話だね」 「うちも、お父はんも幸成はんを気に入っているし」 「でも、すぐには決められないよ」 「うちのこと嫌い?」 「好きだよ」 「うち、デパートでお会いした時、一目惚れしたんえ」 「和子さんにはかなわないな。あなたにかかったら私もたじたじだな」 「そうよ。もう覚悟しなさい」 「養子になっても、これじゃお尻に敷かれっぱなしになるね」 「座り心地の良い座布団になっておくれやす」 「ああ、熱が出てきた」 「ふふふふ、ああ可笑しい」 和子は楽しくてたまらないのである。
  • 恋は苦く復讐は甘く【新装版】
    -
    自分を裏切って逃げ出したかつての恋人クラウディアを追ってアメリカへ渡ったシークのアラーク。しかし、再会した彼女は記憶を失い、アラークのことさえ忘れていた。失われた記憶をたどりながらふたたび恋に落ちる二人だったが、国家ぐるみの陰謀が迫っていて…!? ※本作品は過去に宙出版から刊行された作品の新装版です。本編に変更はありませんので、重複購入にご注意ください。
  • 公安警察
    3.0
    <日本国家の治安維持を担う、密やかで特殊な警察> 「非公然のスパイ組織」「国家の諜報機関」「陰謀結社」「特高の末裔」…… 一般社会が「公安警察」に求めているリアルは、エンターテインメントとして割り切っている方も多いが、事実とはなはだ乖離した現代の神話、あるいは怪談話である――。 かつて中の人として、約20年警察官僚を勤め上げた著者はこう述べる。 盗聴、潜入、証拠のでっちあげ、ハニートラップなど、国家的治安維持のためなら何でもアリ! このようにとらえられる彼らの素顔は、明解な法令と厳重な秘密の内側にあった。 生態、内情、真の目的とは? 元警察官僚の本格ミステリ作家がその実像を浮き彫りにする。 世の暴露本には記されてこなかったファクトのすべて。
  • 公開霊言 ルターの語る「新しき宗教改革のビジョン」
    -
    キリスト教史を変えた「宗教改革」から500年 天上界のルターは、 現代をどう考えているのか? 宗教間の衝突、民族紛争、 そしてカトリックについて…… 根深く対立する国際社会を救う 宗教のあるべき姿を語る。 なぜプロテスタント教会を組織したのか宗教改革の歴史的背景と真意を検証 「神なき自由」は本当に自由といえるのか ルターの考える自由の本質とは 現代に求められる宗教改革の理想とは キリスト教、イスラム教、無神論国家の改革を
  • 後期資本主義における正統化の問題
    -
    国家が市場に介入する後期資本主義の時代において,政治・行政システムが経済システムの危機に対処不能となり,大衆の忠誠を維持できなくなる「正統化の危機」.それは社会全体から統合の基盤が失われる現代特有の構造的な現象である.ルーマンとの論争を経た著者が,システムにおける危機の連鎖を理論的に分析した一九七三年の著作.

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  • 校旗の誕生
    -
    1巻2,200円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 校旗がない学校がほとんどだった。しかし、十五年戦争に突入すると同時に、昭和天皇の親閲によって天皇制国家護持・忠君愛国の文字どおりの旗印として権威づけられた校旗は、軍国主義教育を背景にして軍旗を模した様式で一斉に制定された。史料を精読して近代史・教育史の裏面に光を当てる画期的な労作。

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  • 公共政策の倫理学
    -
    世界的ともいえる「政・官・業」のモラル破綻の制度的原因を追求していくと、経済や通貨システムの構造に突き当たる。政府も企業も成長のための投資を借金で賄い続けた結果、過大な債務を抱え利払いに追われ、さらに成長しなければ破綻する、という悪循環に陥った。日本の財政金融危機もこの種の破綻である。本書は、経済成長の追求が国家債務の高度成長に帰着し、継続不能に陥ったという現実認識に立ち、現状の分析と債務問題の本質を再考し、整合的な対策をさぐろうとするものである。

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  • 高校生無頼控1
    完結
    -
    1969年、東大安田講堂などに立てこもった学生たちに対して、警察は催涙弾4000発を使用。逮捕された学生は729人、そのうち負傷者は428人にのぼった。この国家権力の暴挙に対して熱心な学生運動家・村木鉄人は、過激派に走り、全国指名手配中所在不明に。その兄を探しだすために弟である村木正人(薩摩示現流の達人)は高校を中退し、恋人に別れを告げ、鹿児島から東京へ。ゆく先々で出逢う女性と性的関係になるまでのアバンチュールを楽しみながら旅を続ける――。「週刊漫画アクション」において1971年~73年まで連載され、当時としては異例の単行本累計100万部を突破した作品である。また72、73年には佐々木守・足立正生脚本、沖雅也主演を含む三部作が製作された。H系漫画のパイオニアとして取り上げられることも多い。
  • 高校世界史でわかる 科学史の核心
    4.3
    ニュートンが大科学者たり得たのはなぜ? どうしてフランス革命時に諸科学が勃興した? 量子力学は歴史の偶然で生まれた? 国家の野心と研究者の探求が重なるところに、歴史の転機は訪れる。近現代史を陰で動かした諸科学の営みとそのダイナミズムを、文理の壁を超えてやさしく語る、あたらしい科学史入門。 第1章 イギリス王政復古と「学会」創設     ──ニュートンはなぜ大科学者たり得たか 第2章 フランス革命と化学革命     ──なぜ諸科学は動乱期に基礎づけられたか 第3章 普仏戦争と「量子仮説」     ──量子力学は製鉄業から生まれた? 第4章 世界大戦と核物理学     ──真理の探究はいかに歴史に巻き込まれたか 第5章 変貌する現代科学     ──巨大科学は国家を超える
  • 考古学からみた琉球史(上)―古琉球世界の形成―
    -
    沖縄県発・おきなわ文庫シリーズ第9弾。 「琉球北部の奄美・沖縄には縄文系文化が残存し、南部の宮古・八重山にはインドネシア系石器文化が展開していた。このような原始の島々に中国宋王朝を中心とした東アジア交易体制成立の大波が押し寄せて、古琉球世界形成の大きな歴史的運動が始まった。 本書は、日本の枠外に成立した古琉球国家の形成過程を、考古学の方法を駆使して明快に解明する。―1990年の紹介文より」 九州から台湾をつなぐ琉球の島々は、中国・日本・朝鮮という文明地に挟まれながらも平安時代まで未開の世界に眠っていた。北部の沖縄・奄美では縄文系の石器文化が残存し、南部の先島(宮古・八重山)ではインドネシア系石器文化が展開していた。そこはまさに、ゆったりと時が流れる南海の楽園であったにちがいない。 このような島々に、一〇世紀頃、中国宋王朝の東アジア交易体制の形成の大波が押し寄せると、原始琉球の島々は、古琉球世界の形成に向けて大きな歴史的運動をはじめた。様々な国際環境に育まれた歴史運動によって生まれてきたのが、中国から冊封された琉球王国であった。 本書上巻・古琉球世界の形成では、原琉球の世界から、古琉球世界形成の歴史的運動によって琉球王国が成立していく過程について、考古学の方法をベースにしてたどってみる。 著者は沖縄県立芸術大学教授の安里進氏。専門分野は考古学、琉球史。本書刊行以後の研究についての補足を追記した電子復刻版。
  • 皇国の最強艦隊【上】昭和維新成就
    -
    昭和11年2月26日──白銀の帝都東京は皇道派青年将校達のクーデターによって制圧された。「二・二六事件」である。 昭和維新断行、尊皇討奸をスローガンに決起した彼らは、政府の重鎮を誰一人暗殺することなく天皇陛下への直訴に成功。ここに日本は、天皇直接帝政の大日本皇国として生まれ変わる。 そして第二次世界大戦を目前に、陸軍を大幅に縮小し、海軍を大変革。航空機を中心とした世界でも先鋭的な軍隊を整えた。 米国ルーズベルト大統領は、自らの政治的事由で皇国を挑発。ついに日米戦争が勃発する。 巨大国家との一戦に緻密な情報戦略戦で挑む皇国。新生日本の威信をかけた大海戦がいま始まる!! 迫真性あふれる大戦を描く本格架空戦記、前編! ※この作品は2011年12月・2012年1月に小社より刊行された『皇国の艦隊』シリーズを再編集し、改訂・改題したものです。
  • 興国の楯 通商護衛機動艦隊
    3.5
    日米開戦の予感漂う昭和15年秋、船団護衛の必要性に理解を示さぬ陸海軍に業を煮やし、南方からの資源輸送の船団護衛を主任務とする逓信省所属艦隊が発足した!国家の動脈を死守すべく奮闘を続けていたが、ソロモン沖海戦に巻き込まれ思わぬ事態が出来する!

