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夜は新しく
香料技術家の夫・毛利直保が、銀座街頭に連れだっていた若く背の高い女は誰だろう……。平穏な日常生活に退屈した28歳の人妻・由美子の心にしのびよる愛の渇き。そして、濃い眉と逞しい胸をした建築家の小泉青年とともに、バア・トレントで乾したジン・フィズの味が、ひとつの危機の重みとなって冷たくのしかかる。傷ついた美しい獣のような由美子が、死を賭してまで捉えようとしたものは何であったのか……。人妻の不倫に内側から照明をあて、大胆な筆致と濃密なムードに浮彫した野心的長編。永遠にかなしく美しい〈女のかたち〉がここにある。 -
夜は一緒に散歩しよ
作家の横田卓郎は妻を亡くし、娘の千秋と二人で暮らしていた。妻の死後、千秋は奇妙な絵を描くようになる……。人ではない異形のものを。ある日をきっかけに「青い顔の女」ばかりを描くようになった千秋は、その絵を「ママ」と呼び、絵を描くことに執着する。そしてもうひとつ執着すること。それは、夜の散歩だった。第1回『幽』怪談文学賞大賞受賞作。解説は京極夏彦氏。 -
夜果つるところ
執筆期間15年のミステリ・ロマン大作『鈍色幻視行』の核となる小説、文庫化。「本格的にメタフィクションをやってみたい」という著者渾身の挑戦がここに結実・・・・・・! 遊郭「墜月荘」で暮らす「私」には、3人の母がいる。日がな鳥籠を眺める産みの母・和江。身の回りのことを教えてくれる育ての母・莢子。無表情で帳場に立つ名義上の母・文子。ある時、「私」は館に出入りする男たちの宴会に迷い込む。着流しの笹野、背広を着た子爵、軍服の久我原。なぜか彼らに近しさを感じる「私」。だがそれは、夥しい血が流れる惨劇の始まりで・・・・・・。謎多き作家「飯合梓」によって執筆された、幻の一冊。『鈍色幻視行』の登場人物たちの心を捉えて離さない、美しくも惨烈な幻想譚。 -
夜はまだ終わらない
成り行きに身を任せ、終わらせたくないから夜はまだ終わらない タフな仕事を終え、明日は何の予定もない。 そんな最もリラックスできる時間に、女は1人、夜の街に出る。 お気に入りの店で1人飲んでいると、 微妙といえば微妙な関係の男が入ってきて そのまま2人は自動車で高速道路を長い距離、走る成り行きになる。 何一つ不自然なことはないが、しかし同時に どこかでタガの外れてしまったような夜が続く。 男の態度も終始紳士的でありながら、いくらか謎めいてもいる。 こんな夜は、なぜだろう、眠る気になれないのだ。 女は再び1人になってからも、まだこの夜を続ける気でいる。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/ -
夜はやさし
スイスの診療所に入院していたアメリカの富豪の娘ニコルは、若いアメリカ人の医師ディックを恋し、やがて二人は結婚する。だが、ニコルには暗い過去があり、精神を病んでいた。ディックも夫と付添医師という二重の役目を負わされる。二人の子にも恵まれた平穏の暮らしのなかへ、ハリウッドの新進スター、18歳のローズマリーがあらわれ、ディックはその誘惑に抗しきれなくなる。深酒にふける彼のモラルの崩壊はこのときから始まる。だが、夫の愛情が冷めてゆくにつれて、ニコルは精神の健康をとり戻し、以前から秘かに彼女への思慕をつづけてきたトミー・バーバンへ走る。…「ジャズ時代」の申し子であった作者の野心作であり、すぐれたドキュメンタリーな作品ともいえる。 -
