村山由佳のレビュー一覧

  • 星々の舟

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    初めて読んだ時、この本は手放せないと思った。
    久しぶりに再読してみて、やっぱり手放せないと思ったし、なんだかやっぱり特別な本です。
    読みながら目を瞑りたくなるようなシーンが何度もあったし、しんどいなと思ったけれど、あとがきで村山由佳さんが一条の光が射すような終わり方を心がけたつもりでいる、と書いているように少しの希望はあるように感じる。

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    2026年07月05日
  • しっぽのカルテ

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    動物の病気がメインの話かと思って、なかなか手が出てなかったのですが。まいりました。動物病院を舞台に、訪れる人たちの人間模様がさすが村山さん。動物たちは喋れないし、飼い主よりもきっと先に旅立ってしまう。中でも高齢女性と愛犬の話。身につまされた。だから飼い主は元気でいなきゃいけない。一気に読みました。

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    2026年07月04日
  • しっぽのカルテ

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    ネタバレ

    初めましての作者さん。
    ほんわかした表紙と、動物病院が舞台と知って読むことにしました。

    本の中は6つの話で構成されていて、表紙に登場した動物たちが描かれています。
    猫→犬→オキナインコ→うさぎ→馬(!)
    どの話も面白かったですが、特に心に響いたのはオキナインコの話でしょうか。

    続編があるようなので、そちらも楽しみです。

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    2026年06月22日
  • DANGER

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    あらすじから想像する以上に苦難を描いた作品
    バレエに魅せられた一人のダンサーが戦争に翻弄された自身の人生を振り返る
    この本の舞台は今より30年以上前で、当時ですら「戦後」という感覚はもはやなく、当然のように平和な日本を享受していた
    そこからさらに時はたち、「シベリア抑留」「ソ連」「ヤルタ会談」「関東軍」などはあくまで教科書で習い試験に出される単語としての意味でしか捉えられていなかった
    敗戦国としての惨めさ恐ろしさを描くと同時に、開拓民として先に住んでいた人々を追い出していたり土地を結果的に奪っていたり、大和国民と自認し周囲国を見下していたりした当時の価値観も描かれている

    村山由佳さんのリーダ

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    2026年06月21日
  • DANGER

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    こんなに偶然が重なるものだろうか? でも
    この過酷な過去には、このくらいの偶然でもなければ読むのが辛すぎる…
    僕と先輩の関係性が とても良かったなー

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    2026年06月16日
  • ありふれた愛じゃない

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    気になるドラマを一気見するように夢中で読み終えた、
    抑えようとするほど揺れていく二人の想いがとにかく苦しくて、もどかしくて、ページをめくる手が止まらなかった。

    読み終えた今も物語の余韻が抜けない。

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    2026年06月15日
  • Row&Row

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    村山由佳さん著「Row&Row」
    「PRIZE」2026年本屋大賞3位、おめでとうございます。
    今回の本屋大賞は非常にいい作品が多く「熟柿」も含めて上位3冊はどれが本屋大賞でも納得できるほどだったと感じている。

    本作品は「PRIZE」以前に執筆された作品だが興味深かったので購読。

    物語自体は凡庸で簡単に言ってしまえば不倫が絡む夫婦物語。
    性描写も多く、官能小説顔負けの物語でもある。

    ただ本当に凄かったのは登場人物達の心理描写。圧巻だった。
    夫婦間に元々あった細かな互いへの違和感が夫の不倫を機に細かな一つ一つが繋がっていき大きな亀裂となって深い溝を作っていく。
    それに至る互いの心理

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    2026年06月15日
  • しっぽのカルテ

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    最近、大人な村山由佳さんの小説ばかり読んでいたような気がして…

    心洗われた感❤️

    院長さんも、看護師さんたちも、土屋くんも、とても良い人で。

    特に、独特な雰囲気の院長がかなり好き。

    森にある、動物病院、いい‼️‼️

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    2026年06月14日
  • 天使の卵 エンジェルス・エッグ

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    せつない恋愛小説。
    満員電車で見かけた女性に一目惚れしてしまった浪人生。後日、偶然にも再開するが、その先には様々のしがらみが・・・

    ワザとらしいくらいに切ない物語で、好みが大きく分かれると思います。作者も、「万人受けでなく、心から共感してくれるほんの少しの人」を意図して書き上げたそうですし。
    真剣、浅慮、不安定な青年をまっすぐに描く筆致は恋愛物語に絶妙にマッチしていて、個人的には刺さりました。

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    2026年06月14日
  • 星屑

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    アイドルを支えるマネージャーの視点から描かれる物語。反発し合っていた二人の少女が少しずつ成長していく姿が胸を打つ。芸能界の光と影の先に、爽やかな青春を感じる一冊でした。

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    2026年06月08日
  • DANGER

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    一気に読みました!
    ボリショイ・バレエ団の来日を盛り上げていくため連載記事を書くことなった果耶先輩と長瀬くん
    2人でバレエダンサー振付師久我一臣のインタビューを軸に、久我氏の幼少期から戦争の話が続きます
    バレエ特有の肉体に無理のかかるポーズがことごとく、この世のものとは思えないほどの美しいもの
    そのために、女性の持つ本来の肉体にいつか重大な事故に繋がるほどの無理をかけ続けなければバレエの理想に近づけないと言うなら、その理想の型そのものを修正してゆくという久我氏…
    そして創作バレエを考え、シニアのためのコンクールでパ・ド・ドゥの部分だけ、久我氏と果耶先輩で踊るという
    バレエのため体を故障し心も故

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    2026年06月06日
  • ロウ・アンド・ロウ(上)【毎日文庫】

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    ぎゃあああーっ!いらいらするぅ〜っ!

