村山由佳のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
主人公が見て見ぬふりをしていた自分の感情に気づく描写がとてもリアルでした。
無意識の自分の言動とかで、自分の気持ちに気付いたり、再確認したりすることってありますよね。
子どもを欲しいと思う気持ちはあるけど、夫の子どもを産みたいという気持ちとイコールではない。
深夜に帰宅したとき足音を殺すのは、夫を起こしたくないという気遣いではなくて、起こしてぐちゃぐちゃ言われるのが嫌だから。
我慢を強いられている状態での生活が長く保てたとも思えませんが、仕事の転機と同級生との再会で一気に崩れていく。
何かきっかけがあれば、現状打破というのはできるのかもしれませんね。
そのタイミングを掴むかどうか。
主 -
Posted by ブクログ
村山さんと、もみじの日常。そして、最期の時。
ペットを飼うと、いつか訪れる別れを思ってしまって辛くなるんだけど、それでも大切な大切なかけがえのない家族。愛情深い村山さんの周りに集まる沢山の温かい人々。沢山の人から愛されたもみじの愛くるしさが堪らない。
もみじちゃんの関西弁ツイートがほっこりと穏やかな気持ちになる。最期を迎えるその時の、達観した様なセリフに悲しいながらもクスッと笑ってしまう。村山さんを、そしてその周りの人々をいつでも優しく見守っててくれているような気がする。
とは言え、ペットとのお別れはやっぱり何度経験しても寂しくて慣れない。 -
Posted by ブクログ
昔、YouTubeの企画か何かで、アメリカ人に対して「付き合う前にセックスはする派?しない派?」というインタビューを見た。
そのとき、男性も女性も大半が「する派」で、理由として「身体の相性も大事」的なことを言っていた。
この作品を読んでて過去に見たその動画を思い出した。
性に対してあまりオープンではない日本では、この作品のようなことが起きてしまう可能性は大いにあると思った。
★印象に残ったフレーズ
「恋だの愛だの、世間じゃまるで美しいものみたいに言うけど、あんなもの、きれいでも何でもない。あたしゃ怖くてたまんなかったよ。自分という女はこれほど身勝手だったのか、我が身が可愛けりゃ鬼にもなれる -
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読書備忘録776号。
★★★★。
結婚して13年。
子供はいない。本来最も落ち着きたい場所であるはずの自宅や家庭。どこで間違ったのか、お互いが落ち着かない場所となってしまった・・・。
そんな夫婦が陥るべくしてハマったワナ?、そして行きつくべきゴールに至るまでの男女のものがたり・・・。
この作品はあらすじ的備忘録より感想文の方が相応しいか。笑
主人公の早瀬夫妻。
妻の涼子。43歳。広告代理店で働き、数々の困難なプロジェクトをこなしてきた誰もが認めるバリバリのエリート!この時点でステキ過ぎる!
夫の孝之。40歳。独立して自宅兼店舗の美容室を営むが、自宅は都心から電車で1時間半も掛かる郊外の新 -
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おいコーシリーズ完結。
1巻の『キスまでの距離』との出会いは高校の図書室でした。
それから考えても、長い時間が流れたなとしみじみ思います。
全19巻、最初から読み返したくなります。
いろいろな苦難を乗り越えて恋人になった二人なのに、最後の最後でこんな試練というか、大事件があるとは。
苦しすぎてつらすぎて、胸が痛くなりました。
目を背けたい逃げ出したいことが起こったとき、どう向き合うべきか、周りはどうするのがよいのか。
中沢さんの言葉、マスターの言葉、マリアの言葉。
心に留めておきたい言葉がたくさんありました。
タイトル回収も微笑ましく。
とても素敵な作品に出会えてよかったです。