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教養として知っておきたい「聖書の名言」
聖書は、過去何千年にもわたって読み継がれてきた世界的なベストセラーです。 聖書には、神が人間に与えた叡智が満載されています。 人間が本当に人間らしく幸せに生きるための知恵が短い言葉に凝縮されているのです。 それゆえに、現在、世界に十数億人いるキリスト信者の心のよりどころとなり、 人生の道しるべとなっています。 また、聖書ほど世界の歴史、文学、美術、建築、音楽に深く影響を及ぼし、 欧米諸国の伝統や習慣や考え方の土台となっている書物はないでしょう。 わたしたちが国際人のひとりとして、世界の人々とうまくコミュニケーションをとっていくためには、 言語も含めた彼らの文化や考え方を知るのは極めて大切です。 その点において是非とも読んでおきたい本の筆頭してあげられるのが聖書なのです。 ただ、日本の多くの方々にとっては、聖書はやはり理解し難い書物ではないでしょうか。 少し読んではみたがよく分からない、というご経験がおそらくどなたにもおありでしょう。 わたしたち日本人が、日常生活で必要のない外国語をマスターするのが難しいように、 外国からきた聖書も日常生活に直結していなければ、理解するのは難しいのです。 そこで、この本では、そのような方々が聖書にわずかでも親しんでいただかれるように、 聖書の代表的な言葉をセレクトして短くご紹介することにしました。 第1章から第3章は、イエス・キリストの言葉、第4章は、聖パウロの言葉をピックアップしました。 新約聖書のごく一部にしか過ぎませんが、聖書が伝えようとする本質を凝縮させた言葉です。 聖書の言葉によって、皆様が新たな視点をもたれ、人生をより活き活きとしたものにしてくだされば幸いに思います。 主な目次 ◆第1章 愛と許し(聖書は「本の中の本」) ◆第2章 使命と恵み(現代社会に生きる聖書の言葉) ◆第3章 苦しみと幸せ(天国へ至る道) ◆第4章 喜びと愛(使徒聖パウロの「目からうろこ」) -
教養として知っておきたい「日本史の200人」一問一答
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 教養として知っておきたい日本史知識を、一問一答形式でおさらいできる一冊。教科書では詳しく扱われていないけれども、小説やドラマで登場するような人物も含めて、日本人なら知っておくべき「日本史の200人」を取り上げました。学校で学ぶような基本レベルから、日本史マニアをうならせるレベルまで、人物についての様々な事柄や功績を問題を解きながら知ることができます。教科書に載らないこぼれ話もコラムで数多く扱っています。一冊通して読んでみると、この200人を通して日本の歴史の一端が見えてくるでしょう。日本史受験参考書のベストセラー『日本史B一問一答完全版』の著者がおくる、「教養版日本史人物一問一答」です。ぜひチャレンジしてみてください。 -
教養として知っておくべき20の科学理論 この世界はどのようにつくられているのか?
※この電子書籍は固定レイアウト型で配信されております。固定レイアウト型は文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 謎が解き明かされるたびに、テレビや新聞に登場する科学のさまざまな理論。本書はこのなかから、いま、ビジネスマンが知っておくべき理論を厳選して解説しました。関連する理論も登場するので、短時間で、集中して知識を身につけたいビジネスマンに最適です。 -
教養としての「イギリス史」の読み方
明治時代に西洋的な近代化を図った日本がもっとも手本にした国が、かつて辺境の島国でありながら世界の陸地面積の5分の1を支配する、「大英帝国」と呼ばれたイギリスだ。国王と貴族、大衆が柔軟な関係性を保ちながら議会政治を発展させてきたこの国は、世界大戦後の経済的な停滞もしぶとく乗り越え、いまも世界の主要国であり続けている。同じ島国であり、君主を戴くという共通点をもつ日本は、この歴史に多くのことを学ぶことができるだろう。本書はイングランド王国の誕生からEU離脱までを追いながらも、「地主貴族階級」「複合国家」「王室の在り方」などのキーワードを軸とし、単なる通史ではないアプローチで、歴史に埋め込まれたものを読み解いていく。この“教養”が、複雑な現代を生きる鍵になる! 〈主な内容〉序章 なぜ小さな島国が世界を変えたのか 1 王と議会はどのような関係だったのか――イングランド国王の誕生から名誉革命まで ●第1章 イングランド王国誕生 ●第2章 王と諸侯の駆け引き ●第3章 革命の時代 2 大英帝国はいかにして生まれたのか――産業革命と進化する植民地戦争 ●第4章 海洋帝国への道 ●第5章 大英帝国の光と影 3 イギリスはどこへ向かうのか――帝国の終焉と「三つのサークル」のあいだで ●第6章 二つの大戦と帝国の黄昏 ●第7章 現代イギリスの模索 -
教養としての宇宙生命学 アストロバイオロジー最前線
NASAが総額1兆円で打ち上げた最新宇宙望遠鏡も、日本が国際協力で建設する超大型地上望遠鏡も、狙うのは生命に溢れる「第2の地球」の発見!! 火星生命発見をめざし探査機を送る各国、木星や土星の衛星にも生命がいる可能性が!? 太陽系外の惑星に植物を探す? これだけ多くの星があるのだから、宇宙に生命がいるのは当たり前なのだろうか? それとも地球のような生命の星は唯一無二の存在なのか? アストロバイオロジー(宇宙生物学)研究の第一人者が、地球外生命や第2の地球の存在をめぐる常識から最新情報・未来予測までを平易に紹介。 〈目次より〉◎アストロバイオロジーはなぜ今注目されているのか? ◎生命を宿す惑星を探すジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡 ◎地球の生命はどのように生まれたか? ◎巨大ガス惑星や巨大氷惑星の誕生 ◎太陽系のハビタブルゾーンとは何か? ◎かつての火星は「水の惑星」だった ◎「第2の地球」は太陽系外にもあるか? -
教養としてのエントロピーの法則 私たちの生き方、社会そして宇宙を支配する「別格」の法則
この法則を知らずして、資本主義、地球温暖化問題、人類の未来を語ることなかれ。 「世の中には、ある一方向にしか動かず、『絶対に』元に戻せないことがある」。 たとえば、コーヒーにミルクを入れてかき混ぜると、コーヒーミルクができて、その後再びコーヒーとミルクに分かれることはない。 たとえば、熱いコーヒーをそのままテーブルに置いておくと、冷めてしまう。 たとえば、コーヒーを床にこぼしてしまうと、元のカップに戻すことはできず飲むこともできない。 こうした一見「当たり前のこと」は、じつは「エントロピー増大の法則」という物理法則で説明することができる。 この「エントロピー増大の法則」は、数多ある物理法則のなかでも、どんな時、どんな場所でも成り立つ「別格の」法則。私たちの生き方、社会、そして宇宙を支配する法則なのだ。 なぜ、経済が成長すると格差が広がるのか? なぜ、SDGsはうまくいかないのか? なぜ、温暖化が大きな問題なのか? その答えは「エントロピー増大の法則」を知ればわかる。 今日の情報科学の発展にも寄与した法則を理解するための最適の教科書。 -
教養としての「昭和史」集中講義 教科書では語られていない現代への教訓
★新しい昭和史の見方を伝える! 山川出版社の『日本史B 高校日本史』(81 山川 日B308)における戦前昭和史を、「教養」として読み直す! 実際の教科書と対比しながら、「大事なのに触れられていないこと」「さらっと記述があるだけだが、実は背景にこんなことが」という解説で、歴史の本質がつかめる! 「そんなに簡単に平和な世の中から戦争の時代へとシフトするのだろうか?」といった疑問。それは、個々の事実をつなぐ様々な出来事が教科書では端折られてしまっているから。本書では、そうした隙間を埋め、かつ簡素な記述の裏にある今日的な意味に光を当てながら昭和史を振り返る。 ・戦前昭和の歴史を学ぶことに今日的な意味が見出せない、そんな人こそ目からウロコの内容 ・いま以上に先行きが不透明な時代に、先人はどのように行動し、それがどのような結果をもたらしたのか? ・二大政党制の機能不全ないし限界についても、戦前と比較して考えることができる! ・当時の国民目線になって考えるという意味で、現代を生きる私たちが戦前昭和を身近に感じられる点。それは、当時の日本も格差社会であったこと。 ・当時の国民だとしたら? 新聞やラジオが戦争熱を煽っていくなかで、あなたは「それはおかしい」といえるのか。あるいは「おかしい」と発言すること自体、英雄的な、正しい行為だといえるのか。 -
教養としての神道―生きのびる神々
神道1300年の歴史は日本人の必須教養。「神道」研究の第一人者がその起源から解き明かす。ビジネスエリート必読書。 明治以降の近代化で、「国家総動員」の精神的装置となった「神道」。近年、「右傾化」とも言われる流れの中で、「日本会議」に象徴されるような「国家」の装置として「神道」を取り戻そうとする勢力も生まれている。 では、そもそも神道とは何か。 神道は古来より天皇とともにあった。神道は古代におけるその成り立ちより「宗教性」と「国家」を伴い、中心に「天皇」の存在を考えずには語れない。 しかし「神道」および日本の宗教は、その誕生以降「神仏習合」の長い歴史も持っている。いわば土着的なもの、アニミズム的なものに拡張していった。そのうえで神祇信仰が有力だった中世から、近世になると神道が自立していく傾向が目立ち、明治維新期、ついに神道はそのあり方を大きく変えていく。「国家神道」が古代律令制以来、社会にふたたび登場する。神聖天皇崇敬のシステムを社会に埋め込み、戦争へ向かっていく。 近代日本社会の精神文化形成に「神道」がいかに関わったか、現代に連なるテーマをその源流から仔細に論じる。同時に、「国家」と直接結びついた明治以降の「神道」は「異形の形態」であったことを、宗教学の権威で、神道研究の第一人者が明らかにする。 -
