ばらばら死体の夜

ばらばら死体の夜

638円 (税込)

3pt

神保町の古書店「泪亭」二階に住む謎の美女・白井沙漠。学生時代に同じ部屋に下宿していたことから彼女と知り合った翻訳家の解(さとる)は、訝しく思いながらも何度も身体を重ねる。二人が共通して抱える「借金」という恐怖。破滅へのカウントダウンの中、彼らが辿り着いた場所とは――。「消費者金融」全盛の時代を生きる登場人物四人の視点から、お金に翻弄される人々の姿を緻密に描いたサスペンス。

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ばらばら死体の夜 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    久しぶりの桜庭一樹さん。

    全体に薄暗くて圧迫感のある中で明るい振り?をして頑張って生きてるけど…どうにもならない深みにはまっていく。みたいな絶望感が独特で…いつも引きこまれて読んでしまう。

    時にお金は人生の破滅の入口といっても過言ではないと思う。「紙の月」「火車」この手のテーマの本は読見終わって

    0
    2022年02月02日

    Posted by ブクログ

    ○ばらばら死体ができ上がるまでどのような心境の変化があるのか。内面に迫るルポのような細やかさを備える一冊
    大学講師の吉野は、昔世話になっていた「泪亭」という神保町の古書店で沙漠と出会う。自分の境遇と重ね合わせた吉野は、昔から持っていたカギを使い部屋に侵入し、沙漠を襲う。金がもらえるのでは、と思った沙

    0
    2016年11月09日

    Posted by ブクログ

    暗かった。でも話に引き込まれて一気に読んでしまった。
    ノスタルジアに苦しいって意味が含まれてるのは何か分かるな。
    お金は計画的に!と肝に命じたのであった。

    0
    2015年01月18日

    Posted by ブクログ

    お金の怖さを描いた作品だと思っていたら後半で印象ががらりと変わりました。過去に犯した罪の載った新聞を手元において消費しながら、善人であろうとする古書店店主と、自分が犯した罪の証をゴミ箱に捨てて忘れようとする人物。二人の「贖罪」の物語でもあります。たとえ法的な罪からは逃れられても、その罪と向き合わない

    0
    2014年04月19日

    Posted by ブクログ

    物語自体は面白かったけど、長い題名だけで引きつけようとするサスペンス番組見たあとみたいな何も心に残らない感じのストーリーだった

    0
    2022年12月19日

    Posted by ブクログ

    2009年、消費者金融全盛のとき。
    ひとりの女とひとりの男が出会ってしまう。ノスタルジアを抱えたソロ同士、似て非なる二人の騙し合い。
    ばらばらになるか、秘密を貫くか。

    仕込まれた伏線が回収されていく後半につれ、物語が加速します。

    0
    2022年05月11日

    Posted by ブクログ

    終始乾いた印象。登場人物みんな幸せじゃなさそう。主要人物四人も、その周辺の人も。解の妻も幸せじゃなさそう、というか、描写するのが解と里子の視点だからなのか、幸薄い感じ。

    0
    2018年12月26日

    Posted by ブクログ

    吉野がずっと隠し続けてきた心の中にある深淵。
    誰にも理解されず、誰にも知られないように、ひっそりと闇と向き合ってきた吉野だったが、同じような境遇の砂漠と知り合ったことから何かが動き出す。
    自分自身の境遇を憎みながら、必死に這い出そうとする人間がいる。
    流されるままに金を使い、なくなれば安易に消費者金

    0
    2017年03月17日

    Posted by ブクログ

    主人公の名前に「海野藻屑」「腐野花」などと平気で付けるような御仁である、桜庭一樹の作品にいわゆるリアリティを求めるのは間違っている。

    ・・・のだけれど、この作品に関してはミステリとしての整合というか様式を意識したようで、物語の辻褄が合う、具体的には登場人物それぞれの行動に対する背景が想像できて、分

    0
    2015年08月22日

    Posted by ブクログ

    沙漠のしぐさや怠惰な性格、よくわからない解との関係、古書店の二階のぼろぼろの部屋など好きな個所はたくさんあるんだけど、ちょっと文体というかギミックがうまくいっているとは思えない。たぶんプロローグのあの感じをミスリードさせたくて全編あのような一人称視点なのにもかかわらず自分の動作を「けだるく」と言って

    0
    2015年03月25日

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