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著者の自選短篇セレクションシリーズのミステリー篇。表題作「泣かない女」、推理作家協会賞受賞作「妻の女友達」をはじめ、「悪者は誰?」「鍵老人」の4篇を収録。男の歪んだ欲望と、女の捻れた欲望がぶつかりあう。普通の人々の生活がふとしたことから崩れていき、その隙間に忍び寄る狂気。心の奥底を覗き込むようなミステリーの醍醐味を味わえる傑作の連続。
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Posted by ブクログ
短編だけれどどれも読後はオチがあり、うなるような感じが味わえる。『鍵老人』はタイトルからどんな内容かと思ったらドキドキちながら最後はなんだかホッとするというか不思議な感覚になった。あまり長いミステリーよりもこのくらいの短編が今しっくりくる。再読しても楽しめそう。
私はよく泣くので、ついこのタイトルに惹かれたのですが、「泣かないようになる」ための参考にはなりませんでした(笑) が、 お見事! 好きだな〜こういうの。 実際こんなに怖くないけど、 世の中って結局こんなものなのでしょう
読みやすいからすぐ読み終わっちゃう。 相変わらず、読んでて不安で仕方ない。 悪者はだれ?と鍵老人がとくによかった。 日常に狂気はふつーにあるって思わせる。
初めて読んだ小池真理子の作品。4つの短編で、どの作品もさらりと読めました。人の冷たい感じがなんかのめりこめなかったけど、思ったより面白かったです。
「鍵老人」の話が一番好き。傷付いた若い女性のために奮闘する老人に、なんとも言えない哀愁を感じた。そして、頼りたくない相手に頼らざるを得ない状況、その後の底知れぬ後悔。まさに恐怖である。
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泣かない女 短篇セレクション ミステリー篇
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