教養としての「数学Ⅰ・A」 論理的思考力を最短で手に入れる
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 論理的思考力を身につけるために最適で万能、さらに人類の共通語ともいえるものが数学だ。 AIや自動運転など技術革新がさまざまな場面に登場する昨今、数学的素養を持つことのニーズが日に日に高まっている。 早稲田大学の政治経済学部が「数学Ⅰ・数学A」を入試の必須科目にしたことをさきがけに、今後、数学Ⅰと数学A は、文系学生にとって最低限の「数学リテラシー」のスタンダードになっていくだろう。 本書ではその「スタンダード」がどんな内容を含むのか、数学を避けてきた文系出身の社会人でも無理なく学べるように解説する。数学が実社会でいかに役立つのか、論理的思考力の形成にどのように貢献するのか――実感しながら読み進めていくうちに身体に数学的思考が自然としみ込んでゆく。 「高校時代に数学をこんな風に教わりたかった」との声続出! -
教養としての精神医学
【筑波大学でベストティーチャー賞を何度も受賞した精神科医・松崎朝樹の大人気講義が本になった!】 15人に1人はかかるとされる「うつ病」や、幻覚や妄想が出る「統合失調症」など、日本の5大疾病の1つにも挙げられる精神障害。それは、あなたやあなたの家族、友人が発症してもおかしくない、ごくありふれた病気であり「遠い誰かの話」ではない。あなたや身近な誰かのために、あるいは教養として学ぶにふさわしい精神医学の解説本。 ■気分が晴れない、落ち込んでいる人たち(うつ病) ■幻聴や妄想が出ている人たち(統合失調症) ■きっかけなく突然のパニック発作を繰り返す人(パニック症) ■人と接することに緊張しすぎて困っている人たち(社交不安症) ■夜に眠れず日中に問題が生じている人たち(不眠症) ■入院中、急に認知症が進んだと間違えられがちな人たち(せん妄) ■感情が不安定な人たち(境界性パーソナリティ障害) ■自分はすごいと思いたがる傷つきやすい人たち(自己愛性パーソナリティ障害) ■人を疑わずにいられない人たち(妄想性パーソナリティ障害) ■注目を集め続けないといられない人たち(演技性パーソナリティ障害) ■自信が持てず不安で引っ込み思案な人たち(回避性パーソナリティ障害) ■急に怒る、風変わりな人たち(統合失調型パーソナリティ障害) ■感情が乏しく孤立する人たち(シゾイドパーソナリティ障害) ■細かいことにとらわれすぎる人たち(強迫性パーソナリティ障害) ■不注意だったり落ち着かなかったりする人たち(ADHD) ■アスペルガー症候群家族に起こること(カサンドラ症候群) ■ゴーイングマイウェイな行動が多い人たち(前頭側頭型認知症) -
教養としての世界史 天才たちの人生図鑑
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 孔子、ブッダからケネディ、ゲバラまで、世界を変えた歴史上の天才たちから「教養として知っておくべき」かつ「生き様が面白い」100人を厳選。 彼らの濃い人生を時系列イラストで1ページ、功績・名言を1ページで構成し、知的かつお洒落なデザインに仕上げました。 監修は『一度読んだら絶対に忘れない世界史の教科書』の山﨑圭一先生。 学生時代に勉強したものの、知識が曖昧になってしまっている歴史上の偉人たちを学びなおせます。 -
教養としての「世界史」の読み方
「混迷の現代」を読み解くカギは「歴史」の中にある。古代ローマ史研究の第一人者によるはじめての世界史講義。教養としての「世界史」の読み方とは、「歴史に学ぶ」ということ、「過去と現在との関わり合いを知る」ということ。東京大学教養学部で28年間、教鞭をとった著者が教養として世界史をどう読むかを教える1冊。文明の発祥、古代ローマとの比較史、同時代史、民族移動、宗教、共和思想……世界史を読み解く上で大切な視点を新説や持論を織り交ぜて、わかりやすく、面白く講義する。 (目次より)第1章 文明はなぜ大河の畔から発祥したのか/第2章 ローマとの比較で見えてくる世界/第3章 世界では同じことが「同時」に起こる/第4章 なぜ人は大移動するのか/第5章 宗教を抜きに歴史は語れない/第6章 共和政から日本と西洋の違いがわかる/第7章 すべての歴史は「現代史」である -
教養としての「戦国時代」
数多くの映像作品で時代考証を手がけてきた第一人者が、戦国時代を読み解く! 「長篠・設楽原の戦いで、信長は『鉄砲の三段撃ち』の新戦術を用いて、圧倒的勝利を手にした」「明智光秀は個人的な恨みで、本能寺の変を引き起こした」……これまで語られてきた「通説」は、研究の進展によって見直されつつある。では、あの合戦の実相はいかなるものだったのか。有名武将たちの強さの秘密はどこにあるのか――メディアに多数出演し、わかりやすい解説で定評のある著者が、最新研究によって見えてきた戦国時代の実像を解説。さらに、武将たちの生き方から、現代人が学ぶべきヒントを提示する。 ●第一部 ◆名将たちの真価――なぜ成功したのか ●第二部 ◆あの合戦の実相――通説は覆された ●第三部 ◆乱世の叡智――現代に活かす -
教養としての「税金」
◆税金の全体を幅広くカバーした「税金の百科事典」 所得税、法人税、消費税、相続税などの「国税」と、住民税、事業税、固定資産税、不動産取得税のような都道府県や市町村などの地域の自治体に支払う「地方税」を網羅して、税金の「全体像」と「読み解き方」を解説するような本は、あまりみかけません。 既存の類書は「賢く節税するための実用書」と「目的をもって学ぶための専門書」の2つに分けられ、それらには主要な税金しか登場しないのが実際です。しかし、森林環境税のように国税にもさまざまな税金がありますし、宿泊税のように地方税でも地域でオリジナルの法定外税が創意工夫によりつくられています。 こうした税金の全体を広くカバーしようとした「税金大全」あるいは「税金の百科事典」のような欲張りな入門書が、本書です。 ◆知識ゼロでも国民目線でみた税金のことが基本からわかる入門書 前半の“総論”では、「税金とは、どのようなものか?」「税金には、どのような種類があるのか?」など、税金を支払う国民の立場からみた税金の全体像、基本的な計算方法、読み解き方について専門用語をできる限り使わずにわかりやすい言葉で解説しています。 後半の“各論”では、所得税や消費税といったメジャーな税金だけでなく、事業税、固定資産税、印紙税、住民税、たばこ税など、現在ある国税と地方税を余すことなく、所得に対する税金、資産に対する税金、消費に対する税金の3つにざっくり分類して解説しています。また最後には、森林環境税などの「あたらしい税金」と「なくなった税金」についても触れられています。 税金や法律についての基本的な知識がない初学者でも、すらすらと読み進めることができ、豆知識的に多くの種類の税金知識を得ることができます。 ◆各税金の税率、税収ランキング、創設年などリサーチ情報も充実! 加えて、各税金の概要や税率のほかに、税収ランキング、根拠法令、創設年などのさまざまなリサーチ情報も盛り込まれています。そのため、税金のことをそれなりに知っている方や大学で学んだことがある方でも満足できる豊富な情報量となっています。 本書を通読すれば、それぞれの立場や社会のあり方から税制について議論できる「教養」を身につけることができます。 -
教養としての「地政学」入門
世界の今の見え方が変わる! 地政学とは何か--? ナチスも利用した「悪魔の学問」ではない。 ビジネスにも不可欠な「弱者の生きのびる知恵」である。 出口治明が語り下ろす、目からウロコのエッセンス ≫地政学はなぜ必要か? 平たくいえば「国は引っ越しできない」から。 ≫「陸は閉じ、水は開く」 --シュメール人のことわざに地政学の萌芽があった。 ≫「どうすれば、サンドイッチの具にならずに済むか、という問題」をめぐって、世界史の権謀術数は繰り広げられてきた。 ≫海上の覇権争奪戦に関係するシーレーン(海上交通路)において、「鍵をにぎるのが半島や海峡」である。 ≫「人間の真の勇気はたったひとつである。現実を直視して、それを受け入れる勇気である」 --ロマン・ロランの名言から、日本の今を紐解く。 【目次】 第1章 地政学とは? 1.地政学の一般的な定義について 2.地政学の最初の一歩 3.日本で文明の第一歩は北部九州で始まった 他 第2章 陸の地政学とは? 1.どうすれば自分の住む国や地域がサンドイッチの具にならずに済むか、という問題 2.ローマ教皇領を巡る攻防史 3.フランス王家とハプスブルク家のサンドイッチ攻防史 他 第3章 海の地政学とは? 1.半島や海峡の重要性 2.最も古くから発達し、近世まで世界の中心にあった地中海のシーレーン 他 第4章 日本の地政学とは? 1.日本が置かれている地政学的な現実 2.これからの日本はどこと同盟を結べるのか、それとも「日本ファースト」か 他 第5章 地政学の二冊の古典について 1.マハンが着目した「シー・パワー」が与えた影響 2.マッキンダーはなぜ「地政学の祖」と呼ばれるのか -
教養としての「中国史」の読み方
出口治明氏 推薦! 「なぜ中国は『一つの中国』にこだわるのか。中国の「本質」を理解するのに最適な一冊である」いちばん身近で、否応なくつきあわねばならない大国――中国。隣国・中国を知ることは、日本人が現代の世界に生きていくうえで必須喫緊の課題であり、いま求められている教養である。なぜ中国は「一つの中国」に固執するのか。なぜ中国はあれほど強烈な「中華思想」をもつのか。なぜ中国は「共産党一党独裁」になったのか。なぜ中国はあれほど格差が大きいのか。なぜ中国では「産業革命」が起きなかったのか。本書は、謎多き隣国・中国の「個性」を歴史からひもとく一冊である。 【目次より】●中国は「対の構造」で見る ●儒教抜きには中国史は語れない ●中国には、合法、非合法、善悪の境界がない ●共産党政権で自由経済が成立するロジック ●中国とうまくつきあっていくためのヒント ※本書は、2020年9月にPHPエディターズ・グループから刊行された作品に加筆・修正し、文庫化したものです。 -
