村山由佳のレビュー一覧

  • 【新装版】海を抱く BAD KIDS

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    村山由香さんは官能的に過ぎることもあるけど、まっすぐで優しい文章を書く人でもあると思っています。だから心にすんなりと入ってきてしまうんでしょう。

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    2023年01月18日
  • 遥かなる水の音

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    私もよく、オタクゴトで死ぬほど嬉しいことがあると私の遺灰はどこどこに撒いてくれという表現をしてきたのですが、死後の自分の魂が宿る場所(自分の気持ちが一番強く残る場所)がどこかと聞かれたら、私はやっぱり国立競技場だろうなと思った。
    さて、各登場人物の心の声を追っていく中で(周の声は物語的にやや蛇足に感じたけど)、一番に感じたメッセージとしては、「言わないことの美徳」が根強いこの国ですが、特に「好き」と思う気持ちについてはそれってやっぱり違うよねと。推しは推せるときに推せも同じだけど、好きな人に好きと伝えられる環境に甘えてはいけなくて、自分にとっても相手にとっても有限なこの時間にきちんと伝えること

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    2023年01月14日
  • 【新装版】BAD KIDS

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    今回の主人公の一人である高校三年生の隆之は、幼馴染である宏樹に魅入られ続け、気持ちを告白できない心の内の悩み・葛藤が綴られる。
    もう一人の主人公となる女性の都は、隆之が通う高校の同級生で、二人の男女を超えた不思議な関係は、物語の大きな核となって話は進む。
    他に数人の男女の重い関係も複雑に絡み合い、個々の迷える心理描写が見事に描かれている。
    同性同士でも好きになる事は自然な現象だと私は思う。
    人は異性同性に関係なく、お互いに大きな影響を分け与え合うことがあり得ると云うことだ。
    気持ちの繋がりだけではなく、肉体をも含めてもっと強い絆を求めたとしても、世間が言う処の異常行動だと私は思えない。
    さすが

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    2023年01月14日
  • ダブル・ファンタジー(下)

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    今まで好きだった相手に、1つのきっかけで冷めてしまうこともあり、この作品ではその過程がわかりやすく書かれていた。

    同じ言葉でも、その時の相手に対する好感度により感じ方は違ってくるのだということも物語で感じさせられた。

    ★印象的なフレーズ
    「ああ、まずい。たいていのわがままなら飲み下してもみせるけれど、こと寂しさに関してだけは、自分は本当に、ほんとうに駄目なのだ、、、、、、。」

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    2023年01月03日
  • 花酔ひ

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    二組の夫婦が別の相手に惹かれ合う。同じ性癖を持ち求め合う誠司と千桜。お互い心惹かれあい、身体も離れ難く求め合うようになる正隆と麻子。誠司と千桜にはあまり共感できなかったけど、正隆と麻子には一時でもそういう経験が出来たことが羨ましくもあり、反対に知ってしまったが故にこれからは封印して生きて行かなければならないのは辛く苦しく、知らなかった方が幸せだったのかも。もし万が一、自分にこんな出会いがあったら、どうするだろう…と読みながら、複雑に心が揺れる思いがした。まっ、そんな事とは全く無縁の毎日なんだけれども。

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    2023年01月03日
  • ダブル・ファンタジー(上)

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    ぼんやりと感じていた多くのことがこの作品では文章で表現されていて、共感と尊敬の嵐だった。

    下巻も楽しみだ。

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    2022年12月29日
  • 緑の午後 おいしいコーヒーのいれ方 V

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    あいかわらず、物語に入り込めるのでスイスイ読める。今回は緑の午後というタイトルが浮き出てくるような感覚だった。特別なものは何もない、ほっこりした幸せ。文字だけで同じ感情を得られる不思議な感覚。小説の大好きなところ。あとがきの戦争に関する意見も興味を持った。村山由佳さんの意見に激しく同意する。

