村山由佳のレビュー一覧

  • ある愛の寓話

    Posted by ブクログ

    晴れた空の下/同じ夢/世界を取り戻す/グレイ・レデイ/乗る女/訪れ
    物語の終わりと始まり

    六つの物語は
    様々な存在が様々な存在への愛を語る
    最後のページは
    自身の中にある物語に対する作家の愛
    だろうか

    0
    2026年02月23日
  • 星屑

    Posted by ブクログ

    大手芸能事務所「鳳プロ」のマネージャーながら雑用ばかりだった桐絵は、博多のライブハウスで歌う少女・ミチルに惚れこみ、上京させる。鳳プロでは専務の娘・真由のデビューが決まっており、ミチルには芽はないはずだったが、彼女の情熱と歌声は周囲を動かしてゆくーーー

    読後感が良すぎる。
    才能溢れる二人の少女が、自分の感情の制御に苦戦しながら、世界との付き合い方に辟易しながら、スターとして輝きを放つまでの過程を見守る事ができて、幸せだった。
    正反対な二人が高め合い、混じり合い、一つへとなっていく。厳しい目線で見れば、現実味がないかもしれない。けどこの物語には確かに存在するのだからそれだけで良いと自分は思う。

    0
    2026年02月23日
  • 星屑

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    スター誕生の物語でありながら、真由とミチルという二人の関係の物語だったと思う。才能や立場の違いからぶつかり合いながらも、互いを強く意識し続ける。その緊張感が、物語を最後まで引っ張っていた。
    ラストで真由が髪を切り、ミチルを背負ってステージに立つ場面は、勝ち負けではなく「共に立つ」という選択の象徴に見えた。嫉妬や葛藤を抱えたまま、それでも同じ光の下に立つことを選ぶ。その姿に、二人それぞれの成長が凝縮されていたと思う。
    そして、冒頭の一文がラストに重なる構成も印象的だった。物語は円を描くように閉じるけれど、二人は確実に変わっている。同じ場所に戻ったようでいて、もう同じではない。その余韻が静かに残る

    0
    2026年02月21日
  • 花酔ひ

    Posted by ブクログ

    『人は出会うべき相手にしか出会わない』でも神様はときどき、うっかり間違えなさる。組み合わせではなく順番を…
    ----------
    出会いの順番(タイミング)が違っていれば、また別の幸せな人生があったかもしれないということか。あまりにも切なすぎる。
    時の流れに人は逆らえない。その現実を受け入れてどう生きていくのかは自分次第。運命の残酷さ。自分の運命を諦観し覚悟を決めることができさえすれば、自ずから縁を断ち切ることをせずともよいのでは。

    0
    2026年02月18日
  • 星屑

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    性格も声も全く違う二人を見守りながら読んだ。心を痛める程の痛々しい展開はなくてそれが更に良かった。試練に会おうとも二人なら乗り越えられる、そんな安心感があり心が乱れ過ぎる事なく読めた。これからの二人が気になる所で終わってしまったので続きがあるなら読みたい…。真由もミチルも二人とも大好き。反する性格もそれがまた良いのかも。冒頭の文がラストにあるのも涙が出そうになった。

    0
    2026年02月12日
  • Row&Row

    Posted by ブクログ

    二人で居るのに、互いの気持ちが違うのは、孤独であることよりも寂しく、悲劇…。
    を物語に見事仕上げてくださった作者さまに感謝

    広告代理店で働くバリキャリな涼子と自宅で美容室を営んでいる孝之はもちろん、ふたりのまわりにいるキャラクターたちも魅了的
    人間性は別として、物語を盛り上げるうえで、、という意味で
    村山由佳さんの恋愛ものって凛としていながらもヨワイところもある女性の描き方が素晴らしく、今回も濃厚なチョコレートケーキとエスプレッソをいただいたような満足感…
    村山由佳さんの作品、やっぱり好み♡

    500ぺージ以上の大作で本の厚さが凶器となっているって思ったのは、ここだけの話

    0
    2026年02月11日
  • まつらひ

    Posted by ブクログ

    祭りに関わる短編集6作。古来から村に伝えられる祭りの由来や祭りの日には、様々なことが起こるようで…。村山由佳らしい描写の散りばめられた短編集だった。

    0
    2026年02月07日
  • 雪のなまえ

    Posted by ブクログ

    いじめにあって不登校になった雪乃のために田舎暮らしを始めるが東京で仕事を続けたい母とは別居に。田舎特有の文化に悪戦苦闘しながら成長する雪乃と父。そんな2人に感化される母。同級生の大輝がいてくれ、曾祖父母のおかげで雪乃の心も少しずつほぐれて笑っていられる。幸せな環境といい人たちに恵まれて良かった。

    0
    2026年01月27日
  • 天使の柩

    匿名

    購入済み

    今回の話しが1番好きでした。希望がはっきりと見えた。

    0
    2026年01月26日
  • 雪のなまえ

    Posted by ブクログ

    今月、私、購入本。

    いつも行く「平安堂あづみの店」の文庫コーナーに積まれてた。

    徳間文庫大賞2025受賞!の帯。
    そして、舞台が長野だから!
    沢山あったので目を引きました。


    そう!方言がやたらめったら使われてて、これ信州人以外は理解できるのか?って思ったけど、他の方のレビュー拝見したら、そこには全然突っ込んでなかった。読めたらしい!笑


    この物語はね、都会の小学校でいじめにあった雪ちゃん(5年生)が、お父さんとともに曾祖父母が住む長野で暮らしを始め、仕事を続けたい母親と離れて暮らすことになったの。そして新しい学校に通えずにいる雪ちゃんに周りの人は…。