夜ひらく谷
性的不能の烙印を負って、山寺=曼荼羅寺にこもる三国実が、妖女艶婦の愛欲の中で、いかにして青春を復活していくかを描く問題作。 -
夜フクロウとドッグフィッシュ
LAとNYを結ぶ、YA版書簡体小説。 ある日、突然、ロサンゼルスの知らない人からメールが届いた。 「そっちのお父さんは、うちのお父さんとつきあってるんだよ」 ??????????????? 「なにか勘違いしていると思います」 ロサンゼルスとニューヨークに住む、全く知らない少女たちのメールのやりとりがはじまる。 「お父さんたちは、わたしたちに仲良くなってほしいみたい」 そんなことできるわけない!と反発する少女たち。 水を油で、共通点のない少女たちは、仲良くなるのか? お父さんたちは、むずばれるのか? 最後まで、結末の分からない、ノンストップ小説。 新しい家族の形が見えてくる。 -
寄るべなき人々
稀代のストーリーテラー壺井栄が紡ぐ島の物語には、私たちがなくしてきた人の暮しが息づいている。 キクにはどういうからくりで世の中に景気や不景気がやってくるのか、知るすべがなかった。しかし、戦争のあとには必ずその不景気がめぐって来るのだということだけは分かった。 二度も夫をなくし、キクが十数年ぶりに娘が生んだ私生児の孫とともに島に戻って来た。住み込みで役場の小使いとして、雨風をしのげる小部屋をあてがわれ、孫を背負い遊ばせながら働けるのは、何もなくなったいまのキクには、誰に対しても有り難うござんすと、笑顔を向けなければならない境涯であった。 【著者】 壺井栄 小説家 1899年 - 1967年 香川県小豆郡坂手村(現内海町坂手)生まれ。 坂手郵便局や役場勤務後、同郷の壺井繁治を頼り1925年に上京。 以後東京。 1941(昭和16年)『暦』が第4回新潮社文芸賞を受賞。 1955(昭和30年)『風』で第7回女流文学者賞を受賞。 『母のない子と子のない母と』で第2回芸術選奨文部大臣賞を受賞。 1954(昭和29年)映画「二十四の瞳」(木下恵介監督、高峰秀子主演)が公開され、全国的ヒットとなり、小豆島と壺井栄の名が一躍クローズアップされる。 -
夜を、編む
法律事務所に勤める27歳の木納今日子(きのう・きょうこ)は、仕事に忙殺されて終電で帰ってきた日、そのまま家に帰る気にもならず、武蔵境駅からほど近い喫茶「休」へと寄ってみた。カウンターには「仮眠中 1時間ほどで戻ります」と書かれた小さい黒板のみで店内に誰もいない。今日子が帰ろうとした時、奥から若い男性が現れる。若者は今日子に食事を提供してくれると、カウンターの向こうで編み物を始める。靴下を編んでいるとのことで、「靴下を編み始めると片方編み終えた時点でやめてしまうことが多く、片足分の靴下がたまっていく現象(SSS)」の話をしてくれる。その話がきっかけで、編み物を初めて見た今日子。編み物の奥深さを知っていくにつれ、両親の離婚話や、友人の婚約者失踪事件などが解決されていく。しかし、ヤスミ君自身にもある悩みがあって――。どこからともなく現れて編み物や糸つむぎをしている「ヤスミ君」と話すうちに、悩みが解決されていく癒やしの手仕事ストーリー。 -
夜を買いましょう
