現実感のない喪失
悲しみと向き合うとき
あなたは、何を想うのか__
大切なものを無くして、その辻褄合わせがしたくて、めちゃくちゃな行動を取ったり、逆に何も動き出せなくなったり、ともあれ、令和の激動の時代は、さまざまな、心と命の変化があったことでしょう。
この物語は、その全ての人たちに向けた、やさしい、とてもやさしい処方箋のようなものだと思います。
是非とも、最後までお楽しみください。
私にこの本を手に取るきっかけをくれた、すてきな表紙を彩る、さけハラスさん、
そして、本作の物語を綴ってくれた篠谷巧さん、
ありがとうございます。
※
以下、ネタバレ、政治的主張を含みます。
個人的雑記です。
時間の許す方のみご覧ください。
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亡くなった人の書き残した小説と、共有フォルダによって書き足されていく新たな筋書きに沿って、空想を現実に近づけていく首謀者。
それは、今を生きる人を不幸にする事件ではなく、あくまでも、自分が悲しみと向き合うために必要だと思えたから。書き足された筋書きの稚拙さから、それが、恋人が遺したものではないと、分かっていても。
伊藤隼人さんの行動、思想、哲学。
あるゆるものに共感しました。
そこに辿り着くまでの、少年少女、そして彼ら彼女らを助けようとする大人たちの絆や素晴らしく、それを、「夜、家に帰って、ふと見えてしまったものが、幽霊以外なら何が怖いかな?宇宙飛行士かな?」などと、面白すぎる突破さで思いついてしまう篠谷さんは、本当に愉快な作家さんだと、爆笑させていただきました。
この、茶番デミック、プランデミックを暴くために奔走するトランプ大統領が当選した、令和6年、彼は、78歳です。
『青春とは人生の或ある期間を言うのではなく、心の様相ようそうを言うのだ。 安易あんいを振り捨てる冒険心、こう言う様相を青春と言うのだ。 年を重ねただけで人は老いない』
この言葉を残したサミュエルウルマンも、執筆当時、78歳だったそうです。
青春ってなんだろうと真剣に考えたとき、まさにこの言葉の通りだと、二人の生き様を見ていて思えました。
私も、大人になってから、日々の繰り返しばかりを過ごしてきた気がしましたが、『参政党』さんのお手伝いに集まったとき、そこには青春があった気がしました。複雑な勢力からいろいろな妨害を受けた末、私が所属した支部は散ってしまい、私もそこから立ち退くこととなりましたが、それでも、そうなるその日まで一生懸命だった、私も含め、彼ら彼女らの姿には、きっと青春があったと思うようになりました。離れた今も、変わらず応援しています。
人の倫理観が追いつくよりも、科学的好奇心が行く歩みがあまりにも早すぎて、大勢の人たちが、緊急事態宣言の名の下に、遺伝子組み換えワクチンの副作用に悩まされることとなってしまいました。こうなることがわかっていて、出来る限り伝えてきましたが、それでも止められなかったことに、今でも悲しい思いがあります。
けれど私は、今回の医療災害を仕組んだ人たちを、憎むことも出来なくなってしまったのです。明治ファルマの社員さんが、その危険性を内部告発する勇気を見たり、アンソニーファウチやゲイツをはじめとした彼らは、アシュケナージ……白人混血系ユダヤ人であり、ユダヤ人こそは、歴史において、他の多くの部族が滅んだにも関わらず、永く、迫害を受けながらも、滅びることなく生き延び続けてきた、凄まじい人たちだからです。
そして、GOSICK/桜庭一樹 にも記されたように、ユダヤ教こそ、この世界で最も壮大で、歴史の長い占いであり、その「占い(仮想現実)に現実の辻褄を合わせようとする」計画を、あまりにも数多く繰り返してきた象徴でもあるのです。最も、イスラエルに住む人たちこそ、今となっては最終戦争・ハルマゲドンなど望んでもいません。あくまで、世界最大最長の占いは、脚本作りは、軍産複合体の金儲けに、メディアを通じて悪用されているだけとなってしまいました。
みんな、一生懸命なのです。
理久くんが目指した首謀者、伊藤隼人さんは、奇しくも誰にも手をかけることのない、善良な青年でしたが、私たちの生活を脅かした、国際金融機関の人たちでさえも、一生懸命なのです。青春を、生きているのです。
決して責めるつもりはありませんが、ふと、どんな人にも振り返ってみてほしいのです。
やれ財務省が、やれ国際金融資本が、やれ日本の政治家が、やれC国が、やれ、やれ、と繰り返す人たちは、自分のことを、何か、ここ数年だけでも、真剣にやり続けたことが、あったのでしょうか。
きっと、冷静に振り返ると、なかったのではないでしょうか。
