村山由佳のレビュー一覧

  • PRIZEープライズー

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    こんなにも剥き出しな作家の裏側なんて書いていいものなのか。
    しかも文藝春秋で。
    直木賞を獲るために血眼になるベテラン作家や自己主張の激しい勘違い新人作家や作家に振り回されてる担当編集者たち。
    直木賞の仕組みだったり出版社や小説家の裏側が覗けてしまうし、それぞれの視点でそれぞれの苦悩がダダ漏れなので気持ちも分からんでもないがとモヤモヤして読んでて楽しい、、!笑

    校閲の場面なんて、プライズ自体の校閲にプレッシャーかかりそう、、(担当さんお疲れ様でした、、)
    締め方についての技の話に著者自身にもプレッシャーではと思ったけど、章ごとの締めも余韻を残しつつ伏線も回収しつつ最後直木賞取れるのかどうかって

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    2026年02月16日
  • PRIZEープライズー

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    自分自身がこうありたい、という理想が高く、それ故にプライドも高い小説家、天羽カインが主人公。
    その理想の高さ故に、周りにも自分の理想通りの行動を求めてしまう。

    読んでいて、こういう人とは仕事したくないな…と思いつつも、自分も周りにイライラしてる時は、理想を押し付けてるかもしれない…と反省するきっかけになった。

    小説家と編集者の関係が見事に書かれていて読み応えがあり、ラストは天羽カインの不器用ながら、仕事への真摯さが感じられた。

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    2026年02月15日
  • しっぽのカルテ

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    信州の美しい木立のなかに佇む「エルザ動物クリニック」。
    獣医師としては凄腕だけれど、ぶっきらぼうで抜けている院長の北川梓、頼れるベテラン看護士の柳沢雅美と萩原絵里香、新人で受付と事務を担う真田深雪。4人のスタッフが力を合わせ、日々運び込まれるペットや野生動物の治療を施し、さらに飼い主の心に寄り添う連作短編集。

    貪欲なまでに直木賞が欲しい女流作家を描いた『PRIZE』とは打って変わって、心が温かくなる作品だった。

    ガサツだけど、動物に向き合う姿は真剣そのものの院長が、愛猫家の村山さん自身の姿に重なって感じたのは、私だけでないと思う。

    改めて、純真無垢な動物といると、いかに人間が愚かな生き物

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    2026年02月15日
  • PRIZEープライズー

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    ネタバレ

    なんでこんなに面白い作品を読まずに1年も放っておいたのか…自分が愚かすぎて笑えない。

    まず単純に、一冊の本が出来上がるまでの過程が興味深すぎて、これからの読書がもっと楽しくなりそう。

    以下、ガチネタバレなので要注意。






    緒沢千紘が、いち編集者の立場を逸脱し、元々大ファンだった天羽カインと個人的な距離を縮めていくにつれ、だんだん目線が変わっていく様が面白い。始めは仕事熱心なマジメキャラだったのに、どんどん恐ろしく変貌し、物語の核はこの人にある事がわかると作品の雰囲気がガラッと変わって見えてきた。

    個人的には石田三成がいちばん好き。どんなに天羽カインから暴言を吐かれても、編集者の立

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    2026年02月15日
  • PRIZEープライズー

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    直木賞のこと詳しくなくても直木賞がどんな賞でどんな風に選考されていくのかということも知れるし、その中で直木賞を目指す天羽カインの熱量に圧巻されます。
    ただ、それだけでなく熱量はすごいのに、きちんと自分の納得しないことは声を上げるところとかは私なら隠し通しちゃうと思うなと思いました。
    それだけ取りたい賞なのだから多少のことは目をつぶってしまいそうですが、そういうことも認めないところは頑固すぎるところもあり強さでもあると思いました。

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    2026年02月15日
  • PRIZEープライズー

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    これってどう風呂敷を閉じるのか後半気になるが、その期待に反せず、終わり方が秀逸。
    作中作を登場させて、実際に編集作業を体験させるところも新しくて面白い。よく考えてるーってなります。小説を書くことの厳しさにも気が付かせてくれる作品。

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    2026年02月15日
  • PRIZEープライズー

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    ネタバレ

    2026年本屋大賞ノミネート!

    ダ・ヴィンチ BOOK OF THE YEAR 2025 小説部門 第1位!

    「どうしても、直木賞が欲しい」

    賞(prize)という栄誉を獰猛に追い求める作家・天羽カインの破壊的な情熱が迸る衝撃作!



    天羽カインは憤怒の炎に燃えていた。本を出せばベストセラー、映像化作品多数、本屋大賞にも輝いた。それなのに、直木賞が獲れない。文壇から正当に評価されない。私の、何が駄目なの?

    ……何としてでも認めさせてやる。全身全霊を注ぎ込んで、絶対に。

    ~~~~~~~~~~

    ライトノベル出身の超売れっ子作家天羽カイン。出せば大ヒットなんだけど、直木賞はノミネートさ

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    2026年02月14日
  • しっぽのカルテ

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    「二人キリ」を書いた作家さんとは思えない程(?)の優しい作品。動物への優しさは勿論、生きとし生けるもの全てへの命の尊重を深く描いてる。
    信州山奥の動物クリニックに勤める深雪が、目にする患者と家族(ペット)の関わりを通して過去を乗り越える様な作品。途中涙のシーンがあるので読む場所を見極めて。

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    2026年02月14日
  • PRIZEープライズー

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    ネタバレ

    いやあ良かったああああ。みんなが完成度完成度言うてる理由がわかりました。
    僕の拙い語彙力じゃ説明できひんかもしれんけど、とにかく完成度が高い作品でした笑
    本屋大賞かどうかは他の作品を読んでからしか考えられないけど、本屋大賞に合ってる内容なんじゃない?!