製薬会社の新薬開発担当の遠藤は、インドネシアの小島でとてつもない強精作用のあるキノコを発見した。意気揚々と帰国したが会社は外資に合併され彼の居場所はなかった。だがこのキノコの能力は強精だけではなかった。人の睡眠を蓄積し、コントロールする働きがあったのだ。遠藤らはキノコによる世界初の睡眠ビジネスをもくろむ。一見、大成功に見えた新ビジネスだったが、遠藤の胸には不安が去来する。なにか忘れている気がする。とても重要ななにかを……。新境地エコノミカル・ファンタジー長篇小説。 ●浅暮三文(あさぐれ・みつふみ) 小説家。第8回日本ファンタジーノベル大賞最終候補を経て、1998年第8回メフィスト賞『ダブ(エ)ストン街道』でデビュウ。2003年第56回日本推理作家協会賞を『石の中の蜘蛛』で受賞。他作品に『実験小説ぬ』『ぽんこつ喜劇』、エッセイ『おつまミステリー』など多数。著作はイタリア、韓国で翻訳され、中学校教科書に採用された。日本文芸家協会、日本推理作家協会会員。 -
夜を束ねて
【夜を束ねて】 石を置く男と遭遇した僕は自らの短命を悟り、恋人と顔を合わせる事にした。 しかし彼女は自室冷蔵庫に潜んでいた作業服の男によって、雪で覆われた不毛の大地へと連れ去られてしまう。 【三色の水溜り】 公園に奇妙な水溜りができたらしい。話によれば黒々とした水が甘だるい匂いを漂わせているのだという。 他にすべき事も思いつかず、彼女が自ら休日の過ごし方を提案したことに少し驚き、裸足のまま靴を履いた。 以上2作収録 (本書は2020/10/28につむぎ書房より刊行された書籍を電子化したものです) -
夜を抱く
生の哀しみと愛おしさに満ちて 「闇の中を模索するように生きていた」青春時代から老境に至る道のり。 作者の実人生と重なる登場人物達の、逞しくも苦い哀しみと愛おしさに満ちた、二つの物語。 【目次】 夜を抱く 手賀沼のマリア 初出一覧 【著者】 佐藤洋二郎 佐藤洋二郎(さとう ようじろう) 1949年福岡県生まれ。少年時代を山陰で過ごす。中央大学卒。主な作品集に『未完成の友情』『福猫小判夏まつり』『神名火』『グッバイマイラブ』『沈黙の神々Ⅰ・Ⅱ』などがある。『夏至祭』で野間文芸新人賞、『岬の蛍』で芸術選奨新人賞、『イギリス山』で木山捷平文学賞。著書多数。元日本大学芸術学部教授。 -
よろこびの歌 新装版
悔いのないように歌おう。未来の自分に向けて―― 著名なヴァイオリニストの娘で、声楽を志す御木元玲は、音大附属高校の受験に失敗、新設女子高の普通科に進む。 挫折感から同級生との交わりを拒み、母親へのコンプレックスからも抜け出せない玲。 しかし、校内合唱コンクールを機に、頑なだった玲の心に変化が――。 見えない未来に惑う少女たちが、歌をきっかけに心を通わせ、成長する姿を美しく紡ぎ出した、青春×音楽小説の傑作! 2009年の単行本刊行時には、<読売新聞読書委員が選ぶ「2009年の3冊」>という企画(2009年12月27日朝刊)で、 小泉今日子さんが推奨したのをはじめ、多数のメディアで高評を博し、書評家諸氏や数多くの書店員に絶賛された名作が、このたび装いも新たに刊行。 カバー装画は人気イラストレーターのカチナツミさんが担当。 2021年に本作が原作の舞台「よろこびの歌」をプロデュースした演出家の石川寛美さん(「演劇集団キャラメルボックス」所属)による巻末解説も必読! -
喜べ、幸いなる魂よ
【第74回読売文学賞(小説賞)受賞作】18世紀ベルギー、フランドル地方の小都市シント・ヨリス。ヤネケとヤンは亜麻を扱う商家で一緒に育てられた。ヤネケはヤンの子を産み落とすと、生涯単身を選んだ半聖半俗の女たちが住まう「ベギン会」に移り住む。彼女は数学、経済学、生物学など独自の研究に取り組み、ヤンの名で著作を発表し始める。ヤンはヤネケと家庭を築くことを願い続けるが、自立して暮らす彼女には手が届かない。やがてこの小都市にもフランス革命の余波が及ぼうとしていた――。女性であることの不自由をものともせず生きるヤネケと、変わりゆく時代を懸命に泳ぎ渡ろうとするヤン、ふたりの大きな愛の物語。 -
