村山由佳のレビュー一覧

  • PRIZEープライズー

    Posted by ブクログ

    賞という事、編集者や編集担当者との関係、小説家のプライドなど、大好きな小説の事を色々知ることができた本です。斬新な表紙でしたが、こういう事にも意味があるんだな、と、読み終えた後は、違う視点から見る事ができて幅が広がりました。
    小説→賞 が好きな読者にはたまらないですね。

    0
    2026年08月12日
  • DANGER

    Posted by ブクログ

    バレエ界のイイ話を連載するために企画された、あるバレエダンサーの生い立ちを追うルポルタージュは、いつしかソ連参戦後の満洲とシベリア抑留の壮絶な理不尽さに主題が移っていく。特に翠たち看護隊員がソ連兵の標的になる描写は悲惨極まりない。そんな中でも、一臣のバレエ経験、バレエの底しれぬ魅力が一臣と翠のかすかな希望の縦糸になっていく。またその記憶が、聞き手である若者世代の果耶と一平に受け継がれ影響を与えていく。登場人物それぞれの心の動きと決意が伝わってくる、文章の力に圧倒された一冊でした。

    また、この物語における「現代」は1990年代前半で、一臣も知っている限りを話す決意をしてくれるが、先の戦争の従軍

    0
    2026年08月12日
  • PRIZEープライズー

    Posted by ブクログ

    作家という職業で「直木賞」は特別なものだと思う。先日、東野圭吾さんの訃報の時に、直木賞受賞時のコメントを聞いて、発表を待つ作家側の気持ちを想像したばかりだった。今度から発表の日に想像するかもなぁ。
    作家と編集者の関係って、こういうことなのかと。緊張感のある信頼関係でいいなと思えたけど、自信を持つことで奢りが出てしまい、勘違いに至るのは怖いことだ。境界線がはっきりある仕事で、その線を超えてはいけない。

    0
    2026年08月11日
  • 遠い背中 おいしいコーヒーのいれ方 VI

    Posted by ブクログ

    ショーリの一人暮らしの回。丈推しなので今回も安定のいい奴で安心しました。
    勝利のモヤモヤがいつか嵐にならないといいなー!

    さらっと読めるのでサクサク進めて飽き性の私にはありがたいです。

    0
    2026年08月10日
  • PRIZEープライズー

    Posted by ブクログ

    一気読みでした。すごい世界なんですね、リアルが過ぎるwwと思わざる得ないくらい作家、編集者、出版社の関係が騒動通り、それ以上に面白く描かれてありました。拍手!

    0
    2026年08月07日
  • しっぽのカルテ

    Posted by ブクログ

    人間と動物。尊厳と愛情。

    『エルザ動物クリニック』を舞台にした、人間と動物そして尊厳と愛情。
    院長の梓、看護師の雅美や絵里香、そして深雪と動物の『命』を無下にせず、人間と同じ尊厳を持っていると、クリニックに来院する動物や飼い主に伝えているのではないかなと思った。

    そこで思い出したこと。昔飼っていたハムスターが大怪我をしてしまい、動物病院へ搬送した時に命を預かることの『責任』がないと飼えないと気づいたこと。
    この時に初めて動物病院に赴き、小さな身体を治療をしてくれたのを見ていたシーンを呼び起こたのは
    今回の物語と重なった部分がある。

    「誰かが面倒を見てくれる」と人に委ねているのではなく、自

    0
    2026年08月07日
  • 緑の午後 おいしいコーヒーのいれ方 V

    Posted by ブクログ

    今回は大きな揉めごととかなくても、なんだか読んでて不安にさせるような?天気で言うと曇りみたいな、今後何か嫌なことが起きそうなニュアンスがあって、読む手がさらに止まらなくなりました。
    サイドストーリーの丈の話が結構楽しかったです。

    0
    2026年08月04日
  • ある愛の寓話

    Posted by ブクログ

    六編の短編集のどれからも、生きるってこういうことだよなぁ、と思わされた。
    最後の「訪れ」は、いろんなことをこの短い物語に落とし込む村山先生の凄さを感じた。

    0
    2026年08月03日
  • DANGER

    Posted by ブクログ

    タイトル。途中までダンサーと読み違えていた。人はみな踊る。だから危険…なのか。悲惨で過酷な戦争の話なのに、先輩、後輩の掛け合い漫才が肩の力抜いてくれる。シベリア抑留、当然女性もいたんだ。「いつ壊れて砕け散ってしまうかわからない危うさとすべてを破壊し尽くすほど危険な美を両方とも身の裡に飼っているのがダンサーという生き物」「金輪際、国のためになることは何一つしない」同じことが80年後の今もウクライナの地で子どもまで巻き込んで繰り返されている、人間の愚かしさ。

