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都内で殺人放火事件が発生した。被害者は著名な男性ヴァイオリニスト。捜査一課の音喜多弦は、音楽隊志望の変わり者刑事・鳴海桜子と、再びペアを組んで捜査を開始する。怨恨が犯行動機と睨んだ捜査本部だが、関係者は皆、被害者への敬愛追慕を語るのみだった。誰からも愛された彼は、なぜ殺されたのか?そして、犯人の正体とは!?
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Posted by ブクログ
連弾シリーズ?第2弾 捜査一課刑事の音喜多と音楽隊志望の所轄刑事の鳴海桜子が再びペアを組んで殺人事件の解決に取り組む。 相変わらず天然な桜子が鋭い観察眼で事件を解きほぐしていく。 このシリーズ面白い!
シリーズ第2弾とは知らなかった。 まあ、1作目を読んでいなくても問題なく読み進められる作品。 音楽隊志望で警察に入ったという変わり種の鳴海桜子が主人公で、刑事の能力を発揮して難事件を解決する。 今回は、人格者との評判がありコンサートマスターでヴァイオリニストの男性が殺されさらに放火されるという事件。...続きを読む 人望があり、誰からも恨みなど買っていないと思われる彼が何故殺されたのか。犯人は誰なのか。 ベテランの音喜多弦刑事とペアを組んで桜子が事件の真相に迫る。 それぞれのキャラが際立っていて、楽しく読み進められる。
シリーズ、第二弾。 都内で殺人放火事件が発生した。 犠牲者は、有名な男性バイオリニスト。 警視庁捜査一課の音喜多と音楽隊志望の鳴海の名物コンビが、事件解明に乗り出す。 関係者の聞き込みでも、被害者に恨まれる様な話は無く、『人格者』と称されていた。 果たして、真実とは? 彼は、なぜ殺されたのか? ...続きを読むそして、真犯人の正体とは?
連弾に続く 第二弾 天才作曲家、篁奏事件から、2年。 上司からも部下からも、評判は上々。 教え子にも慕われていて、その保護者からも信頼を寄せられ、家族からも尊敬されている、まさしく、文句のつけようのない「人格者」が殺された。 その、放火殺人の被害者は、関東フィルハーモニー管弦楽団に所属する、プロ...続きを読むのヴァイオリニストで、コンサートマスターの久米充。 警視庁捜査一課の音喜多弦は、 警視庁玉堤警察署所属、音楽隊採用の鳴海桜子とコンビを組み、捜査をする。 少し天然の桜子が、自由に振る舞い、音喜多が、手綱を引き締めるかと思いきや、彼女の洞察力を尊重して、じっくり見守る。 そんな二人が、最高。
今回も面白かった。 このシリーズ、すごく好きだなー。 鳴海桜子さんと、音喜多弦さんの掛け合いがとてもリズム感が良い。 このシリーズを読むと、日頃全くと言って良いほど聞かないはずのクラッシックが聴きたくなる。 次回作にも期待! 今回、最後の最後に判明したことは、許されないことである。 そして、つ...続きを読むい最近、それがリアルにニュースとして駆け巡ったことがあったなーと、思い出して、顔をしかめた。 何を意味するのか?が気になった方は読んでください。 胸糞悪いから。。(ああ、汚い言葉だなー。。。ごめんなさい)
桜子が音楽隊に配属されない理由が少し明かされてびっくり。これからその理由が詳しくなっていくのが楽しみだ。まだ続編がありそうで嬉しい
シリーズ第2弾。一気読みでした。 前作より物語の開始時から2人の息が合っているので読みやすかったです。 人格者のコンマスがなぜ殺害されたのかを追う展開ですが、全編通してクラシック業界の厳しさが伝わってきました。 設定上2年も経過しているそうで、すぐに終わってしまったら悲しいなぁと思いますが、桜...続きを読む子の生い立ちが出てきたり少しずつ深掘りされてきているので、今後も楽しみです。
