村山由佳のレビュー一覧

  • 雪のなまえ

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    この類いの小説の中では1、2を争うぐらい胸に刺さりました。一番良かったと思うところは、雪乃ちゃんが小学生の高学年でイジメにあって不登校になってしまうのですが、自分も不登校だったのでなんで行けないのか?なんで行かないのかが痛いほど分かってしまう文章の表現。昔は学校に行くのが当たり前だという時代。そんな時代でした、自分は。しかし、この小説で出てくる両親は子どもの気持ちがよく分かってくれていて優しく受け入れてくれています。でも中には心無い人もいて、厳しく言う人もいるのですが、周りの優しい人達に囲まれて、少しずつ雪乃ちゃんは強くなっていきます。特に同い年ぐらいの友達の存在が凄く大きくて、カッコよくかん

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    2025年09月09日
  • 花酔ひ

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    ネタバレ

    ここ最近読んだ本でいちばんよかった。朝の電車で読むべきではなかった。
    全員の性に溺れていく様が、エロい。自分の性癖をはっきりさせなくてはならない。

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    2025年09月03日
  • 記憶の歳時記

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    デビュー30周年記念エッセイ。
    今回、続けてエッセイを4冊読み切った。

    作品の中にも、自伝的な要素を感じられていたけど、
    エッセイで、より深く村山作品を理解できた気がする。

    母親との確執は、どんなに傷ついたことだろう。
    え?と思うエピソードが満載だった。
    それも、小説の肥やしになっているのだろうけど。
    「もっと愛してほしかったとは思わない。
    ただ、愛させてほしかったな、と思う」
    胸が苦しくなる言葉。

    2度目の夫は、なんて奴!
    たくさんの借金のせいで、必死で働いた話は、今回初めて知った。

    波乱万丈な人生の中で、たくさんの命と出会い別れを繰り返し、今の幸せがあるんだ、と知った。
    全部全部、

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    2025年08月27日
  • 晴れときどき猫背 そして、もみじへ

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    2002年に刊行された鴨川での「楽園」の復刻版。
    下にコメントが付いていて、楽しめる。

    もみじの祖母であるこばんの子育て、
    こばんの娘でもみじの母である真珠の子育て、
    それだけでもストーリーが凄すぎる!
    猫嫌いの旦那第一号もメロメロにするほど。

    もみじの兄弟たちは、どんな猫生をすごしたのかな・・・

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    2025年08月27日
  • 妖し

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    電車の乗り換え時に構内の本屋で購入

    「妖し」という固有名詞を題材にするとこんなにも作者のカラーが出るのかと…!

    大好きな恩田陸さんの作品のじっとり感がたまらなかったです。
    バナナの話は、一生忘れないと思います。
    情景描写が秀逸で、主人公視点の光景が目に浮かびすぎて怖い。そして情景は目に浮かぶのに主人公の感情が絶妙に言語化されないままそこにある感じが凄かったです。

    たまたま手に取った本でしたが大好きな一冊になりました。

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    2025年08月24日
  • ありふれた愛じゃない

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    ネタバレ

    情景描写が美しすぎる。

    「好き」という気持ちだけで、真奈は人生において大きすぎる決断をした。熱く、深い情熱はときに人を容易く変えてしまうのかな。

    貴史との別れの場面の真奈の台詞
    「許さないでいいよ。私のこと、一生、赦さないでいいから」
    こんなの、貴史からするとあまりにも自分勝手で無責任な言葉だと思う。それでも、竜介との唯一無二の繋がりを思えば真奈に共感してしまうんだよなぁ、、、。
    貴史に幸あれ。

    最後に、性暴力は決して正当化され得ないものであってほしい。

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    2025年08月23日
  • もみじの言いぶん

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    もみじちゃん、
    虹の橋を渡り、痛みも苦しみも無くなって、自由にあちこち飛び回れるのに、毎日、かーちゃんに呼ばれて忙しいね~

