国内ミステリー作品一覧

  • パーフェクトフレンド
    4.1
    周りのみんなより、ちょっとだけ頭がよい小学四年生の理桜。担任の千里子先生からも一目置かれている彼女は、ある日、不登校の少女 「さなか」 の家を訪ねるようにお願いをされる。能天気少女のややや(注: 「ややや」 で名前)や、引っ込み思案の柊子とともに理桜は彼女の家に向かうが、姿を現したさなかは、なんと早々に大学での勉学を身につけ、学校に行く価値を感じていない超・早熟天才少女であった。そんな彼女に理桜は、学校と、そこで作る友達がいかに大切であるかということを説くのだったが……果たしてその結末は!? 野崎まどが放つ異色ミステリ、まさかの小学校編登場!
  • パーフェクトワールド 上
    4.0
    1970年。本土復帰を目前に控え、沖縄は混沌としていた。公安警察官・大城は、警察上層部よりさらに上――内閣総理大臣から直接の命を受け、沖縄に潜伏することに。時を同じくして、那覇では沖縄独立を目指す平良が、賢秀塾を率いる古謝賢秀の指示のもと、不穏な動きを見せ始めていた。大城は、円滑な返還を実現すべく、時に犯罪行為にも手を染め、諜報を進める。彼は、どこまで堕ちていくのか。連載から12年、幻のノワール巨編!
  • 緋色の真珠
    -
    雑誌連載で人気がでてきた真珠占い師・高原野衣を危機が見舞う! 客の一人・野々宮久美が、まるで野衣に殺されたかのような嘘をつき絶命したのだ。警察の追及を逃れ、編集者の笠木と事件の真相を探りだす野衣。ところが! 見つけたのは野衣と瓜二つの死体だった。謎の言葉「緋色の真珠がすべてを語る」の意味を追う、ノンストップ・サスペンス、登場!
  • 緋色の時代(上)
    -
    1~2巻825円 (税込)
    一九八六年、ソ連のアフガニスタン侵攻時、特殊部隊(スペツナズ)の一員としてアフガン・ゲリラとの絶望的な戦いの渦中、四人の兵士が、血の契りを交わした。それから十四年、閉鎖都市・エカテリンブルグはソ連崩壊後の社会的混乱のさなかにあった。マフィア・グループの血腥い抗争の現場で四人は再会。今は、敵として互いに相手殲滅のための殺戮が連鎖する!

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  • 緋色のペンダント 杉原爽香 二十歳の秋
    3.9
    杉原爽香、二十歳の秋。中学時代の恩師・河村布子(かわむらきぬこ)に赤ちゃんが生まれた。爽香は、友人の今日子と病院へお祝いに行き、その帰り、トラックにひかれそうになった女性を助ける。「死んでも良かった」と言う、その女性の胸には緋色のペンダントが! 恋愛、友人、家族の問題……十代を卒業し、悩み多き二十代を迎えた爽香に、またもや危機が迫る。シリーズ第6弾!

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  • 緋色の稜線
    3.5
    ホテルで行きずりの女を殺してしまった吉行は、車で逃げる山中で不思議な少年と幼女に出会う。「和子」と名乗る幼女の家に帰る途中だという。なりゆきで乗せてやることになった車内で、無邪気に話す和子の声を聞きながら、ふと吉行は自分の過去を振り返る。夜の闇が迫りひどい疲労感に襲われた吉行は、親子と偽り小さな旅館に宿をとる。穏やかな夕食と温泉。まるで本当の親子のようだ、そう独り言ちる吉行の目に飛び込んできたのは、膝に乗ってきた和子の首に残る、一筋の赤い線だった。過去の記憶がよみがえり苛む……。大人のサスペンス・ミステリ! (※本書は、2012年9月講談社より刊行された単行本『白兎1 透明な旅路と』を加筆修正し、改題の上文庫化したものです)
  • 緋色を背景にする女の肖像
    -
    1巻1,408円 (税込)
    悲しみを湛えた美しき運命。“彼女”の抱く誰にも知られてはならない秘密。謎多き天才が残した魅惑の絵画をめぐり、美術・建築界に渦巻く人間の才能と美醜な欲望を描き切る超大作アートミステリー。

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  • 悲運の皇子と若き天才の死
    -
    雑誌編集者・長谷見(はせみ)明は、実家の屋根裏で、祖父・伸幸の遺した絵を発見。そこには、飛鳥時代、罠にかけられ、十九歳の若さで死んだ有間皇子(ありまのみこ)が描かれていた。そして若き天才画家と呼ばれていた伸幸も、太平洋戦争末期、理不尽な召集を受け、二十五歳で戦死。謎を探る明だったが……。十津川警部、驚愕の結末!
  • 冷えきった街
    3.8
    竪岡清太郎一家は続発する怪事件にまき込まれ、恐慌を来していた。長男・清嗣は睡眠中にガス栓を抜かれ、次男・冬樹は暴漢に襲われ、末娘・このみを誘拐するという脅迫状までが舞い込んだ。事件解明の依頼を受けた探偵・三影潤が謎に挑むが、やがて第一の殺人が起こり悲劇の幕があく。呪われた一家を待ち受ける運命は……。江戸川乱歩賞作家による傑作長編ミステリー。
  • 秘花〈上〉
    -
    1~2巻693円 (税込)
    中学生の娘・水絵から思わせぶりな物言いで、電機メーカーに勤めている父・小橋行広が浮気していると、母・知子に伝えたのだった。 はたして本当に浮気しているのか、中学生の娘に何か思惑があって嘘をついているのか。 懊悩する母をさらに混乱させるかのように、娘は思わせぶりな言動をつづける。それを裏打ちするかのように、夫が不審な行動をする。 母・知子は真実を突きとめようとするが、事態は、思わぬところに向かっていく――。
  • 日陰の街
    -
    1巻110円 (税込)
    【松本泰】イギリスに6年間在住。帰国後は経験を生かした小説を発表する。探偵小説、推理小説作家。「日陰の街」冬のロンドンで起こった不可思議な事件。ある夜、私は美しい女を助けてやるが、その直後、他殺死体を発見する。果たして彼女は事件に関わりがあるのか。友人である画家の柏は美女をモデルにして展覧会に出展するが盗まれてしまう。アメリカ行きの時間が迫るが……。「宝石の序曲」悪女と悪人が欺し合う。殺された女は誰か?ダイヤモンドはどうなったのか。「暴風雨に終わった一日」千葉県の海沿いの町。伊東の古い友人の兄が轢死体で発見される。事故死と思われたが伊東はある発見をする。短編三本を収録。※読みやすくするため現代の言葉に近づけていますが、作品の性質上、そのままの表現を使用している場合があります。
  • ひかり号で消えた
    -
    東京・名古屋を疾走中の密室空間「ひかり号」から、男の姿が消えた!  人気評論家・磯部俊明がTV局の仕事を終え、人目を避けるようにして「ひかり号」に乗車。留守宅の妻・道子に怪電話がかかって来た。磯部を誘拐し、その証拠に真珠のネクタイピン、カフスセット、ブルーのハッカパイプを送るという。道子は茫然とした。磯部が愛用している四本のカラーパイプのうち、ブルーを選んで渡したのは、他ならぬ道子だったのだ。犯人は何故そのことを知っているのだ…?(「ひかり号で消えた」より)  密室・アリバイトリックの名手が贈る、珠玉のミステリ短編集。 *トリオプレーの密室殺人 *聖書と札束 *殺意の二重奏(デュエット) *金と女の結末 *麻薬(ヤク)は囮さ *聞き慣れた声 *喪失の傷痕 *ひかり号で消えた ●大谷羊太郎(おおたに・ようたろう) 1931年、東大阪市に生まれる。慶応大学文学部国文学科中退。大学在学中にプロミュージシャンとしてデビュー。芸能界で過ごした後、1970年に『殺意の演奏』で第16回江戸川乱歩賞を受賞。翌年より推理作家専業。トリック中心の推理小説を120冊以上発表。近年は時代小説でも多くの著書を発表している。
  • 光射す海
    3.4
    海岸で倒れていた女性は、言葉と記憶を失っていた。しかも妊娠4ヶ月。彼女はいったい誰なのか? 精神科医の望月は、彼女の過去の物語のかけらを探し始めるが……!?
  • 光と影の誘惑
    3.4
    銀行の現金輸送車を襲い、一億円を手に入れろ――。銀行マンの西村は、競馬場で出会った男とすぐに意気投合した。ギャンブルに入れ込む自分を非難する妻から逃げたい。ひと旗あげたい。鬱屈するような日常に辟易した二人の男たちが巧妙に仕組んだ、輸送車からの現金強奪計画。すべてはうまくいくかのようにみえたのだが……。男たちの暗い野望が招いた悲劇を描いた表題作ほか、平和な家庭を突如襲った児童誘拐事件、動物園での密室殺人、ある家族が隠し続けた秘密など、名手が鮮やかなストーリーテリングで魅せる、珠玉の傑作中編ミステリ4編。

