村山由佳のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
第一章からフルスロットルだねー
官能小説のままで終わるんかねー
と思いきや、後半では夫婦関係の崩壊や浮気相手からの放擲が緻密に描かれる。
結婚して10年経って伴侶の長所と短所の天秤が狂い始める、性生活の均衡が崩れる、いやはなから均衡を保っていたわけじゃない。要するに我慢していただけで、伴侶が能天気にもその我慢に気づかず気遣えず、限界がきてしまった。いや我慢を自覚する出逢いがあった。
我慢し過ぎると、解放された後の際限の無さは猟奇的になる。下巻が楽しみなのと、上巻で物語の幕を引いても良かったのではむしろその方が良いのではという二律背反。
それにしても、相手に依存し始めてしまった時の自信の無さからの「幼児退行」は刺さり過ぎますって。反省の反芻で「心臓が、背中に体当たりを繰り返していた。」
作品内の表現が自分に過去の反省を促している。 -
Posted by ブクログ
6人の作家さん毎に色が異なる厚手の紙の本。
写真はもちろんカラー。
角田光代さん
「トト」は2冊フォトエッセイを読んだので知ってる。
「トトが来る前は自分中心で、辛いことがあると全身で向かい合っていたのでしんどかった。」が、
「トトが来てからは、とりあえずトトにご飯をあげなきゃ、といった気持ちの逃し方ができた。」そうだ。
角田さんは犬が好きで、「トト」は犬の要素を持っていると言っていたのを思い出した。
他の猫よりも人懐っこいのかな。
村山由佳さん
猫が大好きなんですね。
「もみじ」に対する想いは尋常ではなく、エッセイを何冊も出しているみたい。
「もみじ」の生まれる瞬間にも立ち会ってるし、亡くなる時まで17年も一緒にいたら、そりゃ愛情だらけになりますね。
「犬は子供で猫は対等な大人。」と言ってたが、子供は従順で大人は自分勝手ということか?
逆に犬は大人で猫は子供とも言えそうだな。
柚月裕子さん
「呼んでも来ないし、抱きしめても、するりと腕から抜け出す。」
「でも気がつくとそばにいて、いつも同じ瞳でみつめてくれる。」
猫との接し方は、養老孟司さんと似てるかな。
養老孟司さん
子供の時からずっと家に猫がいるようだ。
あまりかまわないで好きなようにさせている。
寄って来るのは餌が欲しくなった時。
人に手間をかけさせるのがペットの仕事。
猫は生きることのモノサシ。必要な物を手に入れたら、あとは寝ている。
毎日お互いに生きてますな、と顔を合わせてお終い。それでいい。
皆さん、猫に見られている感があって、自分以外で自分のことをよく知っている存在と捉えている。
猫はいつでも自分のことを気にしてくれているありがたい存在なんですね。