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  • 皇国の連合艦隊(1)昭和維新成就
    -
    昭和11年2月26日、雪の帝都に軍靴が響いた。世に言う2・26事件の始まりである。権勢をほしいままにする君側の奸を討たんとする、青年将校達の決意は固かった。彼らの苦悩はこの決起が否応なく天皇の統帥権を犯すことにあったが、北一輝門下の俊英の知謀により、その恐れも消えていった。これにより天皇親政による大日本皇国が誕生し、新たな国家に生まれ変わる。軍閥・財閥は解体され、陸軍の大幅縮小、海軍の大改革が進み航空兵力中心の世界でも類例を見ない軍隊が完成しつつあった。それから5年、ドイツとの直接対決を望むアメリカ政府は、皇国に無理難題を押し付けることで、戦火を世界中に拡大しようと目論んだ。ルーズベルト大統領の挑発に皇国は国家存亡の危機に立たされ、遂に対米開戦を決意、着々と準備がなされる。宣戦布告を控え敵戦略を読み尽くした作戦が練られる…。新生なった皇国が挑むアメリカ巨大艦隊。果たして戦火の行方はいかに!?壮大な規模で描く戦争シミュレーションが戦端を開く。
  • 皇后の肖像 ──昭憲皇太后の表象と女性の国民化
    -
    1巻3,850円 (税込)
    洋装をして儒教道徳を体現した人。明治政府は近代国家建設のために、天皇のみならず皇后という表象のもつ力を最大限に利用した。和装の皇后から洋装の皇后へ、そして再び和装の皇后へと変貌する皇后像の役割とその意味を、世界史のなかで読み解く。
  • 高3から追い抜く WEB玉式 超効率勉強法
    -
    1巻880円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 Youtubeチャンネル登録者数9万人突破の玉先生が、超効率的な勉強法を教えます! 高3からでもやる気があれば、夢は叶えられる。そのための勉強法をマンガも交えて楽しく解説。 普通の勉強法より、「3倍」速く身につけられる勉強法を、たくさんのマンガとイラストで、楽しくわかりやすく説明。 3倍しんどい思いをしてでも、叶えたい夢がある。 そんな人のための勉強法です。 大学入試はもちろん、国家資格試験や、公務員試験などにも応用できます! 「 頑張れ、今の頑張りは一生の宝になる! 」
  • 孔子
    3.0
    孔子の言葉を書き残した論語は、二千数百年たった今も多くの人びとに読みつがれている。なぜ、こんなにも広くかつ長く読まれたのだろうか。春秋末期の都市国家から領土国家への推移と孔子の思想的発展を照応させながら、古代アジアが生み出した「偉大な啓蒙家」――学者、思想家、教師および政治家としての孔子の全貌を再現する。

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  • 公式より大切な「数学」の話をしよう
    4.0
    若き天才が語る、「数学」が人生の武器になる理由 数学が生活にどう関わるかについて研究する著者は、公式や数式にたよることなく数学の基本的な概念を知ることで、人生にとっておおいに助けとなると指摘。最短ルートが決まるしくみ、スピード違反の取り締まり方、おいしいエスプレッソの秘密など身近な事例をもとに、数学が最新テクノロジーにどのように役立っているか、世にあふれる数字の正しい読み方をわかりやすく解説します。 [目次] はじめに―数学は何の役に立つのか 1 数学はどこにでもある――最短ルートはどう決まる? 2 「数」に真実はないのか――1+1=3? 3 数学を使わない生活――1と2のちがいを認識するには? 4 はるか昔の数学――シュメール国家の簿記、古代エジプトの租税計算 5 変化は続く――「明日は晴れ」の予報を信じるべきか? 6 不確実なものを把握する――数字にだまされるな! 7 想像上の散策――最短ルートを考える 8 数学は役に立つ――身のまわりの世界を理解するために
  • 孔子と魯迅 ──中国の偉大な「教育者」
    4.0
    戦乱の世に仁義道徳を主張して学団を組織し、志士仁人の道を説いた中国古代の思想家・孔子と、民国初期の植民地化という危機を背景に、国民性の改革をめざした魯迅。中国史の豊かな素養を背景に、彼らの活動に共通する「教育」という側面に着目し、国家と社会の「教育」に生涯を掛けたその思想と行動を浮き彫りにする。
  • 公衆衛生の倫理学 ──国家は健康にどこまで介入すべきか
    4.0
    パンデミックにおける行動制限から肥満対策、健康格差や自己責任論、健康増進にかかわるナッジの問題点に至るまで。健康をめぐる社会のしくみは、人々の自由をどのように変えるのか。選択すべきは介入か、それとも個人の自律か──。高度化する健康管理の技術を注意深く読み解きながら、健康を守る社会の仕組みと個人の生き方の複雑な関係をめぐる問いにじっくり向き合う。自分自身で考え、共に生きるための倫理学。
  • 公衆栄養学 (栄養管理と生命科学シリーズ)
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介】  本書では次のような編集方針をとった。  ①「管理栄養士国家試験出題基準(ガイドライン)」(2019年)に準拠した項目立てとした  ②「管理栄養士養成課程におけるモデル・コア・カリキュラム」(2019年)の内容にも対応した構成とした  ③可能な限り最新の法規、制度、統計データ等を盛り込んだ  ④各章に達成目標を示し、学習内容の到達度が確認できるよう留意した  ⑤豊富な図表と簡潔な文章を心がけ、わかりやすく解説した  ⑥特に重要な箇所に例題を設け、問題を解きながら理解を深められるよう工夫した  ⑦管理栄養士国家試験の過去問を解説付きで各章末に掲載し、管理栄養士国家試験対策や実力養成の一助とした  本書は、管理栄養士養成課程で必要な公衆栄養学の学修内容を網羅するとともに、最新の公衆栄養に関する専門的な情報を盛り込んだものとなっている。高度な専門知識専門技能を持ち合わせた管理栄養士養成の教科書として、また、現在、公衆栄養分野に従事されている方々の参考書としても最適である。 【著者紹介】 編著:大和田 浩子(おおわだ ひろこ) 山形県立米沢栄養大学健康栄養学部健康栄養学科 教授 編著:中山 健夫(なかやま たけお) 京都大学大学院医学研究科健康情報学 教授 【目次】 第1章 公衆栄養の概念 1 公衆栄養の概念 2 公衆栄養活動 第2章 健康・栄養問題の現状と課題 1 社会環境と健康・栄養問題 2 健康状態の変化 3 食事の変化 4 食生活の変化 5 食環境の変化  6 諸外国の健康・栄養問題の現状と課題 第3章 健康・栄養政策 1 わが国の公衆栄養活動 2 公衆栄養関係法規 3 わが国の管理栄養士・栄養士制度 4 国民健康・栄養調査 5 実施に関連する指針、ツール 6 国の健康増進基本方針と地方計画 7 諸外国の健康・栄養政策 第4章 栄養疫学 1 栄養疫学の概要 2 曝露情報としての食事摂取量 3 食事摂取量の測定方法 4 食事摂取量の評価方法 第5章 公衆栄養マネジメント 1 公衆栄養マネジメント 2 公衆栄養アセスメント 3 公衆栄養プログラムの目標設定 4 公衆栄養プログラムの計画 5 公衆栄養プログラムの評価 第6章 公衆栄養プログラムの展開 1 地域特性に対応したプログラムの展開 2 食環境づくりのためのプログラムの展開 3 地域集団の特性別プログラムの展開 参考資料
  • 公衆栄養学 第7版
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 地域集団の健康における研究と実践を学ぶ。各種統計データを更新。管理栄養士国家試験出題基準、モデル・コア・カリキュラム対応。日本栄養士会が示した「人材育成ガイド 公衆栄養分野における人材育成の考え方」の方向性も加味. 【目次】 1. 公衆栄養学の概念 1.1人間集団を対象とする栄養学 1.2 疾病予防のための栄養学 1.3 超高齢社会と健康・栄養問題 1.4 わが国の食料需給 1.5 食環境の変化 1.6 保健・医療・福祉・介護システムと公衆栄養 2. 公衆栄養の歴史 2.1 諸外国の歴史 2.2 日本の歴史 3. 食生活と栄養問題の変遷と現状 3.1 食生活の変遷 3.2 エネルギーと栄養素摂取量の変遷 3.3 国民健康・栄養調査の結果の概要 3.4 諸外国の健康・栄養問題の現状と課題 4. わが国の栄養問題の現状と課題 4.1 食生活と循環器疾患 4.2 食生活とがん 4.3 食生活と貧血・骨粗鬆症 4.4 食生活とアレルギー 5. 栄養政策 5.1 中央行政と地方行政 5.2 栄養関係法規 5.3 管理栄養士・栄養士制度と職業倫理 5.4 健康増進法に基づく事業 5.5 健康日本21(第二次) 5.6 食生活指針 5.7 健康づくりのための身体活動指針 5.8 健康づくりのための休養指針 5.9 健康づくりのための睡眠指針 5.10 食事バランスガイド 5.11 諸外国の健康・栄養政策 6. 栄養疫学 6.1 栄養疫学の概要 6.2 曝露情報としての食事摂取量 6.3 食事摂取量の測定方法 6.4 総エネルギー摂取量が栄養素摂取量に及ぼす影響 6.5 疫学の指標と研究デザイン 6.6 疫学の方法 7. 公衆栄養活動に必要な統計学 7.1 管理栄養士・栄養士と統計学 7.2 データ解析の基本 7.3 統計的検定の基本 7.4 検定の選択方法 7.5 統計の実際 8. 地域栄養マネジメント 8.1 公衆栄養マネジメント 8.2 公衆栄養アセスメント 8.3 公衆栄養プログラムの目標設定 8.4 公衆栄養プログラム計画 8.5 公衆栄養プログラムの実施 8.6 公衆栄養プログラムの評価 9. 公衆栄養プログラムの展開 9.1 都道府県,保健所設置市および特別区,市町村における行政栄養士の役割 9.2 公衆栄養プログラムの展開例 付録1 保健統計 付録2 栄養関係法規 付録3 西暦・元号対照表 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
  • 絞首刑
    4.6
    国家の名のもとに命を奪う「死刑」。著者は、数々の証言から執行現場を再現し、実際に起きた5つの事件を再取材しながら処刑に至る道程を検証する。なかでも、1994年に発生した、いわゆる「木曽川・長良川連続リンチ殺人事件」で逮捕され、死刑判決を受けた元少年3名への取材は、精緻を極める。死刑制度に対して是とする人々、非とする人々、あらゆる立場の人々に一読していただきたい、渾身のルポルタージュ。(講談社文庫)
  • こうすれば絶対よくなる! 日本経済
    3.3
    安倍内閣の元内閣官房参与で、MMT(現代貨幣理論)を提唱する京都大学大学院教授の藤井聡に、日本経済復活の方法を田原総一朗が迫る。 第1章 「プライマリーバランス規律は絶対」というデマを信じる困った人々 第2章 「国家の借金」と「家計の借金」を同列にする困った人々 第3章 「消費税増税で日本を貧困化」させた困った人々 第4章 「財源がない」を何もしないための切り札に使う困った人々 第5章 世界から日本がナメられはじめているのに手を打たない困った人々 〝国の借金″は、1200兆円以上の巨額に膨らんでしまった。このままいけば、10年くらい先には、日本は間違いなく財政破綻してしまう。こういう〝悲観論〟が、この国を覆っている。 そんななか、藤井聡さんが、これまで聞いたことがない、超前向きの〝強気論〟を吠えまくった。 提言1 プライマリーバランス規律の撤廃 提言2 新型コロナ終息まで消費税0% 提言3 企業に対する粗利補償 提言4 未来を拓く危機管理投資 これをただちに実行せよ。そうすれば、日本経済は絶対によくなる。日本は必ず復活できる、というのだ。 藤井さんは6年間、内閣官房参与を務め、ようするに安倍晋三・前首相のアドバイザーだった。「国土強靭化」をいい出したのも彼だという。 しかし、借金まみれの日本に、そんなことが可能なのか? MMT(現代貨幣理論)に基づけば問題ないのだ、と聞いても、率直にいって私はあまり信用できなかった。世の〝常識〟とあまりにかけ離れた主張ではないか。 そこで私は、思いきって否定的な疑問を、どんどんぶつけた。対して藤井さんは、私を説得し続けた。 経済の推移を示すグラフ、現に先進各国がおこなっている巨額の財政出動、デフレの原因分析など、さまざまなデータも、これでもかこれでもかと持ち出して、懇切丁寧に解説してくれた。 正直いって経済にあまり詳しくない私にも、とてもわかりやすく、納得できる説得力だった。 こうすれば日本経済は持続可能だ、日本国の財政破綻もない、という確かな自信を得ることができた。 読者のみなさんも、いま日本がもっとも必要としている藤井さんの説得に、目を凝らし、耳を傾けてほしい。 そうすれば、必ずやこの閉塞状況を打ち破ることができるはずである。また、編集部の提案で、若手のマンガ家、若林杏樹さんのマンガも掲載した。藤井さんと私の激論が、30代の女性にはどのように映るのか楽しんでいただけたらと思う。(田原総一朗)
  • 皇太子の双騎士
    3.5
    アインヘイム大陸の北端に位置する巨大な王制国家・ヴァルーラ王国。美貌の皇太子・テュールは、腹違いの弟ジーフリトへの叶わぬ恋に苦しんでいた。そんなテュールに想いを寄せる幼馴染みの近衛兵隊隊長・フェンリスは、ジーフリトの身代わりでもかまわない、と激しい快楽にテュールを誘う。しかし、二人の関係を知ったジーフリトは「兄上様を、心から愛している」と強引に唇を奪い…。高貴な男たちによる王家のラブ・トライアングル!
