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  • 邪馬台国を見つけよう
    4.0
    邪馬台国はどこにあったのか? これは史学界、考古学界、そしてアカデミズムの世界から在野に到るまで、諸説紛紛、まさに論者の数だけ意見も錯綜するといわれる謎中の謎である。本書は、この難問に、SF界の奇才が長年の構想と収集資料をもとに、すべての「邪馬台国」に独自の実地踏査を試みて成った、ユニークな邪馬台国紀行・入門書である。ロマンと知的冒険心を湧きたたせるトラベル・エッセイ。卑弥呼の国を旅しよう!
  • 藤枝静男随筆集
    4.0
    自伝的随筆から骨董論まで、創作と人生の全てを語る――旧制八高時代からの親友、平野謙、本多秋五との交友、生涯の師となる志賀直哉を訪ねた奈良旅行、最初の作品を「近代文学」に発表する経緯など……小説家・藤枝静男の誕生から、医師であり作家であることの心構え、骨董へのこだわり、晩年の心境まで――私小説に特異な新境地を切り開いた藤枝文学のエッセンスとともに、剛毅木訥なるひとがらとその人生を知るための精選随筆集。
  • 沖縄県民斯ク戦ヘリ 大田實海軍中将一家の昭和史
    4.0
    「県民二対シ後世特別ノ御高配ヲ賜ランコトヲ」――10万人以上の犠牲者を出した、昭和20年の沖縄戦。その惨状を想い、自決直前に電文で奏上した大田實(みのる)中将は、日本軍への反感が強い沖縄でも、多くの人に愛される、数少ない軍人の一人である。遺族の協力を得て、初めて明らかにされる悲劇の提督と、一家の昭和史。沖縄戦の悲劇を描いた、力作ノンフィクション!
  • 猿のこしかけ
    4.0
    「あれはいったい何だったろう」かと、淡いかなしみと共に想い出しつつ、いいものだと思う娘と父の深い係わりを描く「平ったい期間」。各々手応えのある人生を感じさせた「三人のじいさん」。ほかに「葉ざくら」「晩夏」「捨てた男のよさ」など。父・露伴が逝ってからの「十年の長短」を思いはかる著者が、再び父と暮らした日々や娘時代の忘れ難い思いをまとめた「猿のこしかけ」に、同時期の5篇を加えた珠玉の随筆集。
  • 帰らぬ日遠い昔
    4.0
    東京オリンピックの年に、旧府立四中=名門戸山高校に入学したリンボウ少年は!? ――東京オリンピックの年、都立戸山高校の1年生となった私は、緊張しながら入学式に座っていた。そこは不思議なところで、毎日が楽しくもあり、苦しくもあり、哀しくもあり、腹立たしくもあった。「愉快」という感情に満たされて始まった高校生活3年間を、自筆のイラストと闊達な文章で語る青春の自伝。
  • タイ様式
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    ひたすら歩く、見る、触る。オモシロ大国・タイの真実。タイのことなら前川に訊け! ――バンコクの喧噪に身を包み、ひたすら見て、聞いて、触れた、タイの日常。料理の辛い・すっぱい・甘い、ポケット付きブラジャーの謎、オートバイとミニスカート、トイレットペーパーの使い方、オカマの生態、看板と外国人料金、尻の洗い方、理想の住まい、大渋滞、そしてタイ人気質とは……。怒濤の好奇心でせまる「タイ様式(スタイル)」の真実!! 比類なきタイ雑学読本。<『バンコクの容姿』改題作品>
  • パソコン世界の嵐 IBM VS. マイクロソフト VS. NEC
    4.0
    天王山を迎えた、パソコン戦争の内情に鋭く迫る。NECが過半を押さえる日本のパソコン市場に、米国メーカーが進出し、熾烈な低価格競争が始まっている。ダウンサイジングの波に直撃されたIBMが、史上最高の赤字を出すなど、コンピュータ業界は揺れに揺れている。パソコン戦争の明日を読む!
  • ナースコール
    4.0
    だからナースはやめられない! 内科病棟から、精神科へ異動。戸惑いながら、それでも変わらぬ、看護師という仕事の本質と魅力を描いたエッセイ集――看護師の仕事は魅力的!? 「○○さん、頑張ってね」と患者さんを励ますうちに、不思議なことに自分までが元気になってくる。ときに、やりきれなさや限界を感じつつも、「“辞めたい辞めたい”も“仕事が好き”のうち」と続けてこられた理由を、病院内の人間ドラマや身近な出来事でつづった、看護師の本音エッセイ。 ●明るく「うんこ」と言えるたくましさ ●優しさにも限界があるのです ●雑談も芸のうち ●励ますうちに自分も元気に ●患者さんは看護師の“師匠” ●内科から神経科(精神科)への勤務交代 ●慣れることのない“死” ●意識の明確なうちに最期の言葉を ●看護師は病院辞めても看護師だ! ほか
  • [伝説]になった女たち
    4.0
    大胆な行動力と美貌で、英雄の妻となった女。恋人の称賛が自信をつくり、芸術の女神に昇華した女。世界中から敵視されても人生を投げず、自分を磨き続けた女。頂点を極めた歌姫として君臨しながら、一人の男の愛だけを願った女。……史上名高い女たちの光と陰、人々を騒がせた恋を、深く暖かく描く人物伝。
  • 東京チャイニーズ 裏歌舞伎町の流氓たち
    4.0
    不夜城・新宿に蠢(うごめ)く中国人たちの闇の掟。「稼ぐためなら命は不要」裏社会を支配する非情、苛酷な鉄の規律! ――密航、不法就労、パチンコ変造カード、地下銀行……なぜ中国人は法を侵してまで日本に出稼ぎに来るのか。東京の「不夜城」歌舞伎町の裏側で蠢く、蛇頭や流氓(リュウマン)たちの真実の姿が、いま明かされる。鉄の掟とカネに縛られた彼らの実態を、中国人ウラ社会に精通する著者が徹底取材した、渾身の書き下ろしルポ。「中国租界」の闇を暴く!
  • インド大修行時代
    4.0
    1974年12月、僕はアラビア海の都市・ボンベイに降り立った。それは、魑魅魍魎(ちみもうりょう)のインド世界への旅の始まり。漆黒の闇に飛びこんだ僕を待ち受ける罠、苦闘の日々、そして混沌の海原へ。インドの悠久とは、不条理に耐え続けることだった! 広大な赤い大地を巡りながら、僕は鍛えられていく。講談社ノンフィクション受賞作家が贈る大放浪記「我が青春のインド」。
  • 社会と精神のゆらぎから
    4.0
    「若い世代に、先に逝った故人に、今、世界がどうなっているのか、伝えてみよう」 高知から札幌、そして世界へ。 精神科医にして、ノンフィクション作家の野田正彰が振り返る戦後史。 「私と同じように老いて生き残っている方には、近況を伝える語りである。若い世代には、戦後の焼野原に育ち、四国山脈の山行で思索することを憶えた少年が、札幌での学生生活をへて専門家となり、やがて専門家を否定して唯の人になっていくとはどういうことか、ひとつの生の物語を伝えることになろう」(あとがきより)
  • ガン回廊の炎(上)
    4.0
    驚異的な進展を遂げた、80年代のガン医学・医療。ガンとの闘いの記録を持続して書き続けている著者の第1作『ガン回廊の朝』から10年、いま再びガン制圧という難問を克服するために努力を重ねる研究者や臨床医たちに焦点を当て、研究や開発の発想の原点や臨床での取り組みの経過と成果を、ドラマチックに描く。ガン征圧の新たな潮流を描く、待望の意欲作! <上下巻>
  • きみに応援歌を 古関裕而物語
    4.0
    朝ドラのモデルは この天才作曲家! 日本が誇る偉大なる作曲家・古関裕而とは?  NHKの連続テレビ小説「エール」の主人公の 知られざるエピソードを名曲とともに綴る! 早稲田大学の応援歌を作ったかと思えば、 慶応義塾大学の応援歌も作曲する。 阪神タイガースの『六甲おろし』を作ったあとに、 読売ジャイアンツの『闘魂こめて』を作ってしまう。 世に送り出した曲は5000曲以上。 古関裕而は、日本が誇る天才作曲家だ。 人を明るく元気にするメロディーを作り続けた 古関裕而の創作の軌跡をたどる!
