作品一覧 2018/01/26更新 興亡の世界史 大清帝国と中華の混迷 試し読み フォロー 「反日」中国の文明史 試し読み フォロー 1~2件目 / 2件<<<1・・・・・・・・・>>> 平野聡の作品をすべて見る
ユーザーレビュー 「反日」中国の文明史 平野聡 「反日」とあるから抗日ドラマをあげつらった偏狭なナショナリズム本かと勝手に予想していたが、それは著者に対して非常に失礼な思い違いであった。中国人の思考に通底する背景と日本に対する複雑な見方を数千年の歴史、思想から解きほぐした良書である。 中国という国は難しい。日本の知識階級にとっては「年老いた先生」...続きを読むであるが、そうでない階層(ちょっと婉曲すぎるかな)にとっては遅れた新興国に過ぎない。しかし日本から戦後賠償を取らず、逆にそのことが惜しみない経済・技術協力をもたらすなど、戦略的な思考と判断ができる底知れぬ国である。小中華の半島国家とは思想の深さがまるで異なるのだ。 もう少し中国思想に触れたいと思わせるに十分な内容であった。 Posted by ブクログ 「反日」中国の文明史 平野聡 この本が正確な中国との関係を書いたものかどうかという判断はできないけど、この切り口からの解説は僕の中に入ってきやすくて、すごくおもしろかった。 Posted by ブクログ 「反日」中国の文明史 平野聡 なぜ中国は拡張主義的な政策を取るのか?周辺国との領土問題を悪化させるような態度を取るのか?という疑問について、歴史的あるいは思想的な答えを見出す書。 上記のような疑問についての氷解した。さらに本書では、中国の態度について、有効な反論(無論、これらについては、かなり説得力がある)をしている。筆者曰く...続きを読む、本書を書く動機に、日本の行く末が案じられるから、とあり、納得。 Posted by ブクログ 「反日」中国の文明史 平野聡 日経夕刊でもレビューがでていましたが,読みごたえのある本でした。個人的には,もやもやしていたものが氷解したという読後感です。最近の東アジア情勢についてすっきりしないとお思いの方にお勧めです。 Posted by ブクログ 興亡の世界史 大清帝国と中華の混迷 平野聡 今の中華人民共和国の領土範囲のなぜが分かる良書。チベットや新疆が清王朝の時代にどのように中華に取り込まれたかが分かりやすく、現代中国が清王朝の支配範囲を意識している点を踏まえて読むとさらに面白い。 Posted by ブクログ 平野聡のレビューをもっと見る