沈黙のまわり 谷川俊太郎エッセイ選

沈黙のまわり 谷川俊太郎エッセイ選

1,045円 (税込)

5pt

4.3

1952年、第1詩集『二十億光年の孤独』で戦後詩界に登場した谷川俊太郎。三好達治はその出現を「ああこの若者は/冬のさなかに永らく待たれたものとして/突忽とはるかな国からやつてきた」と推賞した。本書は、若き日の著者の考え方の基礎を示す著書『世界へ!』『愛のパンセ』の中から、21篇のエッセイを収録。初めに沈黙があった。言葉はその後で来た。――谷川俊太郎の青春!

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    1045

    157P

    谷川俊太郎
    1931年、東京に生まれる。高校卒業後、詩人としてデビュー。1952年に第一詩集『二十億光年の孤独』(創元社)を刊行。以後、詩、絵本、翻訳など幅広く活躍。1975年日本翻訳文化賞、1988年野間児童文芸賞、1993年萩原朔太郎賞を受賞。ほか受賞多数。絵本作品に『こ

    0
    2024年07月22日

    Posted by ブクログ

    義務教育を受けいていた頃の国語の教科書とか、合唱曲とかでおなじみの谷川俊太郎だが、それ以外で彼の書くものを読んだことがなかった。なので、読んでみた。いいな、と思える部分というか、そうだよな、と思える部分と、そうでない部分とまちまちだった。「私にとって必要な逸脱」とか「歌うということ」、「昼と夜」あた

    0
    2021年06月17日

    Posted by ブクログ

    感動と霊感は全く別物。
    感動しなければ詩は書けない。感動するとき、秩序が生まれ、同時にそれがリズムを呼び起こす。
    沈黙を語ることができるのは沈黙それ自身しかない。初めに沈黙があった。言葉はその後できた。今でもその順序は同じ。
    ベートーベンの音楽は人を励ます。内面からその音楽の激しさ、力強さがある。

    0
    2009年10月07日

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