村山由佳のレビュー一覧

  • 夢のあとさき おいしいコーヒーのいれ方 X

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    このシリーズを通して、何回「あー…あるよね。わかるわー」となったことか。

    好きだから故に、相手を思いすぎてしまうが故に、傷つけてしまう。
    まるで小学生の時に好きな女の子をからかってしまう男の子が大きくなったみたいな?

    勝利と同じような気持ちになった経験、私もあるなぁ…もっと早く読みたかったな。高校生くらいの時に。

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    2025年01月19日
  • 私たちの近現代史 女性とマイノリティの100年

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    村山由佳氏の「風よあらしよ」を読む前に、たまたまこの書を見て爆読。関東大震災時の朝鮮人虐殺の話から、今も続く在日朝鮮人の方々に対する差別、ヘイトなど、また当時から続いている女性差別の構造は、あれから100年たった今でも変わらずにある。だからこそ、女性とマイノリティの人たちがどのように立場に置かれていたかを想像し自身に置き換えて考えてみることが重要であると思った。現在、ジェンダー平等や多様性が訴えられている時代ではあるが、対談者自身の体験や本音も交えた書であり、あらためて自身の考えをアップデートできる書であった。

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    2025年01月08日
  • 翼 cry for the moon

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    「不安が風船のようにふくらんで割れる寸前までいくと、
    子供の心はそれを抱えておくことができなくなって、
    自分で風船を割ってしまうんだ。
    相手を挑発してわざわざ攻撃を引き出すことによって、
    自分のいだいている恐怖を現実のものにしてしまおうとするのさ」
    「そんな…どうして?」
    「現実にさえなってしまえば、もう不安でいる必要はなくなるからだろうな」

    このやりとりが胸に迫りました。切なすぎる。。。

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    2024年12月31日
  • 雪のなまえ

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    教育現場にいる身として、5年生にしては大人びてると感じるところもあるが、終始、雪っぺに感情移入していました。気づいたら終わりのページをめくっていて、まだまだ雪っぺを見守りたい気持ちになりました。
    学校に行けない理由は人それぞれだけど、家族の在り方、かかわりかた、たくさん考えさせられました。

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    2024年12月04日
  • はつ恋

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    ネタバレ

    村山さんに再びハマっている。
    主人公のハナは大人の女性だけどどこかかわいらしくて好きだし、トキヲは関西弁や言動の色々に魅力を感じる。
    恋愛、家族の話も、日々のくらしもどれもよかった
    面白かった!

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    2024年11月25日
  • 雪のなまえ

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    同世代の子を持つ親として、昔軽めなイジメられ経験者として、田舎出身都会暮し中の者として、終始心を掴まれる内容だった。
    どの立場の気持ちもよくわかる。それぞれに真剣で優しさがあって。
    自分もそんな人でありたい、と改めて思った。
    良い本との出会いでした。

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    2024年11月23日
  • 放蕩記

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    高校生の時に読んで、衝撃を覚えた。
    なぜなら私にも思い当たる節があったから。

    小さい頃の嫌な記憶は今も心の奥に鮮明にあって、ふとした瞬間に私を苦しめる。母のことが大嫌いで家族が大嫌いな時期があって、家に帰りたくなかった。大人になって実家を離れてからは、適度な距離感を保てている。一緒に出かけることもあるし旅行に行くこともある。母のことが好き。親孝行したいとも思う。
    だけど母のような子どもの育て方はしたくないし、うちの家族のような家庭も絶対に作りたくない。そう思っているのに私が子どもを作れないのは、私には母の血が流れていて 似ている部分があるからだと思う。なりたくない、したくないと思っている事を

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    2024年11月16日
  • 放蕩記

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    2024.10

    流行り?の毒親的お話なのかな、と思いながら、読み進めたけどもっともっと広範囲な深いお話で。母と娘にとどまらず、妻と夫、彼女と彼氏、父と娘、、
    とにかく心的描写がリアルすぎて、なのか、個人的に私に思い当たる描写がありすぎるのか。
    主人公に感情移入しすぎながら、どんどんと読み終えてしまった。多分、共感しない方がいいところも、とにかく共感しすぎてしまった。辛くなるほどに。
    誰かに対しての反抗心で、自分を傷つけることも、そんなこともあったなと。

    自分も親に言われたこと、小さな時の嫌だったことはとても覚えている。嫌なことほど覚えている。今は小さな子がいる身として、自分の子のそういうマ

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    2024年11月05日
  • 二人キリ

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    最初は猟奇的な殺人が題材のエログロな話かと思っていたが、読み進めるたびに「どうも違うぞ」と気づいた。「定」という1人の少女が世間を騒がせた「アベサダ」になるまでの彼女の人生を、彼女と関わった様々な人々の目線から読者に伝えている。定は自分のことを理解してくれる人を求めていた。本を読み終わったとき、その読者、多くの人が定を理解する人になっていることを彼女はどう思うのだろうか。本を読んで作者の意図に気付いたときは鳥肌が立った。
    作者の物語の書き方にも魅せられた。話し言葉で物語を繋いでいくから、ついつい語っている人に引き込まれてしまう…480ページも苦ではなかった。
    人を愛することは、苦しい事だと思う

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    2024年11月04日
  • ミルク・アンド・ハニー

