作品一覧 2023/08/18更新 原発とプルトニウム 試し読み フォロー 毒物の魔力―人間と毒と犯罪 試し読み フォロー 七三一部隊 生物兵器犯罪の真実 試し読み フォロー 1~3件目 / 3件<<<1・・・・・・・・・>>> 常石敬一の作品をすべて見る
ユーザーレビュー 七三一部隊 生物兵器犯罪の真実 常石敬一 よくまとまった、日本の731部隊及び関連部隊の成立から崩壊までコンパクトに記述されたらょ有心的な概説書。医学者のモラルが「天皇のため、国のため」思考停止に陥った時、人はいかに残虐無慈悲になりうるか、自立した個人と専門知識にのみ拘泥することの愚かさとそこからの脱却を求めているのも当然だろう。しかし本書...続きを読む刊行から25年以上経っても未だにこの国においては、滅私奉公とお上への忖度がむしろいっそう惨憺たる有様にまで悪化しており絶望を禁じえない読後感にもなってしまった。 また著者や生前の関係者、北野政次や内藤良一(薬害エイズ事件を引き起こしたミドリ十字創設者)にもあっているが記述は短いが当然読むものにも緊迫感を与える。彼らは二人共人体実験を否定しはしなかったのも印象的だ。 Posted by ブクログ 七三一部隊 生物兵器犯罪の真実 常石敬一 薄い本なのでサクサク読めました。 以前から知っていましたが、改めて本を読んでみて日本の暗部の歴史を感じました。 Posted by ブクログ 七三一部隊 生物兵器犯罪の真実 常石敬一 731部隊は日本の愚かさの象徴だと思う。 石井四郎の原点となった脳炎の話や研究者がサンプルを得るために墓荒しまでしたことや、人体実験の規模の割には成果が少ないという筆者の言葉が印象に残りました。研究内容の猿を人に置き換えて読むのはなかなかショッキング Posted by ブクログ 七三一部隊 生物兵器犯罪の真実 常石敬一 別名「石井部隊」。第二次大戦中のその蛮行を追っている。読み進めるのが非常に辛い本だった。 最初は躊躇していた軍医達も「国のため」の名の下にだんだん平気に、むしろ積極的に「実験」をしていく。その目を背けたくなるような過程をやや淡々と綴る。部隊の蛮行は戦後の各国の思惑の中で処理され、戦後に医師として復...続きを読む帰した者も多い。あとがきではなるべく感情的にならないよう注意しながら本書を執筆したと語られている。 現代の国家が負うべき責任について最後の方で言及され、ここは物議を醸すこともありそうだ。しかし、「○○のため」に道を踏み外す事例はいつの世もあることを思い知らされる。 Posted by ブクログ 七三一部隊 生物兵器犯罪の真実 常石敬一 陸軍中将石井四郎と彼の率いる関東軍防疫給水本部。研究という名の下に医学者たちが行った人体実験と細菌戦を究明する。 Posted by ブクログ 常石敬一のレビューをもっと見る