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未知の荒野を目指して歩く男を描いた五木寛之の代表作。 ジャズ・ミュージシャンをめざす二十歳のジュンは、新宿のジャズ・スポットで 「お前さんには、何か欠けたものがあるんだよ」「あんたは苦労がたりない」と 言われ、外国へ飛び出した。 横浜港からシベリアへ渡り、そこからモスクワ、ヘルシンキ、ストックホルム、 コペンハーゲン、パリ、マドリッド、リスボン・・・。ジャズとセックス、ドラッグ、 酒、そして暴力にいろどられた放浪の旅は続く。 世界とは? 人間とは? 青春とは? そして音楽とは? 走り続ける60年代の若者たちを描き、圧倒的な共感をよんだ名作。 解説は植草甚一
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桃太郎はなぜ桃から生まれ、犬と猿と雉を味方につけたのか。 浦島太郎が玉手箱を開けて死ぬ定めにあるのはなぜか。 人間を喰らおうとする山姥の正体とは──。 誰もが知りながら、荒唐無稽で謎めいた昔ばなしの世界。 しかし多様な伝承の森に深く分け入り、古代神話や民間信仰に その足跡をたどるとき、死と再生、性と笑い、 異界とこの世をめぐる共通の世界観が浮かび上がる。 現代人が忘れてしまった豊かな意味を取り戻すための神話学。 ※本書は、山川出版社より二〇一三年に刊行された『昔ばなし あの世とこの世を結ぶ物語』に大幅に加筆修正し、改題して文庫化したものが底本です。 【目次】 はじめに 第一話 桃太郎――桃太郎はなぜ犬と猿と雉を連れていくのか 第二話 かちかち山――トリックスター、稲羽の素兎の末裔たち 第三話 花咲爺さん――お爺さんはなぜ犬の灰をまくのか 第四話 浦島太郎――分断された乙姫の玉手箱 昔ばなしの論理を読み解く(1) 第五話 鬼の子小綱――笑いと性の力が春を呼ぶ 第六話 三枚の護符――便所はあの世の出入り口 第七話 蛇婿入り――苧環はなぜ蛇を退治するのか 第八話 蛇女房――無欲と貪欲の報酬 昔ばなしの論理を読み解く(2) 第九話 産神問答――魂を掃き出す箒の力 第十話 ミソサザイは鳥の王――仁徳はいかにして聖帝になったか 第十一話 ホトトギスと兄弟――夜鳴く鳥の悲しい前世 第十二話 鉢かづき姫――顔を覆い隠す花嫁 第十三話 一寸法師――脱皮する少年たち おわりに
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宮野隆也のクラスに転入してきたのは、二足歩行のロボット、IMMID‐28だった。病気で通学できない一ノ瀬梨香という少女を、遠隔操作で動くロボットを通じて学校生活を送れるようにする実験だという。隆也たちは戸惑いつつも“彼女(ロボツト)”の存在を受け入れ、実験は順調なすべりだしを見せた。しかしある放課後、校内で級友が撲殺され、彼女の背中が被害者の血で染まっているのが発見される。殺害の動機は? ロボットと、事件の関わりとは?! そもそも“彼女”は本当に一ノ瀬梨香なのか――。「今から遠くない未来」を舞台に描く、青春本格ミステリ。
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いったい、あの山で何があったのか。『聖域』に続く大倉崇裕の山岳ミステリー 山で不審な遺体が見つかったとき、あの男が呼び出される。 山岳遭難救助隊特別捜査係・釜谷亮二。 山岳捜査官とは、いわば「山の鑑識係」である。遭難救助隊が不審な点のある遺体を山で発見したときに登場し、残された微細な証拠や聞き込みから、彼らはその死の真実を突き止める。 四月中旬、北アルプス黒門岳で見つかった女性の遺体。彼女は、右手に握りしめた折りたたみナイフで、黄色のダウンジャケットを雪面に刺し貫いた状態で死んでいた。彼女の死の真相、そしてダウンジャケットのもつ意味とは。(第一話『生還』)
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元ベルリン駐在大使だった老将軍オートレック男爵が遺体で発見された。しかも男爵が大金を出して手に入れたという青色ダイヤが見当たらない。それはパリに住む者なら知らない者はいないといわれるほど有名な宝石である。 パリ警視庁のガニマル警部は10日ほど前に男爵家に雇われたばかりだという女中の仕業だと見当をつけて後を追うが、事件の黒幕であるアルセーヌ・ルパンにまんまと出し抜かれてしまう。ガニマル警部は、百戦錬磨の怪盗には到底太刀打ちできそうもないと敗北感にうなだれるのだが、頼りになる人物が一人だけいると、ルパンの被害者であるクローゾン夫人から教えられる。その人物こそ名探偵シャーロック・ホームズだった。確かにガニマル警部にとってもホームズは尊敬してやまない天才である。しかし、それで一気に希望が持てるというわけにもいかない。なぜなら名探偵ホームズを擁したとしても勝利を確信することはできなかったからだ。ルパンという男はそれほどまでに手強い相手だとガニマルは危惧していたのである。しかしまた一方でホームズとルパンの戦いはイギリスとフランスとの戦いでもあり、避けられない運命的なものだとも感じていたのだった。こうして名探偵と怪盗による天才同士の決戦の火ぶたが切られた――。