    子猫の頃、チョーかわいい!!!
    「ネコイキ」でのエピソードが写真ですごくよくわかったよ。

    かーちゃんを、すぐアホや~、というけど、
    猫を飼っている人はみんなアホになるんや。

    ところで、なんで、関西弁なんや?
    へへん、てそっぽ向かないで。

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    2025年08月23日
  • 星屑

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    ネタバレ

    芸能プロダクションから、ティンカーベルというグループ名でデビューする真由とミチルの活躍を描くお話。芸能関係の本は初めて。実態と乖離している部分もあるかもしれないが、マネージャーは実の両親よりもずっと近くでお世話をしないといけないのかと、大変な仕事であることを知った。

    当初は性格の違いから犬猿の仲と言われていた2人が、最高のライバルかつ相棒として成長していく過程を、まるでもう1人のマネージャーになったかのような視点で見ることが出来る。

    まさか真由がミチルになりきって歌うことで、1人ティンカーベルを背負う決断をするだなんて、当初から考えると想像もできなかった。ミチルがみたら喜ぶだろうなあ。

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    2025年08月22日
  • 猫がいなけりゃ息もできない

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    動物を飼っている人なら、家族のように、それ以上に愛情を注いでいるだろう。
    その愛するペットがいなくなることが、どんなにつらい事か・・・

    鴨川から出会い、一緒に人生を共に過ごしたもみじとの、
    17年間に及ぶ、闘病と、愛情物語。
    ただただ、泣きながら読んだ。
    東京の新居を探す間の1か月、離れ離れになった後、もみじのしがみつく様に離れないところは、もう号泣!

    何度も辛い手術に耐えて、薬も頑張って飲んで、
    頑張るもみじの姿は、2歳で病気で亡くなった愛猫と重なって胸が痛かった。

    きっと、生まれ変わって、また、村山さんに会いに来るでしょう。
    でも、もみじは、もみじ。
    それぞれをそのまま愛してあげてほ

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    2025年08月22日
  • 猫がいなけりゃ息もできない

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    村山由佳さんの愛猫、もみじの最期を綴ったエッセイ。中盤から号泣。
    着替えてまた戻っておいで
    が印象的だった。
    うちの2代目ハムスターも1代目がお着替えして来てくれたのかも、と思うとたまらなく、読後しばらく涙がとまらなかった。
    最後のもみちゃん目線の言い分も泣けた。できた子だね、もみちゃん。

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    2025年08月20日
  • PRIZEープライズー

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    「どうしても、直木賞が欲しい」
    作品を生み出す苦しみ、認められないことへの怒り、燃えさかる執着心。作家と編集者の間にあるリアルなヒリつき。濁流のように押し寄せる感情と展開に圧倒され続けた。もうしばらくこの余韻に浸りたい!!天羽カイン、村山先生恐るべし

    天羽カイン強すぎる...きっと見えない血が流れてるよ、この闘い無傷では帰れません(決闘シーンはありません)出版業界の裏側まで描かれていて読み応えがありました。はぁ〜、面白かった!!

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    2026年02月10日
  • 猫はわかっている

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    この本棚に「猫」で検索かけたら17冊も読んでいた。これが18冊目である。
    アンソロジーもあるので、ニャンコ好きな作家さんは多いんだなあと感心するニャンコ好きな自分である。
    1番バッターの村山由佳さんの作を読みながら、ずっと前から読みたいと思いながらも650ページの大作にためらっていた「風よあらしよ」に、やっぱり挑戦しにゃきゃあと思った。

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    2025年08月03日
  • 【無料】村山由佳デビュー30周年記念「集英社全作品試し読み小冊子」

    購入済み

    懐かしい
    高校生のとき「おいしいコーヒーの淹れかた」シリーズ読んでた
    でも途中でやめちゃったなぁ
    かれんと勝利、あれからどうなったんだろう
    この本きっかけでまた読み直してみっかなぁ

