村山由佳のレビュー一覧

  • PRIZEープライズー

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    ネタバレ

    予想に近い展開で進んでいくかと思いきや、途中からは予想を上回る展開でその「裏切られた感」が面白かった。
    編集者と作家の距離へのアンチテーゼ、誰しもが起こり得る承認欲求の肥大化やそれをメタ認知できないことの危うさ、賞レースや選考の裏側、出版業界の置かれた状況のリアル、を織り交ぜながらストーリーも面白くて読み応えばっちり。久々に「面白い!」と思える小説に出会えて幸せだった。

    カインの二面性というか、行動や口の悪さ&その背後にある意識、そしてそれが柔らかくなる時の違い、がつぶさに見て取れたのも作家の描写の成せるわざだと感じた。ここがあったからこそ、人の深みを垣間見られて面白かったんだと思う。それに

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    2026年01月12日
  • しっぽのカルテ

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    ネタバレ

    村山先生の描く動物モノ…これはきっと泣かせられるなぁ〜〜案の定、考えさせられることばっかりで。
    シリーズ化とかしていただきたいですね。

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    2026年01月11日
  • 雪のなまえ

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    なんとなく、手にとって購入した。読んでみて、とても素敵な内容。 特に、大輝の人間性が素晴らしいと感じたしそんな人間でいれたらと思う、

     自分自身、幼少期はいじめられたりとの経験もあった。昔は、今ほどいじめに対して先生も周りも問題にしてなかった印象。自分もそれでも学校に通うのが当たり前という認識でいたので考えさせられる内容が多かった。
    子供は、大人と違って世界が狭いので転校とか逃げ道を見つけるなど考えが及ばないところが大きいと思うので、親や周りの大人が日常の中で変化を察知するようにしていかなくてはいけないと感じた。

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    2026年01月11日
  • しっぽのカルテ

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    「天国の名前」
    「それは奇跡でなく」
    「幸せの青い鳥」
    「ウサギたち」
    「見る者」
    五話収録の連作短編集。

    装幀もタイトルのフォントも内容も全て好み。
    読後、思わず本を抱きしめたくなった。

    物語の舞台は信州の美しい木立のなかに佇む『エルザ動物クリニック』。
    このクリニックには、日々、病に苦しむ動物たちが運び込まれる。

    こう書くと動物を題材にしたお涙頂戴物語と誤解されそうだが、本作はそれ以上に人間愛に溢れている所がいい。

    心が削られる場面もあるが、この医院に携わる人達の温かな想いに何度も涙が零れた。

    読後は愛おしさで胸が一杯に。

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    2026年01月11日
  • 雪のなまえ

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    いじめで学校に行けなくなった雪っぺ。
    父と田舎へ移住。
    母はバリバリ働いてるので東京に残る。
    優しい(でも閉鎖的な)社会で雪っぺが色々なことに気がつくお話。
    同級生の大輝くんが、とってもステキ。かわいかった。

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    2026年01月08日
  • しっぽのカルテ

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    動物たちの強さ、真っ直ぐさにはたくさん学ぶことがある。
    自分と重ね合わせられるところが多く、あっという間に読み終えることが出来ました。
    私と関わってくれている動物たちが、幸せに天寿を全うできるように愛情たっぷり注いでいきたいと改めて感じました。

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    2026年01月07日
  • 雪のなまえ

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    ブックカフェで今年最初に出会った本。
    今年最初に買った本。
    小学生や中学生に進めたくなる本。

    大人の私が読んでも人間関係の築き方や、家族な在り方、勉強になりました。
    大切な事はこの本が教えてくれる。
    付箋だらけの本になりました。

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    2026年01月07日
  • Row&Row

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    ネタバレ

    分厚いのに読み進めるうちに続きが気になり、
    あっという間に読破してしまいました。
    読んでいて心を動かされる作品でした。

    やはり自分自身としては因果応報を願う心があって、
    ミドリが不幸になる事を期待してしまう部分と、しっかり慰謝料請求しない点に少しモヤモヤが残りました。

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    2026年01月04日
  • PRIZEープライズー

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    2026年一発目。
    面白かった。それぞれの思惑や立場、それの重なりがこんな終末を迎えるとは。
    賞、そして承認欲求とは。
    どこに自分自身の満たされたかを感じられるか、そんなことを客観的に見たい自分もいるし、そんなこと気にせず本能のまま突っ走りたい自分もいる。

    おすすめしたい作品の一つになった。

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    2026年01月04日
  • キスまでの距離 おいしいコーヒーのいれ方 I

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    2025/01/03
    何か久しぶりに王道の恋愛小説を読んだ気がします。
    まずは何よりこの本がとても読みやすかったです。
    主人公の勝利(かつとし)は高校3年生のときに遠方へ親が引っ越しする関係で父の友人の花村家のかれんと丈ともに同居することになる。
    ともに生活をしていくうちに段々とかれんに惹かれていく勝利だが、かれんは勝利の高校の美術の先生でもあり、行きつけのカフェのマスターのことが好きということでしょうりのでるまくは最初は無さそうなのだが…。
    タイトルにある通りで、2人の恋が成就していく過程が描かれています。とてもド直球って感じの恋愛小説だなぁって思いました。表現というよりも展開が読んでいてス

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    2026年01月04日
  • PRIZEープライズー

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    承認欲求って厄介だと。周りの人からはなぜそれ?なぜそこ?と思われるものでも、本人はそれが欲しいんだもんな。。最近、また小説を読むのが楽しくて、この本でそんな1人の小説家の世界を体験できてよかった!