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  • 光 堂(電子復刻版)
    -
    二十数年ぶりの新宿。五藤涼介は、そこで三千社文彦監督の幻の傑作と言われる映画『火雨』の上映会に出くわす。涼介は、かつてふとした出会いから三千社のアパートに引越した。一台のオート三輪で。車は東京の街なかを走っているのに、深い森の奥の径を、奥へ奥へと分け入って行くように見えた。異様な蔦や葛におおわれ、奇怪な巨木や蔓草がしげる――そう。あのオート三輪が、僕を妖怪の住む森へ運んで行った。

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  • 光の山脈
    4.2
    犬たちとともに山を駆けめぐり、イノシシを狩るロッタこと六田賢司。無欲で純粋なこの若き猟師の前に立ちはだかったのは、暴力団と手を握った企業による悪辣な自然破壊だった。その魔手が、身重の妻と新聞記者である兄に及んだとき、ロッタは狼犬・シオと、豪雪と蒼氷の南アルプスにたてこもる。マイナス20度の極寒の世界で、容赦なく顔を叩く地吹雪。壮絶なサバイバル戦の火蓋が切って落とされた……。山岳冒険小説の金字塔と大絶賛された感動の物語。
  • 光の楽園1 光道僧リュートガルト
    4.0
    不祥事を起こし辺境の寺院へ送られたリュートガルトが畑で男の死体を発見。「地霊の輪」の呪いだと村人が脅える中、新任の郡長官に見込まれてしまったリュートは、事件の謎を探る羽目に……。
  • ひかり62号の殺意
    5.0
    銀座の宝石店から二億五千万円相当の装飾品を奪ったとされる強盗容疑者が、護送中の「ひかり62号」車中で射殺された。死の間際に残した「ギンコウ」というメッセージから、主犯格の江上の存在が浮上。だが江上も逃亡先のフィリピン・マニラで殺害されていた。しかも身許がわからぬよう顔を潰され、指紋まで焼かれていたのだ。本当に江上なのか? 十津川は江上の妹とともにマニラへ飛んだ!

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  • 光る崖
    4.0
    名古屋地検の検事・千鳥朱子は、秘めた関係にある服飾MD・郷原の誘いを断れず、飛騨へ旅に出かけた。旅行後、名古屋市内で傷害致死事件が発生。朱子の前に現れた参考人は、旅先で知り合った女性・北沢昌代だった。事件を調べ進めると、背後に女子高生売春グループの存在が浮かび上がってきた。――初めて女性検事を主人公に配した「記念碑的作品」!