    実はさ、男を好きって思ってるけど、女って男の事嫌いなんじゃないかなって思わせてくる作者、どんだけ〜。嫌なことあり過ぎたか、昼下がり漫画の読み過ぎか、テレフォン人生相談とか聴いてるとか?
    なんだよ竹取の美登利って。寿司だろ。

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    2026年06月06日
  • DANGER

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    読み始めたら止まらない、そんな本でした。
    バレエの話から、戦争、シベリア抑留へと続いて重い場面もあるけれど、オススメしたい一冊でした。

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    2026年06月04日
  • ダブル・ファンタジー(上)

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    読みやすい。

    よその夫婦の事をなかなか知る機会がないので。
    夫婦の会話が具体的で、ありそうって思う。


    54歳のわたし。刺激的な、文章は、ギリギリ読める。いや。もはや読んだとてだ。あともう少し、若い時に読んだらもっと自分ごととして読めたのではないだろうか。

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    2026年06月04日
  • DANGER

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    バレエ半分、戦争半分の大河小説。
    幼少期からバレエに親しんでいるので、とても興味深く、夢中で読み進めました。
    わたし自身の所属していたバレエ団の大先生らの恩師たちが生きてこられた時代であり、家族の話としては祖父母が上海〜大連〜舞鶴の経験者。
    人ごとでない気がして、ドキュメンタリーかと錯覚しそうでした。
    読みながら、読んだ後も壮絶な時代を生きた先人たちに思いを馳せる。
    暗い時代の話ながら、後味は悪くなかった。

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    2026年06月04日
  • DANGER

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    偶然新聞で紹介されているのを見て購入。
    Netflixで不毛地帯を見ていたこともあって、シベリア抑留という共通点から派生したというのも購入の理由です。

    途中読み進めるのもつらい点がたくさんありました。
    私が思うに、戦時中の出来事や言動に対して様々な感想は抱いたとしても、言葉にして言えないです。今の時代を生きる自分が、あの頃のことを何も理解せずに対岸からジャッジしてるような気がして、何を言っても間違っている?軽い?と思わざるを得ないからです。

    どこで見たか忘れてしまったのですが、たしか村山由佳先生が、こういった題材をエンタメとして消費していいのか悩んだというようなことを発言されてました。私も

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    2026年06月02日
  • DANGER

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    こんな重い話しになるとは。
    ダンサーとデンジャーをかけてデインジャーらしいのですが、デンジャーが80%以上に感じます。

    編集者の長瀬くん、同じくバレエが大好きな編集者の水野果耶さん二人が、バレエダンサーの久我一臣さんの過去経験談を連載として取材していく
    のだが、その過去に出会った翠さんの波瀾万丈物語となっています。

    ソ連収容所での久我一臣さんの経験談も凄まじいものがありましたが、満洲で従軍看護婦として務めた翠さんの経験談は本当におそろしく、バレエどころではない展開です。

    段々とロシアがキライになってしまいますが、日本兵も同じようなことをしていましたので、なんとも言えませんね。

    終戦後満

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    2026年06月01日
  • DANGER

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    ネタバレ

    どん底に堕ちてなお、輝きをあきめない。

    これは、スゴい作品としか言いようがない…。

    タイトルがDANCERではなく、DANGER(危険)である理由は、本作を読むと明らかになる…!!

    最初は、久我のバレエに対する想いが記されていたものの、読み終わったら、戦争の話だったなぁという印象が強く残っている。

    シベリア抑留の過酷さなど。
    久我が、戦争の悲惨な記憶を振り返るシーンを見て、これは、知ってなきゃいけないことだと、、、思った。

    この本を読んで、「戦争」は、2度と繰り返してはいけない。
    そう改めて感じた。

    「面白かった」というよりは、「考えさせられる1冊」
    多くの人に読んで、「戦争」につ

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    2026年05月29日
  • しっぽのカルテ

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    ネタバレ

    prizeで初めて村山さんの作品を読み、
    その次に読んだので、柔らかそうなお話も書かれる方なんだなと意外に思いました。
    印象的だったのは、院長の北川がモンゴルで暮らしていたという箇所。獣医師になるきっかけなど、モンゴルで遊牧民と〜、と獣医師がテーマになっている物語で読んだことなくてすごく新鮮でした。作中で父親の病気で日本に戻ってきたとありましたが、北川はおっとうのように、モンゴルで働こうとは思わなかったのか。「日本」で獣医師を目指したのには理由があるのかなど、もっと読みたいと思いました。
    また、動物だけではなく、人間同士の関係性も読み応えがあり今後の深雪はどういうふうに進んでいくのか。土屋との

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    2026年05月29日
  • 星々の舟

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    雪虫/子どもの神様/ひとりしずか/青葉闇/雲の澪/名の木散る

    次男の物語
    次女の物語
    長女の物語
    長男の物語
    長男の長女の物語
    そして父の物語
    母二人と父は折に触れて語られる
    それぞれの歴史の中に辛かったことも
    苦しかったこともあり
    合間に楽しかったことや嬉しかったこともある

    誰もが舟にのって澪をゆく
    雲の間や水の間をゆるゆると

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    2026年05月26日