  • 皇帝兼CEOプーチンのゆくえ
    -
    20年強にわたる超長期政権を率いるプーチンは、その立ち居振る舞いから現在の『皇帝』とも揶揄されている。憲法改正により2036年まで大統領に留まることが可能になったが、言論統制といった人権侵害が近年顕著になっている。プーチン大統領しか知らない世代は「プーチンのロシア」に「停滞」と「閉塞」を課題として感じ取り、欧米諸国も反体制派のナワリヌイ氏拘束を声高に非難している。ここからは「プーチンのロシア」の強さと弱さが窺える。 プーチンの言論統制は、ロシア一国を会社に見立てみれば『CEO』プーチンが実現した経済成長とトレードオフで国民にある程度許容されてきたが、この構図が危うさを見せるとき、ビジネス・フィールドにどういった影響を及ぼすのか、本書は「プーチンのロシア」を「ビジネス」という切り口から読み解く試みである。 ロシアは、ビジネスパーソンにとって依然として分かりにくくとっつきにくい市場で、その理由はロシアの「二律背反」ともいえる特徴にある。ビジネス・フィールドとしてのロシアを起伏あるものにしている二律背反的ファクターを見ていくことで、ビジネス上の「リスク」は「チャンス」に転換できる可能性がでてくるのである。また、それは、脱炭素、ポスト・コロナの経済リカバリーに絡めれば、「停滞」と「閉塞」を打開する可能性も有している。プーチン政権発足時より、日本企業のロシアビジネスに金融面から関与してきた筆者が、ロシア・マーケットに向き合うビジネス関係者や将来のビジネスパーソンへ「プーチンのロシア」が有するビジネス上の「チャンス」と「リスク」を説明し、現在進行形のロシアについて理解を深める必読書となっている。 【目次】 序章 皇帝兼CEOプーチンのロシア、強さと弱さ 第一章 地政学的価値観とロシアビジネス 第二章 国家資本主義からみるプーチンのロシア 第三章 経済制裁とロシアマーケット 第四章 北方領土問題とロシアビジネス 第五章 脱炭素と資源大国ロシア 第六章 コロナ禍とロシア経済 おわりに 「プーチンのロシア」に向き合う試み (※本書は2022/1/8に日本橋出版より発売された書籍を電子化したものです)
  • 皇帝たちの中国史〈新装版〉
    -
    中国という国はなかった! ただ皇帝たちに支配された国だけがあっただけ。 中国史はなぜわかりにくいのか? 国名も違えば、民族も違う――それなのに「中国5000年」の歴史などという真っ赤な嘘をつくからわからなくなる。 日本では歴史教科書で中国という国の歴史がずっと続いているように教えられているが、中国という国があったわけではない。皇帝たちがそれぞれ異なる国をつくって、その国が交代しただけなのだ。 例えば、フランス大革命でブルボン王朝が倒れたが、フランスがフランスであることは変わらなかった。しかしシナの最初の皇帝である始皇帝のあと、武帝が建てた漢はまったく別の国家と見なければならない。そう考えると中華人民共和国はわずか70年の歴史しかないことになる。 本書は、始皇帝、漢の武帝など古代シナの皇帝たちから、元のフビライ・ハーン、明の朱元璋、清の康熙帝など歴代皇帝たちの治乱興亡を中心に、これまでの通説を根底からくつがえし、日本人には想像もつかない誤解もプロパガンダもたっぷりのシナの歴史の謎を解明する。まったく新しい中国史がここから始まる。
  • 皇帝に魅入られる花嫁【SS付】【イラスト付】
    4.1
    ナバーレ帝国皇帝の花嫁候補として白羽の矢が立った、かつての大国神聖ジウ皇国の男爵令嬢カリーナ。あまりの身分違いに恐れ多いと断るが、国家命令としてしぶしぶ向かわされることに。見向きもされないだろうと、つかの間の休息として王宮で過ごすと決めたカリーナだったが、はきはきした物言いが皇帝から気に入られてしまったみたい!? だけど誤解から乱暴に純潔を散らされてしまうカリーナ。灼熱の塊が最奥を溶かすのに、触れる指先は優しくて勘違いしそうで…!? 極上ピュアロマンスv
  • 鋼鉄の海嘯 台湾沖決戦
    -
    台湾を不沈空母と化し、国家存亡をかけた一戦に備える日本軍に、闘将ハルゼー率いる空前の大部隊が迫る。最新鋭戦艦5隻、空母16隻、艦載機千機あまりを結集した、合衆国最強の艦隊だ。満を持して迎え撃つ巨艦「大和」「信濃」、そして大東亜決戦機「黄龍」! 果たして、総力を挙げた最終決戦の帰趨は? 太平洋の覇権を巡る日米の激闘、遂に決着!!

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  • 高度成長の時代1 復興と離陸
    -
    1~3巻4,180円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 あの巨大な変化は、いかに生み出されたのか。アメリカの覇権のもとに離陸へと舵をきり、年平均10%という経済成長を遂げた日本社会。1950年代半ばから60年代半ばまでを中心に、国家構造、地域開発、教育、社会保障、ジェンダー秩序などのテーマから、その歴史的特質に迫る。

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  • 公認会計士の「お仕事」と「正体」がよ~くわかる本 [第2版]
    4.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 あなたは公認会計士がどんな仕事をしているかご存知ですか? 公認会計士は日本の三大国家資格の一つであり、経済界の最高峰の資格です。しかし、一般人の生活に直接かかわることが少ないため、その仕事内容は正確に知られていません。本書は、公認会計士の資格取得支援スクールで教壇に立つ著者が、公認会計士になる方法から、仕事やキャリアの進め方、収入や魅力などをわかりやすく紹介します。公認会計士の本当のところがわかります!
  • 公認心理師 試験対策標準テキスト ’19~’20年版
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 2018年9月に新しい国家資格、公認心理師試験の第1回試験が行われました。本書は、第1回公認心理師試験、日本心理研修センターから出された公認心理師出題基準(ブループリント)とIPSA心理学大学院予備校において行われた「公認心理師試験対策講座」の内容などをもとに作られた公認心理師試験対策テキストです。各章末には、復習に使える1問1答式の問題を収録しているので、理解度を確認しながら学習をすすめられます!
