村山由佳のレビュー一覧

  • ヘヴンリー・ブルー

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    天使の卵を読んで、天使の梯子を読んで、それから読むべき、このへヴンリーブルー。
    この順番を守らないと、これはただの叙述詩としか捉えられないと思います。
    順番さえ間違えなければ、とても心に染みる素敵な1冊として心に残ること間違いなし。
    少し長めの『あとがきにかえて』がついています。由佳さんの日記の一部だということですが、いや、これがまた面白い!パンツのくだりなんか最高。これで1冊作ってくれたら絶対読む♪けど、ないかな(笑)

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    2024年04月20日
  • 記憶の歳時記

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    今まで村山由佳さんの小説は読んだことがあったけれど、エッセイは初めてでした。ても、小説のあとがきなどで村山由佳さんの言葉は聞いてきてたので初めての感じがしませんでした。
    このエッセイを読みながら思い浮かべていたのは小説「はつこい」でした。あの小説に登場するのが村山由佳さんと"背の君"なんだろうなと思いながら読みました。
    お父さんに対する後悔のところは私も読みながら切なくなり、お母さんの顔色をうかがいながらの子供時代は私の幼少期と同じだなと思いました(私の場合は祖父母でしたが)。
    これより以前のエッセイも読みたくなりました。

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    2024年04月14日
  • ダブル・ファンタジー(上)

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    第一章からフルスロットルだねー
    官能小説のままで終わるんかねー
    と思いきや、後半では夫婦関係の崩壊や浮気相手からの放擲が緻密に描かれる。

    結婚して10年経って伴侶の長所と短所の天秤が狂い始める、性生活の均衡が崩れる、いやはなから均衡を保っていたわけじゃない。要するに我慢していただけで、伴侶が能天気にもその我慢に気づかず気遣えず、限界がきてしまった。いや我慢を自覚する出逢いがあった。

    我慢し過ぎると、解放された後の際限の無さは猟奇的になる。下巻が楽しみなのと、上巻で物語の幕を引いても良かったのではむしろその方が良いのではという二律背反。

    それにしても、相手に依存し始めてしまった時の自信の無

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    2024年04月11日
  • もの書く人のかたわらには、いつも猫がいた NHK ネコメンタリー 猫も、杓子も。

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    NHKの「ネコメンタリー 猫も、杓子も。」見損ねてるからみたいな。
    個人的には、保坂和志さんの猫本読みたくなった。

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    2024年04月09日
  • もの書く人のかたわらには、いつも猫がいた NHK ネコメンタリー 猫も、杓子も。

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    6人の作家さん毎に色が異なる厚手の紙の本。
    写真はもちろんカラー。

    角田光代さん
    「トト」は2冊フォトエッセイを読んだので知ってる。
    「トトが来る前は自分中心で、辛いことがあると全身で向かい合っていたのでしんどかった。」が、
    「トトが来てからは、とりあえずトトにご飯をあげなきゃ、といった気持ちの逃し方ができた。」そうだ。
    角田さんは犬が好きで、「トト」は犬の要素を持っていると言っていたのを思い出した。
    他の猫よりも人懐っこいのかな。

    村山由佳さん
    猫が大好きなんですね。
    「もみじ」に対する想いは尋常ではなく、エッセイを何冊も出しているみたい。
    「もみじ」の生まれる瞬間にも立ち会ってるし、亡

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    2024年03月28日
  • ダブル・ファンタジー(下)

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    野獣系の男から、今度は草食系の男に。ようやく落ち着くのかと思いきや、ジョーカー的な男が現れて、今度はそちらへ。
    草食系の男の嘆きが哀しい。

    結局、主題は、
    自由とは、すなわち孤独である。
    自由とは自己責任。自分でしたことは、自分で責任を取るしかない。
    てことかな。

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    2024年03月23日
  • ダブル・ファンタジー(上)

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    束縛系の夫から、野獣系の男へ。さもありなん。
    ただの浮気というわけではなく、主人公の才能を潰している夫から、野獣系の男がきっかけとなって解放されていくお話。

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    2024年03月23日
  • 星々の舟

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    主人公が変わっていくスタイル。
    毎主人公に感情移入してしまい、まだまだ続きが読みたくなるくらい濃い。
    でも終わり方が絶妙で、それぞれの幸せへの指針を見つけた終わり方。色々考える。
    毎回そこ?っていう語り手になってくけど終盤にはそんな気持ちがひっくり返されていることが面白かった。

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    2024年03月23日
  • 妖し

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    全編シンプルに怖い。どろどろしているわけじゃなくて、上品な怖さだけど、それ故に怖い…!作家さんたちがみんな巧みなんだな…