教養としての「中国史」の読み方
保阪正康氏、推薦! 「中国を知る最良の方法とは何か? それは中国特有の歴史構造を読み解くことだ。本書はまさにその最適な書である」最も近接し、否応なくつきあわねばならない大国――中国。中国を知ることは、日本人が現代の世界に生きていくうえで必須喫緊の課題であり、いま求められている教養です。なぜ中国は「一つの中国」に固執するのか。なぜ中国はあれほど強烈な「中華思想」をもつのか。なぜ中国は「共産党一党独裁」になったのか。なぜ中国はあれほど格差が大きいのか。なぜ中国は「産業革命」が起きなかったのか。「対の構造」をはじめとする中国の個性がわかれば、こうした疑問を解き明かす道筋が見えてくる! 東洋史研究の第一人者が明快に語る隣国の本当の姿。 -
教養としてのデータサイエンス 改訂第2版
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ◆累計5万部を超えるベストセラー改訂!◆ 【安宅和人氏(慶應義塾大学環境情報学部教授・LINEヤフー株式会社シニアストラテジスト)推薦!!】 データ×AIドリブンな時代に何が基礎なのか、それを理解したい人はまずこれを手に取りたい。 ・これからを生き抜くために知っておきたいキーワードが、この一冊でまるわかり! ・「数理・データサイエンス・AI(リテラシーレベル)モデルカリキュラム」の改訂にあわせ、高等学校「情報1」との連携、生成AIの急速な発展などに対応し、完全準拠の公式テキストがますますパワーアップ! ・フルカラーで見やすく練習問題も充実! ・日本を代表する豪華執筆陣がていねいに解説! 【主な内容】 第1章 [導入] 社会におけるデータ・AI利活用 1.1 社会で起きている変化(樋口知之) 1.2 社会で活用されているデータ(樋口知之) 1.3 データ・AIの活用領域(孝忠大輔) 1.4 データ・AI利活用のための技術(内田誠一) 1.5 データ・AI利活用の現場(丸山 宏) 1.6 データ・AI利活用の最新動向(内田誠一) 第2章 [基礎] データリテラシー 2.1 データを読む(川崎能典) 2.2 データを説明する(椎名 洋) 2.3 データを扱う(川崎能典) 第3章 [心得] データ・AI利活用における留意事項 3.1 データ・AIを扱う上での留意事項(中川裕志) 3.2 データを守る上での留意事項(佐久間淳) ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 -
教養としての東大理科の入試問題
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 過去60年分、約1000問の東大理科の入試問題を分析し、著者が「興味深く、ためになる」と思う、物理、化学、生物、地学の選りすぐりの47問を丁寧に解説していきます。東大受験に限らず、現在の大学受験では理科は2科目か1科目しか使わないので、受験で使用する科目以外は深く学ばずに終わってしまうのがふつうです。しかし病気と薬、天体や気象観測、原子レベルの大きさの測定など、複雑化した現代の科学技術は“物化生地”にきれいに切り分けて議論することはできません。そこで本書では、「水」「電気」「宇宙」など、大きなテーマに沿って科目の垣根を越えて問題を集め、その解き方だけでなく、教養として楽しめるように踏み込んだ解説を試みています。 -
教養としての日本史 偉人たちの人生図鑑
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ムンディ先生こと山﨑圭一監修の既刊『教養としての世界史 天才たちの人生図鑑』の日本史版です。日本史上の偉人から、「教養として知っておくべき」かつ「生き方がおもしろい」100人を厳選。偉人の生涯を時系列のイラストで1ページ、プロフィールおよび功績・名言を1ページで構成しています。北条政子、新井白石、木戸孝允など、学生時代に勉強したものの、知識が曖昧になってしまった日本史上の偉人たちをスマートに学びなおすことができます。 -
教養としての日本地理
仕事に!勉強に!旅行にとっても役立つ! 社会人として知っておきたい日本地理のあれこれが 地図とデータでひとめでわかる! 私たちが学校で習った教科の中で、 日常の生活と最も深いかかわりを持っている科目は、 地理ではないでしょうか。 地理の知識を身につけている人とそうでない人とでは、 同じニュースを見聞きしても、 理解度に大きな差が出てくるでしょう。 本書は、日本地理の基本的な知識をベースに、 各項目を見開き単位の見やすい構成にしました。 左ページには地図やデータを多用していますので、 ここだけ見ても十分興味深く理解できるようになっています。 ■目次 1章 大きく変わりつつある日本のすがた 2章 知っているようで意外と知らない日本の国土 3章 山、川、島、湖ー複雑な日本の地形 4章 行政区分の返還と都市の移り変わり 5章 日本の自然と気候 6章 日本の文化と伝統、文化財 -
教養としての「半導体」
◆「そもそも半導体って何?」──今さら聞けない素朴な疑問を解説! 新型コロナ流行直後の「半導体不足」や米中の覇権争いが激化して世間で注目を浴びる半導体ですが、われわれが普段の生活のなかで直接目にするわけではないので、あまり馴染みがありません。 「半導体ってそもそもどこで何に使われているの?」 「メモリ、ロジック、CPU、MPUの違いとは?」 「製造工程──前工程・後工程とはどのようなプロセス?」 など、半導体のしくみや基本構造、つくられ方まで、元技術者の著者がわかりやすく解説します。 ◆業界の全体像から複雑に入り組む産業構造を徹底解剖! ひと口に半導体産業といっても、裾野は非常に広く、無数の関連業界で構成され、複雑に入り組んでいます。例えば、インテル、サムスンの名前は聞いたことがあると思いますが、 熊本に工場を設置して話題になった台湾の「TSMC」とは? 人工知能(AI)で市場を席巻する「エヌビディア」とは? ソフトバンク傘下で米国ナスダックに上場した「アーム」とは? これらの企業の半導体産業における違いは何なのでしょうか? ・半導体メーカー(IDM) ・半導体製造装置メーカー ・ファブレス ・ファウンドリー ・OSAT ・EDAベンダー ・IPプロバイダー など、半導体産業の構造、各分野の特徴と主力企業を一挙に解説します。 ◆半導体をまるごと理解できる入門書の決定版! 著者は、半導体の伝説的な技術者であり開発・製造の第一人者で、かつて日本の半導体が世界のトップシェアを誇った時代から半導体に携わっています。本書では、業界に長く携わってきたからこその深く鋭い視点や当時の技術者しか知ることができないエピソードをふんだんに盛り込んでいます。 □日本の半導体はなぜ凋落したのか? □「日米半導体協定」がもたらしたものとは? □熾烈な競争の行方と日本勢復活のカギは? など、専門知識がない人でも興味深く読める話題が満載です。半導体の過去・現在・未来をシームレスにつかめる1冊! -
教養としての「フランス史」の読み方
出口治明氏推薦! 「古代から今に至るまでの長大で複雑なフランス史を、これほどわかりやすく学べる本はほかにない」 世界大戦、移民問題、ナショナリズム、EUの未来……よりよい未来のために、我々は何を選択すべきか。フランス史の中に、複雑な現代を読み解く鍵がある! 西洋近現代史研究の第一人者が、2000年を超える歴史の流れを大きくとらえて語りきる、現代人必読の一冊。国民国家の概念を生み出したフランスの歴史は、現代人が、今、学ぶべき教養である。 【目次より】●日本人が今、フランス史を学ぶべき理由 ●フランス革命は王権打倒ではなかった ●イメージ戦略に長けたナポレオンの台頭 ●なぜユダヤ人は迫害されるのか ●フランス史を見るとEUの未来がわかる ※本書は、2019年10月にPHPエディターズ・グループから刊行された作品に加筆・修正し、文庫化したものです。 -
教養としての「フランス史」の読み方
フランス革命、国民国家、ナショナリズム、世界大戦、移民問題、EUの未来……。フランス史を知れば、世界史や現代社会がわかる。歴史の中に現代を読み解く鍵がある。ロワール川沿いのお城にヴェルサイユ宮殿、フランス革命やナポレオン、あるいは芸術やファッション、フレンチ料理やワイン……、さまざまな魅力に満ちているフランス。それらは、歴史の激動や課題のクリアがなされてきた中で、特徴をもって形作られてきた。西洋近現代史研究の第一人者が2000年を超える歴史の流れを大きくとらえて語りきる、現代人必読の書。国家間の対立が激しい現代世界、国民国家を生み出したフランスの歴史は、今、学ぶべき教養だ! 【目次より】1. 「フランス」の始まり/2. 打ち続く試練から王権の強化へ/3. 絶対王政とヨーロッパ世界の拡大/4. フランス革命とナポレオン/5. 王政・共和政・帝政、揺れるフランス/6. なぜ、世界大戦は起こったのか -
教養としての「病」(インターナショナル新書)
「新自由主義」によって毒された日本の医療──カネさえあれば、どんな病気も治せるというのは幻想にすぎない! 慢性腎臓病を患い、生体腎移植を受けた「知の巨人」佐藤優が警鐘を鳴らす「本当の医療」とは? 医者と患者が「共同体」を作ってこそ行なえると説く、その理由とは? 対談の相手は佐藤氏の主治医である片岡浩史氏(東京女子医大病院)。片岡氏は京大法学部を出たのちにJR西日本に就職し、駅員や車掌を経験したこともあるという異色の経歴の持ち主であり、まさに「真の教養」を知るドクターでもある。 -
教養としての理系の英語(CDなしバージョン)