よろず占い処
王子稲荷ふもとの平和な商店街に、ある日現れたあやしい店「陰陽屋」。ホストあがりの毒舌ニセ青年陰陽師と、トボけたキツネ耳の中学生男子のコンビが、恋うらないから人捜しまで、お悩み解決いたします! ささくれ心も癒やされるほのぼのミステリ。 -
萬屋怪談録 彼岸村
男だけが変死する村が、西日本に実在する――(「彼岸村」より) 児童向け怪談小説で人気を誇る緑川聖司が聴き溜めていた本物の怪異の数々を、じんわり怖い筆致で書き綴った実話怪談集。 ・占い師のもとに持ち込まれた1枚の写真に写る奇妙な男「心霊相談」 ・虐めでケガをした少女の願い「折り鶴」 ・心霊スポットに行くと嬉々とする少女の顛末を綴る三作「笑顔」「あれはあかん」「ひっぱられる」 ・部屋の外が騒がしい、また何か起きたようだ…「事故物件ではない」 ・部屋で見ていた心霊番組の画面に突然割り込んできた映像「記憶にない光景」 ・その村では男の人が早死にするんです――西日本にあるという村の哀しい謂れ「彼岸村」など59話収録。 -
よろずを引くもの
高校生の滝本望は、お蔦さんの愛称でご近所に親しまれる祖母と、神楽坂で暮らしている。その神楽坂では、近頃万引きが多発しているのだという。商店街全体で警戒していたのだが、和菓子店の主人が逃げる犯人に突き飛ばされて怪我を負ってしまった! 正義感に駆られる望と友人の洋平は、似顔絵を描いて万引き犯を捕まえようと思い立つのだが……。商店街を騒がせたできごとを描く表題作をはじめ、失踪した商店街のアイドル猫・ハイドンを探す「孤高の猫」など、全七編を収録。粋と人情、そして美味しい手料理が味わえる大好評シリーズ第4弾!/【目次】よろずを引くもの/ガッタメラータの腕/いもくり銀杏/山椒母さん/孤高の猫/金の兎/幸せの形 -
弱法師
かなわぬ恋こそ美しい――。 中山可穂版・現代能楽集、待望の復刊! 百本書いたら、僕のものに――墓地に住み着いたホームレスの老婆が語る懺悔めいた告白「卒塔婆小町」。 二人に愛された挙句どちらも選べず破滅に向かう女性の悲劇を娘の視点から描いた「浮舟」。 難病に侵された少年と、彼の主治医でもある義父との関係を描いた「弱法師」。 能をモチーフに、現代の不可能な愛のかたちを、研ぎ澄まされた静謐さと激情で美しく繊細に紡ぎあげた中篇小説集。 恋とは死に至る病いである――かなうことのない純愛の狂おしさを夢幻能の調べを借りて濃密に描き切った珠玉の三篇。 河出文庫版あとがきも特別収録。 -
弱くてダサい、きみが好き。
見下した人を好きになったら どうすればいいの…… SNSで総再生数26億回超えのバズを生み出し続け、Z世代の4人に1人が視聴しているショートドラマ『毎日はにかむ僕たちは。』の超共感を呼ぶ世界が、1冊の小説に。 やけくそ、みじめ、醜い感情の爆発、ほんとうにいやになるけど、どうしたって自分ごとに感じしてしまう恋の物語。これはきっと、わたしの話……ラストには自然と涙してしまうはずです。 陰キャな女子高生の有本は、図書室ですごす時間だけが生きがい。「自分だけの世界にもぐれる場所」。この時間だけが有本の世界すべて……であったある日、クラスでも目立つ男子・世良が現れた。なぜか毎日現れる彼に戸惑いながらも、二人は図書室だけの関係を築いていく。そして距離が近づくにつれ、世良の本心に気づきはじめる有本だったが。突然、世良が姿を見せなくなった……。その理由を知った有本は、世良に意外な提案をするのだが……。 -