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世界史の有名人の真実をユニークな文体で。 「ああ彼カサノヴァ――老若美醜、貴賤貧富、南婦北嬢、かりにも女の形をした女であるならば、当るを幸いナギたおし……それは実に無数という外なき情事で、根気のいい人があったら、彼の尨大なる回想録を読んで、一人二人と順々に出てくる女の数を勘定して行ったら、面白い数字が出てくると思われる。」 カサノヴァ、サアド(サド)、ナポレオン……色豪、性豪として名を轟かせる6人について、脚色されたお話ではなく記録をもとにして練り上げた表題作のほか、ローマ帝国第5代皇帝ネロやクレオパトラの真実を講談調で明かす「暴君ネロ伝」「女王クレオパトラ物語」など、名調子で綴られる短篇集。
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※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 カップルの幽霊が現れるキャンプ場、死んだはずの患者が暴れる病院、コンクリートの中に佇む老婆、守護霊が見える社長が営むデザイン事務所……著者自身が取材・収集した、謎に包まれ、不可解な怪異と恐怖に満ち満ちた〝いわくつき〟の物件の数々。「SDトンネル」「K北橋」など、都内の有名心霊スポットも写真付きで紹介、実在する物件ばかりを集めた戦慄のコレクションが装いも新たに甦る。(解説・朝宮運河)
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「トホホ男子」で読む、百年ちょっとの名作23選 トヨザキはダメ男小説が大好物なのです。ダメな気性の男がダメな言動を繰り返し、ダメな自分を更新し続ける様を遠くから見守る快感を発見して数十年。ついに、ダメ男をテーマにしたこのような本を上梓するに至った次第でございます。(本文より) 『坊っちゃん』『カラマーゾフの兄弟』『シャイニング』etc.etc.……ジコチュー型から尻軽タイプまで、数々の傑作小説に登場する「ダメ男」たち。不朽の名作に、こんな楽しみ方があったとは! *ないない尽くしのダメ男/フローベール『ボヴァリー夫人』 *橋田壽賀子ドラマもまっ青なダメ男見本市/ドストエフスキー『カラマーゾフの兄弟』 *ガリ勉型世間知レベル0のダメ男/森鴎外『舞姫』 *今回のまるでダメ男は意外なあの人/ジュール・ルナール『にんじん』 *ライトモチーフ(繰り返し)型のダメ男/トーマス・マン『トニオ・クレーゲル』 *子供っぽいジコチュー型のダメ男/夏目漱石『坊っちゃん』 *自分の気持ちに正直すぎるダメ男/岩野泡鳴『毒薬を飲む女』 *偽善的なダメ男/島崎藤村『新生』 *気がつかない星人型のダメ男/近松秋江『黒髪』『狂乱』『霜凍る宵』 *夢みる夢男でダメ男/フィッツジェラルド『グレート・ギャッツビー』 ほか ●豊崎由美(とよざき・ゆみ) 1961年、愛知県生まれのライター、書評家。共著は大森望との『文学賞メッタ斬り!』(ちくま文庫)シリーズ、岡野宏文との『百年の誤読』(ちくま文庫)、栗原裕一郎との『石原慎太郎を読んでみた』(中公文庫)、広瀬大志との『カッコよくなきゃポエムじゃない! 萌える現代詩入門』(思潮社)など。単著は『勝てる読書』(河出書房新社)、『ガタスタ屋の矜持』(本の雑誌社)、『まるでダメ男じゃん!』(筑摩書房)、『時評書評』(教育評論社)、『どうかしてました』(ホーム社)など。
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アサは文字書きの仕事にあこがれ大奥へやってきた優秀な新人女中。一方、同期のカメは仕事が不得意で先輩にいじめられてばかり。アサは彼女のお世話に追われるが、それでもカメといるときはからっぽな自分の中に何か豊かなものを感じることができるのだった。大奥では集団に染まるために、大切にしてきたものを捨てろという。自分の想いを殺すこと、それでも捨ててはいけないもの……。少女たちは悩み、そして――事件は起こる。様々な過去を背負い大奥にやってきた女中たち。大奥を舞台に繰り広げられる、彼女たちの情念がモノノ怪を生みだす――。そこに現れるのは、謎めいた薬売り。形、真、理が揃ったとき、薬売りの退魔の剣がモノノ怪を斬る!