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    2025年07月22日
  • 二人キリ

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    ネタバレ

    出版された時からずっと読みたいなと思っていた作品。

    なんとなく知っていた阿部定事件。
    読んでる途中何度も阿部定さんを知りたくてスマホで調べた。

    定さんの生い立ちを知って、そもそも絶対父親がおかしい。どんな事をしたとしてもなぜ可愛い娘を売れるのか?その時代ではあったことなの?疑問だらけ。

    定さんの話ではあまりに生々しい描写とあまりに自分勝手に心も軀も吉さんに溺れてく様子に、周りの事も考えるとちょっと苛立ちも感じたけれど、吉さんの話の部分も読んで、もうこれは仕方ないのかなと。

    愛する人を殺めても他の女に触れられたくない。そんな風に思える人に出会えたことがないから定さんの気持ちや行動は到底理

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    2025年07月19日
  • 二人キリ

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    「阿部定」はこれまで自分の中でキワモノ扱いだったけど、ようやく生身の普遍性のある人物として色づいた。お金に執着がなくて読んでいると不安になるが、なんだかんだ人の縁があり飢えることなく全国各地で生きていけているのがすごい。常識に囚われず自由な人。

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    2025年06月26日
  • はつ恋

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    トキヲさんの言葉が私の心に寄り添ってくれて癒されました!
    子供の頃から普通の家庭じゃなくて、私にだけ母親や祖父や母親の再婚相手やその子供の弟に暴言吐かれたり、暴力振るわれたりされて躁鬱になって、今も辛い日々を過ごしてるんですけど、心が救われました!
    この小説に出会えて幸せを感じました!
    ありがとうございます!村山由佳先生!

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    2025年06月18日
  • 放蕩記

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    娘と母の記録というのか?

    女の子が欲しい!と言う母の元に生まれた夏帆。

    さぞかし愛情に包まれて幸せな家庭なのだろうと思いきや、夏帆は母を嫌いみたいで。

    読んでいるうちに、作家さんの実生活書いている?と思い、(文章や物語を作る苦労の部分がものすごく現実味があり)調べているとそうみたいで?(お母さんが認知症になったから書いて世に出せた話らしいです)

    お母さんは夏帆に全部を求めてしまったため、(友達とか恋人とかそういう部分)ああいう感じになってしまったのかなぁと。(でも、夏帆にとっては迷惑な話だよね)

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    2025年06月05日
  • 記憶の歳時記

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    いいな、村山さんの文章は。

    最後、「わたし」として語ってる「家」の話がいい。
    一人前の家になるには、生と死を経験してる、
    この家で生まれ、この家で亡くなる
    そんな、歴史があって一軒(人)の
    一人前の立派な家(人)になる。
    そんな感じ、、、
    家の歴史を辿ってみると自分がどんなふうに
    生きてきたか、家族とのたくさんの想い出、
    両親がどうやって暮らしてきたのか、
    色んなことがわかるなぁ。

    歳時記、、のおしまいに家がでてきて
    すごくうま〜く締めくくってるなぁ。

    とっても、変わったお母さんの話は他の本で
    読んでいたけれど、村山さんを作家にするべくして
    お母さんが現れたんじゃないだろうか。
    よく子ど

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    2025年06月04日
  • 【新装版】BAD KIDS

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    秘密は1人で大事に抱えているから重く大きなものになってしまう、という都の台詞があったけど、都や光輝、隆之みたいに考えられる人間の方が少数派なのも確かで、本人に関係のない周りの声の方が大きく聞こえるから、隆之のように自分の心の内で感情を処理しようとする気持ちに共感した。ただ1人好きになった人が同性だったり、年上だったりするだけなのに、多くの人は他人の心に土足で踏み込み、性別や年齢ばかりを指摘して、そこに至るまでの本人の心情や背景を理解しようとするようなことはしない。そういう世間からの目線に怯えることもなく、自己を抑圧することもない自由な光輝が2人のために、弾いたピアノが綺麗だと思った。

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    2025年05月26日
  • 遥かなる水の音

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    自分が死んだ後、その灰をサハラにまいて欲しいと周から頼まれた友人たちがサハラまで旅をする。周の姉の緋沙子。一緒に暮らし周を愛していたフランス人のジャン=クロード。幼なじみの浩介と結衣。浩介と結衣の二人がとても好きだった。サハラ砂漠に行ってみたくなる

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    2025年05月17日