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誰が言ったか「四十にして惑わず」、
大いに悩める会社員たちの人生賛歌
四十歳で課長に昇進した阿南智弘は、着任早々に前代未聞のトラブルを抱える。
阿南の同期で三年前から課長を務める石渡泰之は、無能な上司に怒りが収まらない。
中途入社組で阿南と同い年、新任課長の和田果穂には、誰にも言えない秘密があった。
同期では唯一総務畑に進み、社長秘書となった吉本検司は、近頃なぜか社長から冷遇される。
平松透は、創業社長の息子であることを一切笠に着ず頑張るものの、失敗続きで……。
同じ節目を迎えた仲間と悩み、ぶつかりながら、阿南たちは奮闘する。
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Posted by ブクログ
中規模の広告代理店を舞台にした群像劇。全6話からなる連作短編集。
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コミカルな第1話はあくまでオードブル。物語は次第に深刻の度合いを増していき、現実の厳しさとほろ苦さを描く、作者のいつもの作風でした。
ただ、新聞社や雑誌社を描いた「お仕事小説」的な面が強かったこれまでの作品とは異なり、業務に関わる苦難への比重は軽めで、抜け駆け出世するために腐心する生臭い人間たちが多く描かれていたりします。
最終話の描き方からすると、作者の理想とする企業人像はわかります。ならば、オードブルの主人公・阿南に今少しスポットを当てて欲しかった気がしました。
何か、画竜点睛を欠いたような感じがする作品でした。
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