  • 公認心理師ベーシック講座 司法・犯罪心理学
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 公認心理師課程の科目「司法・犯罪心理学」向けの教科書。 ・豊富な図解とイラストで、初学者でも基礎からよくわかる ・学生が覚えにくい専門用語には「重要word」と赤字にしてしっかりフォロー ・国家試験の出題基準(ブループリント)をおさえつつ、「楽しく・興味深く学ぶことができる」にこだわったつくり ・現場に出たことがない学生でも、公認心理師としての業務のイメージをつかむことができる。 〈 目 次 〉 第1部 犯罪心理学の歴史と理論  第1章 犯罪心理学とは  第2章 犯罪心理学の歴史と理論  第3章 司法・犯罪分野での公認心理師の活動と連携  第2部 司法・犯罪分野の法律と制度  第4章 少年司法  第5章 刑事司法 第3部 犯罪・非行分野の臨床  第6章 アセスメント  第7章 犯罪・非行と精神疾患  第8章 犯罪・司法臨床の臨床技法  第9章 施設内処遇  第10章 社会内処遇 第4部 捜査と裁判  第11章 捜査と裁判  第12章 裁判と鑑定  第13章 犯罪被害者支援  第14章 家事事件 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
  • 公認心理師ベーシック講座 神経・生理心理学
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 公認心理師課程の科目「神経・生理心理学」向けの教科書。 こころの計測方法や、精神活動と脳神経系の関わりを解説した。 全編フルカラーで図と練習問題を豊富に掲載し、初学者でもわかりやすい。 「仕事との関わり」を説明した章を設置し、現場に出たことがない学生でも、公認心理師としての業務のイメージをつかむことができる。 《公認心理師ベーシック講座》 ・豊富な図解とイラストで、初学者でも基礎からよくわかる ・学生が覚えにくい専門用語は赤字にしてしっかりフォロー ・国家試験の出題基準(ブループリント)をおさえつつ、「楽しく・興味深く学ぶことができる」にこだわったつくり 【目次】 第1章 脳神経系の構造と大まかな機能 第2章 大脳皮質の機能局在 第3章 脳活動の生理学 第4章 こころの計測1 非侵襲脳機能計測:脳波,脳磁界 第5章 こころの計測2 非侵襲脳機能計測:PET,MRI,NIRS 第6章 こころの計測3 眼球運動・視線計測 第7章 こころの計測4 心電図・心拍,体温,発汗,瞳孔反応 第8章 感覚・知覚と脳神経系の関わり 第9章 学習と脳神経系の関わり 第10章 記憶・言語と脳神経系の関わり 第11章 行動・注意と脳神経系の関わり 第12章 自己・他者・社会性と脳神経系の関わり 第13章 情動・ストレスと脳神経系の関わり 第14章 動機づけ・摂取行動・性行動・睡眠と概日リズム 第15章 発達障害・精神疾患・神経疾患と脳神経系の関わり 第16章 神経・生理心理学と仕事との関わり ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
  • 公認心理師ベーシック講座 人体の構造と機能及び疾病
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ・生物学の基礎事項から、公認心理師に求められる生物・医学・生命科学の基礎知識をあますところなく解説 ・豊富なカラー図とイラストで、初学者でも基礎からよくわかる ・国家試験の出題基準(ブループリント)に準拠 ・章末演習問題で知識を確認できる 《 目 次 》 序 章 細胞と組織の構造と働き  第1章 消化器とその疾患 第2章 循環器の仕組みと病気 第3章 呼吸器とその疾患 第4章 内分泌・代謝・腎・泌尿器 第5章 高血圧・肥満・糖尿病 第6章 血液・リンパ・免疫系とその疾患 第7章 脳・神経系 第8章 皮膚と病気 第9章 感覚器(耳、目、鼻)の構造・働きと病気 第10章 アルコール依存症、薬物依存、ギャンブル障害、ゲーム障害 第11章 生殖、妊娠、先天異常 第12章 筋・骨格系 第13章 睡眠の仕組みと病気 第14章 がんとその治療、緩和医療、移植医療 第15章 国際生活機能分類(ICF) ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
  • 公認心理師ベーシック講座 精神疾患とその治療
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 公認心理師課程の科目「精神疾患とその治療」向けの教科書。 ・カラー図とイラストで、初学者でも基礎からよくわかる ・重要語句は赤字で記載 ・国家試験の出題基準(ブループリント)をおさえつつ、「興味深く学ぶことができる」にこだわったつくり 《 目 次 》 序 章 精神科の診断の特殊性 第1章 脳および神経の生理・解剖 第2章 神経発達症群 第3章 統合失調症と統合失調症スペクトラム障害 第4章 気分障害 第5章 不安症,強迫症 第6章 心的外傷およびストレス因関連障害群 第7章 解離症と身体症状症 第8章 食行動障害および摂食障害群 第9章 睡眠―覚醒障害群 第10章 物質関連障害および嗜癖性障害群 第11章 認知症 第12章 パーソナリティ障害群 第13章 てんかん 第14章 薬物療法とその基礎 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
  • 公認心理師ベーシック講座 発達心理学
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 公認心理師カリキュラムおよび国家試験出題基準(ブループリント)に準拠した教科書。生まれてから死に至るまでの変化を心理的に追究します。フルカラー図解で視覚的な理解をお助け。 【公認心理師ベーシック講座】 ・豊富な図解とイラストで、初学者でも基礎からよくわかる ・練習問題も豊富に掲載 ・覚えにくい専門用語は赤字でしっかりフォロー ・国家試験の出題基準(ブループリント)をおさえつつ、「楽しく・興味深く学ぶことができる」にこだわったつくり 〈 目 次 〉 第1章 私たちの発達:そのメカニズムを考える発達心理学 第2章 胎芽期・胎児期・新生児期の発達 第3章 乳児期の発達 第4章 アタッチメントの発達 第5章 幼児期の発達 第6章 児童期(学童期)の発達 第7章 青年期の発達 第8章 成人期の発達 第9章 老年期の発達 第10章 個人差の発達(1):「気質」の発達 第11章 個人差の発達(2):発達初期の脆弱性 第12章 個人差の発達(3):パーソナリティの発達 第13章 個人差の発達(4):家族関係とパーソナリティの発達 第14章 個人差の発達(5):文化によるパーソナリティの形成過程 第15章 ヒトの発達を研究するための倫理と方法論 第16章 発達心理学:仕事とのかかわり ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
  • 幸福学概論
    4.0
    大川隆法が膨大な著書を通して説き明かす、縦横無尽な「幸福論」。 その珠玉のエッセンスが、この一冊に! 個人から企業・組織、そして国家と世界の幸福論まで。 なぜ、幸福の科学の「幸福学」が必要なのか? その学問的意義と重要性について語る。 ▽ハーバードの「幸福学」の学問的試みについての見解 ▽「貧・病・争」の解決――宗教は基本的に幸福論を説いている ▽宗教活動とは「幸福論」の実践である ▽哲学は「人間の幸福を探究する学問」 ▽経営学や成功学を幸福論の視点から解説 ▽松下幸之助や稲盛和夫に見る経営学と宗教的精神の融合 ▽キリスト教と仏教における「富」の考え方と本質論 ▽霊的思想を排除した近代哲学の「負の遺産」とは ▽「くり返し検証に耐えるから学問性が高い」というのは、一種のドグマであると言わざるをえない ▽宗教的智慧は、グローバリズムをはるかに超えている ▽学校教育やテレビ、新聞等で、宗教を原則的に取り扱わないことは、世界的に見て極めて遅れた体制 ▽学問の自由や信教の自由、日本国憲法の精神から見れば  宗教系の大学の設立は、寛容な態度をもって認められるべき 【大学シリーズ NO.27】
  • 高福祉・高負担国家スウェーデンの分析
    -
    1巻1,100円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 スウェーデンの社会保障や財政等について、できる限り新しく、客観的な情報を提供するとともに、制度論・政策論の視点を重視し、わが国の社会保障政策のあり方を考える上でのヒントを満載。特に、「スウェーデン方式」と呼ばれ、今注目を集めている年金改革について、充実させている。
  • 幸福実現革命 自由の風の吹かせ方
    -
    政治から目をそらしてはいけない。 党利党略のためではなく、国民をほんとうに幸福にする政治とは、 どのようなものか。日本の課題について真摯に語り合った書。 この国に自由の風を吹かせる3つの鍵。 ▽国防危機―――尖閣問題と中国の国家戦略を見抜く ▽経済不況―――日本経済をストップさせたマスコミと日銀の誤りを正す ▽教育問題―――ゆとり教育が招いた国際競争力低下といじめ問題 これらの提言を知れば、日本は復活する!
  • 幸福実現党本部 家宅捜索の真相を探る
    4.0
    2016年、マスコミも“異例”と報道―― 前代未聞! 国家権力がいきなり民間団体に介入⁉ リーディング(霊査)によって、一連の騒動に隠された新事実に迫る。 【本書は、日本国憲法にいう 「信教の自由」や「言論・出版の自由」が 本物かどうかを世に問う書でもある。】 ◇◇ 霊言・守護霊霊言とは ◇◇ 「霊言現象」とは、あの世の霊存在の言葉を語り下ろす現象のことをいう。これは高度な悟りを開いた者に特有のものであり、「霊媒現象」(トランス状態になって意識を失い、霊が一方的にしゃべる現象)とは異なる。外国人霊の霊言の場合には、霊言現象を行う者の言語中枢から、必要な言葉を選び出し、日本語で語ることも可能である。 また、人間の魂は原則として六人のグループからなり、あの世に残っている「魂のきょうだい」の一人が守護霊を務めている。つまり、守護霊は、実は自分自身の魂の一部である。したがって、「守護霊の霊言」とは、いわば本人の潜在意識にアクセスしたものであり、その内容は、その人が潜在意識で考えていること(本心)と考えてよい。
  • 幸福な監視国家・中国
    3.8
    習近平体制下で、人々が政府・大企業へと個人情報・行動記録を自ら提供するなど、AI・アルゴリズムを用いた統治が進む「幸福な監視国家」への道をひた走っているかに見える中国。 セサミ・クレジットから新疆ウイグル問題まで、果たしていま何が起きているのか!? 気鋭の経済学者とジャーナリストが多角的に掘り下げる!
  • 幸福の科学ユートピア文学賞2021 入賞作品集
    -
    「幸福の科学ユートピア文学賞2021」で入賞した作品のうち、上位5作品を掲載した作品集です。 【景山民夫賞】 <小説>「津島君はなぜ辞表を出したのか」(堀 淳) <作品概要>中堅IT企業・蒲生システムズは人間の深層心理を見抜くAIシステムを開発した。開発責任者の竹垣は、大手企業の五代商事からAI人事システムの開発の依頼を受ける。その開発には天才プログラマー・津島が必要不可欠だったが、彼はすでに辞表を出し、姿をくらませていた。彼の行方を追ううちに、竹垣はいつの間にか、国家間の陰謀に巻き込まれていた……。 【入選】 <小説>「田園ブレンドコーヒー」(一条 幸子) <作品概要>物に手を触れることによって、物に込められた思いを読み取ることができる日和。しかし、特殊能力を持つためにかえって悪いことが続き、孤独感にさいなばれ、人生に絶望していた。母親の死をきっかけに人生に見切りをつけようとした日和は、最後に祖母に会うべく、姫路へ向かうが……。 【準入選】 <詩>「花言葉のうた~春~」(園川 清緒) <作品概要>春に咲く様々な花々をテーマにした詩集。花の美しさや、神様を信じるすばらしさ、人を愛する幸福、明日を生きる勇気を、花言葉をもとに詠いあげる。花や妖精に託して、信仰の大切さを伝え、生きることへの感謝、主への感謝に満ち満ちていて、読む人の心を浄化する、透明感にあふれた詩集。 【U-18 優秀賞】 <詩>「幼き君へ」(片山 和) <作品概要>『詩集 青春の卵」(大川隆法総裁著)の美しさに触発されて、書き溜めていた作品。「小説のように続いているような詩を書いてみた」という思いで、十三歳らしいみずみずしい素直な感情の吐露と冷静な自己分析を、仏法真理を織りまぜて綴る。起承転結のある物語を帯びた作品が多いことが特徴的。 【U-18 優秀賞】 <詩>「僕はまだ青の中(りこ) <作品概要>「僕」に自身を仮託して宇宙スケールの壮大な詩から、些細な日常の出来事や折々の四季への感動、恋愛詩や英文詩まで交えながら、独特な感性を詠いあげる。高校生らしさのなかに、少しだけ背伸びをした思いを込めた、「青春」を感じさせる詩集。
  • 幸福立国ブータン : 小さな国際国家の大きな挑戦
    4.0
    1巻1,430円 (税込)
    国民の97%が「幸せ」と答える国ブータン。国王の定年制を設けた立憲議会制民主主義国にして、GNH(国民総幸福)を掲げて積極的に世界に発信する国の姿を総合的に紹介する。

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  • 黄文雄の近現代史集中講座 台湾・朝鮮・満州編
    -
    1~3巻1,408円 (税込)
    破産状態の国家を近代化して蘇らせた資本投下。荒廃した土地を復活させた緑化政策。風土病を激減させた上下水道・衛生環境の整備、身分差別の旧弊を廃止した開放政策、法治社会の整備……。台湾・朝鮮・満州に近代化と安定をもたらした日本の外地経営の真実を詳説する決定版!