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失踪を遂げた伝説的な女性パイロット、現代日本で起きた殺人事件との関係性は!? 東京・不忍池からノンフィクション作家、種村誠一の死体が揚がった。種村は戦前の女流飛行家、アメリア・イヤハート失踪の謎を追っていた。彼女は世界一周飛行の途次南方太平洋上で消息を絶ち、一説にはサイパンで日本軍に処刑されたともいう......。種村は「重大な証人がいる」と言ってサイパンへ向かい、その帰国直後に殺されていた。種村はいったいどんな危険な秘密を掴んで帰国したのか? 第二次世界大戦前夜の南洋諸島と現代を繋ぐ、黒い連環を描く。長編推理小説。 ●石津嵐(いしづ・あらし) 1938年、福島県いわき市生まれ。日大中退後、手塚治虫に師事し、虫プロダクションの文芸課長として日本初のテレビアニメ『鉄腕アトム』の脚本を担当して以来、数多くの作品に携わる。旺文社の雑誌『中一時代』から『中三時代』などにジュブナイルを発表後、豊田有恒からの依頼による『宇宙戦艦ヤマト』の小説化で本格的に作家活動へ。SF、サスペンス小説など著作多数。
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愛する者を殺され、老いた猟師は鬼となって山を降りる……そのとき街は凄惨な狩り場と化した! 前代未聞の事件だった。狩猟解禁日の八ヶ岳山麓で猟師たちが謎の集団に襲われ、大量の銃が強奪されたのだ。地元の猟師・半藤小六は大切な銃を奪われたうえ、目の前で娘夫婦を惨殺された。その一か月後、小六は復讐のため山を降りた。ただ一つの手掛かり、暴走族集団の名を頼りに。喧噪の大都会・新宿を狩り場に、老猟師は着実に獲物の跡を追い始める。その研ぎ澄まされた狩猟本能の前に、敵は一人また一人と血祭りにあげられてゆくが……。長編バイオレンス・サスペンス。 ●石津嵐(いしづ・あらし) 1938年、福島県いわき市生まれ。日大中退後、手塚治虫に師事し、虫プロダクションの文芸課長として日本初のテレビアニメ『鉄腕アトム』の脚本を担当して以来、数多くの作品に携わる。旺文社の雑誌『中一時代』から『中三時代』などにジュブナイルを発表後、豊田有恒からの依頼による『宇宙戦艦ヤマト』の小説化で本格的に作家活動へ。SF、サスペンス小説など著作多数。
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書評集成2005~2012、第二弾! 151作の傑作迷作話題作、全部まとめてお相手します 笑い、怒り、悲しみ、喜びといった、すべての感情が文章から立ちのぼってきて、こちらの胸に真っ直ぐ飛び込んでくる。そんな血肉の通った語りになっているんです。(略)アジアでもっともノーベル賞に近い作家の、これは大きな大きな小説です。(本文より) ノーベル賞作家の語り口を讃え、芥川賞の選評に「NO!」と怒る。人気芸人の文才にのけぞり、旧約聖書を笑う。「TV Bros.」他、新聞・雑誌に掲載された書評を収録。 ●豊崎由美(とよざき・ゆみ) 1961年、愛知県生まれのライター、書評家。共著は大森望との『文学賞メッタ斬り!』(ちくま文庫)シリーズ、岡野宏文との『百年の誤読』(ちくま文庫)、栗原裕一郎との『石原慎太郎を読んでみた』(中公文庫)、広瀬大志との『カッコよくなきゃポエムじゃない! 萌える現代詩入門』(思潮社)など。単著は『勝てる読書』(河出書房新社)、『ガタスタ屋の矜持』(本の雑誌社)、『まるでダメ男じゃん!』(筑摩書房)、『時評書評』(教育評論社)、『どうかしてました』(ホーム社)など。
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書評集成2005~2012! 千五百字に詰まった一冊入魂の矜持をご覧じろ 可愛いマシュマロみたいな物語の中に、人間の原罪ともいうべき苦いチョコをしのばせてるつもりで、しかし、そのチョコですら実は偽善という砂糖のコーティングが施されてる。これはそんな物語です。で、大人げないわたしはそういう小説が売れに売れていることが不満で仕方ないのです。ごめんね、意地悪ババアでさ。(本文より) リチャード・パワーズから太田光まで、厳選82作+その他5作。「本の雑誌」2005年3月号~2012年5月号に掲載された書評を収録。 ●豊崎由美(とよざき・ゆみ) 1961年、愛知県生まれのライター、書評家。共著は大森望との『文学賞メッタ斬り!』(ちくま文庫)シリーズ、岡野宏文との『百年の誤読』(ちくま文庫)、栗原裕一郎との『石原慎太郎を読んでみた』(中公文庫)、広瀬大志との『カッコよくなきゃポエムじゃない! 萌える現代詩入門』(思潮社)など。単著は『勝てる読書』(河出書房新社)、『ガタスタ屋の矜持』(本の雑誌社)、『まるでダメ男じゃん!』(筑摩書房)、『時評書評』(教育評論社)、『どうかしてました』(ホーム社)など。
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村松梢風の愛人・絹江の破天荒な半生を描く。 ──フィクションの衣をまとった絹江にとって、梢風は勝負しがいのあるしたたかな相手だったのだ。二十歳そこそこの絹江は、独特の勘で梢風のその凄味を嗅ぎ取ったのではなかろうか。── 二代目尾上菊之助の悲恋を描いた『残菊物語』、“東洋のマタ・ハリ”川島芳子にスポットを当てた『男装の麗人』等で知られる小説家・村松梢風。妻子ある身にもかかわらず放蕩の限りを尽くしていた梢風だが、正妻以上に厚く遇していたのは若い愛人・絹江だった。 絹江の話すことはことごとく真偽不明だが、梢風の孫である著者(村松友視)の目にはなぜか絹江が魅力的に映り、絹江との言葉のやりとりが、「こたえられぬほど楽し」く、「為体の知れぬ快感を感じ」たという。それは絹江と著者が、ある共通点を持っていたからだった──。 梢風の自伝的作品「梢風物語」や、梢風と近しかった小島政次郎の「女のさいころ」などを下敷きにしながら、村松家の人間模様を描いていく泉鏡花文学賞受賞作品。
