教養としての「中国史」の読み方

教養としての「中国史」の読み方

1,400円 (税込)

7pt

4.0

出口治明氏 推薦! 「なぜ中国は『一つの中国』にこだわるのか。中国の「本質」を理解するのに最適な一冊である」いちばん身近で、否応なくつきあわねばならない大国――中国。隣国・中国を知ることは、日本人が現代の世界に生きていくうえで必須喫緊の課題であり、いま求められている教養である。なぜ中国は「一つの中国」に固執するのか。なぜ中国はあれほど強烈な「中華思想」をもつのか。なぜ中国は「共産党一党独裁」になったのか。なぜ中国はあれほど格差が大きいのか。なぜ中国では「産業革命」が起きなかったのか。本書は、謎多き隣国・中国の「個性」を歴史からひもとく一冊である。 【目次より】●中国は「対の構造」で見る ●儒教抜きには中国史は語れない ●中国には、合法、非合法、善悪の境界がない ●共産党政権で自由経済が成立するロジック ●中国とうまくつきあっていくためのヒント ※本書は、2020年9月にPHPエディターズ・グループから刊行された作品に加筆・修正し、文庫化したものです。

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教養としての「中国史」の読み方 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    日本人と中国人の考え方の違いを指摘しながら、中国の歴史を紐解く。中央集権の制度、単位、儒教について、民族と文化の変遷など。特に面白かったのは科挙の徹底化(初期は登用の目的だけだったが、次第に官吏になるためには全員科挙に合格しなければならなくなったこと)が結果として貴族がいなくなって、皇帝の権力が増す

    0
    2025年11月20日

    Posted by ブクログ

     とてもわかりやすくて、専門外の人に中国という国を知ってもらうにはいい本だと思います。なにしろこの本は中国史を
    1. 中国のはじまり
    というところでは、中国という国は時代によってその範囲も主体も変化しており、バラバラだからこそいつも一つの中国を目指していることを明らかにしています。そして皇帝というの

    0
    2025年11月02日

    Posted by ブクログ

    この本は、歴史の本質を知れるものだった。人物や戦いの名は必要最低に抑え、どうして、なぜの真髄にページを割いている。
    中国は中国である限り、儒教に縛られている限り変わることはない。西側の、日本の尺度では、分かり合うことはできないようだ。「士と庶」「官民乖離」「コミュニティへの強い帰属意識」「一つの中国

    0
    2025年10月26日

    Posted by ブクログ

    470ページあるがやや大きめの文字でスラスラ読め、著者の伝えたいことがわかりやすい。
    歴史の細かい事件ではなく、中国人の考え方・行動に影響を与えている事象(中華思想、儒教、エリートと非エリート、等)を説明している。
    特に以下の記述は、中国人の行動理解に有益。
    ・中国の賄賂は必要悪
    ・中国には、合法、

    0
    2025年10月12日

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