村山由佳のレビュー一覧

  • しっぽのカルテ

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    信州の美しい木立の中に佇む「エルザ動物クリニック」。⁡
    ちょっとクセがあるけど凄腕の院長と⁡
    過去の出来事に悩む受付の深雪や看護師の絵里香と雅美。⁡
    クリニックに訪れる動物とその飼い主たちとのストーリー。⁡

    馬が脚を折ったらなぜ安楽死をさせなければいけないのか⁡
    他の猫と接触しないのになぜ避妊手術をしたほうがいいのか⁡
    動物の知識が全くなかった自分にとっては、⁡
    そういうことだったのか…と、とても勉強にもなった。⁡

    動物もひとも関係なく、一つの命。⁡
    動物を飼うということは、その命に対して責任を持つこと。⁡
    ときにつらく厳しい選択を迫られるが、⁡
    その命に真剣に向き合い、⁡
    懸命に助け

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    2026年03月08日
  • PRIZEープライズー

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    出版業界、直木賞、作家の裏の世界を夢中で追いながら読み、最高に面白い読書体験でした!!ただ趣味で本を読む私には知る由もない裏側だったので。

    「承認欲求とは」といった問題定義などが面白いというのもあるけど、村山由佳さんの作家として書きっぷりに感動してしまう。

    色んな登場人物が出てくるけど、どの人が言うことも半分は村山由佳さんの心の声なのかなぁと思ったりしなが読むのが楽しかった。

    特に以下のとある人物の発言が、私の普段思う気持ちを代弁してくれてるかのようで刺さりました。

    「そもそもテーマが陳腐、ありがちな社会問題をそのまま書きすぎね。片や、アルコール依存症の母親を1人で背負い込んでいる少女

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    2026年03月08日
  • PRIZEープライズー

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    編集者に自分を重ねてしまう。

    作家の承認欲求、確かにそうなんだけど可哀想に思えるというか。作家と編集者の共依存の関係が深なるにつれて怖さを感じた。

    作家と編集者の仕事も垣間みえて興味深い。

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    2026年03月08日
  • しっぽのカルテ

    購入済み

    優しくて ちょっと哀しい

    あの本読みました?のインタビューを拝見して読んでみたくなりました。
    1話目が一番好きなお話です。猫も勿論可愛いけど…
    幼い頃は犬が苦手で通園途中にいる犬に怯えて保育園に行けずに帰って来てしまう私を心配した両親が犬を飼い始めました。やがて仔犬に懐いて怖がらなくなり…ずっと犬と一緒の生活が続き、どの犬達も大切な家族でした。
    結婚した年に、嫁ぎ先でも犬を迎えて17年一緒に年を取ってくれた愛犬も旅立ち天国ではナンテ名前を名乗ったのかなぁー…“かわいい”かな?…“いい子だね”かな?
    今でも毎日思い出す大切な家族です🐶

    #癒やされる #泣ける #感動する

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    2026年03月08日
  • PRIZEープライズー

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    ・これまでにない作風
    ・本人のドキュメンタリーと思わせるリアル感
    ・天羽、担当編集者視点で読み込め臨場感がある
    ・小説の面白さに加えて文学業界のリアルを知れる
    ・純粋な欲求がある

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    2026年03月07日
  • アダルト・エデュケーション

    購入済み

    言葉回しが綺麗

    性的な本であると、レビューを見て身構えて読みましたが、かなり言葉回しが綺麗でスラスラ読めました。それぞれの人が抱えるものが分かっていくのが読んでいて楽しいです。

    #ドキドキハラハラ #深い #じれったい

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    2026年03月06日
  • 青のフェルマータ

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    トラウマによる失語症、イルカセラピー、自閉症だけでなく、チェロ、オーストラリア、恋愛ととにかく要素の多い小説だけど、日常や空気感の描かれ方が素敵で、多すぎる要素は終盤に向けて概ね収束し、又はフェードアウトしていった。面白く読めたけど、一部必然性がわからない要素もあった(ドキュメンタリー番組の撮影は、縦軸として効かせているのかと思いきや、事実関係以上の意味を持たなかった気がする。)。
    全般的には、題材の面白さと後半の急展開やトラウマの氷解といった点が良かった。

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    2026年03月06日
  • PRIZEープライズー

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    とても面白く読み終わりました。
    話題になった本…中でも直木賞は、私にとっては必ず読みたい本です‥‥
    この作家さんは初めてでした。ほかのも読んでみたいです。

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    2026年03月05日
  • しっぽのカルテ

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    森の中にある動物クリニックには個性的な面々がいる。クリニックの中だけではなく外の話もあり、改めて獣医師とスタッフの人に感謝する。

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    2026年03月05日
  • PRIZEープライズー