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「オレは必ず小説家になり、空回りと空騒ぎに終始した恥ずべき高校時代を全て書き換えてやる」と誓った高校時代。「英語とロシア語両方できれば、世界の美女の半分に自分の思いを伝えられる」とロシア語漬けの大学時代。ソビエト留学中に知り合った男性に、小説を持ち込むことを勧められ、『優しいサヨクのための嬉遊曲』でデビュー後、芥川賞候補になるも、その後5回も落選するとは想像もしなかった。そして、昭和の文豪たちに振り回される日々が始まり……。孤独な幼年期や若き日の煩悶、文豪たちとの愛憎劇や禁断の女性関係までを赤裸々に描く、自伝的青春私小説。第71回読売文学賞小説賞受賞作。
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あなたのエゴサが、人を殺す―― 1日に何回、エゴサしますか? 大ヒット「厳禁」シリーズ、最新作! 【警告】読了後、あなたは二度と自分の名前を検索できなくなる。自分の名前や評判をネットで確かめたことはありませんか? 現代人にとって「エゴサ」はただの習慣だが、この小説の中では「死」の合図となる。 都内で起きた連続猟奇殺人。被害者たちは全員、眼球をくり抜かれていた。父を殺された大学生・深山遥香は、殺人鬼「アイ・コレクター」の正体を暴くため、私立探偵に連絡をとる。 父さんが知らない誰かに殺されたなんて、絶対に許せない――。 しかしそれは、狂気の深淵への入り口だった。何者かにつけられている気配。違和感だらけの書斎の写真。すべては「犯人」があなたに仕掛けた罠……? スマホ型小説の先駆けとして読書界を震え上がらせた『スワイプ厳禁 変死した大学生のスマホ』モキュメンタリー・ホラーの極致を提示した『閲覧厳禁 猟奇殺人犯の精神鑑定報告書』累計18万部を超えるヒットを記録した知念実希人が放つ、「厳禁」シリーズ第3弾。 犯人が誰か、絶対に検索(エゴサ)してはならない。 その瞬間、あなたの眼球も「コレクション」に加えられてしまう――。 ※この商品は固定レイアウトで作成されており、タブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。
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第67回群像新人文学賞、第46回野間文芸新人賞、第11回沖縄書店大賞(小説部門)トリプル受賞! 琉球大学在学中、21歳での鮮烈なデビュー作! 沖縄に生きるアメリカルーツの男子小学生、片足を失い幻肢痛に苦しむ米兵と結婚したコザの女性、特攻へ向かう旧日本軍将校──。14人の語りを通して、戦中から現代までの沖縄の80年史を描き、その因果の物語を辿る。 『月ぬ走いや、馬ぬ走い』は、沖縄の近現代、連鎖する暴力、死者と記憶と時間といった明らかな主題や情報が霞んでしまうほど詩的で恍惚的な文章に満ち、読後にそのすべてが名状しがたい体験として迫り残り匂いたつ。抜群のリズムと声によるこの容赦のない疾走はまったくの才能である。 ──川上未映子 島尾敏雄ほか先人のエコーを随所に響かせながら、沖縄に深く堆積したコトバの地層を掘り返し、数世代にわたる性と暴力の営みを、『フィネガンズ・ウェイク』的な猥雑さで、書きつけた作品。Z世代のパワフルな語部の登場を歓迎する。 ―― 島田雅彦 十四章の構成で沖縄の近現代史を描き切る、しかも連関と連鎖、いわば「ご先祖大集合、ただし無縁者も多い」的な賑わいとともに描き切る、という意図はものになった、と私には感じられた。/この小説はほぼ全篇、ある意味では作者自身のものではない言葉で綴られていて、だからこそ憑依的な文体を自走させている。つまり、欠点は「長所」なのだ、と私は強弁しうる。要するにこの「月ぬ走いや、馬ぬ走い」は小さな巨篇なのだ。 ―― 古川日出男 「読んだものを茫然とさせ、彼のいままでを氷づけにし、そのうえで、読むことをとおしてあたらしい魂を宿らせる、そんな小説でありたい……テクストでの魂込め(まぶいぐみ)とでも呼ぶべきところが、ぼくの目標です。」豊永浩平(受賞のことば) ぼくがここにいて、そしてここはどんな場所で、なによりここでぼくはこうして生きてきた、ってことを歌って欲しいんだ、ほとばしるバースはライク・ア・黄金言葉(くがにくとぅば)、おれらは敗者なんかじゃねえぞ刻まれてんのさこの胸に命こそ宝(ぬちどぅたから)のことばが、月ぬ走いや、馬ぬ走いさ!
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押し込み強盗の捜査をしていた見習い同心の高村周(たかむらあまね)は、情報提供者に裏切られ左目を負傷する。生死の境をさまようなか獄卒だという青年――冥(めい)が現れ、自身の左目を周に与えることで命を救った。そして冥は命を救った礼として周に仕事を手伝うように要求する。周は同心の仕事の傍ら冥とともに未練を残してさまよう霊を冥府へと導くために奔走することに!?