  • 歩くパワースポットと呼ばれた僕の大切にしている運気アップの習慣
    4.0
    シリーズ7万部! 「スッキリ」(日本テレビ系)、CM出演、他各メディアで話題沸騰中のSHOCK EYE(ショックアイ)が贈る、いま最強の「運気アップ」本。 「スペシャル待ち受け画像5種」の豪華特典付き! ある日、人気占い師ゲッターズ飯田氏に「いままで占ってきた中で、1、2位を争う運の強さ」「歩くパワースポット」と言われた男、湘南乃風 SHOCK EYE。 “SHOCK EYE を待ち受けにすると、いいことがあるらしい” いつしか、そんな噂が芸能界、SNSで広まり、「CMの仕事が決まった」「彼氏ができた」など、様々な運気アップ報告が寄せられるように。 「占い師でも、超能力者でも、聖人でもない自分に、そんな力があるのか? 「歩くパワースポット」って、なんなんだろう? ……何が起こっているのかはわからないけれど、 僕にできることがあるのなら、期待に応えたい」 戸惑いながらも、彼は「歩くパワースポット」という名前に恥じない人間になろうと決意。 自分にできることを模索しながら、一つずつ行動した結果、わかったことがあった。 「運がいいって、こういうことなんじゃないかな」 本書では「歩くパワースポット」と呼ばれたSHOCK EYEが、 この1年間「歩くパワースポット」活動をしてみてわかったこと、 大切にしている考え方、習慣 を余すことなくご紹介。 5万部突破の『歩くパワースポットと呼ばれた僕の大切にしている小さな習慣』刊行から1年。さらに運気アップしたSHOCK EYEが、今をよりよく生きたいと願うすべての人に贈る、「運の引き寄せ方」決定版! 【目次】 ●第1章 運との付き合い方を考える ●第2章 心を整えたい時は、神社に行く  ・SHOCK EYEお気に入り授与品  ・SHOCK EYEおすすめ神社 ●第3章 目の前のことに夢中になれば、大きな夢に繋がっていく  ・SHOCK EYEのわくわく相談室 ●第4章 「自己肯定感」は、人との出会いで高められる ●第5章 今を受け入れて「感謝」する 【特別付録】 スペシャル待ち受け画像5種
  • 億万長者はハリウッドを殺す(上)
    4.0
    アメリカ歴代の大統領は、二大家族の使用人に過ぎない? ――ハリウッドは、ほんとに映画の都なのか? 大宣伝や逆宣伝、金塊、エロチシズム、法律事務所、洗脳、殺人、ファシズム、戦争……ありとあらゆる人間の欲望が華麗に躍り渦巻く表舞台の裏側で、何が起こっているのか。億万長者の政界大資料が、20世紀アメリカのおそるべき衝撃的な実態を暴く。歴史の真実はどこにあるのか。それとも歴史の過去は幻か? 歴史の真実がよみがえる、傑作ノンフィクション。<上下巻>
  • 坂本龍馬の人間学
    4.0
    坂本龍馬は、幕末の混乱した時代を拓く新しい鉱脈を求めて、「第3の道」を発見した。彼に従う少数の人たちがその道を歩み続け、やがて彼らが幕末明治の歴史を創っていった。龍馬を想うとき、我々は生きる喜びを感ずる。龍馬を読むと、己れがわかり勇気がわく。龍馬は、行動の人、愛の人、そして、人生の師だ。
  • よい旅を、アジア
    4.0
    旅立つ人のうしろ姿に、そっと声をかけたい。よい旅を!と。気ままにゆっくり、アジアの街をひとり泳ぐ。つらくて泣きたい夕暮れ時、人恋しくてたまらない夜もあった。台湾、ソウル、香港、雲南、チベット、マレー半島、そして熱風のインドへ。私の旅は、アジアから始まった。はじける元気と好奇心と哀愁に満ちた旅本。
  • はじまりの記憶
    4.0
    心の原風景を探す旅。それは単なる回顧ではない。明日をより良く生きるための、不可欠の作業なのだ。仰ぎ見る空、ぽっかりとあいた心に吸いこまれていく音……。当代随一のノンフィクション作家と画家が、それぞれの記憶の深層を掘り起こし、「私という現象」の核心、自己形成の決定的な瞬間に迫る。刺戟的で稀有なコラボレーション。人はみな持っている、「失われた風景」を――。
  • 実践イラスト版 スローセックス 完全マニュアル2 ふたりタッチ編
    4.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 アマゾンで書籍総合1位となった前作に、待望の第2弾登場! どちらかが黙々と愛撫する一方的なセックスよ、さらば! 女性から圧倒的な支持を受けるスローセックスの「相互愛撫編」です! すべて実践イラスト付きで完全図解。わかりやすくてスグできる! 本書は前作を読んだ方が初級編から中級編へとステップアップするためのみならず、キスから体位に至るまでのすべての過程を、男女がともに愛撫しあう“ふたりタッチ”で楽しめるよう、それに必要な技術やポイントをくわしい図解で徹底解説した、他の指南書には類をみない画期的な一冊です。 “ふたりタッチ”とは、 性感マッサージをし合うように、一緒に愛撫し合って 同時に気持ちよくなれる相互愛撫のこと。 これにより、愛する女性を“イク”などというレベルを遥かに超えた、圧倒的なエクスタシーへと導きつつも、男性自身も心ゆくまでたっぷりと感じさせてもらえるという、理想的なスローセックスが可能になります。 このほか、バスルームでの愛撫法、女性から男性への極上テクニックなど、前作では扱っていない、今みんなが知りたいコンテンツも満載! ★ゆるぎない愛を育てたいカップルに! ★女性を本物のエクスタシーへと導きたい男性に! ★カレのハートを虜にしたい女性に! ★マンネリ対策、セックスレスからの脱出、早漏対策にも効果絶大! 目次より抜粋 ●第三章 ふたりタッチの実践スタイル ・愛が高まる15スタイル ・いちゃいちゃ添い寝/後ろ抱き添い寝/まったりソファタッチ/さくらんぼ合わせ/いたずら姫座り/ お誘いパジャマ/アダムタッチごっこ/お見合いラブタッチ/お気に召すまま/ヴィーナスの誘惑/ はにかみ小菊/聖穴タッチ/じらシックスナイン/シックスナイン/恥じらい素股バック ●第五章 ふたりで一緒にイケる交接 ・ふたりタッチ交接 ・座位の楽しみた/7大愛撫テクニック/バリエーション ・側位の楽しみかた/腰の動かしかた/側位3大スタイル ・騎乗位の楽しみかた/腰の動かしかた/感性で選べる7スタイル
  • 男のうた
    4.0
    男よ、くじけるな! 真情あふれる人生の詩(うた)を、あなたに贈る。精神の若さ、権力に媚びない気概はどこから来るのか? 経済人、政治家、官僚、文学者の中から、まさに堂々と生きた男の姿を具体的にとりあげる。決断、挫折、人事、優しさのありようを汲みあげて下さい。共感を一杯にこめて書き綴った、著者のポエトリー。
  • 四十になるって、どんなこと?
