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  • 皇后雅子 妃から后への三十年
    4.0
    皇太子の結婚をめぐって宮内庁が強く要請し、国内メディアが沈黙することを承諾した報道自粛の申し合わせ。それが成ることによって、目的とはまったくちがった、誰も予測していなかったことが起きた。雅子妃決定に至るまでの「事情」とはいったいどのようなものだったのか……。当時朝日新聞の皇室記者として取材の最前線にいた著者が、次の時代を前に歴史の証言として残す「ほんとうの物語」。

ユーザーレビュー

  • 皇后雅子 妃から后への三十年

    Posted by ブクログ

     皇族は日本国民ではないので、憲法で守られる基本的人権の埒外にある。先ずは職業選択の自由がない。信教の自由はない。選挙権も被選挙権ももらえない。日本国民から皇室に入ることができるのは、女子が天皇・親王・王のいずれかと結婚する場合のみに限られる。

     雅子妃は、自由な日本国民の身分を捨て皇室入りを果たしたわけだが、そこには相当の逡巡があったものと思われる。皇太子殿下の「僕が一生全力でお守りしますから」というお言葉も迷いを断ち切り原動力になったのかとも思われるが、それでもまだ皇室に対する不安は払拭できなかったのではなかろうか。

    本書は、朝日新聞の皇室担当記者が描く皇太子徳仁親王のご成婚事情とそ

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    2019年04月14日

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