  • 神戸大学院生リンチ殺人事件
    NEW
    -
    ちっぽけな警察官の魂胆が、前途有望な青年の命を奪ってしまった。目の前の被害者ひとり救い出すことができずに、いったい誰のための警察なのか。ヤクザと取引したり脅し口調に尻込みするような警察官には、そもそも治安を担う資格はない。国民の命を守ることを責務とする警察だからこそ、過ちを知ったあとの対応がなによりも大事なのである。その意味からいうと、神戸西警察署の対応は、すべてにおいて納得できるものではなかった。国家賠償訴訟の裁判から見えてきた警察官の四つの過失とは……。  2002年に兵庫県神戸市西区で発生した殺人事件と、その後の国家賠償訴訟を取材したノンフィクション。 ●黒木昭雄(くろき・あきお) 1957年、東京都生まれ。親の代から警察官で、1976年から1999年までの23年間、警視庁に勤める。在籍中は23回もの警視総監賞を受賞した。退職後は捜査するジャーナリストとして、警察内部の様々な問題や世間を騒がせた事件などを独自の視点で取材。著書に『警察腐敗 警視庁警察官の告発』(講談社)、『神様でも間違う』(インシデンツ)など多数。
  • 興亡の世界史 通商国家カルタゴ
    4.3
    紀元前二千年紀、経済力と技術力を武器に、東地中海沿岸部に次々と国際商業都市を建設した、海洋の民フェニキア人。アルファベットの元となった「フェニキア文字」で知られる彼らは、オリエントの諸大国に脅かされながらもしたたかに生き抜き、北アフリカにカルタゴを建国、地中海の覇者となる。最後の敵・ローマとの三次に及ぶポエニ戦争、ハンニバルの活躍、スキピオ軍の破壊の末に滅亡した帝国カルタゴは、何を歴史に残したか。
  • 興亡の世界史 スキタイと匈奴 遊牧の文明
    3.8
    定住農耕社会にとって、隣接する遊牧国家は常に脅威だった。ペルシア帝国をもってしても征服できなかった部族集団スキタイ。漢帝国と対等に闘った匈奴。こうした騎馬遊牧民はいつ頃誕生し、強大な力を握ったのか。「都市」のない遊牧社会を「野蛮」とみなすのは、定住農耕社会からの決めつけにすぎない。ソ連崩壊後のユーラシア草原地帯の発掘調査で次々と発見されている考古学資料を活かし、「もうひとつの文明」の実像に迫る。
  • 興亡の世界史 地中海世界とローマ帝国
    4.0
    人類の今後を占ううえで、「人類の経験のすべてがつまっている」といわれる古代ローマ史ほど、参考になるものはない。小さな都市国家を強大化に導いた、「共和政ファシズム」の熱狂的エネルギー。猛将・ハンニバルが率いるカルタゴとの死闘。カエサルとアウグストゥスに始まる帝政。地中海はもちろん、ブリテン島から中東にいたる「世界帝国」の現出。そして、ローマ帝国が終焉を迎えた時、古代文明はどのように変貌していたのか。
  • 興亡の世界史 近代ヨーロッパの覇権
    4.3
    15世紀の大航海時代にアジア、新大陸に進出、激しい貿易戦争を繰り返しながらグローバル化を進め、幾多の戦乱と革命を経て国民国家を誕生させたヨーロッパ。産業革命と帝国主義により19世紀の世界に覇権を確立したが、二度の世界大戦で破局を迎える。その反省から生まれた欧州統合への長い道のりの栄光と挫折をも考察する。
  • 興亡の世界史 大清帝国と中華の混迷
    4.0
    北東アジアの雄・ヌルハチ率いる満洲人の国家は、長城を越えて漢人を圧倒し、未曾有の大版図を実現した。康熙帝・雍正帝・乾隆帝による最盛期から、アヘン戦争・日清戦争をへて、ラストエンペラー・溥儀、西太后、李鴻章、孫文らが登場する清末まで、栄光と苦闘の270年を描き出す。「中華の文明」ではなくチベット仏教に支えられた、輝ける大帝国が抱え込んだ苦悩とは。「近代東アジア」と「中華民族」はいかに創り出されたか。
  • こう見えて失語症です 聴けてません 書けません 読めません しゃべれません
    4.3
    【電子版のご注意事項】 ※一部の記事、画像、広告、付録が含まれていない、または画像が修正されている場合があります。 ※応募券、ハガキなどはご利用いただけません。 ※掲載時の商品やサービスは、時間の経過にともない提供が終了している場合があります。 以上、あらかじめご了承の上お楽しみください。 脳出血で失語症になった夫とその回復を見守り続けた妻の10年間の記録をユーモラスなマンガと日々のエピソード満載エッセイ。 ある日突然脳出血の後遺症で47歳の夫が失語症になったら、あなたはどうしますか? そもそも失語症って何? 家族はどうすればいいの? 退院後の生活はどう変わる? コミュニケ―ションはどうすればいい? 仕事に戻れるの? この本は夫とそれを見守る妻が発症から最初の2年半をどう過ごしたのかがマンガと文章で包み隠さず紹介されています。 夫は仕事に復帰することができ、妻はなんと失語症のリハビリをする言語聴覚士になりました。 マンガ部分に続く文章は妻として、そして専門家の言語聴覚士の視点でも説明されており、 失語症の方を家族に持つ人にとってはとてもわかりやすい内容になっています。 著者夫婦は明るく前向きに失語症とつきあっていき、その様子をブログ「ウチの失語くん」、 YouTube「失語症チャンネル」として発信し続けています。失語症はどう手助けすればいいのか、 どう一緒に暮らしていくのかというヒントの詰まった本です。 米谷 瑞恵(コメタニミズエ):言語聴覚士。慶應義塾大学卒業後、出版社に8年間勤務し、フリーライターに。1996年に結婚。2012年、オットが脳出血を発症し、後遺症で失語症になったのをきっかけに、自身のFacebookに「ウチの失語くん」を書き始める。失語くんと一緒に生活しているうちに、言語リハビリの専門家である言語聴覚士という仕事に興味をもち、49歳で言語聴覚士養成の専門学校に入学。2016年、国家試験に合格し、言語聴覚士資格を取得。現在は言語聴覚士としてリハビリ施設で働いている。電子書籍『ウチの失語くん』がある。メンバーの一人として神奈川県川崎市で「失語症と仕事を考える会 ステップ」を開催している。 あらい ぴろよ(アライピロヨ):イラストレーター・マンガ家。

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  • 公務員試験過去問トレーニング 伊藤塾の これで完成! 憲法
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    1~6巻1,870円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 対象:国家総合・一般 地方上級 市役所等 新・出題傾向に完全対応! 国家総合職合格率No.1予備校の問題集から頻出問題のみ厳選。 無理なく3回繰り返せるから合格に必要な7割得点の実力養成ができる。
  • 公務員試験の教科書 論文本 2025年度版
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ★★★YouTube・SNS公務員試験全カテゴリーNo.1★★★ 出題カバー率は驚異の91.2%!「公務員のライト」の大人気講師ゆうシ先生が試験に出る厳選テーマを徹底解説! ■5つの特長■ ● 国家一般職、地方上級、東京都特別区の試験分析  直近3年間の過去問を徹底分析し、論文試験での「新傾向」や「頻出問題」をランキングで整理しています。あなたの受験先の傾向を掴み高得点を狙いましょう。 ● ゼロから分かる公務員の論文試験の「書き方」  公務員試験で合格するための「書き方」を、無駄なくポイント解説しています。難しく考え過ぎず「シンプル」な書き筋で「論理性」を出し、短時間で習得できる内容です。また、マス目の使い方や受験生に多い誤字についても詳しく解説しています。 ● 頻出テーマの「基礎知識」と「合格記載例」  公務員の論文試験で必要となる「基礎知識」を分かりやすく解説しています。特に、各自治体の取組事例を知ることで、理解を深めていきます。また、ゆうシ先生が書いた全21テーマの「合格記載例」では、傾向に応じて、地方上級や東京都特別区の視点で書かれており、これをベースにしながら対策を進めましょう。 ■本書の対象読者■ ・国家一般職、裁判所事務官、都道府県庁、市区町村、東京都特別区など ■目次■ 第1章 試験分析 ・国家一般職 ・地方上級(都道府県、市区町村) ・東京都特別区 第2章 論文の書き方 ・マス目の使い方 ・受験生に多い誤字 ・4ブロック法について ・各テーマの論証まとめ集 第3章 頻出テーマの記載例と解説 ① 高齢社会対策 ② 少子化社会対策(子育て支援) ③ 女性の活躍 ④ 災害対策 ⑤ 多文化共生社会の実現 ⑥ 自治体のDX ⑦ 地域社会のデジタル化 ⑧ 地方創生・地域の活性化①(移住) ⑨ 地方創生・地域の活性化②(UIJターン等) ⑩ 地方創生・地域の活性化③(ワーケーション・関係人口等) ⑪ 地域コミュニティの活性化 ⑬ スポーツの振興 ⑫ シェアリングエコノミーの推進 ⑭ ゼロカーボンシティの実現 ⑮ プラスチックごみ問題 ⑯ フードロス問題 ⑰ 環境問題全般 ⑱ ヤングケアラー問題 ⑲ 子どもの貧困問題 ⑳ 児童虐待問題 ㉑ 子どもの自殺問題
