作品一覧

  • インド大修行時代
    4.0
    1巻660円 (税込)
    1974年12月、僕はアラビア海の都市・ボンベイに降り立った。それは、魑魅魍魎(ちみもうりょう)のインド世界への旅の始まり。漆黒の闇に飛びこんだ僕を待ち受ける罠、苦闘の日々、そして混沌の海原へ。インドの悠久とは、不条理に耐え続けることだった! 広大な赤い大地を巡りながら、僕は鍛えられていく。講談社ノンフィクション受賞作家が贈る大放浪記「我が青春のインド」。
  • インドの大道商人
    4.0
    野宿もしたし、強盗にもあった。食いはぐれた夜も、数知れない。南京豆売り、錠前屋、蛇つかい、手品師、代書屋……。灼熱の大地に生きる、大道商人300人にインタヴュー。取材期間11年、インド大陸を縦横無尽、延べ1万4千キロの破天荒な旅の記録。90年代「旅本世界」の金字塔と絶賛された名著! 万華鏡のようなインド世界へ!

ユーザーレビュー

  • インド大修行時代

    Posted by ブクログ

    山田和さんが、27歳のときの初めて(正確には2回目、3回目を含む)のインド旅行を振り返って綴った旅行記。1970年代の話ですが、30年を経た今でもおそらくほとんど変わることのない旅での苦労や驚きが、自身のインド旅行を思い返させます。

    登場する場所はボンベイ、ジャイプール、アーグラー、カジュラホ、バラナシ、デリー、ハルドワール、リシケーシュ、スリナガル。しっかりした語り口と文学的な表現が読者を引き込みます。

    0
    2010年01月26日
  • インドの大道商人

    Posted by ブクログ

    ラージャスタン及びデリーでの11年に及ぶ大道商人へのインタビューをまとめたもの。インド好きな人に対してはもちろんのこと、フィールドワークの観点からも相当面白い一冊です。ぶっちゃけ、文化人類学の本として売れるのではないでしょうか?

    文章から筆者がいかにインドを愛しているかが伝わるうえに、写真家の山田さんなだけに写真も素敵で、なかなかどうして充実内容の一冊です。多種多様な職業が登場し、かつて旅したインドの、路上の混沌や喧騒を思い出しました。

    0
    2009年10月04日
  • インド大修行時代

    Posted by ブクログ

    May 2002売却済
    本屋で衝動買い。
    インド旅から帰ってすぐに,今年出たインドのエッセイを見つけたので読んだ。
    なぜ,私はインドになど来てしまったのか,あれだけ嫌な思いをしたじゃないか,と思っても,
    なぜがインドに舞い戻ってしまう感じ,とてもよくわかる。
    表向きに流通しているインドのイメージとは違った,ダークな面が全面に書かれている。
    しかし,一般に見て悪いと評価される部分こそが,なぜか人をしてインドに舞い戻さしめる。
    インドに行ったことのある人はとても共感できるかもしれない。

    0
    2012年05月20日

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