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 私たちの身の回りの新聞やテレビのニュース、雑誌などにも科学用語が氾濫しています。たとえば、「オゾン層破壊」「炭素繊維」「光触媒」「3Dプリンター」「LED]「再生可能エネルギー」「iPS細胞」など。理系の英語に関心を持つすべての人に有益な知識と英語表現を一冊にまとめました。日本人にとって「理系英語」で苦手な数式の読み方から新聞やニュースによく出てくる科学用語の知識と英語表現、語彙までを一気に学びます。数式の英語の読み方と例文から身につける科学用語の英文を音声で収録。(音声はベレ出版ホームページにてダウンロード販売しております) -
教養としての臨床心理学85
臨床心理学の「原理」「基礎理論」「心理的アセスメント」「カウンセリング」「心理療法」「精神疾患」「5領域の心理学」の各分野から85の重要タームを厳選して掲載。大学4年間で学ぶ臨床心理学をこの一冊でおさらいできます。 DSMやICDの最新版の診断書に準拠して制作されている本書を通して、臨床心理学の基礎理論から、カウンセリングやアセスメントの技法、さらには心理療法や精神疾患に関する知見を深めてください。 解説では各タームの学術的な定義を説明し、ワンポイントレッスンでは、その関連知識を解説しています。 【目次】 Chap.1 原理 ~臨床心理学の歴史と発展をたどる~ Chap.2 基礎理論 ~さまざまな理論の背景を押さえる~ Chap.3 心理的アセスメント ~クライエントを包括的に理解する~ Chap.4 カウンセリング ~クライエントに寄り添い共感する~ Chap.5 心理療法 ~心理的問題の解決法を学ぶ~ Chap.6 精神疾患 ~こころの病の原因や対処を知る~ Chap.7 5領域の心理学 ~生活に根ざした分野の心理支援に携わる~ すでに心理臨床の現場で活躍するカウンセラーをはじめとする心理職の方はもちろんのこと、公認心理師・臨床心理士を目指す受験生や、産業カウンセラーやキャリアコンサルタントなどの各種心理資格の取得を目指す方が、臨床心理学の知識をおさらいする上で必読の一冊です。 既刊本『教養としての心理学101』の姉妹編となります。 より基礎的な心理学の知識を学びたい場合は、『教養としての心理学101』もあわせて読んでみてください。 -
教養としての「労働法」入門
古くは劣悪な労働環境改善や、長時間労働の是正などのため、最近では同一労働同一賃金、ハラスメント防止などへのために、ルールを定めてきた労働法。細かいルールを正しく理解して適切に対応するのはもちろん大切なことですが、社会状況が変われば、さらなる課題も生まれるものです。 外国人労働者の増加、多様な働き方が求められる今後を考えると、いま存在しているルールを知っているだけでは、新しい課題に立ち向かうことは困難です。 そこで本書は、重要判例や、海外諸国の制度と比較しながら、労働基準法や労働契約法などが制定された歴史的な背景から労働法をわかりやすく解説。「採用時に職務が決まっていない」「時間外労働の割増率が低い」など、日本の特殊な雇用環境や、先進国のなかでは低い労働条件で働いている実態もみえてきます。 実務や試験ではほとんど役に立たないかもしれませんが、物事に対する別の角度からの見方や今後の課題を解決するヒントがみつかる一冊です。 -
教養としてのローマ史入門
人口の推移と人物伝でたどる「世界の首都」3000年の栄枯盛衰・出口治明氏、はじめての「ローマ史」・人口推移グラフで、都市の盛衰がひと目でわかる・人物伝のおもしろさ、通史のわかりやすさ。過去と現在が共存し生き続けるローマ。この「永遠の都」をこよなく愛する二人の著者による、ユニークなローマ史の入門書です。まず、都市の盛衰を人口の推移という客観的な数字で示しました。古代の繁栄と中世の衰退、そしてルネサンス以降の回復という歩みが一目瞭然となります。第二に、歴史は人間が作るという視点から14人の人物を選び、彼らが生きた時代を多面的に描くことで、魅力的な人物伝でありながら通史となるよう工夫しました。楽しみながら教養としての知識が身につく。「世界の首都」3000年の歴史がここにあります。 -
教養としての「ローマ史」の読み方
佐藤優氏、推薦!「ローマ史の中に人間の英知のすべてが詰まっていることがよくわかる。」建国時の混乱、強敵との戦い、国家の再建、跡継ぎ問題、異民族の侵入、文明の変質……。長きにわたって生き延び、ありとあらゆることを経験したローマの歴史は、混迷する今の世界を考える上での羅針盤となる。ローマ史はもちろん、世界史や現代社会の理解をより深めることにもつながる一冊。今、世界で古代末期のローマと同じようなことが起きている。 〈目次〉●なぜ、ローマは世界帝国へと発展したのか ●勝者の混迷、カエサルという経験 ●「世界帝国ローマ」の平和と失われた遺風 ●ローマは、なぜ滅びたのか ※本書は、2018年3月にPHPエディターズ・グループから刊行された作品を加筆・修正し、文庫化したものです。 -
教養としての「ローマ史」の読み方
なぜ、ローマは帝国になり得たのか。なぜ、ローマ帝国は滅びたのか。王政から共和政を経て帝政へ、多神教世界帝国から一神教世界帝国へ。古代ローマ史研究の第一人者が、長きにわたって古代を生き延びたローマの歴史とその新しい「読み方」を語り尽くす。建国時の混乱、強敵との戦い、国家の再建、跡継ぎ問題、異民族の侵入、文明の変質……。ありとあらゆることを経験したローマの長い歴史は、現代を考える上での大きな羅針盤となり、混迷する現代を生きる我々に多くの示唆を与えてくれる。ローマ史のみならず、世界史や現代社会の理解をより深めることにも繋がる一冊。 【目次より】1. なぜ、ローマは世界帝国へと発展したのか/2. 勝者の混迷、カエサルという経験/3. 「世界帝国ローマ」の平和と失われた遺風/4. ローマはなぜ滅びたのか 佐藤優氏、推薦! 「ローマ史の中に人間の英知のすべてが詰まっていることがよくわかる。」 -
教養として学んでおきたい女性天皇
本書は、天皇制の成立以前にまで遡って、日本史における女性天皇およびそれに準ずる女性君主の歴史を解明していくものです。 皇位継承問題などで様々な議論が起こるたびに、女性天皇、女系天皇が話題になりますが。 未来における皇室の在り方を考えていくためには、かつての時代について学ぶ必要があるでしょう。 古代日本から江戸時代まで、女性天皇が統治者として果たしてきた責務について学んでみませんか? 推古天皇、持統天皇といった8人10代の女性天皇の責務だけでなく、女王卑弥呼、神功皇后などの歴史的な位置づけなどについても解説します。 なお、女性天皇と女系天皇が混同されがちな傾向がありますが、その両者は別物です。 女性天皇は文字通り女性の天皇を意味するもので、本書では過去8人10代存在した女性天皇を中心に解説します。 第1章 伝説の女王・女皇たち 第2章 推古天皇 第3章 皇極・斉明天皇 第4章 持統天皇 第5章 元明天皇と元正天皇 第6章 光明皇后と孝謙・称徳天皇 第7章 「古代の再来」……明正天皇と後桜町天皇 -
教養として学んでおきたい神社
神社について学ぶ。それが、この本の目的です。 多くの人たちは、普段神社とかかわることは少ないかもしれません。 ですが、正月になると、神社に初詣に出かけます。 子どもが生まれたときの初参りや七五三の際にも、神社に参拝します。 神社は、私たちの日常の暮らしのなかにしっかりと根づいています。 それは、私たち日本人にとって、神社という存在が必要不可欠なものであることを意味します。 本書では、神社で祈ることの意味、その場所が持つ価値、神社の成り立ちや 神仏習合、神仏分離といった過程、神社の格などについて、 宗教学者の島田裕巳先生に詳しく丁寧に解説していただきます。 -
教養として学んでおきたい哲学
「哲学」というと、一度はきちんと学んでみたいというあこがれと、難しすぎて歯が立たないというあきらめの気持ちを持つ読者の方は多いのではないでしょうか? 哲学は、なにかと難解なイメージだけが先行しがちな学問です。 本書では、そういった印象になりがちな哲学についてやさしく詳しく解き明かし、その概念、歴史、代表的な哲学者たち、主な議論など、教養として学んでおくべき主な事柄について、解説します。 ソクラテス、プラトン、アリストテレスから、カント、ヘーゲル、マルクス、ニーチェまで。 弁証法、イデア論、実存主義、マルクス主義、分析哲学、ニヒリズムなど。 知っておけば役に立つキーワードを解説! -
教養として学んでおきたい仏教
仏教について学ぶ。 それが、この本の目的です。 「宗教、とくに仏教について学んでおく必要があるのではないか」 多くの日本人は、年齢を重ねることで、そのように考えるようになります。 では、仏教についてどのように学んでいけばいいのでしょうか。 この本では、仏教を学びたいと考えている人たちに、宗教学者の島田裕巳先生に、どう学んでいけばいいのかを解説していただきました。 仏教の世界は広大であるため、その全貌を伝えることは難しいのですが。 仏教が宗教の一つとしてどういった特徴を持っているのか、理解しておかなければならないことは何か、そこから解説します。 -
教養と自己啓発の深い溝
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 (目次より) ●積めば積むほど、自らに厳しくなる 知識の豊かさが本質ではない 村上陽一郎 ●修養ブームが生み出した潮流 近代日本の自分磨き 大澤絢子 ●青年学級、大学、そして司馬遼太郎ブーム 格差ゆえに教養が求められた時代 福間良明 ●技術知・実務知、歴史的人物、自分らしさ…… 「ビジネスマンの教養」の系譜と現在 牧野智和 ●「大きな物語」が喪失した時代 新たな知の共同体を作れるか 隠岐さや香 ●運命から自身を解放するために 独学のススメ 読書猿 ●学びの場か、信者ビジネスか……注目集める仕組みのいま オンラインサロンに人は何を求めているのか 藤谷千明 -
教養の人類史 ヒトは何を考えてきたか?