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梓木奏一郎は、国許から突然江戸に呼び出され、若殿つきの小姓を命じられた。若殿の母たる殿様の御正室が化け猫で、いつぞや助けた化け仔猫が若殿だったというのだ。驚く奏一郎は若殿が屋敷から出ないように見張ることを仰せつかる。屋敷の周りに出没するあやかしたちを夜な夜な若殿が退治しており、大切な世嗣に万一のことがあってはならぬゆえに、ということらしい。そして、藩主は具合が悪く伏せっているというのだが――。
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本屋さんを愛する5人の作家が、 本屋さんを描く5つの物語 幼いころに読んでもらった絵本、 はじめて自分で買った小説、 発売が待ちきれなかった雑誌、 人生を変えた一冊……。 本との出会いを心の栄養にして、 ひとは成長していきます。 そんな本を届ける最前線にいるのは、 ままならないことの多い人生に向き合いながら店を開き、 日々、お客さんを迎える街の本屋さん。 人気作家5人が書店とそこで働く人たちへの愛をこめて贈る、 珠玉のアンソロジー。 【収録作】 『続きは書店で』 瀬尾まいこ 書店でバイトしたいと占い師のもとにやってきた若者。 店はあと1ケ月ほどで閉店することが決まっていた。 『歌うように生きて』一穂ミチ 飲み会で出会った中国出身の劉陸海。 「桜を見に行きませんか」と誘う彼が指定したのは、 意外な場所だった。 『手に取って見てみろよ』坂木 司 本屋の前でふられた。 結婚も考えていた職場恋愛の彼女に。 その勢いで退職し、友人の誘いで雇われ店長に……。 『小鳥たち』凪良ゆう 結婚生活を終わらせ、父の書店を継ぐことを決めた。 改装中のある日、かつて淡い想いを抱いていた同級生がやってくる。 『見晴らし書店の一日』三浦しをん 東京の西の郊外で曾祖父がはじめた小さな書店。 いまは、祖母と父親、失恋した私で営んでいる。
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※2020年8月8日より、カバーが変更となりました。内容については変更ございませんので、ご注意くださいませ。 松本清張賞を最年少で受賞、そのスケール感と異世界を綿密に組み上げる想像力で選考委員を驚かせた期待のデビュー作は、壮大な時代設定に支えられた時代ファンタジー! 人間の代わりに「八咫烏」の一族が支配する世界「山内」では、世継ぎである若宮の后選びが今まさに始まろうとしていた。朝廷での権力争いに激しくしのぎを削る四家の大貴族から差し遣わされた四人の姫君。春夏秋冬を司るかのようにそれぞれの魅力を誇る四人は、世継ぎの座を巡る陰謀から若君への恋心まで様々な思惑を胸に后の座を競い合うが、肝心の若宮が一向に現れないまま、次々と事件が起こる。侍女の失踪、謎の手紙、後宮への侵入者……。峻嶮な岩山に贅を尽くして建てられた館、馬ならぬ大烏に曳かれて車は空を飛び、四季折々の花鳥風月よりなお美しい衣裳をまとう。そんな美しく華やかな宮廷生活の水面下で若宮の来訪を妨害し、后選びの行方を不穏なものにしようと企んでいるのは果たして四人の姫君のうち誰なのか? 若宮に選ばれるのはいったい誰なのか? あふれだすイマジネーションと意外な結末――驚嘆必至の大型新人登場! 解説・東えりか
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いつまでも涙が止まらない――。 銀座のとある路地の先、円筒形のポストのすぐそばに佇む文房具店・四宝堂。創業は天保五年、地下には古い活版印刷機まであるという知る人ぞ知る名店だ。 店を一人で切り盛りするのは、どこかミステリアスな青年・宝田硯。硯のもとには今日も様々な悩みを抱えたお客が訪れる――。 両親に代わり育ててくれた祖母へ感謝の気持ちを伝えられずにいる青年に、どうしても今日のうちに退職願を書かなければならないという女性など。 困りごとを抱えた人々の心が、思い出の文房具と店主の言葉でじんわり解きほぐされていく。 いつまでも涙が止まらない、心あたたまる物語。
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定時制高校に通いながら無職の父に代わり働く耕一郎は、ある冬、苦労して貯めた8万円が無くなっていたことに気づく。父に問い質すと、金を使ったことを悪びれもせずに認めた上に衝撃の言葉を言い放った。父を殴り飛ばした耕一郎は、雪の中に倒れた父を放置して故郷を逃げるように去る。しかし、僅かな所持金は瞬く間に減り、逃亡生活は厳しくなり、遂に金が底をつき、すべてを諦めようとしたそのとき、公園の隅、小さなホームレスの溜まり場から、ひとつの手が差し伸べられる。社会から切り離される圧倒的な絶望と、心と心が深く繋がるやさしさを描いた、25歳の若き著者による感動のデビュー作。第36回小説すばる新人賞受賞作!
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あの大作家の、あの力作が……闘う書評家・トヨザキ社長の餌食に!? 親を質に入れても買って読め! 図書館で借りられたら読めば~? ブックオフで100円で売っていても読むべからず!? ベストセラーや名作、人気作家の話題作に「金」「銀」「鉄」3本の斧が振り下ろされる。雑誌「TV Bros.」で連載され人気を博した、ブックレビュアーによる書評集、第3弾。 二〇〇四年の正直書評。(号泣する準備はできていた―江國香織;空の香りを愛するように―桜井亜美 ほか) 二〇〇五年の正直書評。(生首に聞いてみろ―法月綸太郎;奇跡も語る者がいなければ―ジョン・マグレガー ほか) 二〇〇六年の正直書評。(魔力の女―グレッグ・アイルズ;マヂック・オペラ―山田正紀 ほか) 二〇〇七年の正直書評。(快適生活研究―金井美恵子;どれくらいの愛情―白石一文 ほか) 二〇〇八年の正直書評。(エンジェル―エリザベス・テイラー;ゴールデンスランバー―伊坂幸太郎 ほか) 巻末付録 酷評にこそ叮嚀な読解が必要なんです ●豊崎由美(とよざき・ゆみ) 1961年、愛知県生まれのライター、書評家。共著は大森望との『文学賞メッタ斬り!』(ちくま文庫)シリーズ、岡野宏文との『百年の誤読』(ちくま文庫)、栗原裕一郎との『石原慎太郎を読んでみた』(中公文庫)、広瀬大志との『カッコよくなきゃポエムじゃない! 萌える現代詩入門』(思潮社)など。単著は『勝てる読書』(河出書房新社)、『ガタスタ屋の矜持』(本の雑誌社)、『まるでダメ男じゃん!』(筑摩書房)、『時評書評』(教育評論社)、『どうかしてました』(ホーム社)など。