〈弱さ〉から読み解く韓国現代文学
物語の中の〈弱さ〉が、読む人の心に火を灯す どの作品も、〈弱さ〉を正面から描いているから――。著者が数々の作品の翻訳を手掛けるなかで、「なぜ韓国現代文学に魅せられるのか」を自らに問い、深く考えてたどり着いたのが、この答えでした。〈弱さ〉とは、自らの意志とは関係なく選択肢を奪われた状態のこと。その視点で、『82年生まれ、キム・ジヨン』をはじめとする多彩な13の作品を読み解きながら、そのメッセージを探り、魅力を掘り下げます。一つひとつの物語を丁寧にたどっていくと、この暴力的な現代社会を生きるための道が照らし出されるはずです。 2023年1月~3月にNHKラジオ第1「カルチャーラジオ 文学の時間」で放送された同名の講座の待望の書籍化! -
夜半の綺羅星(小学館文庫)
【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 江戸の庶民を描いた心あたたまる時代小説。 辛い生活の合間に、満天の綺羅星を見上げ、幼い達造とおたえは「俺たちの星もあそこにはあるのだろうか」と呟いた。やがて継父と折り合いの悪い達造は身を持ち崩して家を出、今は目明かしの下っ引きとして暮らしていた。江戸の町を跳梁する凶暴な盗賊を追ううちに、その魔手は、仲間の命を奪い、ついには実家にも及んできた。そしておたえは…。前作『しずり雪』に続き、庶民の哀感とひたむきさを描いて感動をよぶ本格的江戸小説。 -
弱虫ハムスターは夏の神様の夢を見る
物心ついた時にはアガリ症で目立たないように生きてきた女子・紬(つむぎ)と、 生まれてこの方緊張したことがなく、とにかく明るく生きてきた男子・瀬那(せな)。 かつて瀬那が野球の試合で見せた物おじしない姿に感動した紬は、自分が勇気を出したいとき、その姿を「神様」として思い出し、 心の中で拝んでは気持ちを奮い立たせる毎日を過ごしていた。高校で同じクラスになった二人だが、ある日大ピンチに陥った紬は「神様」である瀬那に「とんでもないお願い事」をしてしまい……!? 瀬那のペットのハムスターのようないたいけネガティブ系女子と、 お日様のように明るいポジティブ系男子が出会うとき、 彼らは自分たちも知らなかった「もう一人の自分」の姿を見ることになる――。 京都を舞台に繰り広げられる、ネガ×ポジ炸裂のヒューマンラブコメディ! -
弱虫ハムスターは夏の神様の夢を見る
【電子版巻末には前田ミック先生によるカバー用イラストをそのまま収録!】 物心ついた時にはアガリ症で目立たないように生きてきた女子・紬(つむぎ)と、 生まれてこの方緊張したことがなく、とにかく明るく生きてきた男子・瀬那(せな)。 かつて瀬那が野球の試合で見せた物おじしない姿に感動した紬は、自分が勇気を出したいとき、その姿を「神様」として思い出し、 心の中で拝んでは気持ちを奮い立たせる毎日を過ごしていた。高校で同じクラスになった二人だが、ある日大ピンチに陥った紬は「神様」である瀬那に「とんでもないお願い事」をしてしまい……!? 瀬那のペットのハムスターのようないたいけネガティブ系女子と、 お日様のように明るいポジティブ系男子が出会うとき、 彼らは自分たちも知らなかった「もう一人の自分」の姿を見ることになる――。 京都を舞台に繰り広げられる、ネガ×ポジ炸裂のヒューマンラブコメディ! -
ヨンケイ!!