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    ダブル・ファンタジーの続編だったか!
    もう一度ダブル・ファンタジー読みたくなった。
    最後そう纏めるか。流石。

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    2024年11月02日
  • ありふれた祈り おいしいコーヒーのいれ方 Second Season IX

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    おいコー、second season第9巻。完結。一時帰国し、かれんと再開したが、『私と・・・もう、別れたい?』と言わせてしまう勝利。このあたりが一番ぐっときた。その後、まさかの大怪我があるのだが、最後は穏やか。first seasonも含め全19巻、全部合わせて星5つとしました。リアルタイムでは完結まで26年かかったそう。

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    2024年10月16日
  • 二人キリ

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    衝撃。

    生々しくて、ぶっ飛んでて、美しくて。
    皆の心情が、本当にこの小説の通りだったんじゃないかと思ってしまう。
    どれだけの時間をかけて研究したんだろう。
    苦手な人は苦手だと思うけど
    私の心には突き刺さりました。
    素晴らしい一冊。

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    2024年10月11日
  • 猫はわかっている

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    ほっこり系からミステリーまで。猫にまつわる短編集。個人的には村山由佳さんの「世界を取り戻す」と長岡弘樹さんの「双胎の爪」、嶋津輝さんの「猫とビデオテープ」が良かった。

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    2024年10月07日
  • 風よ あらしよ 下

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    最後で涙が出そうになりました。
    自然と村の共同体から無政府主義の理想形を学んでいた伊藤野枝。彼女の人生は関東大震災での流言蜚語によって無惨にも終わらせられてしまいます。プロローグの前に書かれていた「声が、出ない」という語りと最後が繋がって、胸が押し潰されたように苦しくなりました。

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    2024年09月30日
  • 天使の卵 エンジェルス・エッグ

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    次々に起こる喪失が、空っぽさや悲しさだけでなく愛おしさを残していってくれるような作品だった。はるきのするりとした雰囲気がわたしもすき。

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    2024年09月26日
  • ありふれた愛じゃない

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    私、これ好き。読み始めてすぐに思った。

    主人公の思いが手に取るようにわかる。
    どんどん次が読みたくなって、自分事のように読めた小説は久しぶり。
    この本と出会えて良かったな
    海も好き。描写がわくわくする。夏に読んでよかった。海に行きたくてそわそわしちゃうもの。

    タヒチの女、いいじゃない
    太陽に当たるっていいじゃない
    自立した女っていいじゃない
    愛に生きるっていいじゃない

    肯定されてるような、発破をかけられてるような、応援されてるようなそんな感覚になったな

    来年の夏が楽しみ。

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    2024年09月18日
  • ありふれた愛じゃない

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    出てくる登場人物がみんな生き生きと描かれていて、それにタヒチの素晴らしい情景描写が相まって非日常を味わうことのできる本だった。

    ある意味ベタな話の展開ではあるけれど、所々にドキッとするような深い真理を入れ込んでくるので本当に上手い。つい引き込まれてしまう。それでいてとても読みやすく、読者ウケするような描写もきちんとありながら深い余韻も残すあたり、さすが村山由佳という感じ。

    こんな風に生きれたらなぁと思える1冊でした。

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    2024年09月07日
  • 私たちの近現代史 女性とマイノリティの100年

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    最近の政治家のかざす「愛国心」には心底嫌気がさしている。その理由を、この対談のなかでお二人が言語化してくれた気がする。
    「過ちを過ちとして認めることからしか、国への本当の思いも生まれない(村山由佳)」「今は、過去の歴史に学ぼうとするような政治家が皆無に近くなってしまって、戦争への警戒心や、ヘイトが悪いことだという意識が弱くなってきているのが、とても恐ろしい(朴慶南)」
    ↑こういうことを、日本人はもっと重く受け止めるべきなんじゃないかな…。そういう人間としての努力が、日韓関係だけではなく、イスラエルやロシアの戦争に対する解決の糸口になるのだろうと思うのだけど。

    猫エッセイや『風よあらしよ』を読

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    2024年08月31日
  • 天翔る

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    心が疲れた時読みたいと思える本でした。
    心が暖かくなります。
    辛いことを乗り越えるのはどんなに周りに良くしてもらっても、最終的に自分しかいないんだなと痛感。
    何も抱えてない人はいない。大なり小なり人生には全て付きまとうからね。
    エンデュランスという競技も初めて知りました。
    本当に馬の競技は多岐に渡るんだなぁと…。
    動物も大好きなので、手元に置いて折に触れまた読み返したいです。

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    2024年08月04日
  • 放蕩記

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    同性の親に対する屈折。
    果たして親としての愛なのか?
    どうなのか?
    教育か、躾なのか調教か、はたまた虐待か?

    ボーダーはルールをいくら作ったとて、判断し切れるものではない。環境の違い。

    環境が違っていた者同士が一つの家庭を営み始めるのが家族の最小単位であれば、どこまでがどこまでの範疇か。それぞれに委ねられる。

    範囲が決まっていたとしても、定まった数値にはならない。昔の体重計が、体重を指し示す赤い針が中央に固定され、目盛りが動くように。
    うまい例えが思いつかない。

    この物語に書いてくれたことは、少なからずどの家庭でも起こり得ること。少なくとも、自分自身の子供時代に置き換えてみて、かなりな

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    2024年08月01日