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極東に侵攻を開始した黒魔術結社のアジト〈邪龍殿〉を破壊せよ! 世界の破滅を目論む闇の魔術的テロリスト団W∵O∵R∵M∵に対抗するため、光の魔術結社S∴W∴O∴R∴D∴の特殊戦闘部員……〈魔術戦士〉が組織された。〈火〉の魔術戦士・志門聖司に、極東侵攻を開始した妖蛆の日本寺院建設阻止の任務が下る。日本の暗黒支配を企む黒魔術師と、志門の壮絶なる魔術的闘争(マジカル・コンバット)が今、始まる! 著者渾身の本格マジカル・アクションシリーズ「魔術戦士(マジカル・ウォーリアー)」、第1弾。大陸ノベルス版、SQ文庫版、ハルキ文庫版の“あとがき”を併録。 ●朝松健(あさまつ・けん) 1956年札幌生まれ。東洋大学卒。出版社勤務を経て、1986年『魔教の幻影』でデビュー。ホラー、伝奇など、幅広い執筆活動を続けている。2006年『東山殿御庭』が第58回推理作家協会賞短編部門の候補となる。近年は室町時代に材をとった幻想怪奇小説〈室町ゴシック〉、一休宗純を主人公とした〈一休シリーズ〉、かつて誰も書かなかった〈異形の戦場〉と化した京都を描いた『血と炎の京』で高い評価を得ている。
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川越市にある古い木造アパート「浪漫荘」。 その管理人の孫である漫画家志望の門脇暖(だん)は、祖母・門脇ちえが亡くなってしまったために管理人となった。 近々取り壊すことになるだろうと両親に言われているが、祖母の思い出の浪漫荘をなんとか立て直したい。 そう思う一心から、自らの夢を追いながら管理人として働きはじめた。 その浪漫荘には、祖母の飼い猫だった「ちっちゃいのすけ」が遺されていた。 ハチワレの黒猫で、足だけが白いいわゆる「靴下猫」だ。 話しかけるとまるで話が分かるようなそぶりをする「ちっちゃいのすけ」だが、まさか本当に分かっているはずはあるまい。 そう思いながら、暖は自身の悩みを打ち明けたりしてみるのだった。 * * * ぼくの名前は「ちっちゃいのすけ」。 「浪漫荘」という古いアパートに住んでいる猫だ。住人たちには「ちーちゃん」と呼ばれながら暮らしている。 管理人のおばあちゃんが突然病気で亡くなってしまい、ぼくはひどく悲しんだけれど、 住人のみんなと亡くなったおばあちゃんのことばに支えられ、今もなんとか暮らしている。 そんなところに、新しい管理人がやってきた。 頼りない青年で、おばあちゃんの代わりなんかつとまるわけないのは承知だけど、実は助けてもらった過去がある。 その恩に報いるために、この縄張りを守る手伝いと、らくがきばかりする夢を追いかける手助けをしてやろうと思う。 住人たちはいろんな事情を抱えてここにいるけど、果たして暖は一人前の管理人になれるだろうか? * * * 「浪漫荘」に暮らす暖と住人たち、そして人のことばが分かる猫の「ちっちゃいのすけ」が贈る、 過去の悲しみを乗り越え、今を生きる強い気持ちが湧き上がる、温かな連作短編集。
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闘うブックレビュアー「トヨザキ社長」の書評集、第二弾! 異なる三冊の本をひとつの流れの中で紹介するスタイルで、2000年以降に「GINZA」「ChouChou」「本の雑誌」などに掲載された書評を収録した、クロニクル的なブックガイドです。純文学からミステリー、SF、ファンタジー、歴史小説、実験小説などなど、まさに雑読系。しかも、膨大な読書量に裏打ちされた批評眼と、歯に衣を着せぬ物言いが痛快至極! 小説ファンなら必携の1冊です。 ●豊崎由美(とよざき・ゆみ) 1961年、愛知県生まれのライター、書評家。共著は大森望との『文学賞メッタ斬り!』(ちくま文庫)シリーズ、岡野宏文との『百年の誤読』(ちくま文庫)、栗原裕一郎との『石原慎太郎を読んでみた』(中公文庫)、広瀬大志との『カッコよくなきゃポエムじゃない! 萌える現代詩入門』(思潮社)など。単著は『勝てる読書』(河出書房新社)、『ガタスタ屋の矜持』(本の雑誌社)、『まるでダメ男じゃん!』(筑摩書房)、『時評書評』(教育評論社)、『どうかしてました』(ホーム社)など。
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縦横無尽のブックガイド! 闘う書評家&小説のメキキスト、初の書評集 純文学からエンタメ、前衛、ミステリ、SF、ファンタジーなどなど、1冊まるごと小説愛。「日本文学編」と「世界文学編」、あわせて239作品を紹介した怒濤のブックレビューです。某大作家先生が激怒した伝説の辛口書評を巻末特別付録として収録。 ●豊崎由美(とよざき・ゆみ) 1961年、愛知県生まれのライター、書評家。共著は大森望との『文学賞メッタ斬り!』(ちくま文庫)シリーズ、岡野宏文との『百年の誤読』(ちくま文庫)、栗原裕一郎との『石原慎太郎を読んでみた』(中公文庫)、広瀬大志との『カッコよくなきゃポエムじゃない! 萌える現代詩入門』(思潮社)など。単著は『勝てる読書』(河出書房新社)、『ガタスタ屋の矜持』(本の雑誌社)、『まるでダメ男じゃん!』(筑摩書房)、『時評書評』(教育評論社)、『どうかしてました』(ホーム社)など。