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    2026年01月03日
  • 二人キリ

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    大好きな作家さん。
    年内で読み終わるはずが、年を越して、10日くらいかかってしまった。

    昔、大島渚監督の映画を視た記憶がある。
    センセーショナルな事件だったと思う。

    情愛が濃すぎると、まるで中毒症のように、
    人をこんなにも狂気に導いてしまうもんだと感じた。
    「愛」ではなく、「執着」もしくは「独占欲」のなれの果て。

    妾の子で、被害者の息子を主人公にしてストーリーを組み立てているのはとても読みやすいと思う。

    さすが、村山さんの文章、表現力はビンビン胸にせまる。
    そして、決してエロくなく、美しく感じる。

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    2026年01月03日
  • しっぽのカルテ

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    2026年一発目の読書はこちら。あまり期待しないで読んだんだけど第一章で号泣、ずるい…バカダナ、バカダナなんて…泣かない人いる?愛犬を見送り今愛猫2匹と暮らしてる身としてはもうたまらない一冊だった。虐待受けてた少年の行方が気になるところだけどどこかで幸せに暮らしていてほしい

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    2026年01月03日
  • ロウ・アンド・ロウ(下)【毎日文庫】

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    上巻の勢いを落とすことなく最後まで一気に読むことができた。佐伯ポインティ氏のあとがきも私が気付かなかった視点を与えもらえたのでとても満足している。彼女の他の著書も読みたいと思った。

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    2026年01月02日
  • PRIZEープライズー

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    正月早々、深夜までやめられず一気読み。
    最近で一番夢中になって読んだ!とリアルの友人からも聞いていたけれど、本当にすごかった…!
    あと2週間後くらいに直木賞発表だから、今読むとめちゃめちゃリアルに感じる!

    内容は帯の通りなのだけど、いわゆる文壇エンタメ小説。文芸界隈をめちゃめちゃリアルに描きつつ、出版社や作家のモデルがわかりやすくて、もちろんそこも楽しめるポイント。

    でもこの本のテーマは承認欲求との向き合い方。
    作家の天羽カインだけじゃなくて、周囲の編集者や新人作家にもそれぞれの承認欲求があって、飲みこまれて破滅していく人もいる…
    人間関係が怖くもなった。おすすめ。

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    2026年01月02日
  • しっぽのカルテ

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    #しっぽのカルテ
    #村松由佳

    表紙やタイトルから想像される、ほっこり動物病院ものではなく、村山さんらしいかなり骨太な物語。ハッピーエンドとはならないところもとてもリアルで、自分の胸にストンと落ちた。院長は最高だし登場人物も魅力的。続編確定だね。
    動物と暮らしている人は共感することは間違いないし、胸に刺さって深く考えさせられるお話だと強く強く思った。

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    2025年12月23日
  • 雪のなまえ

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    よかったです。
    とてもすてきな小説でした。

    農業をやりたいと言う父親といじめで学校へ行けなくなった小五の雪乃が、曾祖父母が住む田舎へ移住します。離れて暮らす母親との関係や父親の強い思いを読んで、この家族の強さを感じました。小説は周囲の人たちとの交流を通して変化していく雪乃の気持ちをうまく表現していました。

    いじめは絶対に許せないことだということ。本当に強い人は、弱音が吐ける人だということ。誤りはきちんと認めて、謝罪すること。多くの場面で、考えさせられた読書でもありました。

    小説の始めの頃の雪乃と終盤の雪乃は、気持ちの持ちようがすっかり変わっていました。一年かけて様々な経験をして、ようやく

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    2025年12月19日
  • 女ともだち

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    全話面白かった!
    周りにこういう女の子居たなぁって
    どれも身に馴染みのあるお話で、サクサク読めた!

    特に刺さったのは
    「こっちを向いて」というお話。
    仕事の取引先のお姉さんが転職するからもう会えなくなる。寂しい。できればこれからは友達として付き合っていきたいと思ってる主人公。

    でも相手がそれを望んでなかったら?とか、ごちゃごちゃ余計なことを考えて結局何も言い出せなかった。って内容なんやけど、
    めちゃくちゃわかる、、、!私も過去に全く同じ経験したし、他にも経験された方は意外と多いのかなと思う!
    大人になってからの友達作りって考えてみれば難しいかも(´-`).。oO

    最後の「獣の夜」は、臨場

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    2025年12月18日
  • しっぽのカルテ

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    机に突っ伏して声を上げて泣くほど号泣しました。自らも経験した愛犬の旅立ち。読み進む中でまざまざと蘇る心の痛みと悲しみ。別れへの恐怖。どんなに愛しくとも溜まっていく介護の寝不足…。あの子が旅立ってしまったあの日に戻って涙しました。深く心を打つ文章が溢れています。1人でも多くの人に読んで欲しいなと思った作品でした。

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    2025年12月16日
  • 星々の舟

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    久々に、寝る間も惜しんで読みきった。
    どの章も良かったが、強いていうなら最終章が一番印象的かな。
    慰安婦のことや、戦争中の訓練の詳細が生々しく、衝撃を受けた。
    私の祖父は生前、兵役中のことを一切話したがらなかったが、理由がわかった気がする。


    謝りたい人に謝れない、
    ありがとうを伝えたくても伝えられる術がない、
    喜ぶ顔が見たくても、思い出すのは悲しそうな顔ばかり…

    そんな後悔の中を生き続けていくということ。
    これが、遺された者にとっての一番辛いことなんだろうな。


    伝えたい言葉は、ちゃんと伝えていこう。
    伝えられることは、当たり前では無いのだから。

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    2025年12月16日