    4.0
    女を捨てたわけじゃない。結婚の可能性も、放棄してはいない――。基本は、ひとりで、楽しく生きることなのです。シングルライフを続ける女性が、40歳を目前にして、新たなチャレンジを始めた。エアロビ、ヨガに、スキンケア。何気ない日常も、ポジティブ・シンキングの著者がみれば、こんなにドラマチックになる。女に大切なものって? 女を捨てない、チャレンジングな生活!
  • 三十過ぎたら楽しくなった!
    4.0
    20代の頃、人生いかに生きるべきかと、悶々としていた。他人(ひと)と違う自分でありたかった。そして30代、肩の力がすっと抜けて、世の中の流行事(はやりごと)にムクムク好奇心がわいてきて。とにかく、結婚以外なんでもやりました。占い、エステ、料理教室にスポーツクラブ、マンション購入……。葉子さん、怒濤の30代メモリー。これが私の歩いた30代だっ! 女30代、花ざかり、てんやわんやの日々!
  • 全身美容外科医 道なき先にカネはある
    4.0
    ビジネスでは逆張りでこそ成功する――カリスマ美容整形外科医としての波瀾万丈の人生とビッグチャンスをものにする「高須マインド」のすべて! ・美容外科とは幸福医療である ・医者の家系に生まれて ・人が歩いた道に成功はない ・時代を読む目 ・人間のエネルギーの根本は欲 ・下手な医者が儲かるおかしさ ・「逆張り」をすればいい ・いかがわしいものこそ成功する ・掘り尽くされた金鉱 ・「自分を楽しんでいますか?」 ・美容外科のルーツは世界大戦 ・秘技「処女膜再生手術」 ・マイナスイメージをどう変えるか ・包茎手術の需要をつくりだす ・「売名行為」は悪い医者か? ・なんでも下品にやるべき ・「クイック二重術」ブーム ・憧れの「嫌われ者」 ・嫌がらせは日常茶飯事 ・シリコンパニックで一人勝ち ・美人の定義とは? ・「〇〇のようになりたい」は失敗のもと ・医者の使命 ・芸能人の患者 ・「脂肪吸引」の大ヒット ・日本の美容外科の最大の汚点 ・オートコラーゲンバンク ・文春砲を受ける ・マルサに踏み込まれて ・約百億円の借金を抱える ・突然の裏切り ・自分自身を実験台にする ・自分を支えるパートナーの存在 ・シワをなくすボトックス ・ヒアルロン酸の無限の可能性 ・プチ整形のはじまり ・かまぼこが大金に化けた ・ネーミングの難しさ ・50代60代の整形が急増している ・夫婦で整形する人も増えている ・悪徳業者に要注意 ・韓国のトラブル ・高須クリニックというブランド
  • 沈黙のまわり 谷川俊太郎エッセイ選
    4.0
    1952年、第1詩集『二十億光年の孤独』で戦後詩界に登場した谷川俊太郎。三好達治はその出現を「ああこの若者は/冬のさなかに永らく待たれたものとして/突忽とはるかな国からやつてきた」と推賞した。本書は、若き日の著者の考え方の基礎を示す著書『世界へ!』『愛のパンセ』の中から、21篇のエッセイを収録。初めに沈黙があった。言葉はその後で来た。――谷川俊太郎の青春!
  • 新しいもの古いもの
    4.0
    ※本書は単行本版『新しいもの古いもの 池波正太郎未刊行エッセイ集4』と同一の内容です。重複購入にはご注意下さい。 私の秘密、父母、師友。旅や滋味の楽しみ。人生の喜びに溢れたエッセイ。 「私の父は、どこまでも不運であった」。ある晩、別れて久しい父とばったり出合い、「お父さん」と呼びかけるが、泣き出しそうな顔で「お前さんはだれだい?」と返されてしまう(「私の中の日本人」)。ほか、フランスや京都への旅の想い出、今日のごはん、芝居や映画のことなど、66編を収録した珠玉の随筆集。
  • 女流棋士
    4.0
    14歳から女流棋士として勝負の世界で生きてきた。4歳の時の交通事故。後遺症との闘い。そして将棋との出会い。20歳を前にして、手紙とともに渡された母の日記を読み、初めて知った愛と絆の深さ。誰にも打ち明けなかった真実の青春を綴った自伝エッセイ。結婚、そして引退に至る胸中を新たに書き下ろしで追加。結婚、引退、母の愛……感動あふれる自伝エッセイ!
  • 玲子さんのキッチンおしゃれノート
    4.0
    ちょっとしたセンスで、キッチンがこんなに楽しくなる! 食事というと……「ローズマリーの赤ちゃん」の悪魔のタニスのデザート、「ひまわり」の巨大オムレツなんか、印象的……イヤ、私のポート・リモーの朝食はあの日に帰りたいくらい……映画や思い出の中の食事、キッチン、食器、収納……夢から実用までキッチンの楽しさをパックしたエッセイ集。キッチンを愛しましょ!
  • となりの韓国人 傾向と対策
    4.0
    仕事よりメシが大事な韓国人、完璧なんて望まない韓国人、はっきり言わなきゃわからない韓国人。似てるようでもちょっと違うし、違うところはずいぶん違う。そんな違いに、日本人と韓国人は、いつもつまずく……。20年以上韓国と関わってきた人気女優が解き明かす、ドラマではわからない「隣人」の真相。愛するなら、知ってほしい! 「礼」と「情」にあふれる「隣人」は、お節介で少しワガママ?
  • 踊る腹のムシ グルメブームの落とし穴
    4.0
    顔にコブのできた有名プロレスラーが、寄生虫博士の研究室にやってきた! 原因は海外で食べた刺身から感染した有棘顎口虫(ゆうきょくがくこうちゅう)。生の食べ物にはキケンがいっぱい! ブタ肉から有鉤条虫(ゆうこうじょうちゅう)、地鶏のレバ刺しからイヌ回虫……。グルメブームの日本人に警鐘を鳴らす、面白コワイ、メディカル・エッセイ。その刺身、食べるのチョット待って! カイチュウ博士の仰天エッセイ。<『獅子身中のサナダ虫』改題作品>
  • 心ひだひだ
    4.0
    気になる動物を3匹挙げて、各々についての印象を3つずつ述べよ。……そうすればあなたの真の姿が分かります。というように、心理テストとともに読み進める、新タイプのエッセイ集。秘めた恋心から子供時代のささやかなトラウマまで。女優がチラリ垣間見た、人の心のひだひだの奥底。ムロイとあなたの本音を比べてみませんか? ムロイと一緒に自分を知る旅へ!
  • 寿司屋のかみさん うちあけ話
    4.0
    寿司につられて寿司屋のかみさんになって二十年。カウンターの内側からみた、とっておきの話。寿司の値段、賞味期限、符丁のあれこれ、残った酢飯や魚のゆくえ、盛りこみと別盛り。なにかと誤解の多い寿司屋のホンネを飾らず気取らず綴る。寿司屋はこわいという方、このおいしい一冊で楽しく参りましょ!!
  • シリーズ人体 遺伝子 健康長寿、容姿、才能まで秘密を解明!
