村山由佳のレビュー一覧
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大手芸能事務所「鳳プロ」のマネージャーながら雑用ばかりだった桐絵は、博多のライブハウスで歌う少女・ミチルに惚れこみ、上京させる。鳳プロでは専務の娘・真由のデビューが決まっており、ミチルには芽はないはずだったが、彼女の情熱と歌声は周囲を動かしてゆくーーー
読後感が良すぎる。
才能溢れる二人の少女が、自分の感情の制御に苦戦しながら、世界との付き合い方に辟易しながら、スターとして輝きを放つまでの過程を見守る事ができて、幸せだった。
正反対な二人が高め合い、混じり合い、一つへとなっていく。厳しい目線で見れば、現実味がないかもしれない。けどこの物語には確かに存在するのだからそれだけで良いと自分は思う。 -
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ネタバレスター誕生の物語でありながら、真由とミチルという二人の関係の物語だったと思う。才能や立場の違いからぶつかり合いながらも、互いを強く意識し続ける。その緊張感が、物語を最後まで引っ張っていた。
ラストで真由が髪を切り、ミチルを背負ってステージに立つ場面は、勝ち負けではなく「共に立つ」という選択の象徴に見えた。嫉妬や葛藤を抱えたまま、それでも同じ光の下に立つことを選ぶ。その姿に、二人それぞれの成長が凝縮されていたと思う。
そして、冒頭の一文がラストに重なる構成も印象的だった。物語は円を描くように閉じるけれど、二人は確実に変わっている。同じ場所に戻ったようでいて、もう同じではない。その余韻が静かに残る -
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二人で居るのに、互いの気持ちが違うのは、孤独であることよりも寂しく、悲劇…。
を物語に見事仕上げてくださった作者さまに感謝
広告代理店で働くバリキャリな涼子と自宅で美容室を営んでいる孝之はもちろん、ふたりのまわりにいるキャラクターたちも魅了的
人間性は別として、物語を盛り上げるうえで、、という意味で
村山由佳さんの恋愛ものって凛としていながらもヨワイところもある女性の描き方が素晴らしく、今回も濃厚なチョコレートケーキとエスプレッソをいただいたような満足感…
村山由佳さんの作品、やっぱり好み♡
500ぺージ以上の大作で本の厚さが凶器となっているって思ったのは、ここだけの話 -
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今月、私、購入本。
いつも行く「平安堂あづみの店」の文庫コーナーに積まれてた。
徳間文庫大賞2025受賞!の帯。
そして、舞台が長野だから!
沢山あったので目を引きました。
そう!方言がやたらめったら使われてて、これ信州人以外は理解できるのか?って思ったけど、他の方のレビュー拝見したら、そこには全然突っ込んでなかった。読めたらしい!笑
この物語はね、都会の小学校でいじめにあった雪ちゃん(5年生)が、お父さんとともに曾祖父母が住む長野で暮らしを始め、仕事を続けたい母親と離れて暮らすことになったの。そして新しい学校に通えずにいる雪ちゃんに周りの人は…。
主人公は雪ちゃん。
だけど、田 -
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2025/01/03
何か久しぶりに王道の恋愛小説を読んだ気がします。
まずは何よりこの本がとても読みやすかったです。
主人公の勝利(かつとし)は高校3年生のときに遠方へ親が引っ越しする関係で父の友人の花村家のかれんと丈ともに同居することになる。
ともに生活をしていくうちに段々とかれんに惹かれていく勝利だが、かれんは勝利の高校の美術の先生でもあり、行きつけのカフェのマスターのことが好きということでしょうりのでるまくは最初は無さそうなのだが…。
タイトルにある通りで、2人の恋が成就していく過程が描かれています。とてもド直球って感じの恋愛小説だなぁって思いました。表現というよりも展開が読んでいてス -
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よかったです。
とてもすてきな小説でした。
農業をやりたいと言う父親といじめで学校へ行けなくなった小五の雪乃が、曾祖父母が住む田舎へ移住します。離れて暮らす母親との関係や父親の強い思いを読んで、この家族の強さを感じました。小説は周囲の人たちとの交流を通して変化していく雪乃の気持ちをうまく表現していました。
いじめは絶対に許せないことだということ。本当に強い人は、弱音が吐ける人だということ。誤りはきちんと認めて、謝罪すること。多くの場面で、考えさせられた読書でもありました。
小説の始めの頃の雪乃と終盤の雪乃は、気持ちの持ちようがすっかり変わっていました。一年かけて様々な経験をして、ようやく