村山由佳のレビュー一覧

  • PRIZEープライズー

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    ネタバレ

    自分は露悪的なところがあるので、千紘とカインという記者と編集者の関係はすごく羨ましく感じた。でも、もちろん、カイン>千紘、のところがほとんど、千紘はカインの権威を利用する節があったと思う。自分はカインに認められた編集者、これはまったくもって、自分の能力ではないし、カインに頼り切ったもの、長くは続かない。
    最後には自分を過信してしまって、親密になりすぎて、視野狭窄に陥って、編集者としての一線を超えてしまったんだと思う。カインは本当に信じられないことになって、良く言うと吹っ切れて、視野が広くなって、小説家として報われてくれたのは嬉しかった。あなたを許さない。許したわけではないとは違う。こんなに裏切

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    2026年03月30日
  • 星屑

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    ラストの方泣いてしまったᵕ ̫ ᵕ̩̩

    私がいかにも好きそうな本って思って手に取った本。
    本当に大好きな本になりました!
    ミチルと真由《だけ》の成長物語でもなく、キリエさん《だけ》の成長物語でもなくて、それぞれ登場人物のスピンオフ書いてほしい!!って思うぐらい、それぞれのキャラが濃く描かれている本だなって感じました。

    特にキリエさんの決意に胸打たれて、
    真由は実際にいたら嫌いになるかもって思ったけど
    嫌いにはなりきれないキャラの魅力がありました。

    最終的には、真由の心情が分かるし好きなキャラになりました。
    緊迫感が強い青春ストーリーって感じで、
    分厚い本なのに、
    《今日はここまで》ができ

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    2026年03月30日
  • PRIZEープライズー

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    直木賞が欲しくて欲しくてたまらない主人公
    賞への執着心と己の作品への愛情が深すぎて時に暴走する姿は凄まじかったです
    主人公があまりに「人間」
    彼女に寄り添い支える若き編集者が変化していく様も「人間」
    良い意味で疲労感が残る作品でした

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    2026年03月29日
  • PRIZEープライズー

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    ネタバレ

    「どうしても、直木賞が欲しい」
    中々読まない作家小説ですが、ただひたすらに直木賞に拘る作家のお話が気になり、購入しました。どうしてそこまで拘るのか、本屋大賞との明確な違いとは。そもそもの直木賞に対する疑問とともに、作家さんが自分の作品に込める想いとはどういうものなのか、面白い経験ができました。

    内容としては、本を出せばベストセラー、映像化、本屋大賞と凄腕作家の天羽カインを主人公とし、その作家が唯一取ることができていない直木賞を目指す物語です。「どうしても直木賞が欲しい」そんな想いを持ち続けた人気作家の奮闘物語としても読むことができます。

    まず、第一の感想として、作家さんが自分の作品

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    2026年03月29日
  • PRIZEープライズー

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    物事に取り込むとき、なにか明確な目標があるかないかで取り組みやすさが変わると思っている。もちろん必ずしも必要ではないけれど、ただ勉強するより、資格試験などのターゲットがあるとわかりやすい。それが、作家にとっては直木賞なんだろうか。

    直木賞への狂気じみた姿は、恐ろしくもありつつ、そこまでしなくては辿り着けないのだろう。人との関わり方には難がありそうだったが、そこまで本気で取り組めるものがある、という部分に関しては羨ましいと思ってしまった。
    作中の本名とペンネームの書き分けも興味深かった。

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    2026年03月28日
  • PRIZEープライズー

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    ネタバレ

    カッコいい!!佳代子のプロ意識と何度でも立ち上がる強さに痺れる。作品は我が子でも自分自身でもある。それを否定されることは裸の自分をナイフで切り刻まれるようなもの。それでも貪欲に表現を追求する姿には胸打たれた。
    千紘の批判に勇気を出して向き合い、文章を削除する事で変化のきっかけを掴んだ瞬間はまるで長いトンネルを抜けたようでこちらまで鳥肌が立つ。
    千紘がした事は許されないが彼女がいなければ作品が生まれなかった事も確かであり、それを丸ごと自分の経験にしてまた三成と次作に向かう姿のなんと逞しく清々しいことよ。