    4.0
    NHKスペシャル総合司会タモリさんと山中伸弥教授による、大好評の人体シリーズ。今「人体の設計図」遺伝子の秘密が驚異のスピードで解明されています。これまでの常識が180度変わる最先端の研究報告を世界各地に取材。DNA顔モンタージュ、百寿者の秘密、糖尿病の治療薬、がん抑制遺伝子、誰もが持って生まれる約70個の突然変異とは?などなど、自分自身の体の中で起きている奇跡が眼前にくり広げられ大反響を呼んだ同番組を書籍化。番組では伝えきれなかったDNAのスイッチを良いほうに変える食事や運動についても紹介します。第1部は「あなたの中の宝物 “トレジャーDNA”」。宝物とは、遺伝子以外のゴミ、ジャンクなどと呼ばれてきた残り98%のDNAを指します。番組に登場した俳優の鈴木良平さん自身も驚いた、唾液から本人そっくりの顔が再現されるDNA顔モンタージュ。顔ばかりか、病気のなりにくさ、薬の効き目など、ひとりひとりの個性を左右するDNAだったのです。石原さとみさんにとって、カフェインが体によいかどうかも調べました。そう、「○○が健康によい」は、誰にでもあてはまるわけではないという事実も明らかに! 世界各地の100歳以上を調べたら、ヘビースモーカーや運動嫌いでも元気な人が少なくなく、彼らは、がんやアレルギーなどから体を守るDNAの持ち主でした。人が誰でも持つ平均70個の突然変異がどんな奇跡を呼ぶかもわかります。第2部「“DNAスイッチ”が 運命を変える」では、俳優の阿部サダヲさんも、遺伝子によって人が変われるチャンスのあることに感銘を受けていました。しかも、普段の自分の生き方がDNAのスイッチを変えているという事実も判明。たとえばランニングで記憶力がアップするのもスイッチがオンになるから。緑茶やナッツなどDNAスイッチを変化させる食べ物も紹介。スイッチはもちろんスポーツや音楽といった才能にも影響を与えています。反対に、自分の肥満のせいで子や孫がメタボになるということがわかり、デンマークでは子作り前の男性が「精子トレーニング」でスイッチを切り替えようと運動中を取材。がん治療においては、がんを抑える遺伝子をオンにする薬も実用化されています。一卵性双生児の宇宙飛行士による驚異の実験結果を番組では初披露。今、遺伝子検査を受ける人が増えています。一方、多くの視聴者の方々から、遺伝子操作などへの不安の声も寄せられました。第3部では「山中さん、生命科学の危険性とは何ですか?」というテーマで、山中伸弥教授と番組制作を統括した浅井健博氏が対談。生命科学のトップランナーとしてノーベル賞を受賞した山中教授が、読者に向け遺伝子研究の発展に伴う問題点を明らかにします。生命倫理なき研究の脅威と、今後私たちはどうすべきか、具体的に語り合っていきます。
  • 田園の微風
    4.0
    景色にも気候にも恵まれた牧畜とワインの地、南フランスの田舎をのんびりと周遊する、旅のエッセイ。旧知を訪ね、点在する古城に中世をしのび、澄み切った大気をこころゆくまで吸い込む田園の中の散歩は、何だか寿命がのびるような思いがする……。著者の手になる、物語豊かなスケッチと写真を多数収録。
  • 課長島耕作の男と女の成功方程式
    4.0
    仕事や恋がいまひとつうまくいかないのは、あなたが女性を分かっていないから? 女性の感性、生理、そして論理の立て方を充分に理解することなくして、ビジネスの成功はあり得ない。女が分かり、人生に成功する60の基本型を満載。ヤング・ビジネスマンから圧倒的共感を呼んでいる「成功方程式」、待望の第3弾。女心のわからぬ男は、必ず仕事も失敗する!
  • 名医ジャスティン 奇跡を起こすセラピードッグ
    4.0
    「一生動かない」と診断された左手が動いた! 言葉を失ったはずのお年寄りがしゃべった! 要介護となったお年寄りにこんな奇跡のような回復をもたらしたのは、1匹の柴犬だった。最初は「ぶるぶる犬」と呼ばれていたのに、のちに「名医」となったセラピードッグ「ジャスティン」。そしてその仲間の犬たちの介護現場での活躍をつづった、涙と感動のノンフィクション。
  • 透明な歳月の光
    4.0
    人間の眼は常に曇っている。血走っていたり、酔っていたり、近視眼的だったりする。しかし、そういうときにこそ、歳月の光は静かに、透明に、ものごとを映していく――。人の一生の重み、そこに込められた濃密な意味とは何か。日本、アジア、中東、世界各国の街の中から、人間を見つめる作家のエッセイ集。
  • 日本のパラリンピックを創った男 中村裕
    4.0
    知ってほしい! 日本に、こんなスゴイ男がいたことを! 日本の「パラリンピックの父」中村裕博士の生涯と、その遺志を受け継ぎ、障がい者自立の道を歩み続ける「太陽の家」(大分県別府市)を、中高生に向けてわかりやすく描いた感動ノンフィクション。 日本にまだ「リハビリ」という言葉さえなかった昭和30年代。大分県に住む1人の医師が、障がい者の社会復帰と自立のために立ち上がった。彼は1964年に開催された「東京パラリンピック」を成功に導き、次いで日本初の障がい者施設「太陽の家」を設立する。井深大、立石一真、本田宗一郎といった日本を代表する企業人でさえ驚いた、その強固な信念とほとばしる情熱。人生を全速力で駆け抜けた “日本のパラリンピックの父”中村裕、感動の物語! 本書の主人公の中村裕博士は、「障がい者雇用」という概念がなかった日本に、「保護より機会を」という理念を掲げ、障がい者自立の企業体を生み出しました。それに先立ち、「パラリンピック」という単語を初めて使用した世界規模の「スポーツ大会」を日本で開催したのも中村博士の業績です。
  • バブルと寝た女たち
    4.0
    バブル愛人たちの「SEX・金・恋愛」 大金が勝手に転がり込んできた「普通の女たち」はその時どうしたのか。バブルがはじけた今、彼女たちが「絵空事のような現実」を語りはじめた。衝撃のレポート。
  • 社会を変えるには
    4.0
    〈私はしばしば、「デモをやって何か変わるんですか?」と聞かれました。「デモより投票をしたほうがいいんじゃないですか」「政党を組織しないと力にならないんじゃないですか」「ただの自己満足じゃないですか」と言われたりしたこともあります。しかし、そもそも社会を変えるというのはどういうことでしょうか。〉(「はじめに」より) いま日本でおきていることは、どういうことか? 社会を変えるというのは、どういうことなのか? 歴史的、社会構造的、思想的に考え、社会運動の新しい可能性を探る大型の論考です。
  • 石つぶて 警視庁 二課刑事の残したもの
    4.0
    2001年に発覚した外務省機密費流用事件、官邸・外務省を揺るがせたこの事件を掘り起こしたのは名もなき刑事だった。 容疑者は、着服したカネで次々と愛人を作り、競走馬を何頭も所有する外務省の「ノンキャリの星」。地道な裏付け捜査と職人技を駆使した取り調べ、そして容疑者と刑事の間に生まれる不思議な人間関係。 機密費という「国家のタブー」に触れてしまった二課刑事(ニカデカ)たちを待っていたのは――。 人間の息遣いが聞こえるヒューマン・ノンフィクション。
  • 昭和政争1 闇将軍・角栄最後の1000日
    4.0
    三角大福中と呼ばれた、あくなき権力闘争の時代。並みいるライバルを蹴散らし、戦後もっとも若い54歳で総理の座をつかんだのは、田中角栄だった。独特のだみ声。コンピュータ付きブルドーザーと呼ばれた馬力に加え、超人的な記憶力。さらに、政敵にさえ金銭的な援助をする心遣いによって、ついに頂点にのぼり詰めた。金脈批判によって政権を手放し、ロッキード事件で訴追されてもなお、その権力は陰りを見せなかった。1983年に発足した中曽根康弘政権は、「直角内閣」と呼ばれ、田中派は後藤田官房長官はじめ6人もの閣僚を送り込む。角栄は法務大臣ポストに自分の側近を送り込むことにも成功した。しかし、その「権力の絶頂」から、徐々に滅びの予兆が見え始めていた――。日本の政治がもっとも激動した時代、政治家たちの息遣いをリアルに記録した名著を、待望の復刊!
