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ひぐらし鳴き乱れる北鎌倉の屋敷にひっそり暮らす若き女主人。彼女に魅了された男は請われるがまま、悪に手を染めることになる。魔性の女に翻弄される男を待受ける思いがけない結末。表題作「ひぐらし荘の女主人」。ほかに、禁断の恋を描く「花ざかりの家」、飼育願望の極致「彼なりの美学」匂い立つ美と官能の饗宴、鮮やかなラストの反転。極上を味わう自選短篇集。
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Posted by ブクログ
何とく女流作家の本は苦手で、読み終えた結果、やはり好きではないなと。 ただ、折に触れ、ねっとりとした心理や官能や狂気の世界に触れるのはいい刺激になると思ったので、定期的に敢えて読むようにしようと思う!
意外な展開を伴う。美と犯罪が巧妙に描かれている。表題作『ひぐらし荘の女主人』が特に良かった。女主人とは大げさな表現と思ったが、読後はなるほどと思った。
「ひぐらし荘の女主人」小池真理子さんの短編小説集です。 20代の頃、ほぼ毎日、一日一冊は本を読んでいました。 その頃よく読んだのが小池真理子さんのミステリー。 この頃の小池真理子さんは恋愛を絡めたミステリーを書く作家さんというイメージでしたが、 その後、官能的な恋愛小説が多くなりましたね。 ...続きを読む 直木賞を受賞した「恋」は私の中でもっとも好きな小説のひとつです。 「ひぐらし荘の女主人」 主人公の男性は売れない役者。 北鎌倉の古い屋敷に住まう美しい女に惹かれ、日常生活を忘れて夢中になり 最後は犯罪に手を染め、その人生を狂わせていく。 女の、美しい無邪気な笑顔の下に潜む鬼・・・ こんな女になら、人生を狂わされてもいい、と思うものなのでしょうか。 「花ざかりの家」 15年前に自殺を遂げた妻の不倫相手に出くわす夫。 その不倫相手の家に「水仙が見頃だから来て欲しい」と招かれる。 少女のように無邪気だった妻が、その男に関わることで 徐々に女としての潤いを増してくる・・・ その妻の様子から、不倫に気がつきながら見知らぬふりをした夫。 突然の妻の自殺・・・それから15年。 どうして今更、と思いながら、その家に足を運ぶ。 清楚な白い花を咲かせる水仙は、冷たい風に揺られ 可憐というよりもどこか寂しげで弱々しい・・・ あんなくだらない男にひっかかって、たった一度の情事で死を選ぶなどと 愚かしいと思いながらも、改めて、その妻の無垢がいとおしい。 どうして彼女は死を選んだのか。 物語の陰に潜んでいた「女」の存在が最後、突然姿を表します。 「彼なりの美学」 葉子は深夜、渋谷の映画館を出たところで、身なりの良い醜男に声をかけられる・・・ その醜男はとことん女性の美に執着し、葉子に彼なりの美学に基づいた生活をさせ 葉子の美しさを賞賛し続ける。 自分の傍において葉子を飼育するのですが、そこに性的な交わりはありません。 この本の中に性的な描写はほとんどないにも関わらず、 全編に渡って官能的な空気が漂っているのが、 さすが小池真理子さん、というところでしょうか。
‘花ざかりの家’が好きです。生まれながらにして危うい魅力で人を溺れさせる人物、しかもその魅力は無意識にも必ず人を不幸にする。作者はそんな人物像に憧れを抱いているのでしょうか?こういう人は本当にいそうですよね。気が付いたときには巻き込まれていて、もう後戻りはできない…みたいな(ノω=;) 恐ろしいで...続きを読むす。。
短編3話。 ひぐらし荘の女主人 花ざかりの家 彼なりの美学 官能の風景 巻末エッセイ2 解説 皆川博子 まさか,そんな落ちとは。 予想だにしなかった。 小池真理子もやはりお嬢様だったのか。
2013/11/12~11/14 艶っぽい話しの短編集 話しの根底は、全てどこかで読んだ気がする。 リアルな描写は無く、文章全体で官能を表現したとの事。 少し物足りない気がするのは、まだまだ若いと云う事か?
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ひぐらし荘の女主人 短篇セレクション 官能篇
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