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Posted by ブクログ
○ばらばら死体ができ上がるまでどのような心境の変化があるのか。内面に迫るルポのような細やかさを備える一冊
大学講師の吉野は、昔世話になっていた「泪亭」という神保町の古書店で沙漠と出会う。自分の境遇と重ね合わせた吉野は、昔から持っていたカギを使い部屋に侵入し、沙漠を襲う。金がもらえるのでは、と思った沙漠も吉野に迎合し、受け入れる。ある日吉野は沙漠を連れ出し、実家のある下北半島に車で向かうが・・・
貧困が人間の何を変えるのか、裕福な人との違いは何なのか。
何が違うというのだろう。だって、同じ人間ではないか。
でも何かのはずみで、何かのきっかけで転落するし、人を殺してしまう。
淡々と、吉野、沙漠、沙漠の友人・里子、泪亭の主人・佐藤、吉野の娘・夕のそれぞれの口から、吉野や沙漠の生活や生き様が語られる中で、人生のどこにいったい転落してしまう危険性を孕んでいるかなんてわからなかった。吉野は大学講師という職をしながらも借金の返済生活を続けていたし、佐藤も昔の自動車事故をずっと引きずったまま生活している。
淡々と、吉野は沙漠を殺す。
昔母親を殺したときのように、淡々と鉞を振り下ろし、淡々と道すがら破片を捨てていく。
淡々と語られる口調はなぜか逆に人間それぞれの人間味を表しているようで、ルポを読んでいるかのような、殺人者と周辺の人間の内面を細やかにとらえた作品。しかし淡々と色がなく描かれているが、そこに殺され方のグロさが赤くアクセントとしてずっと残り続ける。
Posted by ブクログ
もちろんタイトルで購入!www
はじめに、ばらばらの解体シーンがちょっとあって…
何か…
それからここまでに至る経緯みたいな…
えっ?ばらばら1個だけ?(もうええかw)
いやいや、ばらばらもっと!もっといっぱいばらばらちゃうの???
誰かと違って、そんなに、いっぱい死ぬのは求めてないけど…(-。-;
それはないんとちゃうの?
どう言うこと!!!
あっ!つい、興奮してしまった(^^;;
色んな経緯で、この事件って言われても、要はサラ金地獄、殺した側も殺された側も…幼少の頃から、貧乏なのと、急に、両親が亡くなって…
でもな!なんぼ、追い込まれても、ばらばらするか?
翻訳家だからか、色々、理屈というか厨二病みたいに、語るなや!
「悪いことをした人は、たとえそれを周囲に隠していても、因果の不思議で・・・・・・たとえば知らずに罪が顔に滲みでたり、その後の人生がおかしくなったりするのかなぁ。……」
(本文より)
因果応報ってことや!
回って来るねん!悪いことしたら!
……とも言い切れん現実がツラい.°(ಗдಗ。)°.
Posted by ブクログ
貧しさの中で育った吉野ずっと裕福に生きてきた由乃の対比が最後で際立ったと思う、
前者→由乃と結婚して好きな仕事を選べて、好きに趣味に打ち込ることがてきるけど、ストーリー内での行為そのものだったり、その後の老いた人生だったりして、結局貧しさから逃げられない
後者→吉野とは対照的にずっと若々しく描写されている。ペットが亡くなった時に人間にするように葬式をするなど
また、裕福に育った沙漠も貧乏の中で育った由乃も共通して借金という日常のどこにでも潜んでいる落とし穴にかかってしまう恐ろしさを感じた。
しかし、他の作品にも言えることではあるが少し読みにくい文章なので3にした。
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