    出版業界広しといえど、あの天羽カインと裸を見せ合
    い、互いの心の脆い部分までくまなくさらけ出して語り合ったのは、私しかいない。編集者がどれだけいようと、三日も寝食を共にして言葉の海に溺れきることができるのは私だけ。同じベッドで布団にくるまり、手を握り合って眠ったのもこの私だけだ。
    得も言われぬ気持ち良さだった。

    ここの場面千紘の感情を描写

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    2026年02月12日
  • 星屑

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    ネタバレ

    性格も声も全く違う二人を見守りながら読んだ。心を痛める程の痛々しい展開はなくてそれが更に良かった。試練に会おうとも二人なら乗り越えられる、そんな安心感があり心が乱れ過ぎる事なく読めた。これからの二人が気になる所で終わってしまったので続きがあるなら読みたい…。真由もミチルも二人とも大好き。反する性格もそれがまた良いのかも。冒頭の文がラストにあるのも涙が出そうになった。

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    2026年02月12日
  • PRIZEープライズー

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    面白かった〜。
    作家と編集者の作品に対する思い、気持ちがめちゃくちゃリアルで、読んでいて没入し朝になっちゃいました。

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    2026年02月12日
  • Row&Row

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    二人で居るのに、互いの気持ちが違うのは、孤独であることよりも寂しく、悲劇…。
    を物語に見事仕上げてくださった作者さまに感謝

    広告代理店で働くバリキャリな涼子と自宅で美容室を営んでいる孝之はもちろん、ふたりのまわりにいるキャラクターたちも魅了的
    人間性は別として、物語を盛り上げるうえで、、という意味で
    村山由佳さんの恋愛ものって凛としていながらもヨワイところもある女性の描き方が素晴らしく、今回も濃厚なチョコレートケーキとエスプレッソをいただいたような満足感…
    村山由佳さんの作品、やっぱり好み♡

    500ぺージ以上の大作で本の厚さが凶器となっているって思ったのは、ここだけの話

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    2026年02月11日
  • まつらひ

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    祭りに関わる短編集6作。古来から村に伝えられる祭りの由来や祭りの日には、様々なことが起こるようで…。村山由佳らしい描写の散りばめられた短編集だった。

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    2026年02月07日
  • しっぽのカルテ

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    長野の動物病院を舞台にしたハートウォーミングな連作短編集。

    とってもよかったです!

    各話で描かれる命との向き合い方も良いし、梓院長のキャラも大好き。
    何よりエルサの森が魅力的で、私もここで働きたーい!!深雪の立場になりたーい!って思いました。

    「天国の名前」「それは奇跡ではなく」は涙ボロボロ。

    良い物語と出会えると嬉しい。

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    2026年02月05日
  • しっぽのカルテ

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    村山作品久々のハートウォーミングストーリー。
    ここのところ男女の愛憎などの物語が多かったが、こういう話を待っていたんだと心躍った。
    舞台は地方にある動物病院、そこで働く人々とその病院に通ってくる動物や飼い主との関わり合いを描く。読みながら先が待ち遠しかった。希望の持てるラストもよかった。

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    2026年02月04日
  • しっぽのカルテ

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    連作短編集の形で、人と動物がともに生きることの意味を問いかけてくる作品。冒頭の話では、21歳を目前に旅立った愛猫の最期が重なり、涙をこらえながら読んだ。章題にもなっている「天国の名前」という発想は初めて知り、うちの猫なら何と名乗るだろう、と自然と考えてしまう。
    物語の軸は人と動物の関係にありつつ、モラハラやDV、児童虐待、地方に残るジェンダー差別といったテーマも織り込まれていて、読みごたえのある奥行きの深い一冊。登場人物が魅力的で、続編を期待したくなる作品だった。

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    2026年02月04日
  • 雪のなまえ

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    いじめにあって不登校になった雪乃のために田舎暮らしを始めるが東京で仕事を続けたい母とは別居に。田舎特有の文化に悪戦苦闘しながら成長する雪乃と父。そんな2人に感化される母。同級生の大輝がいてくれ、曾祖父母のおかげで雪乃の心も少しずつほぐれて笑っていられる。幸せな環境といい人たちに恵まれて良かった。

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    2026年01月27日
  • 天使の柩

    匿名

    購入済み

    今回の話しが1番好きでした。希望がはっきりと見えた。

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    2026年01月26日
  • しっぽのカルテ

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    ネタバレ

    Audibleで聴きました。

    「感涙の動物病院ストーリー」と帯にある様に、どのお話も涙を誘う…。
    動物たちと人間の関わり合いだけでなく人間模様も書かれていて心があたたまります。
    動物好きな人は共感できる小説だと思います。
    小説でも読みたくなりました(≧▽≦)表紙もとても素敵なんですよね。

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    2026年01月22日
  • 雪のなまえ

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    今月、私、購入本。

    いつも行く「平安堂あづみの店」の文庫コーナーに積まれてた。

    徳間文庫大賞2025受賞!の帯。
    そして、舞台が長野だから!
    沢山あったので目を引きました。


    そう!方言がやたらめったら使われてて、これ信州人以外は理解できるのか?って思ったけど、他の方のレビュー拝見したら、そこには全然突っ込んでなかった。読めたらしい!笑


    この物語はね、都会の小学校でいじめにあった雪ちゃん(5年生)が、お父さんとともに曾祖父母が住む長野で暮らしを始め、仕事を続けたい母親と離れて暮らすことになったの。そして新しい学校に通えずにいる雪ちゃんに周りの人は…。

    主人公は雪ちゃん。
    だけど、田

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    2026年01月20日