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  • 光る牙
    3.7
    厳冬の北海道、消息を絶ったカメラマン捜索のため、若き森林保護官はスキーを履き、険しい山中へ向かう。カメラマンは無残な遺体で発見され、手負いの羆は銃殺され事件は一件落着したかに見えた。しかし、噛み跡はその羆のものより遙かに巨大だった。最強の野生動物「羆」との壮絶な死闘を描く、元自衛隊の、期待の大型新人による傑作山岳小説。
  • 光る君と謎解きを 源氏物語転生譚
    4.0
    『このミス』大賞シリーズ 平安転生×ミステリー 若紫は名探偵!? 源氏物語の世界に転生したので 優雅な平安貴族ぐらし…と思ったら 奇妙な事件が次々と…! 物の怪に取り憑かれたとされる葵上の死の謎など 王朝絵巻の事件に令和の就活女子が挑む (あらすじ) 皇居のお濠に転落した就活生の紫乃。目を覚ますと、彼女はなぜか平安時代の幼い姫君に転生してしまっていた。しかもただの平安時代ではなく、そこは「源氏物語」の世界で――!? 紫乃は光源氏にすべてを打ち明け、若紫として生活を続けることに。そんななか、源氏の妻・葵上が急死し、六条御息所の生霊に取り殺されたという噂が立つ。これは殺人事件ではないかと考えた紫乃は真相を探り始める。 【著者について】 日部星花 2001年、神奈川県厚木市生まれ。2019年に「DEATH★ガール!」で第2回青い鳥文庫小説賞金賞を受賞。同年、第17回『このミステリーがすごい!』大賞・隠し玉として『偽りの私達』(宝島社)を刊行し、小説家デビュー。現在お茶の水女子大学に在学中。
  • 光る地獄蝶
    -
    女子大生の栗村夏樹は、思いがけず探偵事務所で働くはめになった。初仕事は、デパートの社長令嬢・あずさの尾行。そこで何者かに襲われたあずさを助けた夏樹は、久住家をめぐる不可解な事件に巻き込まれていく。あずさの父は5年前、謎めいた遺書を残し自殺を遂げていた。そして調査を進めるうち、新たな連続殺人が……! これぞ本格推理の妙。夏樹シリーズ第2弾。
  • 光る砂
    -
    一握の砂が見る向きによって沈んだり輝いたりするように、身の回りの些細な出来事も、光の当たる角度によって、まったく違う姿を見せる。私鉄沿線の新興住宅地のタウン誌『光る砂』編集部のスタッフが探る、日常の謎。そして、その身近な「謎」に潜む意外な真実の数々とは? ミステリーの名手ならではの爽快な読後感。9編の傑作連作ミステリー集。
  • 曳かれ者
    -
    中年を迎え、人生の重圧にあえぐ刑事。過去に別れた父を探すうち、東京、富山と事件が相次ぎ、そこに消えたはずの父の姿が……。深い抒情を呼ぶ長編警察ミステリー。
  • 被害者は誰?
    3.5
    豪邸の庭に埋められていた白骨死体は誰なのか? 犯人が黙秘を貫く中、警察は押収した手記をもとに、被害者の特定を試みるが……。警視庁の桂島刑事から相談される、迷宮入り寸前の難事件の数々。それを解き明かすのは、頭脳も美貌も態度も規格外のミステリー作家・吉祥院慶彦(きっしょういんよしひこ)。痛快無比! 本格推理の傑作。
  • 東伊豆殺人事件
    -
    若き未亡人・麻季子は、前夫の旧知である稲山不動産の御曹司・道夫と再婚。それは幼い頃に父を亡くし、母に捨てられた彼女にとって、初めて掴んだ幸運のはずだった。ある日、麻季子は気分転換で出かけた東伊豆の別荘地で、彼女の過去を知る八木沢刑事と偶然出会う。その後、その別荘で道夫の兄が殺害されるという事件が起こり…。巧妙に張りめぐらされた罠にはまるのは誰なのか? 八木沢警部補の推理が冴える長篇ミステリ。 ●大谷羊太郎(おおたに・ようたろう) 1931年、東大阪市に生まれる。慶応大学文学部国文学科中退。大学在学中にプロミュージシャンとしてデビュー。芸能界で過ごした後、1970年に『殺意の演奏』で第16回江戸川乱歩賞を受賞。翌年より推理作家専業。トリック中心の推理小説を120冊以上発表。近年は時代小説でも多くの著書を発表している。
  • 彼岸の奴隷
    3.7
    手と首を斬り落とされた女の死体が発見された。捜査一課の蒲生信昭は、所轄の刑事・和泉龍一と組み、捜査を開始する。だが、被害者の娘、大河内涼を見たとたん、和泉の様子がおかしくなる。和泉を疑い出した蒲生は、彼の過去を調べるが……。血と暴力に彩られたあらゆる罪悪が襲いかかる狂気のクライム・ノベル。鬼才・小川勝己が描く、救いのない、背徳的な快楽に満ちた世界から、あなたは抜け出せるか――。
  • ヒガンバナ 警視庁捜査七課 STORY BOOK
    5.0
    1巻1,100円 (税込)
    一癖ある女性刑事が集められた警視庁捜査七課は周囲から"ヒガンバナ"と呼ばれていた。七課の刑事・来宮渚は、共感力(エンパス)が極めて高く、事件現場などでは、強烈な感情に同調(シンクロ)してしまう特殊能力の持ち主。彼女は、この共感力を生かし、犯人逮捕への糸口をつかんでいく。華やかで個性的な女刑事たちが活躍する、本格刑事ドラマ『ヒガンバナ 女たちの犯罪ファイル』のSTORY BOOKです。
  • ヒキトリノQ
    -
    1巻1,089円 (税込)
    ある日、ケンイチの恋人ユキのもとに謎の黒い球が出現した。それ以降、身の周りで不可解な出来事が起こり始める。球の正体について調べ始めたケンイチは、売れない雑誌の編集者のシモカワ、怪奇アドバイザーのショウフクさんと少しずつ謎の核心に迫っていく。黒い球は、わざわいをもたらすものなのか、それとも……? ユーモアと恐怖が交錯する“狂テンポ”小説。
  • 轢き逃げ
    -
    大手精密機器会社課長・守口は、愛人とのドライブ中に人を撥ねてしまった。被害者を置き去りにして逃げた彼は、腹心の部下や車のセールスマンを巻き込み、徹底的な隠蔽工作を図る。次第に迫る捜査の手。被害者の遺族側も真相を探り始め……追いつめられた守口は、思いもかけない行動に打って出た――。日本ミステリー史に燦然と輝く、巨匠の長編代表作!
  • 引き抜き屋(1)鹿子小穂の冒険
    3.9
    1~2巻1,799~1,899円 (税込)
    会社を潰すのはヘッドハンターか!? 父が創業したアウトドア用品メーカーに勤める鹿子小穂(かのこ・さほ)は、創業者一族ということもあり、若くして本部長、取締役となった。しかし父がヘッドハンターを介して招聘した大槻(おおつき)と意見が合わず、取締役会での評決を機に、会社を追い出されてしまう。そんな小穂を拾ったのが、奇しくもヘッドハンティング会社の経営者の並木(なみき)で……。新米ヘッドハンターとして新たな一歩を踏み出した小穂は、プロ経営者らに接触し、彼らに次の就職先を斡旋する仕事のなかで、経営とは、仕事とは何か、そして人情の機微を学んでいく――。かけひき、裏切り、騙し合い――。『犯人に告ぐ』『検察側の罪人』の著者、渾身の新境地。

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  • 卑怯者の流儀
    4.1
    警視庁組対四課の米沢英利に「女を捜して欲しい」とヤクザが頼み込んできた。米沢は受け取った札束をポケットに入れ、夜の街へと繰り出す。“悪い”捜査官のもとに飛び込んでくる数々の“黒い”依頼。解決のためには、組長を脅し、ソープ・キャバクラに足繁く通い、チンピラを失神させ、時に仲間である警察官への暴力も厭わない。悪と正義の狭間でたったひとりの捜査がはじまる!
  • ヒクイドリ 警察庁図書館
    4.0
    交番連続放火事件、発生。が、犯人の目処は立たず。警察庁の諜報機関アサヒに「犯人は警官で、かつ警察内部で暗躍するスパイ組織」との情報が届き、アサヒはスパイ確保に動き出す。と同時に警察庁長官直轄の秘密警察“図書館”も始動。元警察官僚の著者が放つ、組織の階層の生態と権力闘争を克明に描いた警察小説にして本格ミステリの傑作!
  • ひぐらし荘の女主人 短篇セレクション 官能篇
    3.4
    ひぐらし鳴き乱れる北鎌倉の屋敷にひっそり暮らす若き女主人。彼女に魅了された男は請われるがまま、悪に手を染めることになる。魔性の女に翻弄される男を待受ける思いがけない結末。表題作「ひぐらし荘の女主人」。ほかに、禁断の恋を描く「花ざかりの家」、飼育願望の極致「彼なりの美学」匂い立つ美と官能の饗宴、鮮やかなラストの反転。極上を味わう自選短篇集。
  • ひぐらしふる 有馬千夏の不可思議なある夏の日
    4.0
    公衆の面前で突如として姿を消した親子連れ。山のてっぺんでUFOに連れ去られた幼馴染。実家に帰省した有馬千夏の身の回りで起こった不可思議な事件は、はたして怪現象なのか、故意の犯罪なのか。そして、彼女の前にたびたび現れる“自分そっくりの幻”の正体とは。予測不能、二重三重のどんでん返しが待ち受ける、ひと夏の青春ミステリー。
  • 日暮れてこそ
    3.3
    1巻770円 (税込)
    上司との軋轢から銀行を辞めた池澤に、かつて後輩だったという女性から届いたメール。しかし、池澤には香川佐和子と名乗るその女性の記憶はなかった。美しい娘とともに現れた佐和子との背徳的なセックス。人生の日暮れに待っていた「肉体の罠」が、池澤の人生を少しずつ狂わせていく。人間の弱さとは何か。ページをめくる手が止まらない、官能サスペンスの傑作!
  • 悲劇のヒロイン
    3.0
    辻海運の社長令嬢・希世美は、不自由ない大学生活を送っていたが、突然父親の会社が倒産。しかも、父は失踪、母や弟妹もトラブルに巻き込まれてしまう。苛酷な運命にたったひとりで立ち向かう希世美を待ち受ける運命は!?
  • ひげのある男たち(電子復刻版)
    4.0
    若い美しい女性の不可解な死に端を発した事件は、1人の〃ひげのある男〃によって結末を告げる――名手・結城昌治の初期の代表作の一つである。次々と走査線上にあらわれるひげのある男たち、一方自殺に仕組まれた事件を追うのも「ひげさん」こと四谷署の名物男郷原部長刑事。軽妙達意の筆に乗せて描く部長刑事と私立探偵の謎解きゲーム、興味津々!