    主人公は雪ちゃん。
    だけど、田

    0
    2026年01月20日
  • はつ恋

    Posted by ブクログ

    幼なじみだった2人が、また出会って過ごす。なんだかいいなって思いました。自然や食べもの、家族や近所の人とのつながりなどの情景も幸せに想像できてよかった。

    0
    2026年01月17日
  • 雪のなまえ

    Posted by ブクログ

    なんとなく、手にとって購入した。読んでみて、とても素敵な内容。 特に、大輝の人間性が素晴らしいと感じたしそんな人間でいれたらと思う、

     自分自身、幼少期はいじめられたりとの経験もあった。昔は、今ほどいじめに対して先生も周りも問題にしてなかった印象。自分もそれでも学校に通うのが当たり前という認識でいたので考えさせられる内容が多かった。
    子供は、大人と違って世界が狭いので転校とか逃げ道を見つけるなど考えが及ばないところが大きいと思うので、親や周りの大人が日常の中で変化を察知するようにしていかなくてはいけないと感じた。

    0
    2026年01月11日
  • 雪のなまえ

    Posted by ブクログ

    いじめで学校に行けなくなった雪っぺ。
    父と田舎へ移住。
    母はバリバリ働いてるので東京に残る。
    優しい(でも閉鎖的な)社会で雪っぺが色々なことに気がつくお話。
    同級生の大輝くんが、とってもステキ。かわいかった。

    0
    2026年01月08日
  • 雪のなまえ

    Posted by ブクログ

    ブックカフェで今年最初に出会った本。
    今年最初に買った本。
    小学生や中学生に進めたくなる本。

    大人の私が読んでも人間関係の築き方や、家族な在り方、勉強になりました。
    大切な事はこの本が教えてくれる。
    付箋だらけの本になりました。

    0
    2026年01月07日
  • Row&Row

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    分厚いのに読み進めるうちに続きが気になり、
    あっという間に読破してしまいました。
    読んでいて心を動かされる作品でした。

    やはり自分自身としては因果応報を願う心があって、
    ミドリが不幸になる事を期待してしまう部分と、しっかり慰謝料請求しない点に少しモヤモヤが残りました。

    0
    2026年01月04日
  • キスまでの距離 おいしいコーヒーのいれ方 I

    Posted by ブクログ

    2025/01/03
    何か久しぶりに王道の恋愛小説を読んだ気がします。
    まずは何よりこの本がとても読みやすかったです。
    主人公の勝利(かつとし)は高校3年生のときに遠方へ親が引っ越しする関係で父の友人の花村家のかれんと丈ともに同居することになる。
    ともに生活をしていくうちに段々とかれんに惹かれていく勝利だが、かれんは勝利の高校の美術の先生でもあり、行きつけのカフェのマスターのことが好きということでしょうりのでるまくは最初は無さそうなのだが…。
    タイトルにある通りで、2人の恋が成就していく過程が描かれています。とてもド直球って感じの恋愛小説だなぁって思いました。表現というよりも展開が読んでいてス

    0
    2026年01月04日
  • しっぽのカルテ

    Posted by ブクログ

    とても深みのある人間物語、面白かった、一気に読んだ。五話あるうち第三話のDV男の話が他のところに比べて重過ぎて読みづらかったが主人公の背景も重ねて合わせていて、ちょうど真ん中を盛り上げたようになっていたと最後まで読んでふに落ちた。それがあったから読後感が爽やかなのかも。不自然な伏線もなく素直に読み進めたし、でも、続編があってもイイように全ての設定が良く練られているし、楽しみでもある。

    0
    2026年03月20日
  • 二人キリ

    Posted by ブクログ

    大好きな作家さん。
    年内で読み終わるはずが、年を越して、10日くらいかかってしまった。

    昔、大島渚監督の映画を視た記憶がある。
    センセーショナルな事件だったと思う。

    情愛が濃すぎると、まるで中毒症のように、
    人をこんなにも狂気に導いてしまうもんだと感じた。
    「愛」ではなく、「執着」もしくは「独占欲」のなれの果て。

    妾の子で、被害者の息子を主人公にしてストーリーを組み立てているのはとても読みやすいと思う。

    さすが、村山さんの文章、表現力はビンビン胸にせまる。
    そして、決してエロくなく、美しく感じる。

    0
    2026年01月03日
  • ロウ・アンド・ロウ(下)【毎日文庫】

    Posted by ブクログ

    上巻の勢いを落とすことなく最後まで一気に読むことができた。佐伯ポインティ氏のあとがきも私が気付かなかった視点を与えもらえたのでとても満足している。彼女の他の著書も読みたいと思った。

    0
    2026年01月02日
  • 雪のなまえ

    Posted by ブクログ

    よかったです。
    とてもすてきな小説でした。

    農業をやりたいと言う父親といじめで学校へ行けなくなった小五の雪乃が、曾祖父母が住む田舎へ移住します。離れて暮らす母親との関係や父親の強い思いを読んで、この家族の強さを感じました。小説は周囲の人たちとの交流を通して変化していく雪乃の気持ちをうまく表現していました。

    いじめは絶対に許せないことだということ。本当に強い人は、弱音が吐ける人だということ。誤りはきちんと認めて、謝罪すること。多くの場面で、考えさせられた読書でもありました。

    小説の始めの頃の雪乃と終盤の雪乃は、気持ちの持ちようがすっかり変わっていました。一年かけて様々な経験をして、ようやく

    0
    2025年12月19日