私はそのことに気づいたとき、世界中から悪役の名を負わされても、生きることに懸命な彼らを、ただ、罪を犯したというだけで憎むことは出来なくなりました。ある意味、この時代において、生きることに最も真剣な人たちとも言えるからです。
けれど私は、人○ろしを肯定するつもりはありませんし、また、肯定される時代は決して来ないと信じています。ですから、彼らは当然、然るべき報いは受けることとなりますが、それでも、彼らは邪悪だから○ろしていいのだ!と、魔女裁判のような、フランス革命のギロチンを甦らせるような、悲しい歴史の繰り返しだけは、どうか避けたいと願っています。彼らと友人になることは出来てなくても、生きることに懸命であったことを尊敬されるような、そんな余生を過ごしてもらいたいのです。
死にたくない。生きたい。この願いこそ、この地球で、宇宙で、決して奪ってはならない、一番大切なもののはずですから。その大切なものを知りながら、それを奪った彼らを許せないのも理解できるので、本当に難しい問題ではあります。
それでも。
悲しみに寄り添うことの出来る、早坂姉妹の姿が、伊藤隼人さんの心を救ったように、大切な人を失って、亡くして、それでも、悲しみに寄り添い、元気を取り戻して、もう一度笑い合い、いつまでも幸せを祈り続けることが出来たなら_世界平和など、“ついでに”叶ってしまう。そんな簡単なことのような気もしているのです。
今日(11月23日)は、新嘗祭の日です。
天皇陛下にお祈り頂く日の中でも特に大切な日。
大東亜戦争で犠牲になった人を悼みながらも、そうなるべく仕組んだ人たちを憎まず、ただ、祈ってくださる陛下の気持ちを偲ぶにつけましても……きっと、人類の平和は、祈りにヒントがある気がしてなりません。
この物語を読む前に、『大きな玉ねぎの下で』中村航 を読んでいましたので、シンクロニシティという概念を知っているだけに、仮想現実は作り出せるというSFの内容も、あながち嘘ではないかもしれないと、理性半分、空想半分で考えられたものも、とても味わい深い楽しみだったと思います。
そもそも、私たちの観ている世界は、集合知・集合意識が作り出している幻想であるのは、なんとなくで直観できるからです。全てが瞬間で作り出せる次元というのは、皆さんお馴染みの、ドラえもんの4次元ポケットであり、ウルトラマン・光の国にあるプラズマスパークエネルギーのことでしょう。今となっては、生成AIによって、ポン!と綺麗なイラストを作り出せてしまうのですから、そのうち、エントロピーの概念以上の次元、タイムマシン以上の領域があり得るなら、質量保存の法則を無視して、ポン!と、願うだけで、思うだけで、想像を叶えてしまう技術が作られたとしても不思議はありませんから。
スマートフォンの登場によって、世界は驚くほどの速度で、技術と意識が進化しています。そんな、フィクションだと思っていた技術が叶う日は、意外にも近いかもしれません。ドラえもんを本気で再現したいと思っている研究者も、実在するのですから。あらゆる物を作り出し、かつ、私たちが私たちらしく生きるお手伝いをするために未来からやってきた、AIロボット。まさに、生成AIの超進化系と言えましょう。しかも日本はソフトウェアよりも、ハードウェアが得意なのは、ウォークマンやトヨタなどの歴史から明らかです。ドラえもん、複合的次元再生可能ハードウェアを作り出せるのは、もしかして、もしかすると日本なのかもしれません。笑
今上陛下は、ウルトラセブンが大好きなのだそうです。私も、白石雅彦さんの著作を参考にし、また、叔父がTBSの職員であったこともあり、テレビ番組を作る企画、ト書き、脚本等を読んだことがあります。ありもしない空想だと呆れる人がいる一方、そんな空想を信じた大人たちが真剣に向き合う姿に、子どもたちは感動している。人は感動するために、恍惚となるために生き、エネルギーを使うのですから、まさに、円谷プロのような、ウルトラシリーズのような空想科学小説は、やがて実在の世界に向かっていくためのヒントであり、現実をそちらに寄せていくための占いとも言えるかもしれませんね。ちょうど、世界を占い続けたユダヤ教のように。
※円谷英二さんは日本神道に理解を示すカトリックという、大変興味深い立ち位置の方でした。秦氏の交流をはじめ、日本人とユダヤ人の歴史は長いので、時代の必然が産んだ人とも呼べそうです。詳しくは田中英道さんと茂木誠さんの共著を参考ください。
とりとめもない散文でした。
ここまで読んで頂き、
誠にありがとうございます。
あなたのこれからの毎日が、
あかるく、やさしく、おだやかな、
そんな日々になりますように___