村山由佳のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
昔、YouTubeの企画か何かで、アメリカ人に対して「付き合う前にセックスはする派?しない派?」というインタビューを見た。
そのとき、男性も女性も大半が「する派」で、理由として「身体の相性も大事」的なことを言っていた。
この作品を読んでて過去に見たその動画を思い出した。
性に対してあまりオープンではない日本では、この作品のようなことが起きてしまう可能性は大いにあると思った。
★印象に残ったフレーズ
「恋だの愛だの、世間じゃまるで美しいものみたいに言うけど、あんなもの、きれいでも何でもない。あたしゃ怖くてたまんなかったよ。自分という女はこれほど身勝手だったのか、我が身が可愛けりゃ鬼にもなれる -
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読書備忘録776号。
★★★★。
結婚して13年。
子供はいない。本来最も落ち着きたい場所であるはずの自宅や家庭。どこで間違ったのか、お互いが落ち着かない場所となってしまった・・・。
そんな夫婦が陥るべくしてハマったワナ?、そして行きつくべきゴールに至るまでの男女のものがたり・・・。
この作品はあらすじ的備忘録より感想文の方が相応しいか。笑
主人公の早瀬夫妻。
妻の涼子。43歳。広告代理店で働き、数々の困難なプロジェクトをこなしてきた誰もが認めるバリバリのエリート!この時点でステキ過ぎる!
夫の孝之。40歳。独立して自宅兼店舗の美容室を営むが、自宅は都心から電車で1時間半も掛かる郊外の新 -
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ネタバレ禁断の恋に悩む兄妹、他人の恋人ばかりを好きになってしまう末妹、自身の居場所に悩む長兄、幼馴染への恋慕、親友に対しての劣情を抱えていた孫、戦争の傷を抱える父、それぞれの視点から語られる彼らのこれまでの人生を通して星々を繋ぐように見えてくるひとつの家族の形、彼らの在り方。
「足を踏んだほうはすぐ忘れるけど、踏まれたほうはそう簡単に忘れられないもの」
家族間で互いに様々な感情を向けていたけど、彼ら、特に子供たちの劣情は作中のこの言葉に尽きるなと思った。
読み進めてそれぞれの見てきた世界を知れば知るほど、登場人物の見方が変わる。表面的な情報、断片的な状況で捉えられるものなんてない。わたし達は自分のこ -
Posted by ブクログ
おいコーシリーズ完結。
1巻の『キスまでの距離』との出会いは高校の図書室でした。
それから考えても、長い時間が流れたなとしみじみ思います。
全19巻、最初から読み返したくなります。
いろいろな苦難を乗り越えて恋人になった二人なのに、最後の最後でこんな試練というか、大事件があるとは。
苦しすぎてつらすぎて、胸が痛くなりました。
目を背けたい逃げ出したいことが起こったとき、どう向き合うべきか、周りはどうするのがよいのか。
中沢さんの言葉、マスターの言葉、マリアの言葉。
心に留めておきたい言葉がたくさんありました。
タイトル回収も微笑ましく。
とても素敵な作品に出会えてよかったです。