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ニュートンが大科学者たり得たのはなぜ? どうしてフランス革命時に諸科学が勃興した? 量子力学は歴史の偶然で生まれた? 国家の野心と研究者の探求が重なるところに、歴史の転機は訪れる。近現代史を陰で動かした諸科学の営みとそのダイナミズムを、文理の壁を超えてやさしく語る、あたらしい科学史入門。
第1章 イギリス王政復古と「学会」創設
──ニュートンはなぜ大科学者たり得たか
第2章 フランス革命と化学革命
──なぜ諸科学は動乱期に基礎づけられたか
第3章 普仏戦争と「量子仮説」
──量子力学は製鉄業から生まれた?
第4章 世界大戦と核物理学
──真理の探究はいかに歴史に巻き込まれたか
第5章 変貌する現代科学
──巨大科学は国家を超える
Posted by ブクログ 2020年05月07日
人文系の歴史と理系の自然科学の融合の試み。科学の進歩と世界史をリンクさせた一粒で二度美味しい一冊。
科学の発展に居たら背景を歴史を基にして記述していくという独自のスタイルの作品。
イギリス王政復古の頃のニュートン、フランス革命期の化学革命、本書で取り上げる中で最も有名なのは第二次世界大戦とアイン...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年01月31日
イギリス、フランス、ドイツを中心としてその国々での科学の発展が述べられている。
個人的に
・現在ではありふれたものである学術誌が『発明』であったという観点
・光の不連続なエネルギーとアインシュタインの光量子仮説というブレイクスルー
・パスツールとジョセフ少年の逸話
・核融合炉
が新鮮な内容であ...続きを読む
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