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1970年代,従来の秘密鍵を共有する共通鍵暗号に加えて,公開鍵暗号と呼ばれる新しい概念が考案された。この公開鍵暗号によって鍵の配送が容易になり,インターネットのようなオープンな環境での暗号利用が容易になった。また,公開鍵暗号は電子文書の改ざん防止と作成者の確認(認証)が行えるディジタル書名にも応用され,インターネットでのサーバの認証にも利用されるようになった。
本書では,このような現代の暗号・認証技術のしくみを,予備知識なしで理解できるように紹介し,暗号・認証技術がインターネットでの安全な通信をどのように実現しているか解説する。クラウドなどネットワーク環境の多様化に伴ない,暗号・認証技術の研究は公開鍵暗号・ディジタル署名からさらに進んでおり,その最新の研究の一つである高機能暗号についても平易に解説する。
このような暗号・認証技術は,研究者や開発者だけのものでなく,いまや一般人も知っておく必要のある技術ともいえる。本書はそのための一助となるだろう。
Posted by ブクログ 2021年09月23日
1時間ぐらいで軽く読んだ。
エニグマやRSAという名前は聞いたことがあったが、これを読んで具体的にわかった。
数学的な部分はまだまだ理解できていないと思うが、ある程度仕組みなどは理解した。
コンピュータの発達によって、今の暗号も使えなくなり、また新しい暗号がででくるのだろうと考えると非常に面白い...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年08月08日
コンパクトに暗号技術の仕組みが網羅的にまとめられている。
パスワードのDB上の保管方法について納得。
「ハッシュ関数で必要とされる別の性質として、一方向性があります。…一方向性は暗号・認証の様々なところで必要とされますが、一つの利用例としては、パスワードの暗号化があります。Webなどのサーバでユー...続きを読む
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