人生を豊かにするための「教養入門」決定版 近頃、書店には「教養」についての本が溢れている。だが、そもそも教養とは何か。なぜ教養が必要なのか。教養はいかにして身につけるものなのか――。 著者の水谷氏によると、1人の人間が生きていく上で必要な知識は2種類存在する。ひとつは実社会で生きていくために必要な知識。もうひとつは、1回きりの人生をより心豊かに、充実したものにしていくための知識だ。水谷氏は後者こそが教養だと説く。 本書は読者をそうした“知の探求”に誘うための足掛かりを提供する。ヒトという種が現在のチンパンジーやボノボなどと共通の祖先から枝分かれした約700万年前から現在に至るまでの歩みを辿りながら、私たち人類が一体この地球に何を残してきたのか、何を考え、何を信じ、何をしてきたのかを振り返る。 壮大な旅を手助けしてくれるのは、古今東西の“知の巨人”たちだ。国内からは内藤湖南、津田左右吉にはじまり、梅棹忠雄、中村元、丸山真男、松田壽男、見田宗介、柄谷行人、山極寿一、斎藤幸平。海外からはJ・S・ミル、マルクス・エンゲルスにはじまり、カミュ、エリアーデ、チョムスキー、ジュリアン・ジェインズ、W・J・オング、ユヴァル・ノア・ハラリ……。彼らの著作のエッセンスに触れつつ、人類が生み出してきた“知の全体像”を俯瞰する。 短期大学で16年にわたり教養の講義を続けてきた筆者が、大学生や新社会人に向けて書き下ろした教養の入門書。 -
教養の数学(改訂版)
※この電子書籍は固定レイアウト型で配信されております。固定レイアウト型は文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 本書は幅広い数学の紹介を目的とし、文科系へ進まれる読者にも大した予備知識を必要とせずに理解してもらえるよう話題を選び解説した。理工系はもとより、社会科学系の各分野へ進まれる学生に対しても、大学の基礎課程における講義内容は微分積分と線形代数に関するものが中心になっている。本書はこれに対して、もっと幅広い数学の紹介を目的としたもので、文科系へ進まれる読者にも大した予備知識を必要とせずに理解してもらえるよう話題を選び解説した。 -
教養の力 東大駒場で学ぶこと
1990年代、大学から「教養」の名を冠した学部が次々に姿を消した。それに応ずる形で専門知・実用知の優位性が喧伝されると、いまや「教養」はかつてのエリート達による懐古趣味のようなカビ臭い存在になってしまった感がある。しかし、本来の教養は、行き過ぎた専門知の追求に対して物事を多角的に捉える視点を与えるものでもあった。本書では、そうした意義に加え、人格的な豊かさを体現するためにも不可欠な教養の意味を問い直し、今の時代にも活きる新しい形を提示する。東大教養学部で長年教えた著者が授ける教養の力!【目次】まえがき/第一章 「教養」は変質しているか/第二章 学問・知識としての教養/第三章 教え授ける・修得する行為としての教養/第四章 身につくものとしての教養/第五章 新時代の教養/あとがき -
教養のトリセツ 心理学
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ストレス多い現代社会に生きる人々にとって「心理学」が今ほど必要とされる時代はない。多種多様な領域にわたって研究されている心理学のすべてを、186の項目と48人の心理学者を軸に、簡潔な文章と親しみやすいイラストで解説。ビジネス、家族、恋愛……あらゆる人間関係に役立つ心理学の基礎知識をコンパクトに学ぶ入門書。ストレスの多い現代社会を生き抜くうえで、ビジネス・恋愛・家族・友人などなど、対人関係において「心」の問題は多いもの。「歴史や、多様に分類される学問としての心理学」と、「生活の現場で応用できる実践としての心理学」という観点から心理学のすべてを解説します。シンプルで親しみやすいイラストと簡潔なテキストで紹介される本書は、読んでもたれることなく、すっきり頭に入ってくる一冊となっています。 -
〈教養〉は死んだか 日本人の古典・道徳・宗教
教養がある人とは日本人の場合、よくものを知っている人で、知識人という意味と同じである。中国人の場合、教養とは知識とともに道徳的修養が含まれている。今では日中で知識型と人格型に分かれてしまった教養だが、かつては一体化していた。知識を学習することによって人格を高めていくとしていたからだ。その知識とは儒教的古典であった。古典学習が人格教育になるとされていた。現代日本人において〈教養〉は〈知識〉と〈人格〉に分裂し、知識型教養が肥大化している。これでいいのか、なぜ日本人は知識偏重になったのか、人格と知識の新しい結びつきは可能か、可能とすればどのような結びつきか等についてさまざまな面から考察する。目次は、第一部 〈古典をめざして〉から〈古典を通じて〉。第二部 漢文は死んだか。第三部 日本人が忘れたもの――道徳教育・儒教教育。補論 大学の死と再生と。日本人の〈教養〉の復権について語った著者渾身の一冊。 -
キノコとカビの生態学 枯れ木の中は戦国時代
枯れ木の中では多種多様な菌類による「陣地領地獲得合戦」が繰り広げられています。その様子はさながら戦国時代のよう。武将として登場する菌類には、シイタケのような立派なキノコを作る種類だけでなく、顕微鏡を使わなければ見えないようなカビもたくさんいるのです。ただし、カビといっても侮るなかれ。決して雑兵ではありません。そもそも、キノコもカビも同じ菌類の違う姿にすぎないのです。 本書では枯れ木に生息する菌類をすべて「木材腐朽菌」と呼び、森の枯れ木の中で彼らがどのような暮らしをしているのか紹介します。最近の菌類生態学の大きな進歩の一つに、キノコではなくその本体である菌糸の野外でのふるまいに関する知識が急速に増えたことがあげられます。本書では、こういった最新の研究成果を盛り込んだ菌類生態学の解説を目指しました。 -
無線ネットワークシステムのしくみ IoTを支える基盤技術
本書では,動く人や様々なモノを繋げる無線ネットワークシステムを取り上げて,その基本的なしくみと技術をわかりやすく解説する。スマートフォンに搭載されているネットワーク新技術を取り上げるなど,ネットワークシステム利用者の視点を中心に解説することで,読者にとっても内容がより身近に感じられるだろう。また,最先端の技術や今後の展望まで取り上げることで,将来におけるこの分野の研究・開発などにも興味を持てるような内容になっている。 本書の構成は,無線ネットワークシステム利用を概観することを入口に,過去から未来へと無線ネットワークシステムを見直していきながら,その進化の過程を解説する。次に,無線ネットワークを実現するための技術や無線周波数資源に着目し,その特徴と利用増大に対応するための課題やその解決への糸口を解説する。さらに,IoT社会の到来で注目されている,様々なモノを繋げやすくするセンサや車両によるネットワークを紹介し,その実現に必要となるネットワーク基盤のしくみと先進技術を解説する。 -
昆虫の行動の仕組み 小さな脳による制御とロボットへの応用
昆虫は小さい体に小さい脳しかもっていないが,障害物を避けて飛んだり,素早く動く餌を捕まえたり,捕食者の襲撃をかわしたりする。昆虫の脳は,複雑な計算処理を行うのではなく,シンプルだが巧妙な仕組みでそれらの課題をこなすと考えられている。本書は,「昆虫そのもの」ではなく「動物の行動の仕組み」に興味を惹かれて研究に取り組む著者が,ハエ,ミツバチ,カマキリなどを例に昆虫の驚異的な行動の仕組みをわかりやすく説明する。さらに,それらの行動を制御する運動系の神経機構,昆虫の行動の仕組みをロボットに応用した例について取り上げる。 行動の「仕組み」とは,別の言葉で言い直せば「アルゴリズム」である。動物の行動は神経系が制御しているが,神経系の構造や機能を理解していなくても,行動の手順である「アルゴリズム」は理解可能である。そこで本書では,行動の「アルゴリズム」を中心にまとめ,平易な解説としている。 著者が歩んできた道についても触れられている。観察や実験好きで科学者に憧れていた子ども時代,思いつきで始めたカマキリの研究から次第に昆虫の行動の面白さに惹かれていく様子,他の研究者との出会いやイギリス留学のエピソードなどを織り交ぜながら,基礎研究の面白さを生き生きと伝える。考える楽しさが存分に味わえる1冊。 -
シュメール人の数学 粘土板に刻まれた古の数学を読む
紀元前3800年ごろ、メソポタミア南部に世界最古の都市文明を築いたシュメールの人々は、当時の思考や事跡などを粘土板に刻み残した。現代にも膨大に残されている粘土板に純粋な“数学文書”は極僅かしか存在しないが、行政や経済に関する文書には当時の数学的知識の様子を窺わせるものが多く存在する。この書籍は、それら粘土板を紐解くことで数学の源流に迫ろうという、世界初のシュメール数学に関する概説書である。 最初に、自然数・分数と小数・四則演算といった現代生活に於いても欠かすことのできない知識の起源を解説する。後半では、時間や角度と、それらにみられる60進法、方円の面積計算や円周率の起源のほか、約4600年前の人類が複利計算を行っていた可能性を示唆する粘土板を紹介する。粘土板一つひとつについて計算過程・思考過程を省略せず提示し、古代文明の息吹が感じられるよう丁寧に解説した。 -