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    村山由香の『PRIZE』は、作家という仕事の華やかさの裏側にある、執念や孤独、そして人間の弱さを描いた作品だと感じた。文学賞という「栄光」をめぐる物語でありながら、その実態はもっと生々しく、人が評価を求めてしまう切実さが浮かび上がってくる。
    特に印象的だったのは、創作が純粋な情熱だけで成り立つものではないという現実である。作家は作品を書くだけではなく、評価され、読まれ、賞を得ることで初めて存在を認められる。その構造の中で、登場人物たちは理想と現実の間で揺れ続ける。だからこそ、成功への執着や嫉妬、焦りといった感情が、どこか痛いほどリアルに感じられた。
    また、この作品は単なる文学界の内幕小説ではな

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    2026年03月05日
  • しっぽのカルテ

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    初めて動物病院をテーマにした本を読みました。
    命と向き合う難しさも感じましたし、飼い主さんの決断もそうだし、病院が提供する医療も最前線のものが多く感じました。
    切なくもなりますが心も温かくなる感動作でした。

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    2026年03月05日
  • しっぽのカルテ

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    動物クリニックの獣医師たちと生き物たちの話。

    動物の安楽死についての話や避妊去勢の手術の必要性の話について、獣医師や動物看護師たちの意見でも触れていました。

    人に飼われる動物たちにはどうしても人間の都合に合わせて生きてもらうしかないというのもやっぱり人間のエゴなんでしょうか。
    動物が苦しがっているから安楽死と言うのもそもそもそんな決定を医師と飼い主に与えられた権利?

    どの道を選んでも確かに後悔は残るでしょう。

    結構難しい問題と向き合いながら小さな命を救おうと戦っているのは、人が通う病院と同じですね。

    この本の面白さは女性獣医師の幼少の記憶の回想にもあるように思えました。

    続きがあっ

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    2026年03月05日
  • しっぽのカルテ

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    動物病院を舞台に獣医師と動物、飼い主の絆を描く短編集。命と向き合う現場の葛藤や温かな交流が描かれ、命の重みと寄り添うことの尊さを感じさせる一冊でした。

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    2026年03月04日
  • PRIZEープライズー

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    面白かった!!!

    直木賞に既に2回ノミネートされるも受賞はできていない人気作家天羽カインと、その作家の兼ねてよりのファンで担当編集者緒沢千紘の物語。
    既に作家として人気を得ている天羽が直木賞という”PRIZE”に拘る理由が分かり、彼女にどうしてもその”PRIZE”を取らせたいと千紘が決心した後の物語の展開が目まぐるしく、ハラハラ、ドキドキしながら読んだ。

    2人がお互いを信頼するがゆえに、お互いの距離が近くなり視野が狭くなっていく様がリアルだった。。
    人って一定の距離があるからこそ健全な関係であれるということと、信頼って度を越すと相手に依存することと紙一重なのだということを改めて感じた。

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    2026年03月02日
  • 二人キリ

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    何の前知識もなく、普通の恋愛小説と思って読み始めたら、なかなか濃厚で濃密で圧巻で凄まじい一冊でした。
    ただただ“ひたむきに愛し過ぎた女”だっただけなんだよね、お定ちゃん。

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    2026年03月02日
  • DANGER

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    表層的な"バレエ"の綺麗さを脱ぎ捨てて、極限状態の中で生と死がぶつかり合った魂の物語。人の醜悪さ、そしてその生々しさに何度も目を覆いたくなり、血が沸騰するかのような怒りが何度も湧き上がった。読むのをやめたいと思った。でも、頁を捲る手は止まらなかった。そして読み終えた今、胸を抉るような痛みを知った。正直後悔をしている。それでも顔を背けてはならない。私たちは知らなければならない。見なければならない。
    これは、生きた物語だ。

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    2026年03月02日
  • PRIZEープライズー

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    ネタバレ

    カインに気に入ってもらえた時の千紘の気持ち、すごくよく分かる。
    自分までえらくなったような、優越感。
    こんなすごい人に認めてもらえた自分ってすごいでしょって。でもそれは幻にすぎない。
    自分の実力や魅力は自分次第。自分に自信がなくて、誰かに認められたくて何とかして欲しくて。
    今は等身大の自分を大切に。私は私。私の場所はここ。「今、ここ」過大評価も過小評価もしない。
    一から物語を紡ぎ出す人って本当にすごい。
    一冊の本にどれだけ多くの人が関わっているのかと思うと、本当に感謝しかない。

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    2026年03月01日
  • PRIZEープライズー

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    作家の欲望が生き生きと描かれていておもしろかったです。編集者や出版社との関係性も垣間見ることができて興味深かったです。

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    2026年03月01日
  • ある愛の寓話

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    猫、犬、馬、動物の他にもカエルのぬいぐるみや、ナンタケット・バスケットが登場する六つの短編集。
    人と人以外でも動物や物との間にも愛はあると実感出来る。作者の言葉の紡ぎかたがとても素敵な物語だと思う。
    『グレイ・レディ』は女性とナンタンケット・バスケットの愛をバケットの視点で描かれている。物語のラストで女性と一緒に棺にバケットを納めるシーンはジーンとした。

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    2026年03月01日
  • PRIZEープライズー

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    面白かったです。
    読みあわったあとの余韻がすごい
    昨晩読み終えたのですが、最後のあれはどういう意味なんだろうかと…考察で頭グルグルしてます

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    2026年03月01日