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Posted by ブクログ
本を手に取り物語を読み始めた瞬間、読者は異世界への扉を開ける。
一冊の本に詰まっているのは、どこまで行っても終わりのないような異世界の出来事である。
舞台は昭和9年の浅草。
かつてこの地で起きた神隠しをプロローグに、幻想的な物語は幕をあける。
主人公である朱雀十五は盲目だがそれをまったく感じさせない立ち振る舞いと言動で、初めて会った柏木を翻弄する。
捉え所のない朱雀という人物が何を考え、何を手がかりに真相に迫っていくのかは描かれていない。
だが、鋭い洞察力で目には見えないものから真実を探りだしていく。
物語は怪奇小説のようでもあり、ミステリーでもあり、面白く読むことができた。
しかし気になる点がなかったわけではない。
歴史的な背景として描かれている「既定の事実」には現在では賛否両論がある。
物語が執筆された時期を考えると仕方がないのかもしれないが、それでも何となく引っ掛かりを覚えてしまった。
Posted by ブクログ
主人公の朱雀十五が出てくるまでが長くて、だるくて読み進めるのが辛かったけど、一番辛かったのは柏木。どうしても私には彼の性格が嫌で嫌でしょうがなかった。
政治色というのか実際の歴史にも忠実な面が多くて、バチカンが好きだからという理由で手に取るとちょっと厳しいかもしれないです。
それからタイトルの探偵という文字から、ミステリーを想像するのもダメですね。かといってレーベルのホラーというのも首をかしげたくなるレベル。
じゃあなんだろうかと考えても、良いたとえが思い浮かばない。
なんか別の作家で読んだことあるような中途半端な雰囲気とウンチクが散りばめられた、ホラーのような小説って感じでした。
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