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正義感が強くさっぱりした性格のすみれは、小さい頃から気弱で人見知りの光莉を守るヒーローのような存在だった。中学に進学すると、すみれのはっきりした物言いが災いし、友人グループで浮いた存在になっていく。一方、人気者になった光莉にも劣等感を抱くように。二人の共作漫画が注目を集めるなか「ともだち格差」はますます大きくなる。けれど17歳になったある日突然、光莉はすみれの前から姿を消す――。「最愛の親友」にして「宿命のライバル」。憧れと嫉妬、響き合う心情を描いた青春小説。
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先の左大臣の娘、邑子は、従妹の入内に女房として付き従うことになった。藤壺に入るも、帝には思い人がおり、女御には見向きもしない。上臈として、主の立場を守るため内裏の女房に直談判しようとする邑子。帝と女御を取り巻く女房や従兄たちの思惑が入り乱れる宮中。隠された真実が明らかになったとき邑子は――。
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与謝野晶子、斎藤茂吉、北原白秋から塚本邦雄まで。穂村弘が歌人50人とその名歌5首を厳選、鑑賞と共に贈るアンソロジー。短歌の不思議さと面白さを、楽しく深く知ることができる、決定版案内。 与謝野晶子、斎藤茂吉、北原白秋、宮沢賢治、明石海人、葛原妙子、齋藤史、塚本邦雄、馬場あき子、寺山修司―― 穂村弘が近現代の歌人50人とその名歌5首をセレクト。 自由に変化し続けてきた短歌の不思議さと面白さを豊かな鑑賞と共に味わう。 決定版アンソロジー。 正岡子規 佐佐木信綱 与謝野鉄幹 窪田空穂 与謝野晶子 山川登美子 斎藤茂吉 前田夕暮 北原白秋 若山牧水 石川啄木 三ヶ島葭子 吉井勇 釈迢空 岡本かの子 土屋文明 宮沢賢治 明石海人 吉野秀雄 前川佐美雄 坪野哲久 葛原妙子 石川信雄(信夫) 齋藤史 佐藤佐太郎 宮柊二 近藤芳美 山崎方代 浜田到 竹山広 塚本邦雄 中城ふみ子 大西民子 相良宏 山中智恵子 前登志夫 岡井隆 馬場あき子 寺山修司 平井弘 奥村晃作 小野茂樹 佐佐木幸綱 春日井建 岸上大作 高野公彦 村木道彦 福島泰樹 伊藤一彦 三枝昻之 全集版あとがき 文庫版あとがき 解説 東直子
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近未来、人型機械「ファクター」は高度な知能を持ち、人間社会を手助けしている。しかし、心を持たない彼らにできないことがあった。それは恋を理解すること。高校生の青海透真はファクターである春川ニナに頼まれ、人を好きになる「恋の起源」を一緒に探すことに。答えを模索する中で、互いに惹かれ合い、ニナは初めての感情を知る。しかし、記憶はすぐに消去され、バグがでた彼女の体は次第に壊れ始めていく。世界から拒絶された二人が向かう先は──。高度なAIが進化した時代に、機械と人間が起こした奇跡の物語。
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(※電子書籍版では、映画公開バージョンの写真表紙画像を2ページ目に収録しています。) アイドルが恋をすることは「罪」ですか? 元トップアイドル・齊藤京子×カンヌ受賞監督・深田晃司が世界に問う衝撃作、完全ノベライズ化! 「有名と無名の端境期」にある5人組アイドルグループ「ハッピー☆ファンファーレ」でセンターをつとめる山岡真衣。 アイドル界では通例の「恋愛禁止ルール」を守ってきたが、ふとしたきっかけでストリートパフォーマーの間山敬と恋に落ちてしまう。やがて二人の関係は暴露され、真衣は事務所から訴えられてしまい……。 『淵に立つ』で第69回カンヌ国際映画祭ある視点部門で審査員賞を受賞。いま世界から注目される深田晃司監督が2015年に起こった「元アイドルの女性に賠償命令」という実際の裁判の報道を目にしたことから着想を得た映画「恋愛裁判」を、監督自ら完全ノベライス化。 アイドルが恋をすることは「罪」なのか? 「恋」という自然な感情を契約で縛ることは果たして許されることなのか? 誰もが当たり前に受け流していた日本独自の「恋愛禁止ルール」に鋭く斬りこむ問題作です! (c)2025『恋愛裁判』製作委員会
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八王子署の新人刑事・祝依 然(いわい ぜん)は、首吊り死体発見の報を受け、現場に急行する。 先輩刑事の相田は自殺で処理しようとするが、祝依はこの事件が他殺だと知っている。 部屋の隅に佇む、男性の霊が見えるから――。 しかし事件性を主張するも、先輩に一蹴されてしまう。 そこに現れたのは、担当の解剖医・霧崎真理(きりさき まり)。 八王子医大病院の法医学教室に所属する、風変わりだが凄腕の解剖医だという。 ゴシックロリータファッションの上から白衣をまとった彼女は、この死体が他殺である可能性を指摘し……。 「生きている人間は嘘を吐きますが、死体は嘘を吐きません」 傷を抱えたバディが、事件にメスを入れる! 注目の法医学ミステリ。
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峯国随一の美しさを誇る白麗紅が入宮した。しかしその正体は、麗紅の双子の弟である朱宝だった。別人でしかも男であることがばれないように目立たず過ごそうと考えるが、皇帝の夜伽の相手に選ばれてしまう。朱宝は正体がばれる前に逃亡を図ろうとするが、暗殺者から逃げる人物に遭遇し、思わず助けてしまう。しかも助けた相手は皇帝の格好をした女性だった!?