現代暗号のしくみ 共通鍵暗号,公開鍵暗号から高機能暗号まで
1970年代,従来の秘密鍵を共有する共通鍵暗号に加えて,公開鍵暗号と呼ばれる新しい概念が考案された。この公開鍵暗号によって鍵の配送が容易になり,インターネットのようなオープンな環境での暗号利用が容易になった。また,公開鍵暗号は電子文書の改ざん防止と作成者の確認(認証)が行えるディジタル書名にも応用され,インターネットでのサーバの認証にも利用されるようになった。 本書では,このような現代の暗号・認証技術のしくみを,予備知識なしで理解できるように紹介し,暗号・認証技術がインターネットでの安全な通信をどのように実現しているか解説する。クラウドなどネットワーク環境の多様化に伴ない,暗号・認証技術の研究は公開鍵暗号・ディジタル署名からさらに進んでおり,その最新の研究の一つである高機能暗号についても平易に解説する。 このような暗号・認証技術は,研究者や開発者だけのものでなく,いまや一般人も知っておく必要のある技術ともいえる。本書はそのための一助となるだろう。 -
生態学と化学物質とリスク評価
我々の生活はリスクに満ちあふれています。日々の暮らしは満ちあふれたリスクを比べて何が良いかを選び出す、意思決定の連続です。直感で考えてしまうことが多いリスクの大きさですが、ちょっと気をつけるだけでちゃんと比べられるようになります。本書はそんなリスク評価の考え方を書いた入門書です。リスク評価の考え方を化学物質の生態リスク評価にどうやって当てはめればいいのかを中心に書いています。現代では生態系保全に反対する人はほとんどいません。けれども、どこまで守ればいいのか、守るために現代生活の利便性をどこまで放棄すべきか、という話になると、意見が分かれます。本書にはその答えは書いていません。本書では、答えに近づくには何をすべきか、どう考えれば良いのかを書きました。考え方の考え方が記された一書です。 本書の楽しみ方は2通りあります。1つは、リスク評価の方法を知る、自分で考えることの大切さを知る、ということです。そしてもう1つは、異分野世界でのサバイバル技術です。砂の穴に放り込まれたある男が、砂の世界にとどまることになった顛末をお楽しみください。 -
まちぶせるクモ 網上の10秒間の攻防
動物の中で,最も精密で複雑な建築物をつくるクモ。網と呼ばれるその建築物は,エサを獲るためのもので,クモが自ら紡ぐたんぱく質でできた糸を組み合わせてつくられている。 クモは1日のほとんどの時間を網の上でじっとエサを待って過ごす。しかし,一度エサがかかるとすばやく動き,これを捕まえようとする。その間およそ10秒。網は,クモとエサとの10秒間の攻防の舞台なのだ。 良い狩り場を選ぶ方法,エサをおびき寄せる仕組み,優れた糸の性能とそれを網に組み上げるやり方が相まって,クモと網が一体のシステムとなることにより,エサを捕らえることができる。 本書は丸々1冊を費やして,この10秒間を徹底的に解き明かしていく。 -
発酵 伝統と革新の微生物利用技術
発酵は、世界の食のあり方を根本的に変え、人の健康と環境問題を地球的規模で改善するポテンシャルを持っている。そして、SDGs{持続可能な開発目標}を達成するための原動力にもなっている。 本書では、発酵食品、未病・予防医学・生活習慣病に興味をもつ一般読者を対象に、「発酵とはなにか」を、興味をひく話題をまじえてわかりやすく解説する。かつて古代人が偶然に発見し、時代と環境に適応しながら改良されていった発酵食の文化史や、発酵食の健康維持への有効性について織り交ぜ、発酵の魅力を伝える。さらに、発酵現象を科学的に解明したルイ・パストゥールの業績や、健康維持と健康長寿社会の実現に向けたエッセンスを著した貝原益軒の生き方に加えて、アミノ酸発酵や核酸発酵が完成した経緯を追いながら、革新的発酵技術の開発に関わった研究者たちの熱き想いも紹介する。 -
ねずみ算からはじめる数理モデリング 漸化式でみる生物個体群ダイナミクス
ねずみ算から始めて、差分方程式(漸化式)の数理モデルのみを取り扱いながら、数理モデリングの基礎を丁寧に解説する。微分方程式の数理モデルは扱わない。 生物個体の集合として定義される「個体群」の「大きさ」の時間変動の動態を、個体群ダイナミクス(個体群動態;populationdynamics)と呼ぶ。その数理モデルの研究は、学際分野の1つである数理生物学の基礎として、最も豊かに発展してきた。本書の趣旨は、その数理モデリングの理(ことわり)、すなわち、数理モデルの構築や構成・構造の論理の手始めをしたため、読者にその面白さや広がりを感じてもらうことである。特に、様々な生物学的概念を導入しながら、個体群ダイナミクスに関する数理モデルの多角的な展開を論述することにより、読者が数理生物学における数理モデリングの肝に触れ、その意味について考える機会を得る場を提供する。 -
神経美学 美と芸術の脳科学
神経美学(neuroaesthetics)とは認知神経科学の一分野であり、脳の働きと美学的経験(美醜、感動、崇高など)との関係や、脳の機能と芸術的活動(作品の知覚・認知、芸術的創造性、美術批評など)との関係を研究する新しい学問である。神経科学者だけでなく、心理学者、哲学者、アーティスト、美術批評家などが参画する学際領域であり、近年ヨーロッパや北米を中心に盛んに研究成果が発表されている。 本書は、その誕生から今日までの約15年余りの成果をわかりやすく紹介する入門書である。神経美学の定義からはじまり、絵画と音楽などの芸術の美や、道徳や数理などの「視えない美」における脳の働きを説明し、芸術や外面的特徴だけではなく、美が様々な対象に現れることを示す。つづいて、文脈や状況によって変化する美的判断の柔軟性、美しさと醜さの違い、悲哀の中にある美、美と快感の関係、芸術的創造性などについて、最新の脳機能研究成果を紹介していく。最後に、これまでの脳機能研究の視点から美的体験の認知的枠組みを示し、美の感覚はどのような機能をもち、われわれにどのような恩恵をもたらすのかを論じる。 -
歌うサル テナガザルにヒトのルーツをみる
高校の地学教師であった著者はふとしたきっかけでボルネオの原生林に行き,テナガザルの歌を聞いた。その歌に魅力を感じ解読しようとした結果,気がつくと20年間も野生テナガザルを追跡することになった。また,動物園で出会ったテナガザルがあまりヒトによく似ていることに驚き,その認知について様々な実験観察を通してヒトとの比較を試みた。最終的には,小型類人猿であるテナガザルを通して,ヒトのルーツを問う。 テナガザルの歌の特徴やヒト言語との類似,テナガザルの隣人関係について述べながら,コーディネーター岡ノ谷先生が提唱する「言語の歌起源説」に迫る。熱帯雨林でのフィールド調査はどのようなものなのか,ボルネオテナガザルはどのような生活をしているのか? テナガザルの歌はどのような特徴があり,何か意味があるのだろうか? テナガザルはどのような能力をもっているのか? 著者の疑問とともに,臨場感を味わいながら読み進めていくことができる。 -
クラウドソーシングが不可能を可能にする 小さな力を集めて大きな力に変える科学と方法
たった9時間で 全米に散らばった10個の赤い風船を探し出せ! ビジネス、研究、諦めていた大きな課題を、小さな力を集結させて解決する具体的な方法を解説。 Wikipedia、 Uber、 Airbnb、 Kaggle、 クラウドファンディング、プラットフォームエコノミーを支える科学について、初心者から研究者まで役立つ設計法を網羅する。 「人工知能」「新しい働き方」など、未来の社会に関わる多くのコンセプトを実現する鍵、それが「クラウドソーシング」である。本書は、クラウドソーシングと、それと密接に関連するコンセプトである「ヒューマンコンピュテーション」の科学と方法を体系的に説明した初めての入門書である。 -
われら古細菌の末裔 微生物から見た生物の進化
本書では、40億年の生命の歴史のうち、これまであまり取り上げられることがなかった、最初の30億年の微生物の時代の進化を主題として扱い、原核生物~真核生物の進化を一連のつながりのなかで解説する。 われわれ動物や植物の祖先として、細菌や古細菌のような原核生物を想定して進化を考える人はほとんどいないだろう。いや、つい40年ほど前までは微生物学者でさえも、細菌の系統進化を他の大型の生物と同様の分類基準で捉えることなど不可能であると考えていた。このことを可能にしたのは、アメリカの微生物学者、カール・ウーズであるが、本書では、ウーズが成し遂げた偉大な業績を紹介し、その延長上で繰り広げられた真核生物の誕生をめぐる研究者たちの熱い議論を辿ることにより、進化を捉える新しい視点を提示する。 また、本書では生命誕生前史とも言うべき化学進化や、真核生物誕生のきっかけとなった光合成細菌の進化についても触れることで、真核生物の誕生の背景についての理解を深める。そして新しい技術や解析法を駆使して世界の研究者によって進められた真核生物の祖先探しの努力を紹介し、「なぜ、われらが古細菌の末裔なのか」についての理解に結びつける。 微生物を視野に入れて生命の進化を捉えるとき、真核生物の誕生こそが進化の大転換点なのだ。 -
