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Posted by ブクログ
ミステリーでした。
謎解きの面白さを、本シリーズでこんなに味わうとは思いませんでした。
もし私が犯人だったら「お役人はどの時点で私が怪しいと思ったのです?」と確かめたくなりますね。
すると、おそらく木暮殿はファーストコンタクトのある一点を指し示すことでしょう。恐れ入りました!と言う感じです。
本作は遠野屋ではなく、木暮殿のルーツに関わる展開。シリーズでの意味合いも大きいものです。
剣戟が少ない、と言うより、無いぞ、と思っていたら、それなりに準備されていました。しかし、こう言う付き合わされ方をする周囲の人々は、たいへんですなぁ。本人たちはそれが癖になり、納得づくではあるのでしょうけれど。
書名の花下に舞う、素晴らしい。舞う姿に魅了されました。まさか、本作のみの登場ではありますまい。今後の登場に期待したい。また、会いたいです。
色々と凄惨な場面、ストーリーもあるのですが、子供二人の交流が愛しい。それを読んだら、遠野屋の日常の風景が愛おしくなります。
作品としては極上のものでした。
ただ、
作品本体とは関係なく、解説にはいささか失望。
前作までの紹介は良しとしても、今作についてが解説というより梗概、解説から読む人は多く無いと思うが、未読者には壮大なネタバレ、既読者には面倒なあらすじの詳細な紹介。そこが残念に思ったけれども、作品本体には無関係なことでしたね。蛇足でした。
Posted by ブクログ
弥勒シリーズ10作目!
引き込まれた〜!
一気に読み終えてしまった!
伊佐治も清之介も、「信次郎の謎解きが見たい中毒」になってしまっている様子が描かれていて面白い。
二人とも、頭の中の靄が晴れて、胸がスッとする、あの感覚を味わいたいたくてたまらないのだ。
「このうずうず、困ったことに癖になりやす」
伊佐治がそう話すだけでなく、清之介までもが、商いの場に多少遅れてでも事の顛末を聞きたくて仕方がない描写があって、遠野屋の従業員と同じく、ちょっと心配になってしまった笑
でもそのうずうずは、まんま読者の感じているうずうずそのもの。
うずうずしながら読み、違和感の正体や、謎が解けた瞬間、淀みが流れていくようにスッとする。
信次郎の手妻のような謎解きを、伊佐治や清之介と共に今回も堪能した。
Posted by ブクログ
今回、とびぬけて面白いなと思いました。
遠野屋さんがどう関わってくるのかも楽しみのひとつになってしまって、親分と同じく、関わらない方がいいと思いつつも、どう巻き込まれていくのか、早く登場しないかなーと思いながら読んでしまいました。
集まった欠片がどのようにくっついてどのような結果になるのか、その過程が面白いです。一見、何にも関わりないような出来事が、最後にぴったりとはまってくるんですよねー。要らないエピソードなどないのだから、必ず繋がっては来るんですけど、想像しても全然分からないです。
今回は、遠野屋さんがどのように巻き込まれていくのか安心して読めました。いつもだったら、不穏な空気に遠野屋を巻き込まないでほしいと思うのに、今回の安心感はなんでしょう。本人自身の自覚もあるのと、商いが上手く回ってちょっとやそっとのことじゃ曲がらないような強さが出てきたからでしょうか。どんどん面白くなりそうです。
Posted by ブクログ
弥勒シリーズ第10弾。
父親の手で暗殺者として育てられた過去を持ち、徒ならぬ気配を纏っている遠野屋・清之介。
「まっとうなひとかどの商人だ」としょっちゅう伊佐治は口にするけれど、信じてない自分がいる。
凍えた殺気、底なしの暗みを岡っ引の伊佐治が感じ取れないはずがない。
同心の信次郎が「遠野屋は死神さ。本人にその気がなくても、人の死を引き寄せちまう」と言う様に、清之介の周りには血生臭い事件ばかりだ。
やはり、信次郎は清之介を有為な駒として手放す事は出来ないし、それを楽しんでいる。
清之介自身も殺したいほど憎い信次郎の名推理に興味を示し、何故か事件に首を突っ込んでしまう。
このまま、信次郎に利用され続け、刃を握り続けるのか?
今回は比較的、穏やかな結末かと思ったが、やはり大どんでん返しが。
皆さんもお楽しみあれ!
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