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高松の親戚にひきとられたきょうだいの一人が人形浄瑠璃に魅せられる。塩祭の夜にきょうだいたちに何かが起こる(「塩」)。列車の旅をする英語教師(「峠」)や海沿いの巡礼路をゆく巡礼者(「道」)、渦潮に魅せられたトラック運転手(「渦」)や逃げ出した藍と追う藍師(「藍」)。四国を舞台に、現実と異世界が交差する、五感に響く物語世界。
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Posted by ブクログ
何が書いてあるのかよくわからない。でも、とても大切な何かが書かれていることはよくわかる。 字幕なしで知らない外国語の映画を見ている感じる、と言えば伝わるだろうか。 読みはじめてすぐ、あ、これは『みずうみ』で変わった方のいしいしんじだ、と分かる。何が変わったのか、うまく言えないけど何かが変わった。 『...続きを読むみずうみ』を読んだ時には「ついていけない、理解できない」としか思えなかったが、『四とそれ以上の国』では「理解はできない、でもわかる」に変わった。 おそらく、いしいしんじさんの「その場小説」を体験したから。出かけて行ったその場でその場所にちなんだ短編小説を即興で作って朗読する、というものだけど、そこで感じた違和感がパズルのピースのような気がする。
出身ではないけど、四国で我が青春時代を過ごしたこともあり、かの地には人並み以上の思い入れがあります。本作で一番目を引くのはお遍路さんだと思うけど、個人的にそれをやったことはなし。巡礼の中で自分と向き合っているうち、本作で描かれたような、常識を超越した世界観が心に浮かんでくるんでしょうか。上手いこと不...続きを読む思議世界の構築に成功しているとは思うけど、その内容にがっぷり嵌り込む事が出来ずでした。
なかなか頭に入らない物語。 阿波、讃岐、土佐、伊予の四つの国の、過去と現在、伝説や歴史的人物、そして土地の「もの」が絡み合い、混然一体となって物語が動いていく。 冒頭の「塩」という作品で言えば、人形浄瑠璃の義太夫節がウキを乗っ取り、主人公をはじめとする登場人物を引きずり回し、カタストロフに追い込んで...続きを読むいく。 しかし、その混乱の中で、主人公は自分の「筋」(これは節の「筋」であると同時に、人間の生命力か何かの隠喩のように思える)を見出す。 こんな風に、何かの人知を超えた「土地の力」が人物や物語をドライブする小説と理解したけれど・・・。 読んだことないけど、中上健次の小説って、そんな感じなのかな?
四国を舞台にした短編集。これまでのいしいしんじをイメージして読み始めたため、その作風の変化にびっくり。今までの寓話的な、ちょっとふんわりした要素は全く0。なかなか続きに手が出せず、読み終わるのに3ヶ月近くかかってしまった…嫌いじゃないよ、嫌いじゃないけど、このいしいしんじを受け入れるのに少し時間がか...続きを読むかりそうです。
古来から現代までに存在した, 神様だとか精霊をはじめ,人間から動植物にいたるまで ありとあらゆる魂が四国中で静かに息づいていて 物語はいつどこを切り取ることなく流れるように展開されていく. ときどきぞくっとするほど怖くって 途方もなくグロテスクな文章は やっぱりいしいしんじだな,って思わずにはいら...続きを読むれなかった. 一度じっくり四国をまわってみたいな.
一言で感想を述べるなら『むずかしいほうのいしいしんじ』でした。 いしいしんじ大好きなのですが、これはスルメイカ系だなと思いました。サクッと読んで物語を味わうという感じじゃないです。 よく噛まないと、よくわからない。 正直、読むのに時間がかなりかかってしまいました。読み終わって、なんともいえない感情に...続きを読むなった。この独特の世界が、普通とは違って魅力的というか、ついつい手を伸ばしちゃう要因なんだろうなって。 ただ、だいすきなほうのいしいしんじではなかったので星は3。
いしいしんじは高校のとき(5年前?)に奪うように読み漁った記憶があり、それからすこし離れて、そしていま、「みずうみ」「四とそれ以上の国」を立て続けに読み終わり、びびっている。 なんとなく雰囲気だけ味わう感じで読み進めたけれど、いったいどんな小説だったかと思い返しても、私のなかには何もない。
難解・・・感覚的にはわからなくもないんだけど。たぶん、私が凡人過ぎるのだろうな。もう一度じっくり読んでみたい気もするけど・・・独特過ぎるww
ちぎって投げた文章を集めて、カタに嵌めてぎっちぎちに詰めたみたい。 ぎっちぎちに詰まれた文章から、四国の土や水のにおい、人の肌や汗のにおいがしてくるような作品だと思う。
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