脳進化絵巻 脊椎動物の進化神経学
最近になって、脳を作る基本的な発生機構は脊椎動物の誕生とほぼ同時にできあがっていたことが明らかになってきた。このときにできあがった脳の原型は、脊椎動物の進化という大洋を筏のように漂流し、各系統の確立とともに様々な形に結実してきた。しかしながら、これまでこうした多種多様な脳が人々の関心に触れる機会は極めて少なかった。本書では、そうした脳に隠された秘境のような場所を紹介していく。 本書ではこれまでにない試みとして、最新の古生物学の知識を取り入れ、脊椎動物の歴史を紐解きながら、様々な脊椎動物の脳、その形態や発生、そして脳の進化を論じる。これにより、顎の獲得や四肢の発達、飛行能力の獲得といった進化イベントの際に、脳にどのような革新が生じたのかを物語を読むように理解できる。 著者のユニークでわかりやすい語り口も本書の大きな特徴である。さまざまな巨大生物・怪獣・宇宙生物を例にしたり、いわゆるソウルライクな死にゲーをする際のキャラクターのステータス割り振りになぞらえて(このようなゲームでは、ゲーム内で得た金銭や経験値をもとにして、筋力・体力・技量・魔力を割り振っていく)、「視覚」「聴覚」「嗅覚」「運動能力」といったステータスを上げるにはそれぞれの脳領域をどのように進化させるとよさそうか、そして実際の脊椎動物ではどうなっているかといった説明がなされたり、読者の想像力と妄想力が大いにかきたてられる内容となっている。 -
かおりの生態学 葉の香りがつなげる生き物たち
コミュニケーションする植物…?! 植物のもつ不思議な能力を知っていますか? 植物の香りは,周辺の様々な動植物に直接的・間接的に作用している。言い換えれば,香りがツールとなって植物とほかの生物がつながり,生物間相互ネットワークを構築していることを,読者にも身近な植物を用いて軽快な語り口で分かりやすく説明している。この植物の出す香りは,動けない植物のもつしたたかさの一つの武器でもある。 第1部では,香りを介した植物と虫の関係を,第2部では,香りを介した植物同士の関係について解説し,香りが取り持つ関係と,植物のもつしたたかさを垣間見る。 著者が実験前にどのようなことを考えて仮説を立て,それを検証するための実験を設定し,実験結果から考察を行うかが順序立てて記述されてあり,わかりやすい。また,実験の失敗から次の仮説が生まれること,野外調査でのできごと,アメリカ留学時代の体験談,さまざまな研究者との出会いなどのエピソードが,著者ならではのユニークな視点で織り交ぜられ,研究の面白みも味わえる。 植物が操る匂いがもたらす虫や植物同士のコミュニケーション,また害虫防除に興味のある読者に届けたい一冊。 -
海の生き物はなぜ多様な性を示すのか 数学で解き明かす謎
ダーウィンにもわからなかった,海洋生物の多様な性の謎に迫る! 新シリーズ第1弾! 海のない奈良県育ちの著者が,大学の臨海実習で「海の生物ってなぜこんなに多様なのだろう!」と感動したことをきっかけに,数学で生物の謎を解き明かす数理生物学の道へ。その後フジツボに出会い,海洋生物の生き方や性のあり方を追う研究者となった。 海の生き物には,環境に応じて雌雄が決まるもの,性転換をするもの,雌雄同体であるものなど,多様な性が存在する。なぜ,多様な性が進化したのか? なぜ,この生物はこんな生き方をしているのか? なぜ,繁殖集団の中で雌と雄の数が違ったりするのか? 本書では「残せる子どもの数を最も多くする生き方が選ばれてきた」という適応の考え方をもとに,生物現象の「なぜ」を,数理モデルを使って解明していく。『種の起源』発表前にフジツボ研究に没頭していたチャールズ・ダーウィンですら明確な答えを出せなかった,海洋生物の性の不思議に迫る。 幼いころからたくさんの生き物を追いかけてきた著者が海の生き物に魅せられたいきさつ,フジツボ飼育の様子,水族館での調査についても触れられ,著者と一緒にワクワクできる臨場感たっぷりの1冊。 -
オーストラリアの荒野によみがえる原始生命
本書は初期地球における生命と地球環境の進化についての教科書であるが,国内外の最新の成果をふんだんに取り入れていること,従来の教科書で通説とされているような事柄を批判的に検証する視点を提供していること,そして筆者自身の研究について詳しく解説している点が一般的な教科書とは趣を異にする。 前半の3分の2は教科書的な作りにし,このテーマに関する様々なトピックや論争を紹介しつつ,それらを理解するために必要な基礎的な地球科学と生物学の知識を獲得出来るように図を多用することも含め工夫した。後半の3分の1は筆者が西オーストラリアの荒野(“ブッシュ”と呼ぶ)で偶然発見した30億及び34億年前の微化石の正体に迫るプロセスを時系列的にノンフィクション風に書いた。微化石を見つけた2001年から初めて論文を発表した2007年までを比較的くわしく,さらに2015年に発表した最新の論文にまで言及することで,研究の(人間臭く)ダイナミックな側面を読者に感じてもらいたい。 -
次世代ものづくりのための電気・機械一体モデル
ハイブリッド自動車や電機製品に見られるように,昨今のものづくりは機械と電気の技術融合で成り立っているともいえる。このようなものづくりに携わる技術者にとくに重要な素養として,力学と電磁気学が挙げられる。この両分野の素養を同時に有する技術者に対する企業の期待と人材要求は大きい。本書ではそのようなニーズに応えるべく,機械と電気を跨ぐ複合物理領域を一体モデル化して解説する。その際はとくに初心者が気軽に学べるように,次の点に留意している。 1.全くの初心者が抵抗なく入門できるよう,わかりやすさを最優先する。難解な数式は一切用いず,高等学校の数学がわかれば気軽に読めるものにする。 2.物理現象の本質を理解できる基礎力と,時代の変化に強い自在・柔軟な適応力を養うようにする。 3.機械工学と電気工学の間の壁を取り去り,両者が融合した一体の学問として身につくようにする。 -
ウナギの保全生態学
本書は,第1章から第3章および終章の,4つの章から構成される。第1章では,保全と持続的利用を考えるうえで必要とされる,必要最低限のニホンウナギの生態の特徴を簡潔にまとめた。第2章では,個体数減少の状況からその理由まで,ニホンウナギの現状をまとめている。第3章では,放流など現在行われている保全と持続的利用のための対策を整理し,それに基づいて本種の生態に適した保全と持続的利用の方策を,漁業管理,河川と沿岸域の環境,社会における情報共有と合意形成の視点からまとめている。終章では,第1~3章およびコラムに基づき,日本社会の実情も勘案して,保全と持続的利用を実現するための具体的な方策「ニホンウナギの保全と持続的利用のための11の提言」を提案している。 ニホンウナギ減少の問題は,伝統的食文化の問題であると同時に,環境保全と開発のバランス,資源の持続的利用という,より大きな問題をその背景としている。本書は,この問題を大局から俯瞰し,問題解決というゴールへ適切に近づくための羅針盤である。 -
現代乳酸菌科学 未病・予防医学への挑戦
21世紀は,病気になってから治すのではなく,病気に罹らないように日頃から心がけることを重視する時代である。近年,乳酸菌の健康を保つ効果が「プロバイオティクス」効果として注目されている。プロバイオティクスとは,「腸内細菌叢を改善して,ヒトの健康維持に有益な働きをする,ヒトへの安全性が保障された微生物」のことで,乳酸菌はその代表である。一方,近年,「腸内細菌叢のバランスが肥満や精神疾患とかかわっている」との驚くべき現象が見いだされ,遂に,「微生物と脳科学」とが結びついて議論されるようになった。 本書は,乳酸菌が「未病改善と予防医学」にきわめて重要な微生物であることを示すとともに,腸内細菌叢のバランスが,未病からの脱却と健康維持にきわめて大切であることを紹介する。 -
カメムシの母が子に伝える共生細菌 必須相利共生の多様性と進化
カメムシの産卵と孵化においては、新しい生命の誕生と同時に、“母から子への共生細菌の受け渡し”という、もう一つのイベントが繰り広げられている。これがうまくいかないと新しい生命の誕生もなかったことになってしまうという、カメムシにとってはとてつもなく重要なイベントである。なぜそれほどまでに重要なのかというと、カメムシは共生細菌の力に強く依存して生きており、共生細菌がいないと生きていけないからである。つまりカメムシは、どんなに元気な子が生まれても、母親から子への共生細菌の受け渡しがうまくいかないとその子は成長できずに死んでしまう。すなわち新しい生命の誕生はなかったことになってしまうのだ。そして共生細菌を受け渡す方法は、カメムシの種類によって大きく異なる。そんな知られざる、しかし非常に重要なイベントに強く魅了され、「研究ってめっちゃ楽しいなぁ、これはやめられまへんなぁ」とカメムシの研究にのめり込むようになった著者が、研究の楽しさと発見の喜び、そのワクワク感とドキドキ感を込めて、カメムシと細菌の共生という現象の面白さをいきいきと伝える。 -
