平安鎌倉史紀行

平安鎌倉史紀行

785円 (税込)

3pt

4.0

鉄道と時刻表をこよなく愛する著者が列車を乗り継ぎ、みずからの足で、平安鎌倉五百四十年の史跡を訪ね歩く。平安京の見はらし、将門の首塚、奥州平泉の黄金、鎌倉切通し、草戸千軒遺構、楠木正成ゆかりの千早城。時刻表と地図を手に、歴史の舞台を各駅停車でたどる人気エッセイ。「日本通史の旅」第二弾。

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平安鎌倉史紀行 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    著者の未読本を古書で発見するたびに購入している今日この頃。『古代史紀行』に続く史跡を時系列順に旅するタスクが課せられ、著者にさえ非効率と言わしめている(笑)。平安、と言っても平将門から藤原清衡、そして源平合戦の史跡まで移動範囲は広い! 鎌倉では、義経を追って再び平泉を訪れる。しかし、総じて関東が中心

    0
    2025年07月19日

    Posted by ブクログ

    鉄道紀行作家、宮脇俊三のライフワークとなった「日本通史の旅」。本書はその2巻目に相当します。

    ある時は慈愛に満ち、またある時は冷酷な氏の筆致が冴え渡ります。歴史概説としても、旅行記としても楽しめますし、京都や鎌倉を幾度も訪れては辛抱強く史跡を巡る氏の姿勢には頭が下がります。

    鳥辺野や阿弖川など歴

    0
    2016年11月19日

    Posted by ブクログ

     ようやく読み終わった。
     この手の本にでは珍しい位に読むのに時間がかかった。平安時代の「桓武天皇と渡来人」から始まって、鎌倉時代の終わり「鎌倉幕府滅亡」まで、全部で34章、およそ400頁に及ぶ。お盆休みの間、じっくり本を読もうと思いつつ、結果的にこの本しか読めなかったのは大変残念。
     本書は、「古

    0
    2024年08月25日

    Posted by ブクログ

    歴史的遺構を時代順に追っていく紀行文。平家物語に詳しいのを思いだし、本棚から取り出した。壇之浦の悲劇の舞台を訪れ、安徳陵や平家の墓を巡る文章は傑作だと思う。平家物語本文の引用と静かな観察眼が哀れみをよく引き出している。その後鎌倉時代まで紀行は続くが、平家物語を辿る旅の方が文章に力がこもっているように

    0
    2011年12月24日

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