作品一覧

  • あなたに褒められたくて
    4.2
    1巻440円 (税込)
    「そしていつのころからか、本当にいい人、のめり込んでいきそうな人、本当に大事だと思う人からは、できるだけ遠ざかって、キラキラしている思いだけをずっと持っていたいと考えるようになってますね。卑怯なんですかねえ。(略)ちょっとした瞬間、昔よく聞いた曲とか、立ち止まった景色とか、目をつぶって思い出すとジンとしてくることがあるんです。」(本文より)素敵な体験を綴る初エッセイ。

ユーザーレビュー

  • あなたに褒められたくて

    Posted by ブクログ

    高倉健さんがエッセイを出版していたとは、知らなかった。改めて、とても丁寧に生きてきた方なんだと感じた。

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    2017年01月02日
  • あなたに褒められたくて

    Posted by ブクログ

    高倉健が どこで 心が動き
    感謝し、怒っているのかが よくわかる。

    『空がからっぽになってしまって、
    空気さえないみたいに、太陽ばかりが光り輝いています。』
    落日を拾ひに行かむ海の果。檀一雄;ロカ岬。
    海を汚さないと言う青年 由五郎君。
    旅とは、何か別れを決意させたり、新しい感動に出会わせてくれる。
    日本人って、いいなぁと思われる生き方をしたい。
    夢は夢のままにしておく。
    怒りの火のようなものが、身体からぼわッと発する。
    この頑固さが自分を支えている。
    『昨年中はありがとうございました。
    こんなに気ままに生きて、
    昨年はまたしかじかの人の心を傷つけてしまいました。
    反省します。』
    行動は感情

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    2016年04月12日
  • あなたに褒められたくて

    Posted by ブクログ

    私は「高倉健」という人を誤解していたのかもしれない。
    人として出会いを大切にし、不器用な1人の男性だったと思わせてもらった。

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    2016年01月11日
  • あなたに褒められたくて

    Posted by ブクログ

    1993.8.25発行の作品です。高倉健さん62歳のときのエッセイです。「あ・うん」が1989年(58歳)、「鉄道員(ぽっぽや)」が1999年(68歳)の時です。第13回日本文芸大賞エッセイ賞受賞作品です。23の珠玉のエッセイがおさめられています。そして、その最後が「あなたに褒められたくて」です! ---母は明治の女だった。頑固で、優しくて、そして有難い母だった。自分が頑張って駆け続けてこれたのは、あの母に褒められたい一心だったと思います。---
    高倉健さん(1931.2.16~2014.11.10)の「あなたに褒められたくて」、1991.6刊行、1993.8文庫化です。健さん60歳の時の作品

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    2016年10月04日
  • あなたに褒められたくて

    Posted by ブクログ

    あなたが誰なのかは、読む前から察しがついていた。
    稀代の大スターも、人間であることには変わりない。一人の日本人の男性だ。
    いろんな作品に出演し、いろんな人々に出会い、いろんな旅をしたことがこの本に詰まっている。

    高倉健さんのようには行かないだろう。
    けれども、私も貴女も、人生という旅をしている一人の日本人であることには変わりない。

    どんなにお金を儲けても、どんなに有名になろうとも、人はみんな一人で死んでゆく。
    高倉健さんは、世の中にはそっと別れを告げられた。
    ちょうど、鉄道員で、主人公が定年間際に極寒の職場である駅のホームで帰らぬ人となったように。

    私たち日本人は、心の故郷のような高倉健

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    2015年01月19日

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