村山由佳のレビュー一覧

  • 天使の卵 エンジェルス・エッグ

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    次々に起こる喪失が、空っぽさや悲しさだけでなく愛おしさを残していってくれるような作品だった。はるきのするりとした雰囲気がわたしもすき。

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    2024年09月26日
  • ありふれた愛じゃない

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    私、これ好き。読み始めてすぐに思った。

    主人公の思いが手に取るようにわかる。
    どんどん次が読みたくなって、自分事のように読めた小説は久しぶり。
    この本と出会えて良かったな
    海も好き。描写がわくわくする。夏に読んでよかった。海に行きたくてそわそわしちゃうもの。

    タヒチの女、いいじゃない
    太陽に当たるっていいじゃない
    自立した女っていいじゃない
    愛に生きるっていいじゃない

    肯定されてるような、発破をかけられてるような、応援されてるようなそんな感覚になったな

    来年の夏が楽しみ。

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    2024年09月18日
  • ありふれた愛じゃない

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    出てくる登場人物がみんな生き生きと描かれていて、それにタヒチの素晴らしい情景描写が相まって非日常を味わうことのできる本だった。

    ある意味ベタな話の展開ではあるけれど、所々にドキッとするような深い真理を入れ込んでくるので本当に上手い。つい引き込まれてしまう。それでいてとても読みやすく、読者ウケするような描写もきちんとありながら深い余韻も残すあたり、さすが村山由佳という感じ。

    こんな風に生きれたらなぁと思える1冊でした。

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    2024年09月07日
  • 私たちの近現代史 女性とマイノリティの100年

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    最近の政治家のかざす「愛国心」には心底嫌気がさしている。その理由を、この対談のなかでお二人が言語化してくれた気がする。
    「過ちを過ちとして認めることからしか、国への本当の思いも生まれない(村山由佳)」「今は、過去の歴史に学ぼうとするような政治家が皆無に近くなってしまって、戦争への警戒心や、ヘイトが悪いことだという意識が弱くなってきているのが、とても恐ろしい(朴慶南)」
    ↑こういうことを、日本人はもっと重く受け止めるべきなんじゃないかな…。そういう人間としての努力が、日韓関係だけではなく、イスラエルやロシアの戦争に対する解決の糸口になるのだろうと思うのだけど。

    猫エッセイや『風よあらしよ』を読

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    2024年08月31日
  • 天翔る

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    心が疲れた時読みたいと思える本でした。
    心が暖かくなります。
    辛いことを乗り越えるのはどんなに周りに良くしてもらっても、最終的に自分しかいないんだなと痛感。
    何も抱えてない人はいない。大なり小なり人生には全て付きまとうからね。
    エンデュランスという競技も初めて知りました。
    本当に馬の競技は多岐に渡るんだなぁと…。
    動物も大好きなので、手元に置いて折に触れまた読み返したいです。

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    2024年08月04日
  • 放蕩記

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    同性の親に対する屈折。
    果たして親としての愛なのか?
    どうなのか?
    教育か、躾なのか調教か、はたまた虐待か?

    ボーダーはルールをいくら作ったとて、判断し切れるものではない。環境の違い。

    環境が違っていた者同士が一つの家庭を営み始めるのが家族の最小単位であれば、どこまでがどこまでの範疇か。それぞれに委ねられる。

    範囲が決まっていたとしても、定まった数値にはならない。昔の体重計が、体重を指し示す赤い針が中央に固定され、目盛りが動くように。
    うまい例えが思いつかない。

    この物語に書いてくれたことは、少なからずどの家庭でも起こり得ること。少なくとも、自分自身の子供時代に置き換えてみて、かなりな

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    2024年08月01日
  • 命とられるわけじゃない

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    読んでいても猫のかわいさが伝わってくる!
    村山由佳さんの猫エッセイを読むと私も猫を飼いたくなります。
    お絹との出会いは本当に運命?としかいいようのないもので、猫のほうがこんなに人に懐くということがあるんだな、と驚きました。

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    2024年07月21日
  • キスまでの距離 おいしいコーヒーのいれ方 I

