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小学三年生の詩穂と紗江子は親友同士だったが、紗江子の母の再婚相手である義父と詩穂の母が失踪、駆け落ちと見られていた。その日から、紗江子の母の精神状態は普通ではなくなる。詩穂も父親からDVを受けるようになり、児童養護施設に入れられてしまう。その後、二人は地獄のような人生を送ることになるのだが、実は驚くべき真実が隠されていた。得体の知れない恐怖が襲う、著者最恐のホラー・ミステリー!
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Posted by ブクログ
歌野さん大好きで読みました。 一気に読みました。 最後とう繋がるのか?一体どう言うこと?? と、全然読めなくて、謎めいていてホラー感が期待通りでした。 これに限らず、生い立ちが不幸だと、その不幸が連鎖して行くんだなって、小説を読んでいるといつも思います。
面白くて一気読みしてしまった。 最初は取り留めもない文章が続くので、わけわからないストーリーだなと思ったがすべて仕組まれたもので読み進めるうちにつじつまが合っていく。 虐待、貧困など世代をこえて連鎖する不幸というのは確かに存在するのだろう。 なぜそうなるのかという部分に深く踏み込んだ結果突拍子もない...続きを読む結論になってしまっているが、常識や知っていることが世の中のすべてではないとしっかり釘をさしているところが秀逸であると感じた。
帯でやたら怖い怖いと煽ってるからビビって読み始めたら、歌野節前回のエンタメ小説だった。「女王様と私」に近いものがあるが、よりホラー寄りでより多重な構造になってる。ひさびさに濃い歌野晶午を読めて最高だった!
歌野晶午『間宵の母』双葉文庫。 『間宵の父』『間宵の母』『間宵の娘』『間宵の宿り』と4つの話で構成された連作形式のイヤミス風ホラー小説。 綿密に組み立てられた恐ろしい罠による恐怖の連続…… 歌野晶午の作品を読むのは『葉桜の季節に君を想うということ』に次いで2作目。 間宵己代子と娘の紗江子、紗...続きを読む江子の娘の和香菜の三代に亘り、繰り広げられる忌まわしいき物語。最後の『間宵の宿り』で全ての謎が明らかにされるが、余りのことに愕然とする。 『間宵の父』。小学三年生の間宵紗江子には母親の己代子よりかなり若くてイケメンの夢之丞という名の義父が居た。ある時、紗江子と親友同士だった西崎詩穂の母親が夢之丞と駆け落ちしたことから詩穂の人生の歯車は狂い出す。 『間宵の母』。間宵紗江子の義父の夢之丞が駆け落ちしてから10年後。大学生になった紗江子は精神に異常を来した母親の己代子と共に生活する。その家に興味本意で忍び込んだ紗江子の同級生は…… 『間宵の娘』。紗江子の母親である己代子の死から数年後、紗江子に興味本意で近付いた会社の同僚は…… 『間宵の宿り』。西崎詩穂の息子の蒼空が母親と祖母の死に深く関わっている間宵紗江子に接近する。全ての謎が明らかになり、恐ろしい結末が…… 本体価格700円 ★★★★★
なかなか面白かった! 外面がよい夢之丞さん。 感じが良くて愛想良くて人気者で…。 私の中では超イケメンを想像笑 しかしまさかなぁ。 そんな人とは…。恐ろしい裏の顔。 そういう人と結婚すると、己代子としては精神的に壊れてしまうだろうなぁ。 それにしても、現実として自分と接する人たちがどんどん不幸にな...続きを読むったとしたら、私ならやっぱり病んでしまうかなぁ。 ホラー感だけじゃなく、ミステリー要素も強くてかなり良かった!
久しぶりに歌野晶午読んだ(^ ^) 一気読み大賞1位の帯のとおり、とくに序盤はどうなるの??どういうこと???と引き込まれるシーンの連続。 オチはなんとも。悲しい 映像化してもおもしろいと思う。 また、初めて眼にする単語がいくつかあり、調べながら読んだ。御母堂とか。賢くなったw
終わらない悪夢 ミステリーとして何重にも仕掛けられた伏線が回収されていくのに マトリョシカ構造の最後の箱の中身がホラーだった、みたいな感じ 救いのない話なので人には勧めづらいけど(勧めたら嫌われそうで) ハロウィンにかこつければおすすめできるかも、な小説
途中、あまりにも気持ち悪くて(その世界にどっっぷりはまり)電車を降り損ねてしまった… 最後に全ての気持ち悪さが解消されるところはお見事!
良く考えられている凄い話だとは思うけど、とにかく読後感が悪い。 ずーっと嫌な感じがつきまとっていて、こんな気持ちになるために時間を使ったのかと思うと、正直読まなきゃ良かったと思った。 好みの問題だけど、私は嫌ミスはダメだと痛感した。
面白かった。一気に読んだ。でも最後のオチに期待しすぎてしまった。そして帯にあるような「最恐」ではない。スリルは楽しめた。
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●●にいたる病
そして名探偵は生まれた
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