  • 公務員「少国」ニッポン
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 一般職国家公務員、地方公務員ともここ10年で約7万人削減されたように、無駄の排除や効率化の観点から、行政のスリム化が推進されてきた。だが、地方を中心に人口減少が進み、人手不足は官も例外ではない。さらに、コロナ禍が電子化の遅れなどの「目詰まり」を露わにしたように、行政の量のみならず質の問題も重要である。現場のリアルに迫り、改革すべき課題を提示する。 ※『中央公論』2020年10月号特集の電子化です。 ※電子版では、紙の雑誌と内容が一部異なる場合や、掲載されないページがございます。 (電子版通巻104号) 【目次】 《2大臣に迫る コロナ禍の「目詰まり」》 ①内閣官房長官 国と地方の権限には再検証が必要 菅 義偉 ②厚生労働大臣 厚生労働省の分割についても不断の議論を 加藤勝信 ○取材を終えて コロナ対策の「キャパシティ」と行政の国会対応 竹中治堅 ●コロナ禍が炙り出す宿痾、意識調査に見る府省間格差 日本の行政はスリムすぎる 北村 亘 ●元厚生労働省キャリアが斬る! 人手不足と業務過多で霞が関崩壊のピンチ 千正康裕 ●対談 公の逼迫は積年の課題 「量より質」の改善進めよ 鍵握る国会改革とデジタル化 松井孝治×村井英樹 ●対談 「遷都」から脱ガラケーまで デジタル・ガバメントをいかにして実現するか 平 将明×宮坂 学 ●覆面座談会 市区町村職員のホンネ 10万円給付の愚行、おめでたい知事……それでも私たちは現場を回す! 司会:葉上太郎
  • 公務員人事の経済分析 賃金編
    -
    1巻3,300円 (税込)
    公務員人事の経済分析・賃金編。賃金水準と賃金構造の経済分析。 日本の公務員の8割を占める地方公務員の賃金データを用いた計量分析により、公務員の賃金水準と賃金構造の実態にせまる。 国家公務員を含めた分析は「歴史分析」と「国際比較」に及ぶ。 公務員人事・賃金のあるべき姿を提言。
  • 公務員制度の持続可能性と「働き方改革」 あなたに公共サービスを届け続けるために
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    ※この電子書籍は固定レイアウト型で配信されております。固定レイアウト型は文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 国家公務員は、憲法15条で「全体の奉仕者」として規定されている。 一部の政治家や「特権階級」のために奉仕するものではない。 本書では、「公務員とは何か」を解き明かす。 編著者 晴山一穂(はれやま かずほ) 専修大学名誉教授 まえがき、第I部第2章 早津裕貴(はやつ ひろたか) 金沢大学准教授 第III部「公務・公共サービスの現在」、第III部第4章 著者(執筆順) 秋山正臣(あきやま まさおみ) 全国労働組合総連合副議長 第I部第1章、第I部第3章 西口想(にしぐち そう) 日本国家公務員労働組合連合会書記 第III部第1章1、2 安田真幸(やすだ まさゆき) 連帯労働者組合・杉並執行委員 第III部第1章3 萩尾健太(はぎお けんた) 弁護士 第III部第2章1、3 三澤麻衣子(みさわ まいこ) 弁護士 第III部第2章2 恒川隆生(つねかわ たかお) 静岡大学名誉教授 第III部第2章4 永山利和(ながやま としかず) 元日本大学教授 第III部第3章 第II部執筆の労働組合(執筆順) 日本国家公務員労働組合連合会 全労働省労働組合 国土交通労働組合 全情報通信労働組合 全司法労働組合 全法務省労働組合 全日本国立医療労働組合 沖縄総合事務局開発建設労働組合 全国税労働組合 全厚生労働組合 全経済産業労働組合
  • 公務員だけの秘密のサバイバル術
    3.6
    役所仕事で身に付いたノウハウは、必ず人生設計に活かせる。(1)公務員こそ、あえて出世をめざせ、(2)「ゴマすり力」を磨け、(3)「外部」と頻繁に接触しよう、(4)大学教授になるための公務員ならではの方法、(5)50歳を基点としたキャリアプラン術……等々。地方・国家公務員、公立大学教員を渡り歩いた著者による実践的アドバイス。消費税増税論議で、公務員の賃金カットが叫ばれる中、「公務員冬の時代」が来ても、この一冊があれば憂いなし。
  • 公務員のためのお金の教科書
    -
    今の時代、公務員にもお金の知識は必須 公務員を取り巻く環境は厳しくなっている。 安定した職業であるが故に「公務員はお金にうとい」としばしば言われます。しかし、震災の復興財源に充てるため、国家公務員は平均で年収が7.8%減額され、地方公務員もそれに準じて引き下げの議論がなされ、退職金の減額も決定し、共済年金の一元化が検討されるなど、公務員を取り巻く環境は厳しさを増しており、公務員といえどもお金の知識は避けては通れません。 公務員特有の制度は多数ある。公務員特有のお金に関する制度には、次のようなものがあります。 3階部分にまでわたる年金制度 互助会などが取り扱う公務員特有の保険制度 互助組合などの高い金利の貯蓄制度 住宅ローンは間違いなく借りることができる 本書では、上記のような公務員に特有の制度なども含め、公務員として知っておきたい「お金の殖やし方や守り方」など、お金に関する知識を解説します。 ※本電子書籍は同名出版物を底本として作成しました。記載内容は印刷出版当時のものです。 ※印刷出版再現のため電子書籍としては不要な情報を含んでいる場合があります。 ※印刷出版とは異なる表記・表現の場合があります。予めご了承ください。 ※プレビューにてお手持ちの電子端末での表示状態をご確認の上、商品をお買い求めください。
  • 公務員の妻は勝ち組!? 【単話売】
    完結
    -
    私の夫は〇〇庁に勤める国家公務員。 「倒産」「リストラ」「給料カット」…友人たちのくらーい話題も関係ない。 一生安泰の明るい未来♪って思っていたのに!? 超安定の公務員の妻の座にあぐらをかいて見下しすぎた主婦の転落人生!! ※本作品は、他コンテンツに収録されている場合がございます。重複購入にご注意ください。
  • 荒野のプリンセス
    -
    アレクサンドラは生まれ育ったアメリカを去り、祖父のあとを継いでカリスタンの統治者となった。問題山積だが、目下の悩みはカリスタンの人口減少だ。相次ぐ戦争で多くの男性を失ったこの国では、アレクサンドラを含め、若い女性ばかりが余っている。ある日彼女は、アメリカ大統領からの就任祝いに驚愕した。届いたのは、毛並みのよい名馬と見ばえのよい男性。ネイト・スローンと名乗る男性いわく、国家繁栄のため“種馬”を活用してほしいという大統領メッセージを携えてきたとのこと。いったいどういう意味?ネイトの誘うような微笑に、彼女は動揺を抑えきれなかった。★’03~’04年にかけて大統領直属のエリート組織〈オメガ〉の秘密捜査員たちが活躍するストーリーを三作品お届けし、ご好評をいただきました。2、3月そして5、6月と〈オメガ〉の面々が帰ってきます。これまで登場したカリスマ捜査員たちの知られざる過去が今あきらかに!★
  • 黄龍の耳
    4.0
    中国の古代国家・唐の第六代皇帝、玄宗につながる家系の棗希郎右衛門は、女と金を惹きつける黄龍の力を父から受け継いだ。数奇な運命に導かれ、北イタリアからロンドン、ラスベガス、そして東京へ。宿敵・巳那一族との壮絶な闘いに突入する!――作家・大沢在昌が『新宿鮫』で大ブレークするのと時を同じくして「ジャンプノベル」で連載され「ヤングジャンプ」でマンガ化された大ヒット作の原作が再編集した新装版で登場! 主人公が巨大な敵に立ち向かいながら成長していくビルドゥングスロマン!
