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走れ、コヨーテ
風戸進介、22歳。バイクに憑かれ、走ることに魅せられ、風を切ることだけに己れのすべてを賭けた青年。高校を3年で中退して以来ひたすらに働き、やっと手に入れた一台のバイクと共に、進介は唯一の友人・高木と連れだち日本を飛び立った。目的は、北米大陸縦断の耐久(エンデユーロ)レースへのエントリーだ。総走行距離1万6000キロ、30日間に及ぶ究極のオフロード・レース。進介は鋼の馬を駆り、地を削り砂塵舞う陽炎の果てをひた走る。太陽が、人々の群像が、進介を通り過ぎてゆく。ゴールの先には、また新たな日々があるかも知れない。けれど、ゴールはまだ見えない――。感動のバイク小説。 -
私、という名の人生
ビル清掃のチームリーダーとして働く西さん。アルバイト学生の父親的存在の彼には、ブラジルで生きのびた壮絶な過去がある。74歳の現役歯科医師・シヅ子さん。戦争の後、命の限り生きようと決心した彼女は、今日も朗らかに患者を迎えている。奈良に庵を結んだ青い目の老禅僧・ドーラ。師が夢見心地で語る禅宗の教え――。人生の機微に触れる滋養たっぷりの物語に、爆笑必至のショートストーリーも収録した盛りだくさんの1冊。 ※本書は、二〇〇一年六月に小社より刊行した単行本『彼の人生の場合と彼女の人生の場合』に、和尚の人生の場合 または[無理會]/酢酸バー「鼻」/或る日の六号室/エコ噺 を加えた文庫が底本です。 -
別れぬ理由
現代の夫婦とは? 結婚して17年目を迎えた、速見修平と妻・房子。 お互いに愛人がいることがわかり、相手に対し、疑心暗鬼になり、揺れ動きつつも、紆余曲折を経て奇妙な安定期に入る。 夫婦の抱える問題を2人の心模様から見事に描き、テレビドラマ化、映画化もされた話題作。 【著者プロフィール】 1933年北海道生まれ。札幌医科大学卒業後、母校の整形外科講師となり、医療と並行して小説を執筆。1970年『光と影』で第63回直木賞受賞し、本格的に作家活動を開始。1980年『遠き落日』『長崎ロシア遊女館』で第14回吉川英治文学賞を受賞。1997年に刊行された『失楽園』は大きな話題をよび、映画化、テレビドラマ化された。2003年には紫綬褒章受章。著書は『鈍感力』『ひとひらの雪』『化身』『化粧』『孤舟』『うたかた』『花埋み』など多数。 -
図解 ゼロからわかる 仏教「超」入門
「なぜ日本人は死体に手を合わせる?」 「除夜の鐘はなぜ百八つなの?」 「「生」はなぜ四苦(生・老・病・死)に含まれる?」 「如来と菩薩はどこが違うの?」 「密教の修行とはどんなもの?」 「座禅はどのように組めばよいの?」 日常の中の仏教から、葬式、釈迦の教え、仏像の見方、各宗派の基礎知識までを、 元予備校講師が写真・図でやさしく解説! ■目次 はじめに――仏教から何が得られるものは何か 第一章 日常の中の仏教を知る 1 日々の仏教 2 仏教と年中行事 3 意外と知らない身辺雑事 4 さまざまなお寺めぐり 第二章 仏教で祈る 1 死者との別れ 2 死者の歩み 第三章 仏教を知る 1 お釈迦さまの教え 2 さまざまな仏像とその役割 第四章 仏教の宗派を知る 日本仏教の13宗派 1 法相宗 2 華厳宗 3 律宗 4 天台宗 5 真言宗 6 融通念仏宗 7 浄土宗 8 浄土真宗 9 時宗 10 臨済宗 11 曹洞宗 12 日蓮宗 13 黄檗宗 第五章 仏教を体験する 1 さまざまな修行案内 2 仏教と他の宗教 ■「はじめに――仏教が教えてくれるものは何か」より 小説家にして僧侶の瀬戸内寂聴尼は昭和の終わり頃、ある高僧に加持(災厄を除くために神仏の守りと助けとを祈ること)をしてもらった体験をこう述べています。 「私も最初は『お加持』なんて信じていなかった。だけど、清水寺で阿闍梨(高僧)さんにお加持をしてもらったとき、本当に効きましたね。