  • 空飛ぶ寄生虫
    4.0
    「眼に入れても痛くない虫」「助平な蚊はいるか?」「輸入マラリアの恐怖」……。サナダ虫を愛して、自らの体内でも育むカイチュウ博士が、海外から運びこまれる寄生虫をユーモアたっぷりに紹介しつつ、「清潔ニッポン」をめざす常識の危さに警鐘を鳴らす! ベストセラー『笑うカイチュウ』を越える仰天エッセイ。 外国産の寄生虫が日本を襲う! 読んでビックリ、寄生虫の仰天話と常識の非常識。
  • ハロー、スタンカ、元気かい プロ野球外人選手列伝
    4.0
    日本のプロ野球を興奮させた「助っ人」たちの熱き闘いの日々と、いま歩む第二の人生。外人選手第一号のバッキー・ハリスから、スタンカ、ジーン・バッキー、ハドリ、スペンサー、マニエル、アルトマン、ジョンソン、ホプキンス、ライト、ジョー・ルーツ、バルボン,カ-クランド……などの白人・黒人選手を、外交史の権威が訪ね歩いて、綿密な取材を通して描く、ドラマチックな人間記録。
  • 切ないOLに捧ぐ
    4.0
    いま充実した仕事ぶりで輝く、脚本家&作家の内館牧子。「自分探しの道」だった大企業で過ごした13年半の奮闘を、1年ごとにていねいに辿ってつづる、心のあれこれ。後輩のOLたちに夢、仲間、同僚、上司、挫折、そして訪れたチャンスを、粋に、ユーモラスに告白する。日々の切なさを軽快にはねのける、元気の出るエッセイ集!
  • 猛犬 忠犬 ただの犬
    4.0
    こよなく動物と自然を愛し続けた著者の自伝的小説。少年から青年へと成長していく過程でさまざまな犬との出会いと別れを綴った作品。……「動物文学」というカテゴリーを確立し、国民の支持を得た戸川幸夫の原点ともいうべき自伝的小説。もの心つく前から動物好きであったという著者が、さまざまな気質の犬と育った幼い頃から、運命的な犬との出会いをする旧制高校時代までを、愛情を持った動物への的確な観察眼で描き切る。それは犬への鎮魂歌であるとともに、おのれの成長の証であった。動物文学の第一人者が犬と語り続けた自伝的小説。
  • 秘録・自民党政務調査会 16人の総理に仕えた男の真実の告白
    4.0
    本邦初公開! 自民党政務調査会の「ヌシ」と呼ばれた男が、16人の総理大臣の間近で見た40年間の永田町の事件の裏側を、身命を賭して初めて語る! 総理大臣や大物政治家たちが、選挙戦の舞台裏や海外出張中に見せる素顔は、今まで誰も語ってこなかった。「まさか、あのプリンスが!?」「やはり、あの悪人面は!!」の連続で、息もつかせぬ小説のような展開!「私が仕えた16人の総理」「自民党政務調査会の使命」「自民党という梁山泊の住人」「国会議員の品格 」「自民党本部6階から眺めた永田町」などの各章で構成する平成・永田町の全裏面史――日本を土壇場で救った政治家、売国奴となった政治家とは誰か!?
  • 生きながらえる術
    4.0
    生存、表現、探求――人間の営みの本質とは何か。その果実としての形はどんな味わいなのか。今を良く生きるための哲学エッセイ。モノの形の味わい、生きることの難儀さ、芸術の偉力、考えることの深さ。多面体としての人間の営みとその様々な相に眼差しを向け織りなされる思索。日常を楽しみ味わいながら生きるための技法を、哲学者が軽やかに、しかも深く語るエッセイ80編余を収録。
  • 完璧という領域
    4.0
    熊川哲也、21年ぶりの自伝Kバレエカンパニー旗揚げ、古典全幕作品上演、バレエスクール主宰、日本発オリジナル作品創造、オーチャードホール芸術監督、そしてさらなる新たな創造。前人未踏の軌跡が今、本人の手で明かされる――。その男の登場に、コヴェントガーデンは熱狂した。喝采は日本に引き継がれ、男が巻き起こす旋風は一つ一つが事件になった。芸術としてのバレエだけでなく、ビジネスとしてのバレエを成功に導くために、大企業と渡りあい、劇場を運営し、ダンサーとスタッフを育てる。世界に輸出するために、完全オリジナル作品を創造し続ける。そのようなことが、たった一人のバレエダンサーに可能だと、誰が想像できただろうか?「完璧など存在しない」と人は言う。だがそれは失敗から目をそらしたり夢をあきらめたりするための言い訳にすぎない。たしかに作品を「完璧という領域」にまで到達させるには、ダンサーの心技体だけではなく、オーケストラやスタッフ、観客、劇場を含むすべてが最高の次元で調和しなければならない。それは奇跡のようなことかもしれない。しかし「完璧という領域」はたしかに存在する。偉大な芸術はすべてそこで脈打っている。僕はつねにその領域を志向してバレエに関わってきた。――「はじめに」より抜粋第一章 Kバレエカンパニー始動第二章 母なる『白鳥の湖』第三章 ダンサーの身体第四章 試練のとき第五章 いにしえとの交感第六章 舞台の創造第七章 才能を育てる第八章 カンパニーとともに第九章 見えない世界
  • 葉っぱはなぜこんな形なのか? 植物の生きる戦略と森の生態系を考える
    4.0
    1巻1,265円 (税込)
    人気の樹木図鑑作家が初めて書いた、植物と自然界にまつわるエッセイ集。木のことが全然わからなかった大学生の頃に始まり、樹木図鑑を作るようになった経緯、そしてそこから見えた自然について、あますことなく書き下ろした一冊です。森を歩き、葉っぱを集めてスキャンしたことで養われた観察眼、また、動物との出会いを通して身につけたことなど、生き生きと綴られています。たとえば、なぜ葉っぱにはギザギザがあるものとないものが存在しているのでしょうか? また、花の色はなぜいろいろな種類があるのでしょうか? シカが食べたヒイラギの葉はどんな様子になっているのでしょうか? こういうことはすべて、植物の「生きる戦略」に関わっているのです。そして自然界には、人にはわかりにくい事象が満ちています。植物たちの生き方について、さらには虫や動物も含めた生態系についてまで、本書では謎を解いていきます。性格がわかる(かもしれない)「葉の心理テスト」と「花の心理テスト」も掲載!※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
  • 完本 太宰と井伏 ふたつの戦後
    4.0
    「人非人でもいいじゃないの。私たちは、生きていさえすればいいのよ。」(「ヴィヨンの妻」)四度の自殺未遂を経て、一度は生きることを選んだ太宰治は、戦後なぜ再び死に赴いたのか。井伏鱒二と太宰治という、師弟でもあった二人の文学者の対照的な姿から、今に続く戦後の核心を鮮やかに照射する表題作に、そこからさらに考察を深めた論考を増補した、本格文芸評論の完本。目次太宰と井伏 ふたつの戦後太宰治、底板にふれるーー『太宰と井伏』再説解説 與那覇潤
  • 皇后雅子 妃から后への三十年
    値引きあり
    4.0
    皇太子の結婚をめぐって宮内庁が強く要請し、国内メディアが沈黙することを承諾した報道自粛の申し合わせ。それが成ることによって、目的とはまったくちがった、誰も予測していなかったことが起きた。雅子妃決定に至るまでの「事情」とはいったいどのようなものだったのか……。当時朝日新聞の皇室記者として取材の最前線にいた著者が、次の時代を前に歴史の証言として残す「ほんとうの物語」。
  • 朝からスキャンダル
    値引きあり
    4.0
    人の転落、わが身の快楽?人気俳優が選んだ妻に"銃後っぽさ"を感じ、老年世代でこそ高まる性欲求に唖然、一方、国民的アイドルの解散危機に新時代を見つけたり。日々噴出するワイドショーネタを語るとき、なぜか生き生きする我々。刺激的なスキャンダルがストレスを吹っ飛ばす!平成の日本を見つめ続けるロングランエッセイ、第11弾。「我々はスキャンダルを消費し、消化する生き物です。(中略)スキャンダルの当たり年における主役の皆さんは、ストレスフルな日々だったことと思います。しかしそれは、スキャンダル消費によって晴らされた一般人のストレスを全て引き受けたようなもの。こうしてスキャンダルとストレスは世の中を巡るのであり、この循環はこれからもずっと、続いていくのです」ーー著者あとがきよりフジテレビの中年感、取り壊されるお年頃、五十三歳のスキャンダル、「出産」って「活躍」なんですね、「週刊現代」の罪、上空にミサイル、紀香さんと養子、不倫の地味化etc.