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    2024年03月19日
  • 星々の舟

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    これは凄い!
    家族ひとりひとりが抱える何かしらの不幸、問題、しがらみ、トラウマ、わだかまりの中に見つけたほんのささやかな幸せ。
    それを村山さんは、なぜこんなにすんなりと読ませる?
    今のところ、村山さんのいちばん。

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    2024年03月17日
  • 星々の舟

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    ネタバレ

    死後5分後くらいに「生きるとは何か?」と聞かれている感じ。壮大な読後感。

    あらすじを読んで、直木賞受賞作が兄妹愛だけで書き切れることある?と思ってたけど、とんでもなかった。言葉に溺れた。

    恋愛を含む、人生。もはや恋愛を死と並ぶほど、大きなものとして捉えられていた。恋愛小説というか、人生本というか、歴史書。

    村山さんは戦争小説ではないと言っていたけれど、どうしてもその印象は強い。自分が生まれるのが少しずれていたら、と考えさせられた。

    この時代でできることできないこと、メリットデメリット、たくさん享受してたくさん味わって死にたいな。

    ・言葉なんかにこだわるより心が大事だろうという者もいる

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    2024年03月10日
  • 永遠。

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    5に近い4。
    村山さんの作品の中では、今まで読んだ中では最高の1冊だと思います。ほんの短い小説だけど、映画のタイアップとして雑誌の付録として書かれたお話だけど、完成度がとても高い。結構どろどろした題材なのに、読後、なぜか心地よい気分になる、不思議な1冊。

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    2024年03月09日
  • 【新装版】海を抱く BAD KIDS

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    生き物としての自分らの運命に、医学という武器でもって対抗してきた。死ななくてもいい命をたくさん救ってきた。そのことを否定するつもりはない。
    しかし、人間だけが特別であるわけがない。人間も老いれば死ぬ。体が弱くても死ぬ。それが、各々の寿命ってもんだ。それが自然の摂理だ。

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    2024年03月03日
  • 記憶の歳時記

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    字が大きいのであっという間に読み終わります。

    村山さんのエッセイを読んでいるファンの方には当たり前なのかもしれませんが、ペットのネコたちの家系図も添えて欲しかった(笑)。

    いとこの方と一緒に暮らすことになったんですね。軽井沢のおうちも素敵でもっと見たくなりました。

    収録されているエッセイの中では、最初の夫のもとを離れて、保証人を頼むのに苦労する話が印象的でした。

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    2024年03月01日
  • 夢のあとさき おいしいコーヒーのいれ方 X

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    シリーズ第十弾。スマホ時代には信じられないような遠距離恋愛。ようやく結ばれた二人。ショーリ、かれん、おめでとう!! さあ次はセカンドシーズンだ。

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    2024年02月27日
  • 約束 村山由佳の絵のない絵本

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    絵本の、文章だけを3編。
    最後の恐竜ティランは、昔絵本で読みましたが、泣けましたねぇ。今でも最後のページの絵を思い出せます。
    よく考えたら(よく考えなくても)、これ、村上由佳さんが書いてるんだよ。あの、村上由佳さんだよ。こっちの路線も素晴らしいです。

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    2024年02月25日
  • 夜明けまで1マイル somebody loves you

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    酸っぱさメインの甘酸っぱさってところか。
    崖とうさぎがこのあとどうなるか分からないけど、どうにもならないような気もしないでもなく。いろんなことが未解決で靄に包まれたまま終わっていく。青少年の恋愛小説の鑑のような(笑)
    シチュエーション的に、映画『ロイヤルホテル』を思い出しました。

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    2024年02月17日
  • 猫はわかっている

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    読み終わり。まさかのホラー要素が出てきたのは少しびっくりしたけれどとても良かった、特に最後の話が好き。

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    2024年02月13日
  • 青のフェルマータ

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    イルカ、出てきます。しかもなかなかに重要な役割です。
    どんなに落ち着いた立派な人間でも、心の中に必ず弱い部分を持っていて、そうした個の人間同士が支え合い、思いやることで、それを補完しあうと。意外と身近なところにもたくさんあることだと思います。

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    2024年02月04日
  • 「自由」の危機 ――息苦しさの正体

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    今、私が自由だと思っているものは本当に自由なのだろうかと考えた。秩序はたしかに大事だけれど秩序以上に大事なものを蔑ろにしていないか。
    国は私を守ってくれるが同時に傷付けも見捨てもする。安易にぬるま湯に浸かっていることの危険性。
    これから先の時間を生きる人が傷付き見捨てられないように今を大事にしようと改めて感じた。

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    2024年01月29日