作品一覧

  • 原油急落と中東情勢vol.1
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    1~2巻220円 (税込)
    2014年11月末現在、原油価格が急落している。背景には米国のシェールオイルの生産急増とサウジアラビアが減産を渋ることによる需給緩和がある。一方で中東では、イスラム国の勢力拡大など地政学リスクがくすぶっている。原油価格や中東の政治経済はどうなるのか。本書は、週刊エコノミスト2014年11月11日号の特集「原油急落と中東情勢」を電子書籍化しました。 主な内容は以下のとおり Part1 今なぜ原油急落か ・下値は1バレル70ドル台 世界経済減速と供給過剰 ・産油国の思惑 価格下げてもシェア防衛のサウジ ・「在来型」から「非在来型」へ 石油が簡単に掘れる時代の終焉 ・「イスラム国」とは何か イスラム法統治の国家を目指す ・イスラム国の勢力拡大を生む米国と中東諸国間の溝 ・中東諸国の経済 格差拡大、資源と人口で明暗 ・290兆円の中東オイルマネー 欧米離れ、アジア市場に照準 ・トルコ・イラン・エジプト経済需要3カ国を見る Part2 歴史と宗教早わかり ・イスラム成立とオスマン帝国崩壊 影響与え続ける「初期イスラム」現代を決定づけたオスマン崩壊 ・オスマン帝国崩壊後~現在 台頭するイスラム主義運動 中東政治の行方を左右 ・イスラム教とはどんな宗教? 五つの信仰行為を義務づけ ・混乱と暴力が続く理由 中東混乱の本質は階級闘争 ・ソーシャルメディア 反政府、テロ活動に巧みに利用
  • エジプト革命 軍とムスリム同胞団、そして若者たち
    4.3
    1巻946円 (税込)
    ムバーラクの三〇年にわたる独裁は、二〇一一年、民衆による「一月二五日革命」で幕を閉じた。しかし、その後の民主化プロセスの中で、軍とムスリム同胞団が熾烈な権力闘争を展開し、革命の立役者である若者たちは疎外されていく――。エジプトの民主主義は、どこで道を誤ったのか。アラブの盟主エジプトが迷走した、二年半におよぶ歴史上の劃期を、軍・宗教勢力・革命を起こした青年たちの三者の視点から追う。

ユーザーレビュー

  • エジプト革命 軍とムスリム同胞団、そして若者たち

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    アラブの春以降、同胞団政権が転覆されるまで、2011年1月25日から2013年6月30日の間にエジプト国内で何が起きたのか、現地での生活を通じた生の実体験をベースに解説した新書。ムバラク失墜までエジプトに根付いてきた負の遺産も簡潔に説明されており、同国の現状を理解するには非常に良書となっている。

    アラブの春以降、エジプトで主に活動していたのは3つのアクターであり、それは軍部、同胞団、青年勢力であった。1月25日の革命を主導したのは青年勢力であったが、それを完成させたのは軍部であり、この大衆中産革命とクーデターという二つの側面を有していることが、その後のプロセスを複雑にしたと、筆者はいう。

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    2016年02月18日
  • エジプト革命 軍とムスリム同胞団、そして若者たち

    Posted by ブクログ

    アラブの春の波がエジプトにも押し寄せ、ムバラク打倒のデモが始まった2011年1月から、ムルシーが大統領を追われムスリム同胞団が解散される2013年9月までの2年半を丹念に描いたルポです。
    それにしても、エジプトって軍の影響力が強烈なんだねぇ。軍は政治経済を支配しているのに、一方で大統領と対抗しており、国民からは味方だと認識されているという、まさに得体のしれない組織だという事がよくわかります。そして、その軍には毎年13億ドルがアメリカから供与されていること。
    また、同じイスラム諸国の中でも同胞団を支援する国、軍を支援する国があり、事態を複雑化させています。
    イスラエル・パレスチナに隣接し、スエズ

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    2014年11月04日
  • エジプト革命 軍とムスリム同胞団、そして若者たち

    Posted by ブクログ

    [高揚、悲憤、そして苦悩]全世界を驚嘆せしめた2011年の革命の後、政治的にも経済的にも混乱に陥ってしまったエジプト。希望に満ちた革命はどのような道筋をたどっていったのか、その過程で軍やムスリム同胞団、そしてリベラル勢力は何を重要視し行動したのかについてまとめた一冊です。著者は、東京外国語大学アラビア語学科を卒業後、中東調査会客員研究員として活躍されている鈴木恵美。


    情報が錯綜し、まさに現在進行形でエジプトの政治情勢が刻々と変化する中において、極めてスッキリと、エジプトが革命以後に歩んだ道筋を提示してくれているように思います。多くの利害関係者の思惑が交錯する中で革命の対立軸が目まぐるしく移

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    2014年05月22日
  • エジプト革命 軍とムスリム同胞団、そして若者たち

    Posted by ブクログ

    エジプト軍、ムスリム同胞団の司法を巻き込んだ権力闘争と駆け引きが凄まじかった。その中で民主化の舞台から消えてゆく青年達、理想だけでは生き残れない考えさせられる本でした。事前に治安部隊の介入が予想されたナダフ広場やラバーア・アダウィーヤの惨劇は軍の暴走か人間の盾だったのか気になります

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    2013年11月21日
  • エジプト革命 軍とムスリム同胞団、そして若者たち

    Posted by ブクログ

    20140201〜0224.エジプトのムバラク政権崩壊からムルシー政権崩壊までを、生々しく書いている。

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    2014年03月11日

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