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  • ひげのある男たち 郷原部長刑事シリーズ1
    3.2
    1巻550円 (税込)
    古ぼけたアパートの一室で発見された、若く美しい女性の変死体。ひげが自慢の郷原部長刑事は捜査に乗り出すが、事件にはつねにひげのある男の影がつきまとう。犯行当日、アパートの周辺で目撃された不審なひげのある男。被害者と旅館へ頻繁に出入りしていたひげのある男。これらの男は同一人物なのか?果たして犯人なのか?一人のひげのある男によって惹き起こされた事件は、一人のひげのある男によって解決される――。著者のデビュー長編にして、ユーモアと堅固な論理とひげに満ちた傑作ミステリ。

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  • 被告人、名無しの権兵衛
    -
    春の飛騨高山。置き引きの現行犯で逮捕された中年男がいた。男は犯行は認めたものの、氏名や本籍を頑として黙秘する。が、余罪ありと睨んだ赤かぶ検事は、「本籍、不詳。住居、不定。職業、不詳。氏名、不詳……被告人は、年齢四十七、八歳。容貌、別紙添付の写真のとおり……」 と、異例の起訴に踏み切った! ――表題作ほか、法廷推理の真髄(エッセンス)をユニークに描いた傑作集。
  • 非合法捜査
    -
    少女の暴行現場に遭遇したことがすべての始まりだった。翻訳家・諒子は、夜の街に消えた少女を追って単独捜査を開始。直後、少女の父親が銃弾に倒れた! 邪悪な闇の底から諒子にも魔の手が忍び寄る…女探偵ハードボイルドの白眉!

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  • 久生十蘭集 ハムレット ―怪奇探偵小説傑作選3
    4.2
    現実と非現実のあわいの世界と人間の狂おしい心情を描く久生十蘭。その該博な知識と彫琢を凝らした世界の魅力を網羅した1冊。高等遊民の男と、非常な美しさをたたえた女性との数奇な運命を描いた「湖畔」「墓地展望亭」、戦後間もなく発表され代表作とされる「ハムレット」と、その原型となった「刺客」等14作品収録。
  • 跪き、道の声を聞け(PHP文芸文庫)
    3.5
    すべては、一人の男が失踪したことから始まった。――関東の裏社会を二分する十四会の会長・今切の足取りが外出先で途絶えた。若頭補佐の君島から捜索の依頼を受けた裏社会専門の探偵・時園は、今切の行方を追う。会長・今切の失踪で得をするのは誰か。関係者らを洗う時園に「今切のものと思われる小指が十四会に届いた」との一報が入った。――男たちの矜持と憎悪、そして哀しき過去が激しく交錯する長編小説。

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  • 秘書室(電子復刻版)
    1.0
    「秘書は企業の最高機密を知るゆえに人格も廉恥の心も売らねば務まらない」――愛する広瀬の打明け話に、社長秘書加賀爪佐保子は、暗い気持になった。陰惨な過去を背負う社長、秘書を逆用して暗躍する総会屋、そして卑劣な手段で佐保子に迫る副社長。そんなある日、佐保子の弟通夫が殺され、復讐に駆られた佐保子は、犯人を殺害してしまった。中東支店に逃れた佐保子に意外な真実が……。長篇サスペンス。

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  • 秘書室に空席なし
    4.1
    道で転んだ老人を助けた直後から、女子高生の私の身辺に異変が起きた。花束の到来、父の写真賞受賞、父あてにビキニ美女の贈り物。そして私に好意を寄せる謎の少年の出現。つまり私は大企業の会長である例の老人に一目惚れされたわけだが、お家騒動にも巻きこまれて危険もいっぱい! 青春推理の傑作。(講談社文庫)
  • 秘書室の殺人
    -
    官能と推理の融和、傑作ベッドミステリー――豊満な身体の潮の満ち干きが、いつもと違う反応をしている。別の男の存在を感じとった翌日、美人秘書・佳津美は死体となって発見された。最後のデートの相手だった緒方は、犯人と疑われてしまう。誰が真犯人か? すべての罠は、ベッドの上に仕掛けられていた。官能と推理が鮮かに融和した、人気作家の傑作長編。
  • 避暑地の猫
    3.7
    修平の両親が番人として雇われた別荘には秘密の地下室があった。別荘の主、布施金次郎と両親たちとの密約の存在を知った17歳の修平は、軽井沢にたちこめる霧のなかで狂気への傾斜を深めていく。15年の沈黙を破って彼が語り始めたひと夏の出来事とは? 人間の心の奥に潜む「魔」を描ききった傑作長篇小説。
  • 非紳士協定~5番アイアン殺人ショット~
    -
    元トップ・プロゴルファー、旗一騎は名門「二十世紀C・C」の支配人に就任した。その直後、彼に「『二十世紀』から手を引かなければ、殺す!」との謎の脅迫、そして襲撃。「鍵」を握ると思われた前支配人は惨殺体で発見される。巨大な陰謀蠢くクラブの背景を探る旗に恐るべき罠が……!? ゴルフの醍醐味と強烈なサスペンスが見事に融合した長編ミステリー傑作!
  • 土方歳三事件簿4 妖刀村正。30分で読めるシリーズ
    -
    さっと読めるミニ書籍です(文章量24000文字以上 32,000文字未満(30分で読めるシリーズ)=紙の書籍の50ページ程度) 【書籍説明】 京都守護職御預の新選組は、反幕運動を繰り広げる不逞浪士を取締り、王城の治安を維持するために日夜精勤していた。 しかし、長州や土佐を中心とする浪士達の反幕活動は激化するばかりだった。不逞浪士達は「尊王攘夷」を主張するが、「公武一和」を願う親幕派の当今孝明天皇の御意志は全く無視していた。 反幕の尊攘浪士は、秘かに「妖刀村正」を求めた。 「村正」は代々徳川家に仇をなす刀剣で、妖しい魔力が秘められていた。 村正は生贄の血を求める。村正を手にした者は人を斬らずにはいられない。村正を握れば、「剣技が冴えわたり、どんな相手でも斬れる」という。 反幕浪士の一人が村正を手に入れ、親幕派の公卿や幕府要人を斬殺した。しかも、妖刀村正の犠牲者は新選組隊士から京の町衆にまで及んだ。都の人々は恐怖に慄いた。 新選組副長土方歳三は、村正を遣う殺人狂の剣士の探索に奔走した。 長州藩士桂小五郎も村正の狂騒を座視できなくなった。殺人剣村正を止めるため、ついに桂は土方歳三に協力を求めた。 はたして、土方歳三は村正の暴走を止めることができるのか? 【目次】 待ち伏せ 村正 神童 見廻組 桂小五郎 取引 裏切り 妖刀 生贄 臆病者 変貌 殺人剣 紙屋川
  • 非常勤取締役
    -
    突然、非常勤取締役に左遷された熟年ビジネスマンの不安、失意、あせりが招いた思わぬ悲劇(「非常勤取締役」)。出世コースを歩みつづけるエリートの影で、二十五年間も踏みつけにされた男の意外な報復(「黒い結晶」)。――現代社会の複雑さ、限りない欲望に身を灼く人間の姿を、迫真をもって描き尽くす傑作企業推理小説!
  • 非情警部・暴力都市を壊滅せよ
    5.0
    塩路市は悪名高き二大暴力団・黒石組と花竜会が激しく抗争を繰り返す新興地方都市である。市政は麻痺し、市民生活は危険にさらされていた。警視庁特別監察官・滝田一郎に下った命令は「塩路市を監察せよ」というものだった。それは射殺も含め、手段・方法を選ばず、超法規的行動を認められた非情捜査を意味していた。塩路市の利権をめぐる両組の対立抗争には市警察も絡んでいるらしく、滝田は地元警察と暴力団の警戒網を突破して現地潜入を果たしたが…異才飯干晃一が放つハードアクションの白眉!