    ただ、主人公は傲慢でヒステリックでパワハラ気質なところがあり、そこは不快な気持ちになった。

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    2026年03月28日
  • しっぽのカルテ

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    院長のキャラ、最高。
    そしてやはり、パワハラ&DVオトコの描き方が絶妙ですね、ムラヤマさん。
    あとネグレストも。
    病院での深雪に対する伯父の態度なんて、昭和アルアル、今でもありそう。
    でも院長の一発にはスッキリした。
    動物病院の他のスタッフみなさんいい感じで、環境の素晴らしさも伝わってきて、とてもさわやか。
    土屋高志さんと白いネコちゃん、そして深雪の幸せを私も願いたい。

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    2026年03月29日
  • PRIZEープライズー

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    とても面白かった。
    どうしても直木賞が欲しい作家とそれに伴走する編集者の話。

    二人とも女性なのだが、その二人の目線が読めるのがいい。
    賞レースに残るような作品を作るにはどれほどの情熱を傾けなくてはいけないのか、どれほど心血を注がなくてはいけないのか。
    作家、編集者それぞれの立場が読める。

    自分の社会での立場が危うくなるほど全てを作品に費やす様はいっそ素晴らしく思える。あれほど何かに自分のリソースを割いたことがあるだろうか。
    しかし結果は周囲が危惧した通りになってしまったわけだが。

    作品の作り方も面白かった。
    直木賞選考委員からの作家への辛辣な評価や、作中作への編集者の朱入れで小説というも

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    2026年03月26日
  • PRIZEープライズー

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    ネタバレ

    最後の方はめくるページが止まらなかった。
    ずっとハラハラしながら読んでいて結構疲れました笑
    ある意味ホラーっぽいところもあるのかもしれないです。
    作家と編集者には距離感が大切。近いからといって良い作品が作れるわけではない。逆に近すぎると相手のためを思ってなのにやってはいけないことをやってしまったり、、。
    お互いに心酔しすぎると良くないなと感じました。

    天羽カインのキャラクターがかなり特徴的で心の波が激しくいわゆるメンヘラなところがあるが、書店や読者をことを最優先に考えているところに感激した。他の作家さんもおそらく同じように考えている人は多いと思うが、カインほどの人はなかなか少ないのではないか

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    2026年03月25日
  • PRIZEープライズー

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    「どうしても直木賞が欲しい」文学賞に翻弄される作家と編集者達の物語。面白かった!

    作家にとっての文学賞は承認欲求なのだと考えた事もなかったけど、読むと雲の上の存在だった作家先生が急に生っぽく身近に感じられてくる。太宰もそうだったね!

    ヒリつく感じ凄かった‼︎

    一つ気になったのは「妙齢の女性」をお年寄りと書かれて、あれ?と思った。
    よく誤用されるようだけど編集者も気づかない?それとも、もしかして最近は意味が変わったのかな?と調べちゃった。
    でもやっぱり「妙齢」は若い女性の意。
    出版業界モノなだけに、つい細部まで真剣に読んでしまった。

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    2026年03月25日
  • 蜂蜜色の瞳 おいしいコーヒーのいれ方 Second Season I

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    読みやすくて好き。


    初めてわかった気がする。
    男と女が、ほんとうに心から満ち足りて抱き合うために必要なのは、〈愛情〉以上に〈信頼〉なのだということが。



    いま目の前にあることや、この身にふりかかることの一つひとつに対処するだけで精一杯で、あたふたと毎日過ごしているうちに、今日もまた一日ぶん死のほうへ近づいたなんてことはきれいに忘れてしまっているのです。あるいは、忘れていられるからこそ、ひとは日々を笑って過ごすことができるのかもしれません。

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    2026年03月25日
  • PRIZEープライズー

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    作家先生が、もはや爽快なほど嫌な奴でのめり込み、途中から、編集担当者のメンヘラぶりにのめり込み、とにかく予想以上に面白かった。

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    2026年03月24日
  • しっぽのカルテ

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    前職で辛い体験をした深雪が働き始めた「エルザ動物クリニック」は、信州の森の中に建つ、凄腕院長をはじめとする女性ばかりのスタッフの動物病院。動物への愛を感じる5つの物語が展開される。動物だけでなく、人への愛にも溢れた話に、胸が熱くなった。

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    2026年03月24日
  • PRIZEープライズー

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    常にピリピリとした緊張感や怖さがあり、ミステリーでもないのに、先が気になって気になって、どんどん読んでしまった。

    残り僅か50頁も満たない所でも、まだ結末が読めない。
    結末がAでも、Bでも、Cにもなりそうなドキドキ感...。
    物語に引き込まれました。

    また、本1冊出すのがどれだけ大変なのかも垣間見ました。
    こうやって気軽に本が読める事は有難い!

