村山由佳のレビュー一覧
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バレエといえばロシア。
ラーゲリといえばロシア(シベリア)。
過去にロシアで起きたことが、今に繋がっている······。
詳しくは知らなかった現実をこの本で知りました。戦争を潜り抜けてきた一人の男性と当時の従軍看護婦たちの現実がすさまじかったです。
それぞれの上司の編集長から、ボリショイ・バレエ団の来日に向けてなにか面白い企画を、と命じられた長瀬一平と水野果耶。2人が最初に話を聞くことになったのは、世界で5本の指ともいわれる名振付家、久我一臣でした。彼の人生の話を聞くことは、戦争体験を聞くことでした。
本当に声もでないほど残酷なのが、戦争なんだと思いました。戦争が終わってもまだ悲惨なことが -
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ラストの方泣いてしまったᵕ ̫ ᵕ̩̩
私がいかにも好きそうな本って思って手に取った本。
本当に大好きな本になりました!
ミチルと真由《だけ》の成長物語でもなく、キリエさん《だけ》の成長物語でもなくて、それぞれ登場人物のスピンオフ書いてほしい!!って思うぐらい、それぞれのキャラが濃く描かれている本だなって感じました。
特にキリエさんの決意に胸打たれて、
真由は実際にいたら嫌いになるかもって思ったけど
嫌いにはなりきれないキャラの魅力がありました。
最終的には、真由の心情が分かるし好きなキャラになりました。
緊迫感が強い青春ストーリーって感じで、
分厚い本なのに、
《今日はここまで》ができ -
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もう十数年前に亡くなっている祖父は満州にいたと聞いたことがあるし、数年前に亡くなった血が繋がっていないけれども私にとっては本当の祖母だった祖母は戦時中学校で竹槍で敵を突く訓練をしたと言っていたことを覚えている。
その時代に生きていた人たちにとって第二次世界大戦がどのような影響を持つものだったのか、今はもう物語としてしか知る術がなくなりつつある。
読みながら、もし祖父母が生きていてくれたのなら、私はきっと当時の話を聞きに行っただろうなと思った。
戦争が起こると悲惨な状況になる、という知識はあっても、それが実際に自分に近しい人に起こったことがあり、いつ自分の身にも降りかかってきてもおかしくないと -
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プロローグ
壮絶にして壮大なる幕開け
そこは、正しく“DANGER ZONE”
ここに突入した瞬間にもう抜け出すことは出来ない
そう、最後まで見届けるまでは
決して目を逸らしてはいけない、、、
本章
『DANGER』壮絶なる輪舞曲に★5
『PRIZE』に次ぐ村山由佳さんの最新作
雑誌の編集者である、元バレエ経験者の果邪と
記者の長瀬が元バレエダンサーで現世界的演出家の久我の半生をインタビュー形式で追っていくと、
そこには壮絶なる過去が
そして、その過去と現在とが邂逅した時、偶然が
生み出した奇跡と感動の物語を解き放つ
糸は繋がっていたのだ!!
だたその糸を手繰り寄せたのは -
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第二次世界大戦での上海・満州での様子と、シベリア抑留の過酷な状況を描いた作品。
振付家・久我一臣と、戦時中看護婦だった翠の語る戦争は、言葉では言い表せないほどの苦しみを感じるものでした。
過酷な状況下で、死んだ方が楽になれると思いながらも、歯を食いしばり生き抜くことを決めた覚悟。
とても悲惨な状況に目を逸らしたくなるのに、読ませられてしまう物語の吸引力に凄まじいものを感じました。内容はとても重たいのに、村山さんの言葉選びや表現が心地良く、とても読みやすかったです。
久我氏から語られる戦争から、バレエへの想いと思いがけない縁への結びつきにつながるストーリーはさすがでした。戦争について、忘れてはな -
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第1話 「エルザ動物病院」は院長の北川梓を含めて女性4人で切り盛りしている。子猫が一匹運ばれてきた。
子猫を連れてきた土屋は猫を飼えない、お金も払えないと言って帰っていった。だが土屋はまた猫用ミルクを持って様子を見にきた。院長はついでなので、外の花壇の整備を頼んだ。土屋は作業の最後に手を洗ってから猫にかまって帰っていく。
足を轢かれた犬が運び込まれた。前足の肩の付け根から、後ろ足は半分から下切断である。引き取り手は現れない。ので、土屋に猫の方を飼ってくれないかと直談判になった。
第2話 保護犬のロビンは片側股関節脱臼の既往があり、腰が弱い。しかしある日歩けなくなった。また脱臼の上関節炎 -
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信州の美しい木立の中に佇む「エルザ動物クリニック」。
ちょっとクセがあるけど凄腕の院長と
過去の出来事に悩む受付の深雪や看護師の絵里香と雅美。
クリニックに訪れる動物とその飼い主たちとのストーリー。
馬が脚を折ったらなぜ安楽死をさせなければいけないのか
他の猫と接触しないのになぜ避妊手術をしたほうがいいのか
動物の知識が全くなかった自分にとっては、
そういうことだったのか…と、とても勉強にもなった。
動物もひとも関係なく、一つの命。
動物を飼うということは、その命に対して責任を持つこと。
ときにつらく厳しい選択を迫られるが、
その命に真剣に向き合い、
懸命に助け -
購入済み
優しくて ちょっと哀しい
あの本読みました?のインタビューを拝見して読んでみたくなりました。
1話目が一番好きなお話です。猫も勿論可愛いけど…
幼い頃は犬が苦手で通園途中にいる犬に怯えて保育園に行けずに帰って来てしまう私を心配した両親が犬を飼い始めました。やがて仔犬に懐いて怖がらなくなり…ずっと犬と一緒の生活が続き、どの犬達も大切な家族でした。
結婚した年に、嫁ぎ先でも犬を迎えて17年一緒に年を取ってくれた愛犬も旅立ち天国ではナンテ名前を名乗ったのかなぁー…“かわいい”かな?…“いい子だね”かな?
今でも毎日思い出す大切な家族です🐶