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  • 非常線
    3.6
    同僚殺しの容疑をかけられた金谷刑事は、真犯人を挙げ自らの潔白を証明するため、取調室から逃走した。同僚・鹿島が探っていたコカイン密売組織を追い、警察から逃れる金谷に次々と襲い掛かる危機。刑事魂を捨てず、フェアに戦い続ける金谷を待ち受ける真実とは? 手に汗握るアクション警察小説の傑作。(講談社文庫)
  • 非情の標的
    -
    たった一人の弟が行方不明になった!? 指名手配され、アルゼンチンに逃亡していた浅岡晃一が急遽帰国した。鳥類学者だった弟に何が? 捜索する浅岡の行く手に、つぎつぎと立ちはだかる暴力団。その背後には、日本の暴力組織を牛耳る国際的謀略機関があった! 不屈の魂と自動拳銃モーゼルHSCを武器に闘う浅岡晃一。白熱のノン・ストップ小説。
  • 非情の女豹
    4.0
    1巻660円 (税込)
    小島恵美子、通称エミー。ラテン系の血を引き、漆黒の髪と燃えるような瞳、褐色の肌を持つとびきりの美女だ。性格は残酷かつ非情――。大学講師を務める彼女の裏の顔は、ある国際秘密組織のエース。仕事は、法の手の届かぬ大物たちへの復讐などを請け負うことだ。時に籠絡し、拷問し、殺し……莫大な報酬を手にするのだ。女処刑人の凄絶な活躍を描く傑作アクション!
  • 翡翠の色の、君だけの夏。「視える」修復士と洋館の謎
    4.0
    さえない女子高生の樫原ひよりは、友人だったはずの綾子に騙され、「翡翠館」という軽井沢の別荘の修復作業に立ち会うことになってしまった。綾子の身替りとしてしぶしぶ足を運んだひよりだが、そこで出会った近代建築専門の修復士・遊佐孝仁とともに、翡翠館に隠された不思議な謎に巻き込まれていき――。こころが切なくあたたまる、青春×お仕事×ホラーミステリー!
  • 翡翠の風と踊る死者 薬屋探偵妖綺談
    値引きあり
    4.1
    同日同時刻に、同じ人間が存在していたーー!? ドッペルゲンガー騒動に加えて、死んだはずの人間が目撃される不可解な事件も発生し……。「薬屋探偵」たちは、謎を解明して真相に辿り着けるのか?
  • ヒステリック・サバイバー
    -
    アメリカの学校で学んでいた三橋和樹は、“スクールカースト”の対立によって起きた銃乱射事件に巻き込まれてしまう。傷心のまま日本へと帰国する和樹。しかし日本の学校にもアメリカと同様、スポーツ組とオタクなどによる対立構造が存在していた。ある日、エアガンの無差別発砲事件が和樹の町で起こる。立場の弱い者たちの仕業ではないかとの噂に、和樹は真相を探ろうとするが……。
  • 悲素(上)(新潮文庫)
    3.8
    1~2巻693~737円 (税込)
    一九九八年、和歌山市内の夏祭りでカレーを食べた住民六十名以上が中毒症状を呈し、四名が死亡した。県警から、毒物中毒の第一人者である沢井直尚九州大学医学部教授のもとに、協力要請が入る。現地入りした沢井は、事件の深刻さを前に誓う――本物の医学の力で犯罪をあぶりだすと。被害者たちの診察と診療録の解析の果てに浮上する、小林真由美の保険金詐取疑惑と過去の事件、戦慄の闇。
  • 潜める蠍(電子復刻版)
    -
    斎藤健、四十五歳。勤続二十五年、マイホームには妻と二人の娘。このごく平凡な中年男の人生を、一冊の淫書が一変させた。夜半、パンツ一枚の裸で他家へ進入し、人妻凌辱の悦楽を貪る強姦魔に変身した斎藤は、誰にも知られず、夜の人生に耽溺した。そして三年、初めての迷いが、影の素顔を暴くことになろうとは……(強姦鬼)。エロスに翻弄される犯罪者たちの心の淵を鋭く描破する、傑作犯罪小説集。

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  • 密やかな密葬
    -
    1巻220円 (税込)
    発電所の竣工式(完成セレモニー)に参加した商社社長が急死した。状況がよくわからないままに総務課長の黒澤が事態の収拾をはかる。調べを進めるうちに社長の遺体が誰かの手により病院から運び出されたことがわかる。誰が何の目的でそんなことをしたのか……。そしてひとりの女性が調査の線上に浮かび上がった。
  • ひたひたと
    4.1
    かみしめるように読みたい著者最後の作品集。十二の深い傷跡を全身に刻んだ女のこと。少年に悪戯(いたずら)され暗転した小四の夏のこと。五角形の部屋で互いの胸の奥に封じ込めていた秘密を明かしたとき、辿り着くのは――急逝を惜しまれた著者最後の作品集。まさに着手寸前だった長編『群生(ぐんじょう)』のプロット200枚も収録! 野沢ミステリーが目指した高みが迫る。
  • 飛騨いにしえ殺人事件 長編旅情ミステリー
    -
    伝統工芸をめぐる人間の業と欲! 飛騨一刀彫に魅せられて、東京から移住してきた女性工芸家・砂塚紫乃。単身赴任の彼女に会いにきた夫の静男が、紫乃の工房で殺された。地元の警察は紫乃が犯人ではないかと疑うが、紫乃の妹・紗也加には信じられない。捜査の応援を頼まれた宮之原警部が事件を調べ始めると、やがて紫乃の工芸仲間の女性が殺人死体で発見されてしまう。ふたつの殺人にはどのような関係があるのか? 宮之原警部の推理が冴える!!

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  • 飛騨岩稜殺人事件
    -
    1巻682円 (税込)
    北アルプス涸沢岳西面の岩稜ルート、通称「飛騨泣き」で中年男性の死体が発見された。遺体の腹部は横一文字に切られていたことから、転落死ではなく、他殺と断定し、捜査を開始した。 長野県警豊科署の道原伝吉刑事は東京に出張し捜査を開始するが、手掛かりは得られない。捜査に行き詰まり感がではじめた頃、同様の切り傷をつけた殺人事件が発生した。 点と点はつながるのか。連続殺人ではないのか。道原伝吉の地道な捜査と、透徹した眼力で、殺人の深層をえぐり出していく。人情刑事・道原伝吉の山岳長編ミステリー。
  • 飛騨白川郷 メルヘン街道殺人事件
    -
    飛騨白川村に銃声が! 映画ロケ中の女優・新居三千絵が殺害されたのだ。奇妙なことに、俳優夫婦・酒匂竜太と瀬戸山江津子は、互いに相手が犯人だと主張する。どちらかが嘘を……? しかも事件担当の平尾検事までが高山市街で殺された!? 懐かしい登場人物(キャラクター)と、かつての任地・高山で活躍する赤かぶ検事。娘・柊葉子弁護士との対決も見逃せない法廷推理の傑作!
  • 飛騨高山からくり人形殺人事件 赤かぶ検事シリーズ
    -
    飛騨高山は、赤かぶ検事スタートの地。その地で、相棒の行天燎子(ぎょうてん・りょうこ)警部補の車に、殺人予告が投げ込まれる。はたして、名人級の人形師が密室状態の工房で惨殺され、女弟子の死体も宇津江四十八滝に浮かぶ。美しい人形の口から飛び出す殺人針。赤かぶ検事らは、巧妙に仕組まれた憎悪のからくりを突きとめようとするが……。
  • 飛騨高山に消えた女
    -
    深秋の飛騨高山、落葉の中から発見された若い女の絞殺体は現地をスケッチ旅行中の女性と思われた。だが何故か女が名乗っていたのは偽名だった。殺された女は誰なのか!?難航する捜査を嘲笑うかのように、東京で第2第3の殺人が!現場にとんだ十津川警部はそこで飛騨高山を描いたスケッチブックを見つけた…。