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恐怖画像の連続! モキュメンタリー系怪談小説! サグルとマギは男女ふたごのVTuber。「ふざけて生成AIで作った写真の女の子が実体を持ち始める話」「ARの位置ゲーにうつる怪異に殺されかける話」など、リスナーからの投稿怪談配信が人気急上昇中。 サグル「こんにちは! 案内人VTuberのサグルと」 マギ「マギです! さっそくコメントが来てるね。えーっとなになに? 『お二人はそっくりですね』って!」 サグル「ぼくらは双子ですからね」 マギ「そうなの! 小学生のころなんて同じ髪型だったからよく見まちがえられたの!」 サグル「ほかにも、『怖い話が好きだから怪談配信をしているんですか?』だって」 マギ「実は、私たちには怪談配信を続けて、捜し出さないといけない人物がいて・・・・・・」 サグル「おっと、その話はまたの機会にしようか」 実は、ふたりには暗い過去と怪談配信を続ける目的があり・・・・・・! 怖いのが苦手な人はひとりで読まないでね♪
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つましく身を立てていたアン・デイはいつの間にか38になっていたが、願ってもない家政婦という職を得てグリンズミード家に入った。だが一見平和な家庭には思わぬ陰があった。病弱な妻は話のとおりだったが、夫には秘密の愛人があったのだ。典型的な三角関係が引き起こす不気味な雰囲気のなかで、若い家政婦アンは、夫婦間の微妙な空気を感じ、夫人の身を案じるが…アリバイ・トリックの巨匠クロフツが、趣向を変えて、密室トリックを創案した。一つは心理的、もう一つは物理的ともいえるトリックで、この二つが有機的に関連する殺人事件の謎に挑戦する。
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ラルフは良家の令嬢マグダと婚約したばかりだが、気がかりなことがあった。恋仲になり別荘まで買ってやった娼婦ローズの存在だ。ローズが結婚の障害になることを心配した彼は、関係を穏便に清算するため、弁護士カーチスに頼んでブーローニュの別荘に出かけた。だが、ローズはベッドの上で、動脈に達するほどの傷を負って死んでいた。しかも部屋には4種類の凶器になりうるものが存在していた! いったいどういうことが起こったのか。奇怪な事件の謎にいどむ探偵バンコランが、持ち前のウィットとユーモアを見せて活躍する最後の長編。
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□■第10回 角川文庫キャラクター小説大賞<カクヨムテーマ賞(異能×溺愛)>■□ その国には道士や巫覡(ふげき)をはじめとした、常人には見えざる百鬼、百邪を祓う者がいる。 なかでも禍(まが)を祓う道士は「禍祓士(かばつし)」と名乗った。 ある日、姚流麗(ようりゅうれい)は、禍祓士として皇帝の許に召される。 そこで目にしたのは、穢れた皇城と、複雑な呪いにより衰弱した若き皇帝、姫舜(きしゅん)の姿だった。 術で舜の不調を一時的に鎮めた流麗だが、原因究明のため最も穢れが濃い後宮を探ることに――。 孤高の皇帝を救うために後宮の秘密を暴く、中華退魔謎解きファンタジー!
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ついに封印を解かれたのは、著者初の「ノワール小説集」。嗜虐と背徳によって黒く塗りこめられた衝撃作! 深海魚 Secret Sanctuary 高校生の真央は友だちも彼氏もいないうえ、クラスメイトからいじめられていた。そんな真央が安息を得られるのは押入れの中だけだった。真っ暗にすると「海の底」のようで……。 楽園の破片 A Piece of Paradise ニューヨーク発の急行列車は遅れていた。ボストン美術館での講演会でスピーチをする予定の響子は焦る。もうひとりの話者のレイとは7年間の不倫関係を清算したばかりだった。 指 Touch 私は私大の日本美術史博士課程の2年生。家庭を持つ彼の研究室で助手をしている。ある週末に奈良の室生寺を訪れ、ずっと手をつないでいる私たちは、どう見ても不倫カップルだ。 キアーラ Chiara アッシジには10年ぶりの再訪だった。亜季は文化財の修復科のある芸術大学を休学して20歳で渡伊し、長年フレスコ画修復の修業をしていたところ、中部の大地震に見舞われ……。 オフィーリア Ophelia わたくしは絵の中の囚われ人。水に浸ってあとひと息で命が絶えるその瞬間を、生き続けています。ロンドンから日本へ連れて来られたわたくしが目撃した、残虐な復讐とは……。 向日葵(ひまわり)奇譚 Strange Sunflower 超売れっ子の役者・山埜祥哉の舞台の脚本を書きたくて、脚本家の私は、ゴッホが主人公の脚本を完成させる。が、脚本が仕上がった直後に、ゴッホらしき人物の奇妙な写真を入手して……。
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身体に埋め込んだチップで複数の娯楽を同時に楽しむ時代。子供達の将来の夢は「ええ愛」が大人気。完璧な等質教育で名高い保育園で、オフラインに拘るママ友の観察は最高のエンタメだった…。「推子のデフォルト」ほか、マンション最上階に住む家族を滑稽に描く「マイ・イベント」を収録。世界が注目する作家がえぐり取る最恐リアルな全2編! スマホ依存、管理教育……私たちはどこへ向かうのか? 本谷有希子が愛用するAI・マルスラによる解説を収録。 「推子のデフォルト」 子供達を<等質>に教育する人気保育園に娘を通わせる推子は、身体に超小型電子機器をいくつも埋め込み、複数のコンテンツを同時に貪ることに至福を感じている。そんな価値観を拒絶し、オフライン志向にこだわるママ友・GJが子育てに悩む姿は、推子にとっては最高のエンターテインメントでもあった。 「マイ・イベント」 大規模な台風が迫り河川の氾濫が警戒される中、防災用品の点検に余念がない渇幸はわくわくが止まらない。マンションの最上階を手に入れ、妻のセンスで整えた「安全」な部屋から下界を眺め、“我が家は上級”と悦に入るのだった。ところが、一階に住むド厚かましい家族が避難してくることとなり、夫婦の完璧な日常は暗転する。
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