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英国での奇跡調査からの帰り、ホールデングスという田舎町に滞在することになった平賀とロベルト。ファイロン公爵領であるその町には、黒髪に赤い瞳の、美貌の吸血鬼の噂が流れていた。実際にロベルトは、血を吸われて死んだ女性が息を吹き返した現場に遭遇する。屍体は伝説通り、吸血鬼となって蘇ったのか。さらに町では、吸血鬼に襲われた人間が次々と現れて…『屍者の王』の謎に2人が挑む、天才神父コンビの事件簿、第5弾!
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Posted by ブクログ
題材が吸血鬼ってことで、いよいよオカルト展開か?と読み進めるも、いつもの謎解きで終幕。それでもラストに匂わせジュリアが登場で、ソワッてなったし、一応科学的根拠を提示されるも、それだけではないオカルトチックな含みを持たせてる辺りが良かった。
今回は奇跡調査というよりオカルト調査になってしまった平賀とロベルト。 持ち前の知的好奇心で突き進んでいく2人が好き。 様々な奇妙な現象は平賀によってことごとく科学的に解明されてしまう。 現象については解けたけれど相変わらずジュリア司祭が謎のまま。 最後のブラム・ストーカーの話も謎のまま...
英国のホールデンクスという田舎町で起こる吸血鬼騒動に我らがロベルトと平賀のイケメン神父たちが挑む。壁に吸い付いて登っていって部屋に入り込み金縛りにして相手を襲う吸血鬼。驚異的な跳躍力と怪力を持ち、銃弾にも平気で、コウモリや狼に変身する。うわー、本当に吸血鬼はいるのかと思わされる。どう解決をつけるのか...続きを読む興味津々だった。最後は意外とあっけなかったけど、物語を堪能した。吸血鬼やケルト神話についての蘊蓄が詳細で凄い。エルトン伯爵とシャルロッテは幸せになれたようでよかったよ。
面白かった! ラスト数ページで謎が解明されるの楽しいです。ラストの脱出劇がドキドキでした。 吸血鬼がテーマということで、それに関する話が沢山出てきたことも個人的に楽しめました。 最後まさかあの人が出てくるとは思わず、ますます続きが楽しみになりました。
バチカン奇跡調査官シリーズ第5弾。 吸血鬼キタ──!! 今回は奇跡調査の帰り道に事故で足止めを食らった結果の調査。 舞台となっているイギリスのホールデングスの町は 吸血鬼がいることを認めていて、公認の秘密になっている。 しかし、イギリス国教会が主流の町でバチカンの神父は嫌われている。 二人は目立たな...続きを読むいように、別行動で調査を開始することに。 いつものようにスロースタートで、後半のドタバタ劇って流れだけど 吸血鬼やイギリス国教会の歴史に、紋章の蘊蓄や貴族の話に、 ロベルトが調べていた古書稀少本などもワクワクしました。 そして町を出る時の一瞬の描写がいい!ここが一番興奮したかもぉ。 最後の最後に、奴がまた関わっていた! 近いうちに鉢合わせしそうだなぁ~・・・
読書録「バチカン奇跡調査官血と薔薇と十字架」4 著者 藤木稟 出版 角川書店 p151より引用 “ 一応のところ、現代の生物学では、代謝 に代表される、自己の維持、増殖、自己と外 界との隔離など、さまざまな現象の連続性を もって生命とする場合が多い。 しかし実のところ、これらの定義を崩すよ う...続きを読むな、死とも生とも判断できない、物質とも 生物とも言えぬような中間のものも存在して いるのが現実なのである。” 目次から抜粋引用 “嵐の夜の悪夢 吸血鬼の証人たち 貴人の到来 異世界の杯 蘇った乙女” 天才神父コンビを主人公とした、長編ミス テリー小説。 英国である奇跡調査に携わった、主人公・ 平賀とロベルト。バチカンへの帰り道に、空 港へ向かう途中で車が嵐に巻き込まれ…。 上記の引用は、心霊学者と主人公・平賀と の生命についてのやりとりでの中の一節。 生きているのか死んでいるのかわからない、 なんとも不思議な状態の物もあるものですね。 そのものずばり、「生物と無生物のあいだ」 という福岡伸一氏の著作があったような気が します。 今回のテーマは不死の王、吸血鬼と、オカ ルトとホラーの王道中の王道となっています。 ホラーに興味の少ない人でも、吸血鬼につい てなら知っていることも多いでしょうから、 面白く読める一冊ではないかと思います。 ーーーーー
5巻目にして後半で謎をドドっと解決する仕方やトンデモ展開に慣れてきたように思います。 毎回ロベルトのうんちくや調査方法を知るのが面白いです。今回もインクや紙質から時代を分析したり筆跡鑑定を少し詳しく話してくれたりと、ありがたい上に格好良かったです。 吸血鬼について否定しないラストも、やっと画面だけの...続きを読むローレンが生身で出てくるのも、あの人が写真にいるのも衝撃的で面白かったです。 あと、平賀が自分を恥ずかしく思うシーンが割と増えたような。コミュ力高いロベルトと一緒にいることで対人関係を彼なりに学んでいるのがわかります。
古典怪物「ドラキュラ」に真っ向から勝負! いつ科学的に解明されるのか、ワクワクしながら読みました。 結果はちょっとアレ?でしたけど、シリアルキラーの話などは面白かった。 ただもう少し全体的な深みがないと・・・、そろそろ飽きるかな。
今回のテーマは吸血鬼。 豊富なネタの数々で吸血鬼関係の知識欲は十分に充たされるので、 吸血鬼に興味がある人には特にオススメ。 前作よりかは面白く読めた
今度こそ本物の吸血鬼かと思いきや科学的に証明され(どこまで理に適っているかは不明)てしまい、ホッとしたような残念なような。 信じる余地があるのが面白いところ。 知識がある人は素敵だ。
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バチカン奇跡調査官 血と薔薇と十字架
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藤木稟
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