宗教的な奇蹟というのは確かに起こり得ると実感しました」 寂聴尼は、その折のことを「霧が晴れるようにすっきりしましたね」とも語っています(長尾三郎『生き仏になった落ちこぼれ』)。 おそらく高僧は何やら呪文を唱え、数珠を寂聴尼の頭の上に置いただけなのかもしれませんが、仏門の身の寂聴尼が好き好んで嘘をつくとも思えませんので、高僧のお加持は確かに験(効き目)があったのでしょう。 しかし、このような不思議な霊力を得たいがために仏門を叩くのは、お門違いかもしれません。そうしたことのみが目的ならば、どこかの仙人のところにでも入門したほうが早いはずです。神秘的な力は受け手の感受性とあいまってたまたま発揮されたのかもしれず、常に万能だとは思えないからです。 仏教は神秘主義や奇蹟をむしろ嫌います。だから、「われわれ人間は、正しい宗教の信というものによって、新たなる心境というものが開けてくる。その心境を、ある人は、悟りだと言う」と、悟りのもつ意味を簡明に述べている僧もいます(曽我量深『我如来を信ずるが故に如来在ます也』)。 今までの自分にない「新たなる心境が開けてくる」ことこそ、仏教を学ぶ者が仏教からいただく最大の贈り物にほかなりません。それは、「生き方の指針」を得ることだといっていいでしょう。 この本では、日常生活でふと感じる仏教の身近な疑問に答えながら、仏教による生き方について考えていきたいと思います。 ■著者略歴 阪東良三(ばんどう・りょうぞう) 1946年、東京生まれ。1971年、北海道大学文学部ロシア文学科卒業。1981年、ソビエト国立プーシキン大学に学ぶ。現在、東京看護医療教育学院専任講師 -
何だかんだと
99年~01年までの芸能界をめった斬り! 野口五郎結婚式のしょっぱさ、石田純一の「とんちんかん」のルーツ……世紀が移り変わっても、やっぱりテレビは「とほほ」でした。痛快無比なるテレビ批評コラム集! -
何はさておき
ワールドカップ開催に抱く三井ゆりの野望、タモリに「リスペクト」を捧げる芸能界のミョーな空気――最近のテレビ批評から、過去十数年間に発表された日常コラムまで完全掲載。ファン必読のコラムが満載の逸品。 -
ショットガン刑事 炸裂!リボルバー娘。
ドラゴンマガジン連載「粛正プラトニック」の北摂高校を舞台におくる、秋口ぎぐるの最新作。生徒会・刑事部殺人課所属、通称ショットガン刑事こと宇野辺虎男が暴れまくる、超過激学園ハードボイルドついに登場! -
マンガ・黄金の接待
口下手で盛り上げ下手…な内気ビジネスマン救済の書! ハズさない店の選び方、最強の招待メール、確実に好印象を残す会話術など、誰でも接待の達人になれる黄金テクニックを漫画で伝授。接待が変れば仕事も変わる! -
幕末は「論争」でわかる
開国から明治維新に至る激動期。日本を牽引する人々はどんな議論を戦わせていたか。尊王vs攘夷、将軍継嗣問題、各藩の主張など、混乱の時代を理解する鍵となるポイントを漫画で解説。幕末にもっと魅了される1冊! -
天地無用!魎皇鬼
「うっそだろ~~っ!」コワーイ魎呼を蘇らせてしまったばっかりに、平和な日常が遠い世界にいってしまったフツーの高校生、柾木天地くん。魎呼を追ってきたお姫様や宇宙からきたギャラクシーポリスなど、トンでもない奴らが次々と現れて、学校はブチ壊すは、瀬戸大橋を全壊させるはの大騒ぎ!アブナイ彼女たちに囲まれて、天地は、ユウウツな日々をおくっていた。そんな彼が迎えるお正月。ただですむハズがない! 天地君をめぐって宇宙からやってきた美少女たちの恋の鞘あてが始まった!超人気のSFハイブリッド・ラブ・コメディーOVAのオリジナル小説! これを読まなきゃ人生大ゾン!? -
天地無用!in LOVE