    0
    2026年07月31日
  • 星々の舟

    Posted by ブクログ

    初めての村山さんの作品。
    入口から出口に向かって、どんどん人の業や欲求を掘り下げられるとは思わなかった。シンプルな恋愛の話のメインかと思えば、生き方を世代に分けて描くことで様々な発想をもたらしてくれる。パッと目に浮かぶ明るさではないが、じわじわと自分の方向性を見失わないようにする。明るさが見えてくる。

    0
    2026年07月19日
  • 彼女の朝 おいしいコーヒーのいれ方 III

    Posted by ブクログ

    少しずつ進展していく2人にわくわくモヤモヤしながらスラスラ読めました。最近ドラマでも不倫の話とか多くて、こんな純粋な話を求めていたので心が洗われます。

    0
    2026年07月18日
  • 僕らの夏 おいしいコーヒーのいれ方 II

    Posted by ブクログ

    続編なので登場人物を理解しているのもあって、本当にスラスラと読めました。恋愛モノにはあるあるの展開もあり楽しかったです。続きも楽しみです。

    0
    2026年07月18日
  • ある愛の寓話

    Posted by ブクログ

    この小説をくれたお友達へ

    信じられないくらい、わたしと相性ぴったりの小説でした。全ての愛の形を肯定してくれるような、そんなお話がだいすきだから。あなたはやっぱり魔法使いなのだと思います。
    どれも素敵だったけれど、『グレイ・レディ』が特に好きでした。

    わたしより

    0
    2026年07月18日
  • しっぽのカルテ

    Posted by ブクログ

    動物クリニックのお話。ほっこりキュンとしました。その後が気になりすぎるので続編期待。人間の都合のいいように飼われる、状況はそれぞれ違うにしても考えさせられます。

    0
    2026年07月15日
  • PRIZEープライズー

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    もやもやする。面白くてどんどん読めたけど。何でそんなに賞が欲しいかね。作中の直木賞選考委員の大御所だって取ってないのに。やっぱり子供の時に親から認められなかったからだろうか。これで一皮むけて脱皮しまして成長できたのかな。
    ヤバいのは千紘だった。でも、ラストを描くには千紘が必要だった。汝の為すべき事を速やかに為せ、て自分に言ってたのね。ヤバいぜ。それでユダがどうなったか知ってるだろうに。千紘だけ不幸せ行きじゃん。千紘に幸いあれ。

    0
    2026年08月30日
  • はつ恋

    Posted by ブクログ

    古い日本家屋の庭の、四季折々の草花や生き物たちの息吹が、鮮明に丁寧に描かれていて、美しい。
    何度も読み返して、じっくり味わいたい文章たち。

    小説家のハナは、50歳過ぎとは思えない可憐さだし、
    恋人のトキヲも40歳過ぎとは思えないたくましさとカッコ良さ。
    でも大人同士の余裕もあり、素敵なカップルだなぁ。
    お互いの寂しさをちゃんと伝えて、でも自分の領分(仕事や家族のこと)はしっかりやって、愛を育んでいる。
    正に「大人の恋愛小説」。

    巡る季節を共に生きている幸せを噛み締めたくなる、そんな小説でした。

    0
    2026年07月10日
  • DANGER

    Posted by ブクログ

    読んで良かった。中国で戦争を生き抜いて、戦後はシベリアに抑留され、帰国した後にバレエダンサーとして成功していった久我と、満州に家族と渡り、看護婦として従軍し、帰国後は幸せに生きていった、さかゑ。当時のあまりにも過酷で理不尽な日々に胸が締め付けられた。戦争の頃の話は色々読んでいるが、まだまだ足りない。

    0
    2026年07月10日
  • キスまでの距離 おいしいコーヒーのいれ方 I

    Posted by ブクログ

    読みやすくて色んな展開もあって最後まで楽しめました。
    主人公の言葉の古さは感じました。また彼女に対する少しキツい言い方もひっかかりましたが、だいぶ昔の本なので時代も変化もあると思います。続きも楽しみです。

    0
    2026年07月07日
  • DANGER

    Posted by ブクログ

    よかった。
    きらびやかなバレエの話ではなく、戦争前後のかくしておきたい話もあって。
    歴史の授業って何か知らない場所の伝説のお話を聞いている感覚があったけど、最近は少しずつ繋がっていて自分が歴史の中にいる感じもしてきて。ただただ不思議な感覚。

    0
    2026年07月07日
  • 星々の舟

    Posted by ブクログ

    初めて読んだ時、この本は手放せないと思った。
    久しぶりに再読してみて、やっぱり手放せないと思ったし、なんだかやっぱり特別な本です。
    読みながら目を瞑りたくなるようなシーンが何度もあったし、しんどいなと思ったけれど、あとがきで村山由佳さんが一条の光が射すような終わり方を心がけたつもりでいる、と書いているように少しの希望はあるように感じる。

    0
    2026年07月05日