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  • 飛騨高山に消えた女
    3.5
    飛騨高山でスケッチをしていた謎の女が突然の失踪(しっそう)。東京では、不可解な連続殺人の発生。現場には、飛騨高山を描いたデッサン画が残されていた。十津川(とつがわ)警部たちの執念(しゅうねん)の捜査の結果、“名画贋作団(めいががんさくだん)”の存在が明らかにされるが……。謎の女性の恋人の自殺による復讐なのか!? 十津川警部の推理は意外な展開を見せる!

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  • 飛騨高山に死す
    -
    女たらしの悪漢探偵、鏑木一行最後の事件は、 同時に依頼された3つの殺人事件。だが、すべて「究極の完全犯罪」だった! ――『ワイドビューひだ9号』と『スーパーあずさ4号』の車内で起きた2件の探偵殺しと、東京でのホスト殺人。それぞれの事件には、有力な容疑者がいた。しかし、彼らには完璧なアリバイが……。3つの事件を同時に依頼された女誑しの悪漢探偵・鏑木一行が、完全犯罪計画を突き崩すべく、飛騨高山へ向かう! 傑作傑作トラベル・ミステリー。
  • 飛騨高山 春祭りの殺人
    -
    趣味が高じて「けん玉判事補」とあだ名される若者が飛騨高山に赴任した。名前は柊正雄、赤かぶ検事の息子である。――三百年前から敵対する鳴門家と水守家。両家は鳴門家家宝の小脇差しによって何人も犠牲者を出してきたが……水守家当主が春祭りの夜に殺された! 凶器にアリバイが? 謎の人物とは? けん玉判事補の推理やいかに。
  • 飛騨高山祭り殺人事件
    -
    1巻693円 (税込)
    飛騨高山の老舗料亭の息子は、東京でプロカメラマンとして成功を掴もうとしていた。そんな折り、実家の依頼という弁護士が訪ねてきて、今後一切、実家の料亭に関する権利を放棄してほしいと言って、五千万円の小切手を提示した。その後で、父親が事故に遭って亡くなったと告げた。 伝える順序が違うのではないか? 高山に住む妹夫婦は何をてしいるのか? 父の死をなぜ伝えてこなかった? 実家で何が起きているのかを確かめるため、息子は急遽、高山に向かった――。そこでは、思いもかけない重大事が連続して起きていた!
  • 飛騨泣き殺人事件(電子復刻版)
    -
    また一人、奇妙な傷を負った死体が発見された。槍穂高連峰涸沢岳の岩稜ルート、通称「飛騨泣き」で、腹部に横一文字の切り傷を刻んだ転落死体が、四件続いた。どの死体にも傷口に生体反応がなく、明らかに死後のもので、傷の幅は約三ミリ。被害者らに繋がりはなく、長野県豊科署の道原刑事は、怨恨による無差別殺人と断定したが……。長篇山岳サスペンス。

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  • 飛騨の陥穽 高山発11時19分の死者
    -
    晩秋の高山で法事を終えて、帰京したばかりのOLが、自宅で殺された。その日は、彼女と不倫関係にある社長とその妻の、三者会談の日だった。同時刻、熱海のマンションで、社長夫人が何者かに襲われる。疑惑は福岡に出張中だった社長に向けられるが……。事件の鍵は高山にある、と睨んだ浦上伸介と美保は、現地へ飛んだ。死者が仕掛けた?トリックを解け! 執念のアイバイ崩し!
  • 陽だまりに至る病
    4.0
    コロナ禍だからこそ成立する出色のミステリ あなたのお父さんは、殺人犯なの――? ネグレクト、貧困、そしてコロナが少女たちを追い詰める。 タイトルの真の意味がわかった時、きっと胸が熱くなる。 現代社会の闇に迫る切ない社会派ミステリー 小学五年生の咲陽は、「父親が仕事で帰ってこない」という同級生の小夜子を心配して家に連れ帰る。 だが、コロナを心配する母親に小夜子のことを言いだせないまま、自分の部屋に匿うことに。 翌日、小夜子を探しているという刑事が咲陽の家を訪ねてくる。 小夜子の父親が、ラブホテルで起きた殺人事件の犯人ではないかと疑念を抱く咲陽だが――。 『希望が死んだ夜に』で「子どもの貧困問題」に、続く『あの子の殺人計画』で「子どもの虐待」に迫った〈仲田・真壁〉の神奈川県警刑事コンビが、「コロナと貧困」の陰で起こった事件に挑む。 話題の社会派ミステリー第3弾! 解説=吉川ばんび 単行本 2022年2月 文藝春秋刊 文庫版 2025年11月 文春文庫刊 この電子書籍は文春文庫版を底本としています。
  • 陽だまりの偽り
    3.6
    痴呆症の兆しがある老人が、嫁から預かった金を紛失した。だがそれがきっかけで、ある想いに気づく表題作。ひとつの転落死亡事故が、組織の人事に意外な展開をもたらす「プレーヤー」。事件によって浮かび上がる心の温もりや、組織にいる人間の欲望を描きだしたミステリー短編集。味わいの違う5編を収録!
  • 左手で、焼けた薬莢を握り締め Holding the burnt cartridge with my left hand
    -
    1巻660円 (税込)
    ハードボイルド・エンタテインメント作品三部作の第一弾。第二次世界大戦時から秘密裏に行われたクチクラ(表皮)研究が、現代に新たなモンスターを産み出す。東京、ベルリン、ロンドンデリー・・・世界を巻き込みながら、陰の悪魔「フォーリー」が動き出す。現代人にとっての「美」とは何かを痛烈に問う大人の為の物語。
  • 左手に告げるなかれ
    3.4
    「右手を見せてくれ」。スーパーで万引犯を捕捉する女性保安士・八木薔子のもとを訪れた刑事が尋ねる。3年前に別れた不倫相手の妻が殺害されたのだ。夫の不貞相手として多額の慰謝料をむしり取られた彼女にかかった殺人容疑。彼女の腕にある傷痕は何を意味するのか!? 第42回江戸川乱歩賞受賞の本格長編推理。
  • 左手の復讐者
    -
    あの黒人に間違いない!――一年前、ロス滞在中にたった5ドルの金のために強盗に襲われ、娘の命と右腕を奪われた豊田。だがロス市警の捜査は遅々として進まず、しかもカリフォルニアには死刑制度がないと知り、自ら、残された左手で犯人を葬るしかないと決意。単身ロスに舞い戻り、孤独な犯人探しを続けた末、遂に標的を捕らえたのだ! ロス在住の著者が、お気軽な日本人旅行者への警鐘もこめて描く、アメリカ犯罪国家の深層!