  • 夫のちんぽが入らない
    4.0
    ひとりの女性の静かな叫びが、多くの心を貫いた――衝撃の感動作。同じアパートに暮らす先輩と交際を始めた"私"。だが初めて交わろうとした夜、衝撃が走る。彼の性器が全く入らないのだ。その後も「入らない」一方で、二人は精神的な結びつきを強め、夫婦に。いつか入るという切なる願いの行方は――。「普通」という呪いに苦しんだ女性の、いじらしいほど正直な愛と性の物語。
  • 米朝ばなし 上方落語地図
    4.0
    親しまれ続けた落語の主人公ゆかりの場所100箇所あまりを、上方諸地に訪ね、その数々を名文で語った、笑いの巡礼記ーー。古典落語の世界は、庶民がその人生の哀歓を生きた社会である。横町のきいやんや大家の娘(とう)さんの姿を、「三十石船」のくだった淀川、「野崎参り」の道筋からすくい出し、彼らの息吹きをよみがえらせる。軽妙な語り口で紡がれ、かえらぬ上方のいにしえが見事に活写される、「もうひとつの落語」がここにある。稀代の名人・桂米朝の昔語りがたっぷり。落語が好きでたまらない人にも、探訪記やエッセイを愛する人にも、かけがえのない一冊!
  • ありがとうを言えなくて
    4.0
    「世紀の悪妻」と呼ばれたが、彼にとってはたった一人の愛妻だった。生きている間にいえなかった「ありがとう」をいま伝えたい
  • 自民党・ナンバー2の研究
    4.0
    日本政治の失われた10年。その原因は秀れたナンバー2の不在だ。剥出しの権力欲が激突する自民党内で、無念にもたおれた者、あえて補佐役に徹して身をまっとうした者……。彼らが「戦後」を動かしたのだ。保守合同の立役者、緒方竹虎、三木武吉、大野伴睦から平成の小沢一郎、加藤紘一まで、30人の列伝。出でよ、平成の「寝業師」そして「策士」。忘れられぬ政治家たちの物語!
  • ボードレールの世界
    4.0
    敗戦まもない北の地・帯広で、深く結核に冒されながら、初めて上梓した魂の書『ボードレールの世界』。愛と孤独と死の意識を追求し、全精神、全人生の精髄としての風景をボードレールに見た、心の深みを凝視し続ける福永武彦の文学の原点。秀作「詩人としてのボードレール」「ボードレール的人生」「ボードレール年譜」を併録。青春の原点を示す代表的評論。
  • 植村直己
    4.0
    植村直己が登山を始めたのは、大学の山岳部に入ってからのこと。後年、日本を代表する冒険家となった植村直己ですが、入部当時は背が小さく、よく転ぶので「どんぐり」とあだ名される、非力な若者に過ぎませんでした。だが、彼は努力を重ね、日本人として初めて、世界最高峰のエベレスト登頂を果たし、その後も数々の偉業を成し遂げます。日本を代表する冒険家、植村直己。そのひたすらまっすぐに生き抜いた人生を描きます。
  • 死を見つめる心
    4.0
    人間が死というものに直面したとき、どんなに心身がたぎり立ち、猛り狂うものか――すさまじいガンとの格闘、そしてその克服と昇華……言語を絶する生命飢餓状態に身をおいた一宗教学者が死を語りつつしかも、生きることの尊さを教える英知と勇気の稀有な生死観。第18回毎日出版文化賞受賞。
  • この生命を凛と生きる
    4.0
    障碍はあっても出来ることはたくさんある! 30年も車椅子の娘を支えた、気丈な母がぼけ出した。母のため、初めて食事を作り、風呂に入れ、カテーテルの処置をする。「オイツメテハイケナイ」呪文を唱え、時に「鬼の邦子」になって、老いに寄り添う。悔いのない別れなんて、あるんだろうか? 万朶の桜の中、看取った母への癒し難い思いが、胸に痛い。老い・介護とは?を問う、著者みずからの体験を綴った名篇。
  • 式子内親王・永福門院 現代日本のエッセイ
    4.0
    「人間を超えるものの認識なしにこうした歌が読めるであろうか」ーー。式子内親王の3つの「百首歌」、少ない贈答歌などへの細やかな考察を通し、詩人の特性、女として人としての成長、歌境・表現の深化・醇化を「思うままの作品鑑賞」で綴る。三十一文字に自己の心と想念を添わせ、独創的な視点と豊かな感性で展開する「式子内親王」「永福門院」「いま一章、和歌について」を収録した名評論集。平林たい子賞受賞作。
  • 「在外」日本人
    4.0
    遠く故国と離れ、地球サイズで生きる108人の日本人。彼らは外国人として、どのような体験をしているのか? 世界と日本をどのように見ているのだろうか? 足かけ4年にわたり、40ヵ国65都市、それぞれの地で生きる彼らのなまの声を集め、現在の地球の姿を浮かびあがらせた、かつてないインタヴュー・ノンフィクション! グローバル化した現代で我々が学ぶべき体験を先駆けた、先輩たちの生きる姿が目に浮かぶように甦る!
  • 美智子さま あの日 あのとき
    4.0
    平成も残すところわずか。あらためて美智子さまの凛とした表情、上品なたたずまい、華やかな着こなしが注目されています。講談社所蔵の3万点以上の写真の中から、1960年代~1970年の若き日の美智子さまの選びに選び抜いた写真152点を掲載。何年たっても多くの女性にとって憧れの存在。素敵な着こなしだけでなく、温かい家庭や思いやり溢れる夫婦のお姿は写真を通して伝わります。オールカラー。※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。

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  • キャッチャーという人生
    4.0
    野村と古田の陰に隠れた名捕手たちの物語。肩にメスを入れながら、巨人歴代3位の出場数を誇る村田真一。レギュラーの座を競い合った達川と山中。WBCで明暗を分けた谷繁と里崎。男たちの栄光と挫折――
  • 平安鎌倉史紀行
    4.0
    鉄道と時刻表をこよなく愛する著者が列車を乗り継ぎ、みずからの足で、平安鎌倉五百四十年の史跡を訪ね歩く。平安京の見はらし、将門の首塚、奥州平泉の黄金、鎌倉切通し、草戸千軒遺構、楠木正成ゆかりの千早城。時刻表と地図を手に、歴史の舞台を各駅停車でたどる人気エッセイ。「日本通史の旅」第二弾。
  • 最後の馬賊 「帝国」の将軍・李守信
    4.0
    チンギスハーンの子孫を奉じて戦いつづけた馬賊出身の将軍。20世紀の国際政治に翻弄されながら、大国に臆せず民族自決、モンゴル独立の夢を追いつづけた者たちの姿を追い、ありえたかもしれない「もうひとつの歴史」を描く。
  • 室町戦国史紀行
    4.0
    後醍醐天皇一行を追って私も京都へ向うことにする――。南北朝の動乱期から一向一揆、武田信玄をはじめとする武将の登場、奥州の伊達政宗と、天下統一の秀吉の生と死。いにしえの英雄たちはどのように戦国の舞台を俯瞰していたのか。地図、年表を手に歴史の現場を歩いた、著者渾身の人気エッセイ完結編。
  • ぼくは恐竜探険家!