たった40数秒に秘められた、最高に熱い青春ドラマ! 慢性的な人数不足に悩む離島・大島の渚台高校陸上部に、奇跡的に男子4人のスプリンターが揃った。インターハイ予選を目前に控え、4×100mリレー(四継)に挑むことになるが、メンバーの人間関係はサイアク……。それぞれが悩みを抱えるバラバラのチームで、リレーのバトンは繋がるのか――? 青春小説の旗手がおくる、感動の傑作スポーツ小説! -
四号警備
警察官を志している久遠航太(くどおこうた)は採用試験に落ち続け、民間警備会社でガードマンとして働いた。ある日、火災現場で老人を助け出そうとして身動きが取れなくなったところを超絶美青年・獅子原烈に救助される。数日後、彼に突然格闘を挑まれるという不可思議な再会を果たした直後、航太は勤め先から転籍を命じられ、美形揃いの身辺警護会社「United4」で働くことに。そこで待っていたのはあの獅子原だった!? 航太は獅子原と師弟関係を結び、新たに就いた業務は要人などを命を懸けて護る「第四号警備」――その波乱に満ちた日々が始まった! -
【4冊 合本版】高浜虚子 俳論集
『俳句の作りよう』ホトトギス、ひいては今日の俳句界発展の礎となった、俳句実作入門の名著。 『俳句とはどんなものか』俳句にまつわる基本的な問題を、初心者に向けて丁寧に詳述した理論書。 『俳句はかく解しかく味わう』芭蕉・子規ほか46人200句あまりを鑑賞し、言葉に即して虚心に読み解く。 『進むべき俳句の道』計32名のホトトギス俳人たちの雑詠評を通し、ユニークな人物評と俳論を堪能できる名随筆。 ※本電子書籍は『俳句の作りよう』『俳句とはどんなものか』『俳句はかく解しかく味わう』『進むべき俳句の道』を1冊にまとめた合本版です。 -
4シリンダー追想
5枚のスナップ・ショットは、ポーカーのカードのように これは『恋愛小説』(角川文庫)に収められた一篇であり、 同じ本に収録された別の短篇「と、彼は思った」と似た構造を持っている。 不意に発見されたスナップ写真を見ながら、夫婦が思い出を語るという構造だ。 そしてこの短篇では男性より女性が多数だ。 そしてオートバイに乗っていたこと(今は乗らなくなっている)、 オートバイに乗ることを教えたこと、が重要なポイントになっている。 そしてよく読むと、2つの短篇には、赤い花、という共通項もある。 読み比べてみるのも一興。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/ -
45
大人気YouTuber・カジサックさん推薦! 裏切り、逆転、愛 漫画のような人生とはこの事。 即映画化希望。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 更生施設にいた男が、出所後も番号「45」で呼ばれる。 己の名前を取り戻すには、更生しなければならない。 「更生」とは何か――名前を失った男が名前を取り戻すために、もがき苦しむ物語。 お笑い芸人・福田健悟が綴る、善と悪の定義が問われる自伝的ファンタジー小説。現実と空想を行き来する物語がいよいよ幕を開ける! 高校時代に不良の道へ進み、地元の岐阜県で最大の規模を持つ不良チームのリーダーとなった福田健悟。 18歳の頃には留置所に2週間、鑑別所に2週間の計4週間を更生施設で過ごした。そんな経験をしたのち、彼が選んだ道は、お笑い芸人。 人は変われる――。 世間から忌み嫌われていた不良が、世間から愛される人間に更生した。 人生における全ての「負」から立ち直った経験を生かして、他人のありとあらゆる「負」も更生していく。 イラストは『カバチタレ!』などで知られる人気漫画家・東風孝広先生の描き下ろし! 【プロフィール】 著者:福田健悟(ふくだ・けんご) 1986年10月24日生まれ。岐阜県出身。NSC東京22期生。 平穏な家庭に育つも、高校生になり不良の道へ。 地元、岐阜県で最大の規模を持つ不良チームのリーダーとなる。 他チームとの抗争が原因で留置所に2週間、鑑別所に2週間の計4週間を更生施設で過ごす。 出所後、お笑い芸人を目指して上京。 