ライオンの冬

ライオンの冬

704円 (税込)

3pt

伊沢吾郎、82歳。旧日本陸軍狙撃手。現在は軍人恩給で暮らしながら、狩猟解禁期間には猟をし、静かに暮らしていたが、ある少年の失踪事件をきっかけに再び立ち上がることを決心する……。

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ライオンの冬 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2012年09月27日

    旧日本軍の老人と現在のフィリピン諜報組織が大戦中の問題を解決するために日本の山間部でゲリラ戦を行うといった、およそ現実にはあり得ないストーリーながら、そんなことは関係なく素晴らしい作品です。
    枯れた心境で生に固執することなく行動する老兵たちの格好よさは、現代の日本に僅かながら残っている職人魂のような...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2012年02月08日

    大好きなので評価甘いですよ悪いか! 開き直ります(^_^) でも小説としての完成度は償いの椅子を超えていると思う。主人公じいちゃんと孫、舞台は雪しかないような寒村、なのに猛烈にドラマティック! 正直、ある程度読み進んだところで展開は読めます。でもいいの、このお話は想像したとおりに進んでくれるからむし...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2011年04月09日

    じいちゃん達のちょっと荒唐無稽と思わされるすご技を楽しみながら臨場感もあってずんずん読む。孫娘のキャラも魅力的。

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    Posted by ブクログ 2021年08月21日

    かつてのフィリピンの森の中での激戦の物語と日本の殺人事件を巧みに組み合わせた。物語の構想は突飛に思えるが、登場人物のキャラをうまく立てて、複雑だが分かりやすい物語に仕立てた作者の力量はたしかだ。

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    Posted by ブクログ 2015年03月04日

    猫田が痛快。ただ彼の最期があっけない。じいさんが若者やっつける構図はみんなきっと好き。ただ抗争の火種の設定に凝り過ぎてるきらいがある。戦闘シーンの描写がいまいち迫力に欠ける気がした。

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    Posted by ブクログ 2014年12月21日

     お爺さん二人組と結がよかった。話の筋も面白かったけれどときどきわからなくなる。フィリピンでの戦争のこととか浦瀬大尉のことばがでてきて混乱した。

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    Posted by ブクログ 2013年08月05日

    おジイが主役のいぶし銀ボイルド。これもよかった。
    この方は本当に主人公への味付けが抜群にうまい。
    味付け海苔は不味いのに。おもそろかったです。

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    Posted by ブクログ 2011年07月25日

    初めての作家さん。
    そして初めてのハードボイルド?
    第二次世界大戦時、狙撃兵としてフィリピンで戦った伊沢吾郎は
    高校2年生の孫娘の結を引き取り、罠猟師の猫田虎之助と
    東北の山中で山じじぃとして静かに楽しく暮らしていた。
    吾郎はフィリピンに進駐していた頃、腕に流れ弾を受けた。
    それには暗い秘密が隠され...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2011年05月20日

    渋い、いいストーリー。

    残念なのは緊迫する雪山の作戦の計画部分がほとんど隠されていて、
    しかも実際の戦いの部分がほとんど会話で進むため、
    イマイチわかりにくかったのがなんとも残念。

    老兵は死なず。
    でもそのへんを差し引いても十分、本当に心の温まるいい話だった。

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    Posted by ブクログ 2011年04月19日

    真保裕一の「ホワイトアウト」を思わせる雪山での戦闘。じいちゃんと孫娘のキャラクターが魅力的だ。ちょっと構成には難があるが。

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