    現時点での本屋大賞2026年個人的ランキング
    1位 エピクロスの処方箋
    2位 PRIZW(プライズ)
    3位 イン・ザ・メガチャーチ
    4位 暁星
    5位 殺し屋の営業術
    6位 ありか
    7位 探偵小石は恋しない

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    2026年03月24日
  • PRIZEープライズー

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    ネタバレ

    これはミステリーでもサスペンスでもない。
    まして人が死んだりもしないストーリーなのに、どうしてこんなにドキドキハラハラさせられるのか!?

    どうしても直木賞が欲しい作家·天羽カインが、どうしたら賞が取れるのか、どんな小説が賞を取るのか、そのことのためならなんでもやってやる、という狂気じみた意気込みと、そんな天羽を尊敬し心酔し敬愛する編集者の緒沢千紘。

    2人のとことんまでやる熱量や心持ちにかっこよさや憧れすら感じる(途中までは!)ことができる作品だった。

    出てくるキャラクターも皆良くて、1本の映画を観ているような感覚で物語が進んで行った。

    もう次の直木賞が楽しみで仕方なくなってる…!!!笑

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    2026年03月23日
  • PRIZEープライズー

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    主役の天雨さんが、職業としてつきあっている編集者などとの心理的距離を履き違えていて、まるで友人くらいの振る舞いをなさるので、この人とは仕事では付き合いたくないなぁ…
    とはいえ、さすがの村山由佳。最後まで読めばすごくいいのであった。というか直木賞作家でもないと、直木賞欲しいってごねる作品は作れない。

    作家の天雨カインは、本屋大賞は取れてもいわゆる重鎮のもらえるような賞が取れない。ノミネートだけはされるのだ。それでイライラしている。初版部数も少なすぎだと思ってるし、担当は気が利かない。

    天雨は軽井沢に住んでいる。東京の夫とは別居婚だ。

    天雨は編集者に対してパワハラなのではないかと思えるほどツ

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    2026年03月24日
  • PRIZEープライズー

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    小説を出せばたちまち10万部を超えるヒットを叩き出す小説家「天羽カイン」
    その担当編集者である、緒沢千紘。

    互いが信頼し合う二人がどうしても取りたい、直木賞への奮闘を描いた物語

    作家がどのような思い出作品を描き、編集者とどのように伴奏し世に放たれていくかが綴られていてすごく面白かった。

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    2026年03月22日
  • PRIZEープライズー

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    どうしても直木賞が欲しい作家とその側で伴走する編集者。距離が近くなりすぎてどんどん狂っていくところがじわじわ怖い。作家天羽カインが村山由佳さん本人を連想してしまうぐらい、すごいリアルで一気読み。本を作る過程が詳しく描かれていて興味深かった。

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    2026年03月22日
  • PRIZEープライズー

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    この小説は、紙の本で読めてよかった。
    承認欲求やら女性同士の生々しい感情やら本に携わっている人たちの熱量やらで、一晩経っても余韻がすごい。
    芥川賞と直木賞の違いや選考までの流れ、編集者の仕事、本ができるまでの流れなど、かなり詳細に書かれていて興味深かったです。
    1ページに何文字印刷するか、字体はどうするか、カバーや帯のデザイン等々…一冊の本がどれだけの手間をかけて私たちの手元に届くんだろうと思うと感慨深いものがありました。電子書籍も便利だし使ってるけど、やっぱりなるべく本屋さんに足を運びたいな。

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    2026年03月22日
  • PRIZEープライズー

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    私が読書好きになったきっかけの本は、村山由佳先生の『天使の卵』でした。
    ラストの1行に感情が揺さぶられて、読書の楽しさを知り、それ以来たくさんの本を読んできました。もちろん、村山先生の本もたくさん読みました。特に初期の頃の作品ですが。

    村山先生の本では、たった一文で、心を鷲掴みにされることがよくあります。

    今回は、とても久しぶりの村山先生の作品でしたが、やはり、ある一文で心を鷲掴みにされました。

    ラストのほう、作中の小説家、天羽カインが、編集者にあてた手紙です。

    その展開にも驚いたし、そこに繋がるまでの流れも最高でした。
    余韻に浸りながら、本を閉じました。

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    2026年03月21日