  • 〈声〉の国民国家 浪花節が創る日本近代
    4.0
    近代国家への歩みを始めた日本に国民国家の理念をもたらしたものは、上からの法制度や統治機構ではなく、大衆の側の浪花節芸人が語る物語と、彼らのメロディアスな<声>だった。前時代の封建的秩序を破壊し、天皇制の精神的支柱となった義理人情のモラルをつまびらかに分析、声を媒介に政治と芸能とを架橋して日本近代の成立を探る、斬新な試み。(講談社学術文庫)
  • 顧客に「感動以上」の喜びを提供するための 「サービス」の常識
    -
    「無料サービス」「丁寧サービス」「快適サービス」「安全・安心サービス」など、今の世の中、サービスのつく言葉が溢れ返っている。だがその反面で、あらゆる業界でサービスの質の低下が叫ばれている。このギャップはどこから生まれるのだろうか? そして、そもそも「サービス」とは何なのだろうか?そういった「サービスの常識」を、顧客満足・CSの第一人者が解き明かすのが本書である。サービスの概念を整理し、なぜサービスのレベルが落ちてしまっているのかを明らかにし、目指すべき理想のサービス像を「感動」よりさらに先の「幸せ感」に置く。そしてその上で、不満足度調査、クレーム対応、サービスマインドを持った社員の育て方、社内の仕組みの作り方など具体的な手法を説いていく。直接顧客に接するサービス業はもちろん、製造業や国家公務員などにもぜひ読んでもらいたい「サービスの教科書」決定版。

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  • 虚空王の秘宝 上
    -
    1~2巻682円 (税込)
    何者かがアパートに侵入し、拳銃と麻薬と思しき白い粉を置いていった。これをきっかけに露木一郎は国家権力から追われることになる。信州に住む叔父の手配で秘密組織が逃亡を助ける。その組織は虚空蔵菩薩を祀りいくつかの顔持つ組織は、宇宙へ飛び出すクルーを集める組織でもあったのだ。太古の時代に飛来し、秩父山中に隠されていた巨大な宇宙船に乗り込んだ露木ら400人のクルーは宇宙へと飛び出していく。宇宙船は「神」か。船の意思によってクルーは教化され成長し、太陽系外の惑星への旅を始める。壮大な仕掛けのもとに描かれるSF伝奇小説の傑作。
  • 国王陛下の花嫁選び【ハーレクイン・ディザイア版】
    -
    ボスへの恋心を封印した秘書が、突然、花嫁に――? ルテニア国王ジェイクの秘書として働くアンディは、3年分の恋心を胸に隠し、辞表を提出した―― 今、辞めなきゃ。彼が結婚してしまう前に。 華やかな美貌の令嬢たちの誰かを、彼は花嫁に選ぶ……。 いったい、どうなってるんだ? ジェイクはいぶかった。 秘書がいきなり辞表を出したと思ったら、転んで頭を打った衝撃でまさかぼくを恋人だと思い込むとは! 優秀な秘書を失うのは国家にとっての損失。ならばこれを利用しようか。 宮殿で開いた記者会見の席上で、ジェイクは高らかに宣言した。 「ぼくが選んだ花嫁は……秘書のアンディだ」 ■大人気のボス&秘書テーマの珠玉作! 記憶喪失となったヒロインは、片想い中のボスを自分の恋人だと思い込んでしまい……!?ジェニファー・ルイスが得意とする、ドラマティックなプロットとピュアなヒロイン像に心を揺さぶられます。 *本書は、ハーレクイン・ディザイアから既に配信されている作品となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 黒警
    3.4
    警視庁組織犯罪対策部の沢渡と滝本組幹部の波多野は、組織に追われる中国人女性を見殺しにした深いトラウマを抱えていた。そんな二人のもとに中国黒社会の新興勢力「義水盟」の沈が現れる。黒社会の大組織・天老会に追われているカンボジア女性サリカを匿ってほしいと沈から頼まれる二人。サリカは天老会の最高機密を握っているらしい。やがて二人は背後に黒社会の大組織と癒着する国家権力の影を嗅ぎ取るが……。ダークな味わいの傑作長編警察小説。
  • 「国語」の近代史 帝国日本と国語学者たち
    3.5
    明治維新後、日本は近代的な統一国家を目指し、ことばの地域差・階層差を解消するため「国語」を創始する。「国語」は国民統合の名の下に方言を抑圧し、帝国日本の膨張とともに植民地・占領地にも普及が図られていく。この「国語」を創り、国家の国語政策に深く関与したのが、国語学者であった。仮名文字化、ローマ字化、伝統重視派、普及促進派などの論争を通し、国家とともに歩んだ「国語」と国語学者たちの戦前・戦後を追う。
  • 国際関係論 同時代史への羅針盤
    3.9
    戦争と革命の世紀、二〇世紀は轟音を響かせて転換しつつある。国家そのもののあり方とともに、国家間の関係もまた問われているのである。国際関係論という学問は、政治・経済・文化などが交錯する場である国際関係に生ずる問題を解明し、現代史の深部の潮流を捉えて未来を展望することを目指す総合的社会科学である。歴史の転換期に立つ現在、この学問は世界を見据える羅針盤となるであろう。巻末に詳細な基礎文献案内を付す。
  • 国際協力の戦後史
    4.0
    日本の援助戦略を描いたキーパーソンによる証言 いま明かされる驚愕の秘話 荒木氏は長年の取材を通じて外務省や大蔵省、そして国際協力に関心を持つ政治家に広くネットワークを築き、ときには自らが水面下でアクターとして動いた。官僚であれば定期的な異動はつきものであり、国際協力分野に特化した政治家というのも想定しづらい。その黎明期から現在に至るまで、援助プロジェクトの現場、そして援助政策やその方向性を形づくる霞が関、永田町の内奥をともに知り尽くす荒木氏は、日本の国際協力の戦後史について、実に稀有な証言者と言うべきであろう(中略)。国際協力は日本と国際社会を結び付ける大切な紐帯であり、「平和国家」を標榜してきた日本は、とりわけそれを大事にしてきた。起伏に富む戦後日本の国際協力の歩みを内在的に理解し、今後の展望と構想を実り豊かなものとする上で、本書における聞き取りが資するところは小さくないと思うのである。(本書「はじめに」より)
  • 国際交易の古代列島
    値引きあり
    -
    国家誕生以前の古代において、越境的な交易関係は、文化の異なる地域や集団間でどのようにして結ばれ、いかに社会変容をもたらしてきたか。王権や国家間の外交史として語られがちな国際交易を、首長層ネットワークと威信財となったモノの動き、「海商の誕生」、東アジア海域での連鎖的で広域的な社会関係、唐物が偏重された背景などから探り、弥生時代からはじまる多様でグローバルな交易の実態を通史的に明らかにする。
  • 国際条約集 2024年版[EPUB3 Fixed-Layout]
    -
    1巻3,300円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 1950年創刊以来の編集実績を誇る信頼の条約集。翻訳文は正確かつ読みやすく,国際法を理解するうえで必須の条約・国際文書を厳選して収録。2024年版では,BBNJ協定,国連総会緊急特別会合決議11/6,仙台防災枠組,OECDプライバシーガイドラインなどの9件を新たに追加。初学者から研究者まで必携の1冊。 〔新収録〕 BBNJ協定,国連総会緊急特別会合決議11/6(ウクライナにおける包括的で,公正で,永続的な平和の基礎となる国連憲章の原則),一般国際法の強行規範(ユス・コーゲンス)の同定及び法的帰結に関する結論草案,仙台防災枠組2015─2030,OECDプライバシーガイドライン,サイバー犯罪に関する条約の第二追加議定書,二国間航空協定に関する日・EU協定,漁業補助金協定(WTO協定改正議定書附属書),国家安全保障戦略 〔収録範囲拡大〕 国際水路の非航行的利用の法に関する条約,持続可能な開発目標(SDGs)など 〔収録内容〕 国際組織,国家,国際交渉の機関,条約,領域,国籍,人権,国際犯罪,経済,文化,環境,国際紛争処理,安全保障,武力紛争,軍縮・軍備管理,第二次大戦と日本,歴史的文書の全17章に「追録」「関係国内法」を加え,学習・研究に重要な条約その他の国際文書を豊富に掲載。巻末付録に「条約の当事国表」「国際裁判一覧表」などを掲載。 総件数411件(前年比5件増)
  • 国際政治 改版 恐怖と希望
    4.2
    世界平和を実現するために人類は古くから叡智を傾けたが、戦いは繰り返された。戦争の危機はなぜ去らないのか――この問いに答える書物は少ない。国際関係を単純に図式化・理想化することなく、また「複雑怪奇」といって正確な認識を諦めることもなく追い求めた著者が、軍縮、経済交流、国際機構などを具体的に検討しながら、国家利益やイデオロギーがからみあう現実世界を分析し、組織的に論じた国際政治の入門書。
  • 国際秩序(下)
    3.5
    世界秩序を生み出した歴史的背景を理解できれば、中国、中東の問題点も見えてくる――。 21世紀の国際秩序のありようを、国際関係論の第一人者が歴史的な観点から読み解く。ロングセラー『外交』に匹敵する名著。 本書は、キッシンジャーの名著『国際秩序』(2016年刊)を上下に分けてビジネス人文庫化するもの。 冷戦時代の枠組みは、アメリカ、ヨーロッパ先進国、ソ連といった限られた地域の国々が参加して作られた制度であった。しかし、冷戦終結後、中国、インド、ブラジルが発言力を強める一方、ロシアは自国の衰退を直視することを拒否し、様々な行動に踏み切っている。 この「真にグローバル化した」国際環境において、どのような「国際秩序」が作られるべきか? いま最も重要な話題にキッシンジャーが挑む。 下巻では、親中派と見なされているキッシンジャーが中国について厳しい評価を示し、アメリカがどのような大国であるべきかを論じる。文庫化にあたって巻末に兼原信克氏(元内閣官房副長官補兼国家安全保障局次長)の解説を掲載。
  • 国際紛争はなぜ起こるのか? 冷戦後の国際秩序の形成とシリア紛争への対応 改訂版
    -
    1巻330円 (税込)