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    2022年12月22日
  • てのひらの未来 おいしいコーヒーのいれ方 Second Season:アナザーストーリー

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    おいしいコーヒーの入れ方①〜⑩
    second season ①〜⑨
    そしてこのアナザーストーリー
    シリーズ全20巻目。

    高校3年生の夏休み。和泉勝利は家庭の都合で、いとこの・花村かれん・丈姉弟と共同生活を送ることになった。
    ある日勝利は、5歳年上のかれんが、花村家の養女で、勝利がバイトをしている喫茶店「風見鶏」のマスターの妹だと知る。
    いつのまにか、二人は惹かれあい、恋人同士となっる。

    「風見鶏」のマスターと百合子夫婦の間に、新しい命が宿った。
    ところが、勝利の不注意から、流産させてしまった勝利は、逃げるようにオーストラリアへ旅立つ。

    周りの人たちに、暖かく見守られながら、傷付いた心が、

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    2022年12月14日
  • 雪の降る音 おいしいコーヒーのいれ方 IV

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    恋愛にはよくある展開だけど、分かっていても引き込まれてしまう。村山由佳さんの表現力のすごさに感銘する。面白くてすいすい読めるのに、後半に入ってからの物語の展開に1ページずつ重みを増すような感覚に陥る。そういうところもすごくおもしろい。このシリーズを読んだら別の作品もぜひ読んでみたい。

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    2022年12月12日
  • 夜明けまで1マイル somebody loves you

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    ネタバレ

    結末は正直分かってた。
    でも、やっぱ刺さった。

    同年代の恋愛のお話。はたから見たら、間違ってるって思われても仕方ない恋愛をしてても、結局理屈じゃないんだろうなと思った。
    当の本人しか分からない。

    涯にとってのうさぎ、うさぎにとっての涯見たいな、恋人でもなんでもない、でもよく分からない関係性は憧れると同時に、手に入るのは難しいんだろうなと、、、ただ、自分の弱いところ見せれる人っていうのは本当に貴重であって、いい意味で共依存が出来たらいいのにね。

    「いくら羨ましがったって、自分に無いものはどうしようもない。こっちもあいてにないものをもつようにすればいい。そう考えるしかない。」

    確かに。

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    2022年12月11日
  • キスまでの距離 おいしいコーヒーのいれ方 I

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    なんとなく文庫本を読みたくて、著者の名前で手に取っていた。最初連載とは知らずに最終話を読んでいたが、物語にのめり込んでしまい、最終話はお楽しみに取っておきたいので、改めて第一巻を読んだ。登場人物の人柄がすごく好きで、なかなか進まない恋模様もすごくおもしろい。A,B,Cを使った恋愛の表現は懐かしさもあり、今の子たちは分からないだろうな、と時代の流れも感じた。良い意味で昔に引き戻してくれる小説。だから本はおもしろい。

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    2022年12月07日
  • 【新装版】BAD KIDS

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    スピンアウト(?)作を先に読んだみたいで、「えっ?」という感じでした。
    どちらを先に読むかで印象がガラッと変わってくると思います。
    ただ、最後はなんだか書きっぱなしで・・・
    その後、どうしてくれるんでしょうか・・・

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    2022年11月29日
  • 【新装版】海を抱く BAD KIDS

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    人は出会う時に出会うべき人に出会う
    よく聞く言葉だけど綺麗事のように感じてた。
    でも今回その言葉に救われた気がする。

    傷つける言葉にすぐ理解が追いつかない場面があり、それほどに本来の会話は考えながら進むものなんだな、自分が如何に楽をしているか、周りに助けられているのかと考えた。

    正しい関係とか正しい在り方とかいう中には答えがないものもあるということを忘れると取り返しのつかないことになりうるということに気づくことができてよかった

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    2023年08月23日
  • ありふれた愛じゃない