    4.0
    「はやぶさの目」とよばれる、気鋭の恐竜学者・小林快次氏が恐竜学者としての道のりを、恐竜少年とよばれた少年時代から、「はやぶさの目」とよばれ、数々の大発見をなしとげるようになった現在まで、あますところなく語りつくしました。・恐竜少年あらわる/悩み続けた留学1年目/研究者としての第一歩/恐竜発見の醍醐味/これからの恐竜研究恐竜学者にあこがれる子ども達の必読書です!
  • 気がつけば動物学者三代
    4.0
    大ベストセラー「ざんねんないきもの事典」(高橋書店)の監修をした今泉忠明さんは、父、兄、息子さん、そしてご本人も、みーんな動物学者です。お父さんの指導で罠でネズミを捕まえ、剥製にしていた小学生時代、あれよあれよという間に動物の生態調査に引きこまれていった大学生時代、そして好きなことを仕事にして走り続けている今現在……。動物大好きな人は必見! あまりにも動物まみれな人生を、活字で体験してください。
  • 特権キャリア警察官 日本を支配する600人の野望
    4.0
    全国47都道府県、30万人の警察官を指揮する「頂点の600人」=警察キャリア官僚。超一流大学を卒業し、国家公務員総合職試験を突破した十数名だけが採用されるエリート中のエリート。その仕事ぶり、年収、待遇、天下り先、出世の階段など赤裸々な実態と、女性問題、株取引、怪文書など、目を覆うような不祥事。首相官邸など政府中枢で権力を握り、「日本を支配する」とまで言われる警察官僚はいま、どこへ向かっているのか。
  • あたい、美人病になりました!
    4.0
    お肌ツヤツヤどんどん痩せて、瞳キラキラの美人に変える魔法とは、嗚呼バセドウ病! 病気はさらにギャグ漫画家を驚愕の変身へ! 自己コントロール不能のホルモンの病とのつきあいを赤裸々告白。衝撃の眼球突出やうつ症状でダークサイドに堕ちたモコには、もう前向き至上主義など敵なだけ。どうするモコ!? ベストセラー『ツレがうつになりまして。』や『うつヌケ』、『元気になる、シカ!』に続く、自分を変える一冊。※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。

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  • 伊達政宗、最期の日々
    4.0
    太平の世にあって歴戦の老将は過去をかえりみ、わが亡き後の家の安泰に思いをめぐらす。側近く仕えた小姓の筆が伝える、死に臨んだ「独眼竜」の深き慮りと愛する者たちへの別れの作法。政宗に近しく仕えた小姓・木村宇右衛門可親が主君の言行を記録した『木村宇右衛門覚書』を読み解き、武人の最後の日々を描き出す。
  • 終活夫婦
    4.0
    彬 「なあ、志乃、俺たち、"終活"しようと言ったこと一度もないよな」志乃「そう、そう、いまだにない」芸能界一の「おしどり夫婦」が着々と進めていた「今やるべきこと」は、世の中では「終活」と呼ばれる活動だった!!「不動産売却」「お墓を作る」「遺言状作成」「いらないモノを捨てる」……「中尾家の終活」を大公開。団塊の世代が、これからの時代をどう「いきいき」と過ごせるか、そのヒントが詰まっています!
  • マザー・テレサ (新装版)
    4.0
    マザー・テレサは、1910年マケドニアに生まれた修道女です。たったひとりでインドのコルカタのスラム街に入り、死ととなりあわせに生きる、もっともまずしい人びとをすくう活動を始めました。病人を看病し、孤児を育て、苦しむすべての人を愛し、生きる希望をあたえたのです。マザー・テレサのつくった「神の愛の宣教者会」は世界中で奉仕活動し、1979年ノーベル平和賞を受賞しました。
  • みんな昔はこどもだった
    4.0
    最初の一歩が、しばしば最後の一歩になった――柳田国男、澁澤龍彦、池波正太郎、向田邦子、野坂昭如、手塚治虫……幸い誰もが自分をたしかめるようにして、子供時代の記録を残している。時代相とともに、その人のすべてがそこに凝縮されている。個性的な仕事をなした、15人のこども時代
  • 安部公房とわたし
    4.0
    ノーベル賞候補の作家・安部公房と、NHK朝ドラ女優の20年以上続いた愛は、なぜ秘められなければならなかったのか?文壇・芸能界を騒然とさせた自伝の文庫化
  • 人は死ぬまで結婚できる 晩婚時代の幸せのつかみ方
    値引きあり
    4.0
    「結婚難」が止まらない。平均初婚年齢は年々上昇し、男性は30.7歳、女性は29歳。男性の23%は「生涯未婚」とされる一方で、結婚できても3組に1組は離婚する。ひとりで生きていくと決意しても、「独居老人」「孤独死」といった不穏な単語が頭をよぎる。人生100年時代、折り返し地点を迎えてから、伴走者を見つけたっていい。80組以上の「晩婚さん」取材から見えてきた、晩婚の幸せ、課題、婚活ノウハウを伝える。
  • 随筆集 一私小説書きの弁
    値引きあり
    4.0
    西村賢太が師と仰ぎ全集刊行に全力を傾ける作家・藤澤清造への思い。異端作家・倉田啓明。平成の破滅型私小説作家を形づくったもの、すべてが込められた随筆集。
  • 好きか、嫌いか、大好きか。 で、どうする?
    4.0
    人生に迷いがなくなる、夏木マリ的「決断のメソッド」とは?カッコよく、自分らしく生きるための思考法を解説。
  • 「米軍が恐れた不屈の男」瀬長亀次郎の生涯
    4.0
    終戦直後、占領下の沖縄で、初めて堂々と米軍にモノを言った伝説の男・瀬長亀次郎。「地球の裏側から来たアメリカは、ぬするれいびんど……泥棒だ!」演説会には10万人を超える人々が集まり、熱狂する。ついに米軍は微罪で亀次郎を逮捕、宮古島の監獄に送るが、奇跡的に生還、那覇市長に当選。市長の任期はわずか1年で終わったが、70年には衆議院議員に当選。佐藤栄作首相とド迫力の論戦を繰り広げた。
  • 自民党秘史 過ぎ去りし政治家の面影
    4.0
    田中角栄・大平正芳・金丸信・竹下登・・・・・・あのころの政治家は、どこか器の大きさを感じさせる人たちであった。憎らしくも愛される、人間味あふれる政治家たちの、喜劇的とさえいえる素顔と権力模様。
  • 東京のオカヤマ人
    4.0
    エッセイと呼ぶにはあまりに怖い物語。ホラー大賞を受賞して上京間もないイワイに、ぶんぶん寄って来るヤバイ人々。「ぼっけえ」「きょうてえ」「やっちもねえ」など岡山弁のニュアンスを存分に盛り込んだ、人気ホラー作家とっておきの14話。ここまで書いたら、もう岡山には帰れんかも。
  • オンナの値段
    4.0
    かつて「文春砲」の餌食になった元日本経済新聞記者にして、元AV女優(東京大学大学院及び慶應義塾大学SFC卒)の気鋭の文筆家が聞き出した、夜のオンナたちの桁外れな、ときに地に足のついた「お金の稼ぎ方&使い方」。
  • 豊臣秀吉 (新装版)
    4.0
    豊臣秀吉は16世紀に活躍した武将です。貧しい家に生まれますが、織田信長に仕えたことで転機がやってきます。機転が利く戦上手で頭角を現し信長に重用されました。信長が本能寺の変で倒れると、すぐさま主君の仇を撃ち、天下統一へと向かいます。関白となって豊臣を名乗り、天皇以上の勢力を誇った秀吉でしたが、晩年は家康の力を頼り、息子・秀頼の行く末を案じて死にます。やがて天下は徳川の世となっていくのです。
  • 徳川家康 (新装版)