いつもどおりの平和な征木家に突然、それは起こった。天地の身体の一部が一瞬、消えてしまったのだ。いったい何故、誰が天地を消そうとしているのか。「過去に問題あり」という鷲羽の指摘で、天地や魎呼、阿重霞たちは26年前の征木神社へと時間を溯る。そこで見たものは…。天地に振りかかった未曾子の危機を鷲羽は、魎呼は回避できるだろうか。そして天地自身がこの事件で出会う“最愛の女性”とは。TV版、劇場版「天地無用」の監督を努めたねぎしひろしが描く小説版「in LOVE」―これを読まずして劇場版「天地」は語れない。 -
男たちのゲームセット 巨人・阪神激闘記
1973年のプロ野球セ・リーグ。長嶋、王がまだ現役で巨人のV9達成がかかった年だった。巨人のライバルである阪神は、エース江夏、主砲に田淵を擁し、V9を阻もうと燃えていた。巨人と阪神の優勝争いは、直接対決の最終戦までもつれこんだ。このプロ野球史上まれにみる一年の、選手そして監督、コーチなどそれぞれの動きにスポットを当て、激闘の裏にある男たちのドラマを描き出す。山際淳司の遺作となった最後のスポーツ・ノンフィクション。 -
死体は知っている
ゲーテの臨終の言葉を法医学的に検証し、死因追求のためとはいえ葬式を途中で止め、乾いた田んぼでの溺死事件に頭を悩ませ、バラバラ殺人やめった刺し殺人の加害者心理に迫る……。監察医経験三十年、検死した変死体が二万という著者が、声なき死者の声を聞き取り、その人の人権を護り続けた貴重な記録。 -
マンボウ最後の名推理
豪華客船で、金持ちの豪邸で、冴えるマンボウの迷推理!? 「私の卓抜な推理によれば、これは、まさしくまぎれもない完全なる殺人事件であります」――サハリンへと向かう豪華客船の甲板に残された遺書と赤く染まった靴。偶然居合わせた北杜夫氏は、探偵役を買って出たが、推理すればするほど、真相は迷宮のかなたへ……「にっぽん丸殺人事件」。金持で日本歴史始まって以来のケチン坊である金持ち・金田鱗触が自宅の寝室で謎の死をとげた。そこになぜか北杜夫氏がやってきて、金田の死の謎を解明しようとするが……「梅干し殺人事件」。そのほか、ブラジルはリオデジャネイロで、赤ん坊を金持に売りつける商売をしているファビス・カルドーゾたちのドタバタ騒動「赤ん坊泥棒」。マンボウ氏が遺した爆笑のユーモア小説。 -
アンネのバラよいつまでも
【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 中学校の国語の教師だった小林氏は、授業の一環として「アンネ・フランクに手紙を書く」ことを生徒たちに提案した。やがて生徒たちの間から、平和のシンボルとしてアンネにゆかりのある「アンネのバラ」を植えたいと提案されるようになる。生徒たちの取り組みは受け継がれ、「アンネのバラ」は校庭に植えられることになる。平行して「アンネ・フランクに手紙を書く」ことも続けられていき、それらはまとめられて『アンネのバラよ いつまでも』というタイトルの文集となった。本書は、そのような取り組みの中で書かれた生徒の手紙や、アンネの父親であるオットー氏からのお礼の手紙が掲載されている。 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字サイズだけを拡大・縮小することはできませんので、予めご了承ください。 試し読みファイルにより、ご購入前にお手持ちの端末での表示をご確認ください。 -
漫画・うんちく北海道
北海道の定番グルメ、道産子気質、開拓の歴史、アイヌ、ご当地キャラ…など、あらゆるテーマの北海道ウンチク300連発。ご当地うんちく漫画シリーズ待望の第2弾。北海道が、ますます誇らしくなる! -
海の娼婦はしりかね
“はしりかね”とは、海に働く男たちの相手をした女たちの呼び名。三重県磯部町の的矢が帆船の停泊地として栄えていた頃の話だ。福島の奥会津、喜多方では嫁は貴重な労働力くだった。出産で休むと、家全体が村から孤立する。女たちは、自分で堕胎することも。日本各地に取材、土地の老婆たちの昔語りを収集した、昭和初頭に生きた女たちの歴史譚。
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