シュメール人の数学 粘土板に刻まれた古の数学を読む

シュメール人の数学 粘土板に刻まれた古の数学を読む

1,980円 (税込)

9pt

4.0

紀元前3800年ごろ、メソポタミア南部に世界最古の都市文明を築いたシュメールの人々は、当時の思考や事跡などを粘土板に刻み残した。現代にも膨大に残されている粘土板に純粋な“数学文書”は極僅かしか存在しないが、行政や経済に関する文書には当時の数学的知識の様子を窺わせるものが多く存在する。この書籍は、それら粘土板を紐解くことで数学の源流に迫ろうという、世界初のシュメール数学に関する概説書である。
最初に、自然数・分数と小数・四則演算といった現代生活に於いても欠かすことのできない知識の起源を解説する。後半では、時間や角度と、それらにみられる60進法、方円の面積計算や円周率の起源のほか、約4600年前の人類が複利計算を行っていた可能性を示唆する粘土板を紹介する。粘土板一つひとつについて計算過程・思考過程を省略せず提示し、古代文明の息吹が感じられるよう丁寧に解説した。

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シュメール人の数学 粘土板に刻まれた古の数学を読む のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2023年06月15日

    シュメール語とかアッカド語って独学で学べるものなんですね…予備校の数学教師が古代の粘土板を初めて解読させていってるってもっと注目されてもよいのでは…
    紀元前2400年頃ですでにここまで文明を発達させていたとは、シュメール文明は驚きに満ち溢れている。60進法を使っていたのは有名だが、ゼロの概念より以前...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2017年07月15日

    古代の数学文化について、なるべく数式などは使わずに解説されているので、すごくわかりやすいです。
    粘土板の文字すべては解説されていないので、そういう部分も含めて全部読むにはこの本だけではダメですね。

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2019年12月06日

    楔形文字の原典から、数式を導けるとは!
    流石。すごいの一言。

    ・シュメール人は60進法を主に用いていた
    ・シュメール人は素因数分解ができていた
    ・シュメール人は自然数7を特別視した(神秘数)
    ・シュメール人は複利計算ができていた
    など

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