五感を探るオノマトペ 「ふわふわ」と「もふもふ」の違いは数値化できる
オノマトペとは、擬音語・擬態語の総称である。従来のオノマトペに関する書籍は言語学や心理学分野のものであり、関心はオノマトペという言語現象そのものであった。 それに対して本書は、人の感性を定量化するためのメソッドとしてのオノマトペの強みと面白さ、言語学・認知科学・工学まで幅広い研究で活用される可能性を伝える。オノマトペ研究の第一人者である筆者のこれまでの研究をたどりながら、五感・感性・感情までオノマトペで表される豊かな情報を数値化する手法として、筆者が提案したシステムを紹介する。さらに、そのシステムを使った産業界(製造業、医療など)での応用例もいくつか挙げる。 本書の対象としては、言語学や心理学だけでなく、人工知能など工学分野に関心をもつ学生や一般の読者に読んでいただきたい。さらに、消費者が製品から何をどのように感じているのか、どうしたら消費者の感性に効果的に訴求するものが作れるのか知りたい産業・マーケティングに関わる読者にも役立つ本になることを期待している。 -
チョウの生態「学」始末
過去50年の間で、生態学の概念には革命が起こった。地球上に存在する生き物は、種のためではなく、自分自身(≒自己の遺伝子)のために生きているという考え方への変換である。その結果、動物たちの振る舞いについて「利己的遺伝子」という考え方を基礎として全てが論理的に説明できるようになった。学問のこのようなダイナミックな発展は、チョウの生態学研究の歴史においても辿られた。むしろ、チョウの生態学が、このダイナミックな発展を促す一助になったと言っても過言ではない。 本書では、一見のどかに見えるチョウの生活史の記載から、吸蜜における花との駆け引きを通じて、成虫の振る舞いの目的が自己の子孫の増加であることを示す。雌雄の最終目標である交尾の成功へ向けた雌雄の手練手管は如何に? その解明に向かっての一歩一歩を追体験する。 -
生物多様性の多様性
生物多様性という言葉を聞く機会が増えてきた。「生物多様性の危機」が叫ばれる今、市民や企業、科学者や研究機関、行政、さらには国際機関に至るまで、さまざまな場面で生物多様性を保全し、将来へ残そうとする試みが見受けられる。それでは、生物多様性とは何だろうか? いったい何を守ろうとしているのだろうか? 生物多様性を保全することの意味や意義は? 本書は、これらの問いに答えることを目的としている。 生物多様性の評価方法、保全の意義などは一義的に定義できるものではない。自然からの目線、社会からの目線を踏まえつつ、多様に評価でき、多様な意味を持つ「生物多様性」について、本書では幅広く解説する。 -
生物をシステムとして理解する 細胞とラジオは同じ!?
生物を「システム」として理解しようとするシステム生物学という学問が注目を浴びている。システムとして生物を理解しようとすると、生物と機械(たとえばラジオ)には多くの共通点が見えてくる。 本書ではこのようなシステム生物学の考え方が通常の生物学とどのように違い、面白く、そして今後の生物学の発展にどのように貢献できるのかについて、生物学を教育背景としながらシステム生物学の世界に飛び込みそして魅了された筆者の経験や考えをもとに、実例を挙げながら説明する。読み終わった後、「生物を理解するのにこのような考え方があるのか!」と少しでも思っていただけたなら幸いである。 -
感染症に挑む 創薬する微生物 放線菌
本書は、感染症の治療薬として汎用されている「抗生物質」や主な感染症の種類と症状について理解を深めるとともに、抗生物質にはどんな種類があり、どのような機構で病原菌を死滅させるのか、抗生物質のほとんどを生み出す「放線菌」とはどのような微生物なのか、などの知識を得るために最適な啓蒙書である。 放線菌は「抗生物質」という、言わば、細菌を死滅させる「毒物」をつくりながら、自身はその毒から逃れるための機構をもっている。本書では著者の長年の研究を織り交ぜながら、抗生物質生産菌における生体防御の機構を興味深く解説し、医療にとって深刻な、ほとんどの抗生物質が効かない「多剤耐性菌」と、それに対処するための「次世代感染症治療薬」の開発に関する話題についても触れている。 大村 智北里大学特別栄誉教授は、米国の大手製薬企業との共同研究を進め、土壌から分離した放線菌の1つが寄生虫に有効な抗生物質「エバーメクチン」を産生することを発見したことが功を奏し、ノーベル賞受賞者となった。本書では、産学連携の必要性や、エバーメクチン生産菌を始め、抗生物質をつくる放線菌のゲノム解析から見えてくるトピックスを取り上げている。 本書は、肺炎によるわが国の死亡率が第3位であるという、現代日本の社会状況の中で上梓されたタイムリーな一冊であり、将来、研究者をめざす若い読者を鼓舞するであろう。また、感染症の制圧を目指して新薬開発に取り組む研究者や放線菌の研究者にとっても座右の書になるに違いない。 -
葉を見て枝を見て 枝葉末節の生態学
巨大な樹木は比較的単純な部品の積み重ねによって出来上がっている。その最小単位は地上ではシュートと呼ばれ、葉とそれを支える軸、そして次に軸となるべく待機している芽とから成り立つ。巨大な樹木は多数のシュートの積み重なったものであり、シュートの1本や2本が無くなってもびくともしない。葉や枝はまさに「枝葉末節」である。しかしこの枝葉は、巨大樹木のミニチュアでもあり、この部分に着目すれば、巨大な樹木の全容をある程度推測できる。 本書は、葉寿命研究の世界的な第一人者が、シュートの観察に始まり葉寿命の問題へと取り組み、それを常緑性・落葉性などさまざまな応用問題へ発展させていく様子がノンフィクション風に書かれている。 -
溺れる魚,空飛ぶ魚,消えゆく魚 モンスーンアジア淡水魚探訪
淡水域は地球の表面積の1%にも満たないが、そこに地球上の全脊椎動物種の35%が生息している。しかし、今、淡水魚の3分の1が絶滅の危機に瀕している。水は人間の経済活動にはなくてはならないものであるが、偏在し、多すぎても少なすぎても災害をもたらす。そのため、淡水環境は人間の経済活動のために過度に改変されてきた。今、その開発がアジアを襲っている。アジアは淡水魚の多様性のホットスポットである。しかし、学術的には調査が不十分で情報が極めて不足している地域でもある。本書は、淡水魚の研究者である著者が、その(淡水魚種の)持続性を切に願いながら、広くアジアモンスーン各地の淡水魚の分布調査を通して探求した、淡水魚の生態とそれを取り巻く人々、そして自然環境の喫緊の記録である。 -
DNAからの形づくり 情報伝達・力の局在・数理モデル
生物の形と活動にDNAはいかに働くのか? 生物は一言でいえば「増殖しながら生きている物」だが、増殖することと生きることに対して、DNA分子が重要な働きをしている。増殖については、DNAはコピーするのに容易な構造をもっているのでわかりやすい。一方で、生きること、すなわち生物が形をつくり活動することにDNAがどのように働いているのかを読み解くことは簡単ではない。 本書では、形づくりに関するDNAの働きを大観したうえで、数理モデルを用いてDNA-タンパク質-細胞の経路が形づくりにつながることを説明する。その範囲は、身近な哺乳類の胚盤胞、神経管などいくつかの多細胞体の形から、不思議な立体異性体として知られている初期心臓のらせん構造にまで及ぶ。 -
植物の季節を科学する 魅惑のフェノロジー入門
新芽を広げ、花を咲かせ、実をつける。植物の季節的な現象(フェノロジー現象)は魅力的であるが、日常生活における風景としか捉えられないことが多い。しかしながら、その現象は、じつに豊かで複雑で、面白さにあふれている。 本書は、そんな植物のフェノロジー(特に、開花フェノロジー)に着目した初めての和書である。植物生態学・分類学の専門家で、国立科学博物館の現役キュレーターである著者が、写真や図を豊富に用いて、過去の研究、野外調査や仕事の様子を紹介しながら、前提知識なしでも理解できるよう易しく解説する。 本書は、「卒論提出3か月前テーマ変更事件」が発生したところから始まる。読者に語りかけながら話は進んでいき、随所に散りばめられたこのようなエピソードから、著者の人柄が伝わってくるような構成となっている。 フェノロジーは近年、地球温暖化との関連からも、国際的に注目されているトピックである。フェノロジーに興味のある方はもちろん、植物学全般に興味をもつ方にも広く薦められる書籍である。
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