あらすじ
1974年12月、僕はアラビア海の都市・ボンベイに降り立った。それは、魑魅魍魎(ちみもうりょう)のインド世界への旅の始まり。漆黒の闇に飛びこんだ僕を待ち受ける罠、苦闘の日々、そして混沌の海原へ。インドの悠久とは、不条理に耐え続けることだった! 広大な赤い大地を巡りながら、僕は鍛えられていく。講談社ノンフィクション受賞作家が贈る大放浪記「我が青春のインド」。
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Posted by ブクログ
山田和さんが、27歳のときの初めて(正確には2回目、3回目を含む)のインド旅行を振り返って綴った旅行記。1970年代の話ですが、30年を経た今でもおそらくほとんど変わることのない旅での苦労や驚きが、自身のインド旅行を思い返させます。
登場する場所はボンベイ、ジャイプール、アーグラー、カジュラホ、バラナシ、デリー、ハルドワール、リシケーシュ、スリナガル。しっかりした語り口と文学的な表現が読者を引き込みます。