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  • 左眼を忘れた男
    -
    1巻770円 (税込)
    気が付くと病院のベッドの上だった。植物人間となり指一つ動かせない身だが、看護婦たちの会話から、昨夜暴漢に襲われ、後頭部を強打されて気を失っていたとわかる。だが、瞼は閉じているのに外の風景が見える。なぜだか、眼窩から飛び出した左眼と、視覚だけがつながっているらしい。偶然か運命か、荷物に紛れ込み、野良猫に運ばれ、あちこち移動するうちに左眼が行き着いた摩訶不思議な真相とは……。「視覚」をテーマにした異色の長篇ミステリ。 ●浅暮三文(あさぐれ・みつふみ) 小説家。第8回日本ファンタジーノベル大賞最終候補を経て、1998年第8回メフィスト賞『ダブ(エ)ストン街道』でデビュウ。2003年第56回日本推理作家協会賞を『石の中の蜘蛛』で受賞。他作品に『実験小説ぬ』『ぽんこつ喜劇』、エッセイ『おつまミステリー』など多数。著作はイタリア、韓国で翻訳され、中学校教科書に採用された。日本文芸家協会、日本推理作家協会会員。
  • ヒッチコック殺人事件(電子復刻版)
    -
    Q大の石原教授が福岡郊外にある芥屋大門の断崖から墜落死した。事故か他殺か? 教授の死によって助教授から昇格したヒッチコック愛好会会長牛島に容疑がかけられた。だが、牛島には完璧なアリバイがあった。ヒッチコックの大ファンが企てた大胆かつ巧妙なトリック、事件の鍵は懐かしい名作に。映画ファン・推理ファンを魅了する力作ミステリー。

