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Posted by ブクログ
私の読書の楽しみは、筋を楽しむよりも、物語のディテールを味わいたくて読む。
この作家もディテールが好きで読んでいる。
うーん。繭子と千春はお互いのことを見下してる。
主人公の繭子の目線での姉の千春の描写は、馬鹿にしているみたい。
読んでいくと、繭子も千春も何か欠けているのか、どちらかに異常に偏っているだけなのか、人物としてどちらにも共感は出来なかった。
共感はする必要は全くないが、なんというか、好きになれなかった。
繭子の不倫に共感できず、千春の繭子への異常な関心も分からない。
繭子は妻子ある男性(親子ほどの歳の差、22歳)との不倫について軽蔑する千春について、
年上との恋愛があるとは想像もできないのだ、と千春のことを言うが、
妻子ある男性との不倫についての言及が全くない。
そこ大事ではないだろうか?
または、知っているけど、触れたくないのか?
そもそも、雅之、俊之との関係も、繭子は不倫関係にあるとは言っていないのだ。
雅之についてもだ。歳の離れた女性、ましてや友人の娘で子供のことから知っている女性に手を出す心理が分からない。
この本の主題は、不倫や浮気にはない。
ないけど、なぜ罪悪感なく不倫が出来るのか意味が分からなくて、最後までこだわってしまい、モヤモヤの残る読後感しかなかった。
こう言うことをする人は、理性がない者なのだろうか。
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