コンビニでアルバイトをしながらも、舞台と日常を分けずに常に芸人としての自分を貫く。 つまらない時間を面白い時間に「更生」するため、お笑い芸人として活動中。 イラスト:東風孝広(こち たかひろ) 1972年生まれ。広島県呉市出身。 高校卒業後、地元で就職するも漫画家への夢を諦めきれず、24歳のときに大阪へ出て『ナニワ金融道』青木雄二に弟子入り。 アシスタントを半年経験したのち『ちばてつや賞』入賞を経て、講談社『モーニング』にて『カバチタレ!』でデビュー。 シリーズは『特上カバチ!!』~『カバチ!!!』へとタイトルを変えて22年間連載、単行本はシリーズ合わせて全93巻で完結。 他、『極悪がんぼ』シリーズなどがある。 -
四十過ぎたら出世が仕事
誰が言ったか「四十にして惑わず」、 大いに悩める会社員たちの人生賛歌 四十歳で課長に昇進した阿南智弘は、着任早々に前代未聞のトラブルを抱える。 阿南の同期で三年前から課長を務める石渡泰之は、無能な上司に怒りが収まらない。 中途入社組で阿南と同い年、新任課長の和田果穂には、誰にも言えない秘密があった。 同期では唯一総務畑に進み、社長秘書となった吉本検司は、近頃なぜか社長から冷遇される。 平松透は、創業社長の息子であることを一切笠に着ず頑張るものの、失敗続きで……。 同じ節目を迎えた仲間と悩み、ぶつかりながら、阿南たちは奮闘する。 -
47都道府県の底力がわかる事典
「地方消滅」の危機が叫ばれて久しいが、政府が打ち出す「地方創生」の施策は成功しているとは言えない。 一方で、もともと持っている力を活かして成果を上げている地域もある。そこに暮らす人々の知恵と工夫と努力と挑戦が 地域を再生させているのだ。日本の地方には底力がある! 47都道府県「地域再生の物語」を網羅! 秋田県 秋田市――商店街スゴロクで街を知る、人を知る 山形県 寒河江市・山辺町――世界が欲しがる山形ニット 埼玉県 熊谷市など――猛暑が生んだ奇跡の米 福井県 大野市――水道を引かないまちの誇り 岐阜県 長良川鉄道――捨てられた路線を黒字列車が走る 大阪府 堺市など――ニュータウンにレモンを植えよう 兵庫県 豊岡市――在宅看取り率ナンバーワンの秘密 福岡県 北九州市――死の海から「環境」のまちへ 宮崎県 西米良村――年間二万人が来る限界集落 ほか -
四十七人目の男
間もなく60歳を迎えるボブ・リー・スワガーはアイダホ州クレイジーホースからかなり離れた未開地で開墾に精を出していた。そこへ矢野と名乗る日本人が訪ねてくる。矢野の父は硫黄島で玉砕していた。その父が携えていた軍刀をボブに捜して欲しいというのだ。さらに、あの戦闘でボブの父と矢野の父は直接対決していた可能性があるとも付け加えた。矢野の言動に好感を抱いたボブは彼の意を汲み、軍刀捜しの協力を快諾した。暫らく後、ボブはそれと思われる軍刀を手に入れ、日本へ向け旅立った。 -
42.195
「東京グローバル・マラソンで2時間12分を切れ。さもないと息子を殺す。会社の人間には絶対にもらすな」……無名のマラソン選手・田村健一の長男が誘拐され、奇妙な脅迫状が届いた。金銭の要求はいっさいない。警視庁捜査一課特殊犯罪捜査一係の喜多川警部は推理を重ねるのだが決め手が見つからない。犯人の目的はいったい何なのか? 子供の命は? 無情にもレースは進む。焦る捜査陣をあざ笑うかのように、奇妙な誘拐事件はますます不可解な様相を見せはじめる……。長篇本格推理。 ●倉阪鬼一郎(くらさか・きいちろう) 1960年、三重県伊賀市生まれ。早稲田大学第一文学部文芸専修卒。同大学院文学研究科日本文学専攻博士課程前期中退。在学中に幻想文学会に参加、1987年に短篇集『地底の鰐、天上の蛇』でデビュー。印刷会社、校閲プロダクション勤務を経て、1998年より専業作家。第3回世界バカミス☆アワード(2010年)、第4回攝津幸彦記念賞優秀賞(2018年)。ホラー、ミステリー、幻想小説、近年は時代小説を多数発表、オリジナル著書数は170冊を超える。 -
44 小田イ輔怪異聞集
