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Posted by ブクログ 2010年09月20日
伊達政宗本は何冊も読んできたが、臨終間際のことはあまり知らなかった。「江戸の藩邸にて、胃がんで亡くなった。将軍家光も見舞いに来た。」というくらい。
伊達政宗に仕えた小姓・木村宇右衛門可親が、政宗の言行を記録した『木村宇右衛門覚書』(仙台市博物館所蔵)。がん性腹膜炎で腹回りが石のように硬くなり、また...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年04月24日
他の方が書かれている通り臨終間際のことを詳しく書いた本を読んだことがなかったので見つけたときには飛びついてしまった。
愛姫とのエピソードも詳しく書かれており、また忠宗とのやりとりもあり、破天荒だったイメージとは程遠い伊達政宗の姿が垣間見える。
出典となった『木村宇右衛門覚書』もぜひ読んでみたいところ...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年01月10日
原文の解説が丁寧で読みやすい。一人の戦国大名がどのように死を迎えたか、非常に面白かった。身辺の整理の仕方などにある病苦にも負けぬ意思の強さはさすが武士らしいと感じいる。戦国乱世に揉まれた前半生とはかけ離れた、太平の時代に将軍からも厚遇され穏やかに息をひきとっていく恵まれた晩年のありようになんだかしみ...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年06月02日
大河ドラマ「独眼竜政宗」を見終わったので、惹かれて読んでみた。
ドラマではほとんど描かれなかった伊達政宗の最晩年。
側近がリアルタイムで書いた日記をもとに話が進んでいくので、ドラえもんのタイムテレビで伊達政宗の死の直前の様子をのぞいているかのような臨場感だった。
「戦国時代の完走者」ともいわれ...続きを読む
Posted by ブクログ 2010年08月17日
戦国BASARAや小説などで流布しているイメージとは程遠い。
やはり、あれは伊達政宗の全盛期の話なんだろう。
晩年の政宗を描いているものだが、なんとまあ、柔和になったこと。
徳川幕府への忠誠心の誓い方が半端ではない。
もちろん、逆心を抱いていたとしても、記録には残せないだろうけど。
文語の原文を...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年04月22日
政宗の小姓としてすぐ近くに仕えた者が、その臨終に際した実際に本人が見てきたものを記録した覚え書きを元に、原文を訳して解説が書かれたもの。
70歳という、当時ではかなり長生きをし、かつて覇を競った仲間がすべていなくなり、平和な治世となった中で、『遅れてきた戦国武将』と言われた伊達政宗が、自らの死期を...続きを読む
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