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    自分に正直に生きること、自分に合う人生を歩むことの素晴らしさを改めて感じました。仕事が難しければ、自給自足する道もある。どこからでもやり直せると思いました。

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    2022年11月23日
  • 「自由」の危機 ――息苦しさの正体

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    ネタバレ

    今から3年前2019年、当時の首相による日本学術会議の会員任命拒否問題は、政府による自由・学術・教育に対する介入であると大変な危機感をつのらせることになった出来事でしたが、自分の周りでこの件について同じようなことを考えていたり意見を交換したりということがあったのは、小学校教員である友人ただ一人との間でした。
    そこにあるものの不穏さを感じ取った人が自分の周りにはあまりにも少なかった、と思います。
    それから現在までを振り返ってみるとたった3年の間に自由というものがとても堅苦しく緊張の伴うものになってしまっており今なお進行形であると感じます。

    気づいたら周りから固められてて自分は奇特な意見を述べる

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    2022年11月14日
  • 天使の梯子

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    中学か高校時代ぶりの再読。
    「天使の卵」続編。

    一言でいうと「赦し」の物語かなぁ。
    消せない後悔は自分だけで抱えて消化していくしかないという、誰しもが胸に思い当たるテーマを言葉にしてくれている。
    夏姫の気持ちも、慎一や歩太の気持ちも良く共感できる。
    今後の彼らの未来に幸多いことを期待したい!

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    2022年11月04日
  • もの書く人のかたわらには、いつも猫がいた NHK ネコメンタリー 猫も、杓子も。

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    猫好きさん、集まれ〜 って本!

    猫との付き合い方はそれぞれ違っていても
    溢れるほどの愛は皆んな同じ。

    猫って、
    そこにいるだけでいいんだよ。
    くっつき過ぎず、離れ過ぎずの距離もたまらない。

    そう思っている自分は
    柚月裕子氏に一番共感する。
    と、言うことは、、
    自分は「二割の人」かな…
    もっと、彼女の本を読んでみたいと思う。

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    2022年10月17日
  • はつ恋

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    大人の恋。
    ハナの2回の離婚を経て再会した幼馴染み・トキヲとの恋に久しぶりにキュンとしました。
    そしてハナの住む南房総の四季の自然描写、情景描写が本当に素敵。

    どこか幼さの残るハナちゃん、自然に他人を気づかえるトキヲ、ハナの愛猫ユズ、ご近所の亀吉さん。
    みんなの紡ぎだす日常にホッとする。
    章ごとに季節感を感じられたのも良かった。
    穏やかで幸せな気持ちに満たされました。
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    2022年09月28日
  • もの書く人のかたわらには、いつも猫がいた NHK ネコメンタリー 猫も、杓子も。

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    もの書く人のかたわらには、いつも猫がいたを読みました。

    NHKのネコメンタリーという番組のスピンアウト本で、6人の作家と飼っている愛猫たちについてのインタビューと猫を題材とした短編が収録されています。
    また、それぞれの飼い猫の写真が満載でした。

    私も家で猫を飼っているので共感する部分もあり面白く読みました。

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    2022年09月12日
  • 楽園のしっぽ

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    著者の鴨川暮らしエッセイ。何もない土地から、馬小屋や畑・家などを作ったり、すごく逞しい。お米や野菜やその肥料も全部自分達で作って生活していて、執筆業の傍らこんな大変なことをされていたんだなー!と驚いた。動物と自然への愛と尊敬が伝わってきた。

    ▼印象的な言葉
    ・一般的な意味においては何の役にも立たない存在であったとしても、こちらに「私がいなきゃ駄目なんだ」と感じさせてくれる彼らは、それだけで立派に役割を果たしていると言えるんじゃないだろうか。自分は誰かに必要とされている、という実感は、世間に氾濫するぬるい癒しなんかよりも、よほど深く人を慰めてくれるから。

    ・人生を愉しむ時間というのは、忙しい

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    2022年09月06日