超常の怪談で世界が壊れる 怪異との遭遇がすべてを変える超体験型怪談集 怪異を貪欲に求め、怪異に愛される小田イ輔が贈る4年ぶりの渾身の一作! ・体験者を諫めるように現れる謎の異形「うねった仏像」 ・彼女と手を繋いだときにだけ見える恐ろしいもの「ディスコミュニケーション」 ・奇妙すぎる悪夢を見て目を覚ますと…「怒りの遠投」 ・歯車が回るような巨大な怪音が鳴り響く…「機械音のポイント」 ・関係者が次々に事故に遭う! 曰くつきの物件で著者が遭遇した恐怖とは…「ある怪談現場の一側面」 ・かつて路上でとある怪異を目撃した男性、やがて降りかかる戦慄と絶望の末路「1」「44」など。 読んでしまったら足元が揺らぐ――アナタの見ているその人はこの世のモノですか? -
四条河原町ヘテロフォニー1 〝純情編〟
現代の新しい音楽を世に発信させるべく、活動の地を求めて京都にやって来たヴァイオリニストの屋島稜水(やしまりょうすい)。演奏家としてオリジナル性を求めて、伝統音楽と現代音楽のあり方の模索を始める。そこで、演奏団体の設立と企画を進めようと、大学時代の異性の友人、田上由梨の協力を取りつけながら、メンバーを勧誘していく。 種々の機会を経て出会った邦楽奏者、声楽家、作曲家で構成されたユートピアの世界に舞い込むさまざまな現実との遭遇。気の合わないメンバーとの人間関係や自己の気の弱さからくるメンタルに悩みつつも、稜水は結束を呼びかけていく。 迫り来る数々の課題、トラブル、そして音楽関係者による金銭詐取に遭遇しつつも、1年後に市内のホールでの開催に漕ぎつけるが...... 記念すべき初の演奏会のゆくえは果たしてどうなるのか? そしていっしょに活動していた由梨から、ふと漏れたひと言。精神疾患に悩みながらも、現代音楽を追求する夢を抱く若き青年の人生のプロローグを描いた青春小説。 -
読んでから死ね!名著名作
本書は古今東西の名著・名作をどう読むかといった方法論とぜひ読んでおきたい必読書ガイドが1冊にまとまったものです。 速読のしかたや音読・素読の効用、『大菩薩峠』のような大長編を読破するコツなど、「積ん読」本を「読了」本にする方法を手取り足取りご案内します。 あわせて著者の読書日記や必読書ベスト100冊の選定など、これを読んだら本を読みたくてたまらなくなること必定! 「百聞は“一読”に如かず」です。 本タイトルは、レイアウト固定型の商品です。 ・フリースクロール(リフロー)型でないので、文字サイズの変更、フォントの変更ができません ・マーカーは付けられません ・テキスト検索はできません ・推奨端末はPCかタブレットです(スマートフォンは推奨いたしません) 以上ご確認のうえご購入ください。 -
読んで旅する海外文学 24の国と地域の旅行記×77冊の読書ノート
大学生協職員による海外文学ブックガイド 海外旅行好きであり大学生協職員として多数の本に触れてきた著者の、10年以上にわたる旅行記と訪れた国にまつわる本を紹介するブックガイド。文芸、エッセイ、レシピ本など、70タイトル以上を掲載。金原瑞人との対談も収録。 ※本書は、大月書店刊『読んで旅する海外文学――24の国と地域の旅行記×77冊の読書ノート』の電子書籍版です。 【目次】 1章 世界一周読書旅行 ―読書旅行の計画を立ててみよう 2章 旅行記と本の紹介 韓国、台湾、中国、タイ、カンボジア、ベトナム、マレーシア、シンガポール、インドネシア、インド、アラブ首長国連邦、エジプト、トルコ、ロシア、イタリア、スペイン、ドイツ、オーストリア、チェコ、フランス、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、ニューカレドニア 3章 対談(重松理恵×金原瑞人) 海外文学を読む楽しみと、翻訳ウラ(?)事情 付録 ①その他の国の本のレビュー ②2章紹介したすべての本のブックリスト 【著者】 重松理恵 大学生協職員。東京大学・名古屋大学生協書籍部を経て現在は大学生協全体の書籍仕入に関わる業務を担当。 趣味は読書と海外旅行。
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