シリーズ第2弾。 警察音楽隊で採用されたが刑事として有能な女性刑事鳴海とバツイチ捜査一課刑事音喜多コンビが有名ヴァイオリニスト殺害事件を追うお話。 クラシック音楽の世界の複雑な様子が鳴海の不安定な感情を通して伝わってきます。 自然とこなしてしまう刑事としての素質を持つ鳴海に好感が持てるシリーズ...続きを読む。 このまま音楽の縛りで続けられるか心配ではあるが次作も楽しみ。
前作『連弾』ではピアノ、今回はヴァイオリン。 どっぷり音楽に浸ってそうな名前なのに全くそうでない音喜多弦と、天才的な音楽の才能を持つ鳴海桜子の刑事コンビがまた登場する。 人が殺されるミステリーではあるが、この二人のやり取りがなんどもユーモラスなので、好き嫌いがここで分かれるだろうなと思う。 ちなみに...続きを読むわたしはコメディタッチの物語が苦手で、すべてにおいてシリアスなものを好むから、こういう作風は敬遠する傾向がある。あくまでも敬遠。 だけど、今回の『人格者』はとても面白かったと思う。 前作は犯罪者の心情を中心に描いたものだったが、今回は刑事コンビや周りの人たちがメインになっている。『人格者』というタイトルもいい。その言葉自体、自分自身を含め周りにその言葉にふさわしい人がいないため、なんというか幻の、霧のような、現実味のない、つまり全員が口を揃えて被害者をそう表現すればするほど、胡散臭いもののように思えてくる。 だって、誰からも尊敬され、好かれ、非の打ちどころのない人物が、なぜ殺害されなければならなかったのか不思議だ。完璧に見える人ほど隠し持った何かはすごいってよく言うけど、9.9が気高く美しく優しいもので作られていても、その残りの0.1が汚れきった耐え難いもので作られていたら、やはりその人間は許されないっていうことか。 だったら、わたしみたいに9割がくだらないもので出来ていても、残りの1割は役立たずではあるが、ささやかな愛と正義で形成されているほうが殺されなくて済むかもしれない。 さて、今回はブルックナーという作家が出てくる。 ブルックナーは特異な嗜好があり、生涯独身だった(と思う)。作る曲も特徴的なものが多く、ブルックナー開始とかブルックナー休止なんていう言葉もあるくらいだ。彼はワーグナーを尊敬していたが、文学の良さを理解することが出来ず、ワーグナーのように歌劇を作ることはできなかった。そしてひたすら交響曲と宗教音楽を作り続けた。 わたしは女だけど、ブルックナーの交響曲は嫌いじゃない。 狭く険しい道をヒヤヒヤとくぐり抜け、やがて広い草原にたどり着いたみたいな、そんな気持ちになる。
音楽隊志望で警察官になった鳴海桜子と、捜査一課刑事・音多喜とのコンビシリーズの2作目。 都内で起きた放火殺人事件の被害者は、有名なオーケストラのコンサートマスターでもある有名な男性ヴァイオリニスト。 現場から被害者が愛用していたヴァイオリンも無くなっていることから、所属していたオーケストラの関係者の...続きを読む聞き込みに当たる音喜多と鳴海。 しかし、聞き込みをしている間に第二、第三の事件が起きてしまう。 作者のこれまでの作品とは違い、かなり本格的な警察小説になっていると思う。 トリックもフーダニットに徹しており、途中で真犯人が分かるけど、動機が分からないところが作者の術中にはまっている感じがした。 作者の新作は発売されれば、ほぼ漏れなく読んでいるはずなのに、何故か1作目を読んでおらず、今作から読み始めてしまった。 前作から2年経っていると言う設定だそうだが、最初から音多喜は鳴海の良き理解者でいいコンビネーション。 そこまで行く過程を順番が逆になってしまったが、今1作目を読んでいる最中・・・ 少し前に吹奏楽の小説を多く書いている作家さんのエッセイを読ませていただいたが、申し訳ないが、今作の方が音楽の表現も良かった。 こんなに音楽の描写も出来るんだと、作者の新たな一面も見れた気がする。 いろいろシリーズが終了しているので、今作の続編が出ることに期待!
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佐藤青南
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