    4.0
    徳川家康は、1542年、愛知県の岡崎城で生まれました。 戦乱の世、3歳で母と生きわかれ、8歳で父・松平広忠とも死別、 19歳まで駿河の今川家の人質として成長します。 長じては、 織田信長、豊臣秀吉からも一目おかれる大名となり、巧みな戦略で勝ち残っていきます。 そして1600年、史上最大の合戦「関ヶ原の戦い」に勝利し 江戸幕府を開きました。 戦国の世を生きぬき、ついには新しい時代をつくったのです。
  • 武田信玄 (新装版)
    4.0
    武田信玄は1521年、甲斐の国(山梨県)の石水寺で生まれた戦国武将です。 父・信虎とは仲が悪く、 やがて父を今川義元への人質として追放してしまいます 上杉謙信との5度にわたる川中島の戦いなど 戦につぐ戦を生きぬき、 その存在を力づくで戦国の世に知らしめます。 織田信長や徳川家康がもっともおそれた相手でした。 天下取りへの意欲を最後まで持ち続けた信玄でしたが、果たせず53歳で病に倒れます。
  • 坂本龍馬 (新装版)
    4.0
    1835年、高知の下級武士の家に生まれた坂本龍馬は、青年なって江戸に出ます。そのころの日本は、開国派、攘夷派が争っていました。日本の将来を考える勝海舟の弟子となり、軍事や政治を学びます。やがて 反目し合っていた薩摩藩と長州藩を仲直りさせて、1866年に薩長同盟が成立、翌年、幕府が政治の権力を天皇に返す大政奉還が実現しました。 日本の近代化のきっかけを作った龍馬でしたが、1867年凶刃に倒れます。
  • エジソン (新装版)
    4.0
    エジソンは、19世紀半ばのアメリカに生まれた発明家です。 学校の勉強が大きらいだった少年時代のエジソンは、鉄道の車内で 新聞を売ることを思いつきます。 そして、車両の一室に化学薬品や実験道具を持ちこみ、 大好きな実験を始めたのです。 やがて大人になると、蓄音機、白熱電球、映写機、蓄電池……。 次々と世界の歴史を変える大発明をなしとげ、 「メンロパークの魔術師」とよばれるようになるのです。
  • 佐治敬三と開高健 最強のふたり〈上〉
    4.0
    ひとりは勝算なき「ビール事業」に挑み、もう一人はベトナム戦争の最前線に身を投じる。生産量世界一のウイスキーをつくったサントリー佐治と無頼派作家開高の不思議な友情がかなえた、巨大な夢
  • 田中角栄研究全記録(上)
    4.0
    きのうまで田中角栄は日本の英雄であった。日中国交回復と列島改造を叫んで華やかに登場してきた男が、実はいま金権政治の元凶として裁かれている。首相の座が金で買われ、政治が金で動かされていった戦後保守支配体制下最大の構造的腐敗の暗部を、厖大な取材データの分析で実証する著者執念の記録。
  • 怖い中国食品、不気味なアメリカ食品
    4.0
    国内では禁止のホルモンがたっぷり含まれている米国産牛。重金属で汚染された中国米や、有機塩素が濃縮した中国産鶏肉。輸入食品のあまりにも恐ろしい実態を、徹底調査と潜入取材で明らかに! 第20回「編集者が選ぶ雑誌ジャーナリズム賞」企画賞受賞のキャンペーン記事を、大幅加筆のうえ再構成した決定版。
  • 介護というお仕事
    4.0
    2025年に「超・超高齢社会」となる日本。お年寄りが身近な存在になる小、中学生に向けて、介護の基本を伝える初めての実用書です。自らも祖母を介護した経験を持ち、さまざまな介護施設を取材してきたジャーナリストの小山朝子さんが、児童・生徒でもお手伝いできる基本技術を、豊富なイラストを使って解説します。介護・福祉の専門学校への進学を、少しでも考えている人にとって、これまでになかった入門書となる一冊です。
  • 奈良の平日 誰も知らない深いまち
    4.0
    「鬼を見失ったまち」の解説が書かれた路地の看板、山頭火が来た町屋、著名な画家たちが居を構えた高畑、明治時代の名建築の保存をめぐる話など、地元紙記者出身のフリージャーナリストである著者が、奈良のまちを歩き、人に出会い、資料を探して知った、寺社・仏像だけではない深い魅力を語るこだわりの紀行エッセイ。昭和の生活感を残す「きたまち」や古い町屋が並ぶ「ならまち」を今までにない視点で歩いてみよう。
  • 「無言館」ものがたり
    4.0
    信州の丘の上にたつ小さな美術館「無言館」。太平洋戦争で亡くなった画学生たちの作品や遺品を展示している小さな小さな、美術館です。このいっぷう変わった美術館を作るために、遺族を探しあて、全国を旅して遺品を集め、金策にも走りまわった窪島誠一郎さんが、熱い思いを秘め、やさしく語りかける感動のノンフィクション。
  • タロとジロ 南極で生きぬいた犬
    4.0
    観測隊員といっしょに南極へ行ったカラフト犬。かれらは、荷物や人をのせたそりをひく「はたらき犬」だ。がんばりやの犬、すぐにサボる犬、あまえんぼうの犬……。性格はいろいろでも、みんな大事な仲間だった。ところが1年後、15頭の犬たちに悲しい運命が待っていた――。第一次南極観測越冬隊員とカラフト犬の強い絆をえがく感動の物語。
  • 宮本武蔵は、なぜ強かったのか? 『五輪書』に隠された究極の奥義「水」
    4.0
    吉川英治も司馬遼太郎も到達できなかった、画期的な「宮本武蔵」論! 本人が残した『五輪書』を手がかりに、武蔵の構え方、身のこなし、実戦におけるセオリーを再構築する。武蔵はどのように太刀を、そして自らの身体を使っていたのか? 「身体を水に」「実戦の場では穏やかな表情で」「よい姿勢をとってはダメ」「巌流島は武蔵にとって"最悪の勝負"だった」など驚きのトピックが満載。本書を読めば武蔵の実像が見えてくる。
  • 必ず、愛は勝つ! 車イスサッカー監督 羽中田昌の挑戦
    4.0
    小学生の頃から全国レベルで活躍した少年は、1983年1月のサッカー全国高校選手権で圧倒的な存在感を示し、人気漫画「オフサイド」のモデルとなった。だが、その8ヵ月後、事故で下半身不随になり、欧州でプロになるという夢を奪われてしまう。どん底まで突き落とされた彼を絶望の淵から立ち上がらせ、世界初の車いすのプロサッカー監督にしたのは、おおらかで強靭な愛の力だった。
  • 原発と地震-柏崎刈羽「震度7」の警告
    4.0
    2008年度日本新聞協会賞、日本ジャーナリスト会議・JCJ賞をダブル受賞! 2007年夏、中越沖の激震で世界最大の原発が止まった……なぜ大地震に襲われる柏崎刈羽の地に原発は建設されたのか。誘致に絡む政財官の思惑やさまざまな謎を解き明かしたスクープ報道。取り返しのつかない大惨事が起きる前に、原発問題の実態を私たちはもっと知るべきではないか。(本書は2009年1月初版刊行)
  • 台湾の「いいもの」を持ち帰る
    4.0
    台湾在住の有名コーディネーター、青木由香さんが、台湾で実際に愛用しているアイテムを紹介するエッセイつきの「定番ものカタログ」です。厳選の59アイテムはお土産に必ず欲しくなるアイテムばかり。日本では手に入らない、台湾らしい懐かしさのある、日用品、食料品、衣料品の数々。エッセイでは、使い方、食べ方、作られた背景、作っている人、なども登場します。台湾好きも、旅行者も、必携の1冊です。※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。

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