村山由佳のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
いいな、村山さんの文章は。
最後、「わたし」として語ってる「家」の話がいい。
一人前の家になるには、生と死を経験してる、
この家で生まれ、この家で亡くなる
そんな、歴史があって一軒(人)の
一人前の立派な家(人)になる。
そんな感じ、、、
家の歴史を辿ってみると自分がどんなふうに
生きてきたか、家族とのたくさんの想い出、
両親がどうやって暮らしてきたのか、
色んなことがわかるなぁ。
歳時記、、のおしまいに家がでてきて
すごくうま〜く締めくくってるなぁ。
とっても、変わったお母さんの話は他の本で
読んでいたけれど、村山さんを作家にするべくして
お母さんが現れたんじゃないだろうか。
よく子ど -
Posted by ブクログ
秘密は1人で大事に抱えているから重く大きなものになってしまう、という都の台詞があったけど、都や光輝、隆之みたいに考えられる人間の方が少数派なのも確かで、本人に関係のない周りの声の方が大きく聞こえるから、隆之のように自分の心の内で感情を処理しようとする気持ちに共感した。ただ1人好きになった人が同性だったり、年上だったりするだけなのに、多くの人は他人の心に土足で踏み込み、性別や年齢ばかりを指摘して、そこに至るまでの本人の心情や背景を理解しようとするようなことはしない。そういう世間からの目線に怯えることもなく、自己を抑圧することもない自由な光輝が2人のために、弾いたピアノが綺麗だと思った。
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購入済み
高校生に出会った小説の完結
1994年、たまたまこの本に出会った当時は、高校1年生で純粋な恋愛に憧れていました。
そして、年に1回ぐらい出る続刊を読むのが本当に楽しみでした。
自分の青春時代を共に過ごしていたこの話を本当に最後まで読めて、昔に戻ったような幸せな気持ちになりました。
みんないい恋をしてください! -
購入済み
めちゃくちゃ面白かった
ポッドキャストで社会学者の富永京子さんが紹介されていて、
「作家と編集者が距離を縮めると、まあこうなるよね……」とつぶやかれていたのが
妙に気になって読んでみました。
村山由佳を読むのは中学生の時以来だったので
『天使の卵』とか懐かしいな〜とだいぶ軽くてぬるい気持ちで読み始めたのですが
いやもう、サービス精神のほとばしりぶりがすごい。
実在の出版社や雑誌、
誰がモデルか分かり易すぎる一部の登場人物、
そしてパンチの効きすぎた小説家・天羽カイン。
読者の下世話な気持ちを満たしつつも
書く者の業の深さを濃厚に描き、
意外といえば意外なラストに着地させる。
すごいものを読んだ!という気持ちです。
や -
購入済み
面白そう
村山由佳のデビュー30周年記念ででたこの小冊子を読んで私はもともと村山由佳の小説が好きでこの小冊子でまだ読んだことのない作品に出会えたので今度本屋さんに行って買いたくなりました
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ネタバレ 購入済み
おもしろい
この小説を作る過程で、作者と担当編集者さんでどんな会話が生まれたのか…笑
後半はどんな暗い展開になるのかとヒヤヒヤしたものの、最後はスッキリした形で終わったかな。
市之丞が賞取らなくて良かった笑
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Posted by ブクログ
2025/02/17
ずっと気になってた村山由佳さんのこの本をやっと読み終えることができました。
タイトルからも滲み出る素敵な話の感じ。実際に読んでみてもやっぱり素敵な話でした。
幼少期の幼馴染であるハナとトキオはそれぞれご結婚や離婚を経験し、子どもいたりと人生の次のステップに進んでいたもの同士で再開し、改めて恋人関係から作り上げていくお話です。
大阪に拠点があるトキオと、南房総で暮らすハナはとても遠距離な恋愛をしていますが、お互いに気持ちが通じ合っていると言うのはこう言う関係のことなのかと、それぞれの話を読むにつれてその感じが増していきます。
恋愛に年代や年齢は関係ないんだなと思う一冊です。