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  • 柩(ひつぎ)の十字架
    -
    辻昂(つじたかし)はかつてプロの殺し屋だった。ある日、辻が親代わりになっている母子が誘拐され、脅迫者から殺人強要の電話が入る。タイムリミットは20日間。標的は戦闘機疑獄の証人。彼の背後に姿を見せぬ脅迫者の配下が迫る。眠っていた野獣の血がふたたび目覚めた。辻はたった一人で暴力団に挑み、黒幕を追った。圧倒的な迫力で描く、著者会心の長編ハード・バイオレンス!
  • 柩の中に生者はいらない
    3.3
    『悪魔』の透明標本を作り学会から追放されたと噂される根室正志。その根室の最後の作品が完成し、披露されることになった。人伝に聞きつけ集まったのは、一見結びつきのない8人の参加者。猟奇事件を追うフリーライター、遺産で生活する美人写真家、推理作家など――彼らは福島県の沖合の孤島に向かうも、予想外の事件が待ち受けていた。島での一夜を余儀なくされた9人に様々な思惑が渦巻く。そして第1の殺人事件が―― ※本書は、二〇一四年八月、小社より刊行された単行本『柩の中の狂騒』を改題し文庫化したものが底本です。
  • 柩(ひつぎ)の中の殺意
    -
    深見安芸子の夫は、誠実がモットーで、葬儀社に勤めている。大物代議士の葬儀の責任者になった夫に、好奇心旺盛な安芸子は手伝いを買って出た。ところが、柩から代議士の遺体が消え、代わりに男の子の遺体が……。警察は、夫に疑惑の目を向け、突然逮捕。安芸子は、夫を救うために、真相究明に立ち上がった! 事件を追い続ける著者の新境地を拓く一冊。
  • 柩の中の猫
    3.8
    東京郊外に暮らす美術大学の講師、川久保悟郎。その娘でララという名の猫にだけ心を開く孤独な少女、桃子。そして、家庭教師として川久保家にやってきた画家志望の雅代。微妙な緊張を抱きながらもバランスのとれた三人の生活はそれなりに平穏だった。そう、あの日、あの女が現れるまでは……丹念に描かれた心の襞と悲劇的なツイストが光る心理サスペンス。
  • 柩の花嫁 聖なる血の城
    -
    ブルゴーニュのシャトー・ホテルに、日本人の新婚カップルが到着した。豪華な結婚披露宴に招かれて、花嫁の友人たちも同行したが、新妻の香菜は青ざめて、何かに怯えている様子。そしてパーティの夜、ホテルの塔が激しく燃えあがり、炎の中に赤い人影が……。そして発見された、若い女性の無惨な焼死体。暗い情熱のもたらした復讐と死、その愛の悲劇を華麗に描く傑作推理長編。
  • 羊殺しの巫女たち
    3.6
    「十二年後、次の祭りの日に、ここでまた集まろうよ。みんなで」 山に囲まれた早蕨部村で12歳を迎える6人の少女たちは、未年にのみ行われる祭りの巫女に任命される。それは繁栄と災厄をもたらす「おひつじ様」を迎えるため、村の有力者たちが代々守ってきた慣習だった。祭りの日、彼女たちは慣習に隠された本当の意味を知る――。そして12年後、24歳になった彼女たちは、村の習わしを壊すというかつての約束を果たすため、村に集う。脈々と受け継がれた村の恐るべき慣習と、少女たちの運命が交錯する中、山で異様な死体が発見される。 あなたは、真実に気づくことができるか。衝撃のホラーミステリが幕を開ける!
  • 羊は安らかに草を食み
    4.6
    認知症を患い、日ごと記憶が失われゆく老女には、それでも消せない “秘密の絆” があった―― 過去の断片が、まあさんを苦しめている。それまで理性で抑えつけていたものが溢れ出してきているのだ。彼女の心のつかえを取り除いてあげたい―― アイと富士子は、二十年来の友人・益恵を “最後の旅” に連れ出すことにした。それは、益恵がかつて暮らした土地を巡る旅。 大津、松山、五島列島……満州からの引揚者だった益恵は、いかにして敗戦の苛酷を生き延び、今日の平穏を得たのか。彼女が隠しつづけてきた秘密とは?  旅の果て、益恵がこれまで見せたことのない感情を露わにした時、老女たちの運命は急転する――。 八十六年の人生を遡る最後の旅が、図らずも浮かび上がらせる壮絶な真実。 日本推理作家協会賞 『愚者の毒』 を超える、魂の戦慄!
  • 秀吉 秘峰の陰謀
    -
    秀吉軍に挟撃された知将・佐々成政は絶体絶命の危機に陥った。存亡を賭けた“厳冬の飛騨超え”を決行。雪と氷の地獄に挑んだが、自然の猛威の前に兵たちは次々に倒れた。が、この無謀ともいえる雪中行の背後には、驚天動地の陰謀が隠されていた……。
  • 人蟻(ひとあり)
    -
    安い原料から、莫大な利益を生み出す砂糖。その魅惑的な甘い汁に、蟻のように吸いよせられる人間の群れ。巨大な利益が悪を呼び、〃犯罪〃が芽生える。巨大資本の精糖会社の秘密が暴かれたのは、弁護士・百谷泉一郎の、刃物のように鋭い推理の冴えがあったからである。政界と癒着した、汚れた経済界の醜聞(スキャンダル)に百谷が挑む、高木彬光作品の本格経済推理の傑作!
  • ヒトイチ 警視庁人事一課監察係
    3.5
    1~3巻671~770円 (税込)
    警視庁人事一課、通称「ヒトイチ」の若手監察係長・榎本博史は、警視庁内部の不正に昼夜目を光らせていた。大組織の片隅で囁かれる噂や、匿名の内部告発を洗っていくと、思わぬ人物に疑惑がおよぶ。監察に追われたら最後、仲間の警官といえども丸裸にされる――。緊迫の身内捜査シリーズ第一弾!〈文庫書下ろし〉
  • 秘湯ギャル探偵疾る!
    -
    伊豆の旅館で板前が殺された。容疑者は、「まずい料理の恨(うら)みは必ず晴らす」と喚(わめ)いて去った男女の客。女は津軽三味線を持ち、「次は太宰治の生家・斜陽館に泊まる」と語っていた。重要な手がかりだ。なのに酒島警視はアルツハイマー病、西郷刑事は重い糖尿病。そこで西郷の恋人・由紀が協力、逃亡情報を頼りに青森・秋田・山形の秘湯に潜入し、裸の検証を――。さて、成果は?
  • 人牛殺人伝説
    3.0
    大学を卒業して間もないフリーライターの瞭子は、中国残留孤児のドキュメンタリーで初めての署名記事を執筆。その孤児の女性が母親から聞いた「クダン」という言葉を手がかりに、彼女の母親を探して、連絡してきた鳥取の女性に会いに行った。しかしそこで彼女を待っていたのは、その女性の死。そしてもう1人の情報提供者も列車の中で殺される。やがて浮かび上がるクダンの謎。それは、未来を予言するという伝説の動物のことだったが……。旅情と伝説、ロマンスの中に戦争末期の悲劇と現代の社会問題がリンクした本格ミステリー。
  • ひとおもいに夏子
    -
    ひとおもいに、ひとおもいに、夏子、あの男を殺してしまいなさい……。翻訳家の笠木夏子は、少女時代の家庭教師・金子敏弘に偶然、再会する。金子は夏子に巧妙に近づいてきたが、一方の夏子は金子を殺したいほど憎んでいた。そんなある日、彼は何者かに殺されてしまう。金子敏弘に対する殺意は、誰にも気づかれなかったと信じていた。だが、そんな夏子のところに〈もう一人のあなたであなたの分身の冬子〉と名乗るメールが届くようになる……。ホラーサスペンス長篇。 ●新津きよみ(にいつ・きよみ) 1957年、長野県生まれ。青山学院大学卒。旅行会社、商社のOLを経て、88年に作家デビュー。『妻の罪状』(実業之日本社文庫)、『ただいまつもとの事件簿』(光文社文庫)、『二年半待て』(2018年徳間文庫大賞受賞作)など著書多数。『正当防衛』『匿名容疑者』『生死不明』『トライアングル』はテレビドラマ化、『ふたたびの加奈子』は『桜、ふたたびの加奈子』として映画化された。
  • 人影花
    3.8
    見知らぬ女性からの留守電、真実を告げる椿の花、不穏に響く野鳥の声……ささいなことから平和な日常が暗転し、足元に死の陥穽が開く。戦慄に満ちたオリジナル短篇集。没後なお読者を惹きつけてやまない今邑ミステリの精華がここに。
  • 人狩人
    3.3
    ドラマ映画プロデューサー・村瀬健氏、ミステリ書評家・若林踏氏、絶賛!!! 悪とは何か? 正義とは?を問う衝撃ミステリー。神奈川県警最悪の汚れ刑事、闇に潜み続けた最凶最悪の〝悪〟に挑む! 郊外の森林公園で発見された身元不明の死体の捜査に従事していた神奈川県警捜査第一課の桃井小百合は、県警本部に呼び出された。そこで彼女は本スジからはずれ、迷宮入り事件を専門に捜査する特命中隊の赤堂栄一郎警部補と組むように指示される。赤堂は以前、捜査一課の強行犯係にいた際は、“神の手”と呼ばれたエース刑事で、その検挙率は群を抜いていた。だが彼は汚職の疑いがある“汚れ刑事”でもあった。身元不明遺体発見現場に向かった赤堂と桃井は、その近くの山中で複数の遺体が埋められている場所を発見する。二人の捜査はやがて、戦後から続く人狩り集団の存在に辿り着いていく。それは神奈川で続く神隠し事件の真相につながっていた……。
  • 人狩り稼業(1)
    -
    1~2巻495円 (税込)
    失踪・蒸発・行方不明人を専門に追い、標的を情け容赦なしに白日の下にさらす  警察での家出人捜索願いの受理件数は年間10万件近くにも上る。10年間の刑事生活に見切りをつけた花川兵介は、失踪・蒸発・行方不明者を専門に追って潜伏先を暴く“人狩り稼業”に手をそめた。初めての客からの依頼は、一年以上前にクラス会のため上京したまま行方が分からなくなった、仙台の建築業者の捜索。彼を捜し出すため、花川は猟犬のように各地を嗅ぎ回る。 ●広山義慶(ひろやま・よしのり) 1935年大阪生まれ。早稲田大学文学部仏文科卒業。児童文学、翻訳、TVドラマの脚本家を経て、1983年『夏回帰線』でデビュー。『女喰い』シリーズ(祥伝社)、『無法戦士・雷神』シリーズ(光文社)などハード・バイオレンスを中心に著書多数。
  • ヒトガタさま
    -
    1秒で1グラム、2秒で2グラム、3秒で3グラム、4秒で4グラム、5秒で5グラム、6秒で6グラム、7秒で7グラム、8秒で8グラム、9秒で9グラム……。 ヒトガタさまを使うと体重が増える。使わなければいい、それはわかってる。だが、女子高生の恋心は時に制御不能に陥る。気づけばほら、1キロ、2キロ……。戦慄のノンストップホラー。
  • 人 狩 り
    -
    「大和興業に潜り込んでくれ」三光組の依頼を受けた一匹狼のプロ・水野雅之(みずのまさゆき)は、用心棒として大和興業の中枢(ちゅうすう)に入り込んだ! 狙いは拳銃の入手ルートを潰し、仲間割れを起こさせること。凄まじいまでの銃の腕と抜群の頭脳を武器に、水野は組織に次々と罠を仕掛けていった──。疾走(しっそう)する暴力! 炸裂(さくれつ)する銃弾! 圧倒的な迫力に満ちた、大藪春彦初期の傑作長編!
  • 人喰いの時代(電子復刻版)
    -
    東京からカラフトに向かう船中で、椹秀助は首吊り死体を発見した。が、再び現場に戻った時には死体が着ていたはずの洋服は消え、なぜか下着姿になっていた。被害者の名は藤子義介。貿易会社社長で、彼の持ち船はその劣悪な労働条件から「人喰い船」と呼ばれていたという。事実、船員の中には彼に恨みを持つ者もいた。しかし、椹と同室の呪師霊太郎が見せた推理は全く意外な方向へ……(「人喰い船」)他五篇を収録。

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  • 人喰い花
    -
    終電車が走り去った駅前のタクシー乗場。若い女が、ドアを開けた浜崎の車に駆け寄ってきた。おかしな女であった。助手席に坐りたい、というのだ。いくらか酒に酔ってもいるらしい。女のにおいは、若いタクシー運転手の心をわずかにはずませた。ライトを消し、エンジンを切る。女の胸が開き、ブラジャーのひもがすべり落ちる。「前開きよ、便利でしょ」女が囁いた……。表題作ほか7篇を収めた官能サスペンス。
  • ひとごろしのうた
    3.8
    大手レコード会社に勤める元ミュージシャンの大路樹は、「ひとごろしのうた」と題されたデモ音源の歌声に魅せられる。歌い手不明のままCDをリリースした大路だったが、ある日、同曲に影響されたという殺人事件の記事が週刊誌に掲載されて――アガサ・クリスティー賞受賞後第一作となる出色の音楽業界ミステリ。

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