    昨年11月に本書を電子書籍として出版したが、急拵えで作成したため、いずれ見直しを行うつもりであった。本改訂版は、なお完全なものとは思っていないが、その後、表現が不適切、不十分と気づいた箇所に修正を施すとともに、一部新たな内容を追加したものである。 本書を出版してから、2014年6月17日までの間に、シリアをめぐる混迷が終息に向かう兆しは見られず、隣国のイラクは、宗派、民族による分断の様相を強め、スンニ派の過激派集団が北部の主要都市を制圧するなど著しい情勢の悪化をみている。また、南スーダン、ウクライナなどにおいて、民族、宗教・宗派の違いに起因する紛争が新たに発生した。 今回の追加・修正には、一部こうした新しい情勢を踏まえ対応策等についてより詳しく説明した箇所もあるが、第1版でお示しした基本的な認識に変更は一切加えていない。世界全体の平和・安定を維持していくために必要なものとして課せられつつある秩序がどのような考え方に従って形成された如何なるものであるか、この全体の枠組みに実質的な変動がない以上、その枠組みの中にある一つの国家内で、根本的に異なる文化・価値を有する民族(宗教、宗派を含む。以下同様)が、独自性を保つための十分なルールもなしに共存することによって如何なる事態が招来されるかは、民族というものの本質が変わるものではないのだから、今後とも変化することはなく、同様の事態の発生と展開をみることは何の不思議もないことである。(本書「改訂版の出版にあたって」より) 冷戦後の世界においては、試行錯誤を経ながら、ある共通の秩序が形成されつつある。他方で、その秩序の形成は、一定の条件に置かれた民族・宗派の間に、必然的に悲惨な紛争をもたらした。  本書は、「民族・宗派」、「共通の秩序」、「文化・価値」など前提となる概念について確認しながら、これらの国際紛争をどう理解すべきか、また、これまでの教訓も踏まえ、この種の紛争等に、「共通の秩序」と整合性をもったどのような一貫した対応を行っていくべきかについて、できるだけ客観的な視点に立って説明し、広範な認識の共有をもたらそうとするものである。  外交の専門家である著者が提示したこれら認識は、さまざまな異なる文化が対峙している現在、人びとが多様性を保ちつつ、平和と安定の下に共存していく上で、必要なものであろう。 1 まえがき 2 冷戦後の国際紛争に関する不適切な認識あるいは整理の不徹底 (1)ユーゴ紛争(I)-民族間の闘争が必然であったことについて 1 基本的な誤り-民族・宗派の自文化・価値への執着に対する認識不足 2 やや詳しい説明-民族はなぜ一定の条件下で争わなければならないのか。 3 第二次大戦後の国際規範、なぜ近年民族紛争が多発したか 4 これまでの整理の不適切(民族・宗派が争わざるを得ないことへの認識不足)の結果 (2)ユーゴ紛争(II)-介入は単に人道のためだけではないこと (3)イラク戦争(I)-国際秩序、国連決議との関係など 1 前提として2点の誤りの確認 2 国連決議との関係をどのように捉えるべきか 3 併せて大量破壊兵器の問題について (4)イラク戦争(II) -主要民族(宗派)の合意したルールの下での共存 3 今後の対応について (1)国際秩序と「民族」、「宗派」の本質を踏まえた関与の必要性 (2)対話による解決の試み (3)軍事介入を念頭に置いた解決を図る場合(2つの重要な判断) (4)介入に際しての基本的な考え方 4 おわりに
  • 国策不捜査 「森友事件」の全貌
    5.0
    安倍さん、なぜ『嘘』つくんですか!? 森友事件の籠池泰典氏が、初めて明かす衝撃の事実。 500ページに及ぶ独白の記録を2月19日に迫る地裁判決を前に緊急出版! 日本中を巻き込み、過去類例を見ない一大疑獄へと発展した「森友事件」。 総理夫人との密接な関係、不可解な国有地の割引売却、公文書の改ざん、担当者の自殺――数々の疑惑を残したまま、事件発生から早3年が経とうとしている。 その間、絶えず密着取材を続けてきた赤澤竜也氏は籠池氏の本心を聞き出すことに成功。 300日に及ぶ過酷な拘置所生活の実態や、昭恵夫人からかかってきた電話の中身、「身を隠せ」と指示した財務省の思惑、「日本会議」と「生長の家」との因縁、自殺した近畿財務局職員との知られざる交流など、森友事件の数々の「謎」に光を当て、その全貌を明らかにする。 【目次より】 第一章 天国と地獄 すべてはあの日から始まった 第二章 遠足気分の証人喚問と粘着的な特捜ガサ入れ 第三章 特捜検事は「すべてを告白して新たな人生を歩め」と言った 第四章 夏は灼熱、冬は極寒の拘置所生活 第五章 我いかに保守主義者となりしか 第六章 国有地8億円値引き 神風の吹いた理由 第七章 籠池家に群がり、消えていったメディア 第八章 国家を滅亡に導く公文書改ざん 第九章 政治権力の犬に成り下がった特捜部 第十章 安倍晋三というブラックホール
  • 国試・CBTの薬 改訂第8版 第1巻
    完結
    -
    全4巻805~997円 (税込)
    国試・CBTに対応した、医学生に必要な薬のポイントと問題集! 「薬理学はカタカナの薬の名前ばかり出てきて全く面白くない」という学生がいなくなることを願い、薬における基本的な知識の整理に役立ててもらえるようにまとめた。医学生が知っておくべき薬の要点を図と箇条書きでまとめ、各章末ではその章で扱った薬の問題演習ができるようになっている。加えて巻末の付録として、重要な薬や副作用、禁忌などのまとめを一覧にした。 医師国家試験およびCBTで問われる治療薬の対策としては,本書で十分である。 【目次】 第1巻収録 1 総論 2 感染症治療薬 3 中枢神経作用薬 4 末梢神経作用薬 付録(治療薬のまとめ) 第2巻収録 5 免疫・炎症関連薬 6 抗腫瘍薬 7 呼吸器系作用薬 8 循環器系作用薬 付録(治療薬のまとめ) 第3巻収録 9 内分泌・代謝作用薬 10 血液作用薬 11 消化器系作用薬 12その他の領域 付録(治療薬のまとめ) 第4巻収録 問題演習 付録(治療薬のまとめ) 【著者】 中木敏夫 帝京大学医学部薬理学教授。医学博士。慶應義塾大学医学部5年在学中にECFMG試験合格。1979年同卒業,医師国家試験合格。1983年同大学院(薬理学)修了。1985年まで米国NIH(国立衛生研究所)に留学。2000年より現職。
  • 国制と法の歴史理論 比較文明史の歴史像
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 標題のもと,著者の歴史理論を形成してきた諸論考を、その成立事情、著者自身の研究史に占める位置を明らかにして編まれた論集。 【目次より】 凡例 序論 第一部 比較文明史的国制史論の形成と展開 第一章 「世界史の基本法則」的歴史理論からの離脱 I 「三二年体制」論の深化をめざして II 国家と法の類型論を求めて III 『日本資本主義発達史講座』と法学方法論 第二章 比較文明史的国制史論 IV 比較文明史的国制史論の基本構想 補論1 〈国制史〉という概念について 補論2 国制史学の研究史的位置づけ 補論3 〈社会〉と〈国家〉 その実態と概念史 補論4 西欧における国家形成と西欧封建社会の未開性についてのエンゲルスの見解 補論5 文明時代の国制の諸形態およびその根拠について V 比較国制史・文明史論対話 VI 「社会体制と法」の歴史理論 「近代経験と体制転換」の歴史的パースペクティブ VII 「文明化」概念 第二部 国制史学の諸概念 普遍的基本概念の錬磨 第一章 封建制 VIII 封建制概念とアジアの封建制 IX 歴史学的概念としての〈封建制〉と〈郡県制〉 「封建」「郡県」概念の普遍化の試み 第二章 支配 X 「支配のLegitimitat」概念再考 支配の法=権利根拠としてのLegitimitat XI 『経済と社会』「旧稿」における LegalitatとLegitimitat 第三章 王権 XII 商品・貨幣呪物と王カリスマ 『資本論』商品・貨幣呪物論の読解 第三部 比較国制史・法制史の具体相 特殊的諸類型の探究 第一章 所有 XIII 日本近代土地法変革の比較法史的位置 XIV 現代日本の所有問題とその歴史的文脈 第二章 家族 XV イエの比較国制史 中国・西欧・日本 XVI 婚姻・離婚法史の日仏比較 中間団体の日本的類型の探究 第三章 法 XVII 現代法的状況の日本史的文脈 西欧史的文脈との対比において XVIII 西欧法の普遍性と特殊性 中国法との対比において 補註 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 水林 彪 1947年生まれ。法学者(日本法制史)。東京都立大学名誉教授、早稲田大学名誉教授。東京大学法学部卒業、同大学院法学政治学研究科基礎法学専門課程修士課程修了。博士(法学)(一橋大学)。 著書に、『日本通史2 封建制の再編と日本的社会の確立』『記紀神話と王権の祭り』『天皇制史論 本質・起源・展開 』などがある。
  • 国賊論
    4.0
    1巻1,760円 (税込)
    ポスト安倍の小泉進次郎によって 日本はぶっ壊される! 国会を揺るがしつづけた「桜を見る会」問題を皮切りに、 安倍政権はいま窮地に立たされている。 新型コロナウイルスに対する政府の動きは後手後手に回り、 海外メディアからも叩かれる始末。内閣の支持率も急降下中だ。 消費増税で日本経済の底が割れた状態のなか、 コロナショックのなかオリンピックの開催すら危ぶまれている。 国民生活はどこに向かっているのか? さらに法解釈はじめ、安倍政権の失政や失策から、 そこには長期政権による驕りがあるのではないかと厳しく指摘もされている。 またこれまで安倍政権の熱烈な応援団だった評論家や作家が、なんと脱兎の如く逃げ出してるのが現状だ。 これまでも安倍政権を激しく批判をしつづけてきた適菜収氏が 詳細にかつ大胆に安倍政権に潜む悪を分析し、その問題の本質を抉る。 そこに見えて来たのは「国賊」ともいえる無知蒙昧な政策運営と、 「今だけ」「金だけ」「自分たちだけ」といった身内びいきによる 驕った人間たちの浅はかな利権構造があった……。 誰が日本を壊し、誰が日本を守ろうとしているのか。 その真贋を解く警世の書にして、国家や社会や人までもが 信用できなくなった時代に、どんな価値基準をもって 堂々と生きるべきかを説いた、現代日本の病を克服する処方箋に満ちた書。
  • 国鉄史
    4.5
    【"この国のかたち"を鉄路で描いた者たちの、栄光と蹉跌の全史】 かつて日本には、国家の所有する鉄道があった。 その組織は平時においては陸軍をしのぐ規模を誇り、列島津々浦々の地域を結びつける路線を構想することは、社会のグランドデザインを描くことそのものであった。 歴代の国鉄トップは、政治家や官僚たちは、そして現場の人々は、この巨大交通システムに何を託し、いかに奮闘したのか。 近代化に邁進する明治政府が新橋・横浜間を開設してから昭和末期に日本国有鉄道が分割民営化されるまで、「鉄道と国家」の歴史を一望する壮大なパノラマ! 【本書より】 日本の鉄道の歴史は大きく四つの時代に分けることができます。まず、明治時代の私鉄が主役だった時代、次に、日露戦争後に多くの私鉄を買収した政府が直営した時代、さらに、第二次世界大戦後、国鉄が公社化されて日本国有鉄道となった時代、そして現在のJRの時代です。 (中略) 本書ではこれから、日本の鉄道の歴史を、鉄道がいかにあるべきかというグランドデザイン、その実現のための経営体制、そしてそれを動かしてきた人物ということに焦点を当てて描き出していきます。それにあたって、この四つの時代区分という捉え方は、たいへん見通しをよくしてくれるので、これに従って議論を進めていきたいと思います。 【本書の内容】 プロローグ 「鉄道一五〇年」と国鉄 [第一部  「国鉄」形成の道程] 第一章 私鉄の時代(一八七二─一九〇六) 1.官設鉄道の誕生  2.「鉄道の父」井上勝  3.鉄道敷設法と私鉄の繁栄  第二章 国家直営の時代(一九〇六─一九四九) 1.鉄道国有法の制定 2.「国鉄」の誕生 3.初代総裁後藤新平の組織作り 4.原敬と改正鉄道敷設法 5.国鉄ネットワークの充実 6.戦時下の苦闘とその遺産 [第二部 日本国有鉄道の興亡─公社の時代(一九四九─一九八七)] 第三章 「復興」の中で(─一九五五) 1.占領期の混沌 2.「公共企業体」の桎梏と総裁たち 3.組織と人々 第四章 「近代化」への邁進(―一九六五) 1.新しい時代の鉄道像 2.「改主建従」の夢 第五章 光と影の昭和四〇年代(─一九七五) 1.都市交通と国鉄の使命 2.効率化がもたらすもの 3.「政治主導」の時代 4.国会とストライキと債務と 第六章 再建の試みと崩壊(─一九八七) 1.「後のない計画」 2.分割民営化への道 エピローグ JR以後(一九八七─)

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