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    職場の方から借りました、おいコー!! 読みやすくて時間をかけずに読めました(^.^)
    甘酸っぱい青春ストーリーでした(//∇//)♡ いいですねぇ〜次回はどんなことが起こるか楽しみです(^○^)

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    2024年07月17日
  • 二人キリ

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    ネタバレ

    凄まじいお話でした。
    どこまでが史実で、どこからがフィクションなのかも分からず夢中になって読み進めました。
    アングラエログロの「アベサダ」ではなくてみずみずしい一人の女性の輪郭が、吉弥の目線と彼女を取り巻く人々、そしてお定さん本人の視点を通して書き上げられていて、酷い女だとも思うのに彼女に魅入られていきます。
    吉弥とお定さんの二人の心の通わせ方には胸を捕まれた思いでした。
    そして吉弥自身の想いの行く末が見えたことによって想いが通じ合うという感情がよりリアルに感じられ、事件の日の彼女の想いも一段と際立つ。
    村山由佳さんの文章の持つエネルギーが力強くて生き生きとしていて、まるで映画を見たように情景

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    2024年07月13日
  • 女ともだち

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    327ページ
    720円
    6月17日〜6月19日

    女性作家8人による短編集。女ともだちの表と裏が、絶妙に描かれていて、どの話もおもしろかった。

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    2024年06月19日
  • 天翔る

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    感動的なラストが2回もあってお腹いっぱい。傷ついた人が他の人との関わり合いの中で成長していく姿をうまく描写できていると感じました。
    そしてエンデュランスという競技の中で、チームで戦い抜く素晴らしさも感じることができました。

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    2024年06月15日
  • 【新装版】BAD KIDS

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    ふとした言葉の鮮やかさ
    村山さんの小説は恋愛に対しての考え方が鋭くてハッとすることが結構ある。
    都や隆之のような人生は送っていないけれど、高校生の時に自分が悩んでいたことの答えを教えてくれた。

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    2024年06月11日
  • 嘘 Love Lies(新潮文庫)

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    すごく壮大な話で尚且つ緻密に描かれている作品だと思います!
    話が重くて重厚感があるのに自然と読み進めてしまうのは表現がそれだけ繊細で優しく一方で大胆に描かれているからなのかなと思います。

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    2024年06月04日
  • 星々の舟

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    わかってはいるけれど。
    振り返れば、何度そう思いながらもしてしまった、あるいはせずにやりすごしてしまったことか。

    もどかしさや孤独感をふくめ、それでも過ぎてゆく日常。
    家族それぞれの感情が、すうっと入ってきた。たとえば自分とは違った感じ方、受け止め方であったとしても、近くを流れるようななめらかさで。
    これはどういうジャンルと説明すればいいのだろうと思っていたけれど、「あとがきにかえて」を読んで、ああなるほどと納得がいった。
    もし、兄妹の恋という部分だけで刺激的でスキャンダラスな恋愛小説かと通り過ぎてる人があるなら「ちょっと」と呼び止めてみたい。
    父の「名の木散る」でぐんと深みと重みが増す。

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    2024年05月13日
  • はつ恋

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    キュンとする作品でした。
    と言っても、青春ラブロマンスではなく、
    恋の駆け引きでもなく、日常を切り取って描いた作品でした。
    なんかホッコリしました。

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    2024年05月02日
  • ありふれた祈り おいしいコーヒーのいれ方 Second Season IX

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    ネタバレ

    おいコーの最終巻が出たと知って買ってみたら、実に前作から7年も経っていた。全然話覚えてないだろうなーと思いながら読んでみたら所々朧気に覚えていた。ショーリがオーストラリア行ってたのは知らなかったあたり、前作も多分読んでないけど、シリーズを追っていた身としては結末だけはちゃんと読破したい。

    ショーリが命の危険にさらされるなんて想像もつかなかった。途中であれ?これ恋愛小説じゃないの?て思った。25年も経つと自分自身も子どもから大人になっているからか、そのまま素直に読むだけでなくて深読みして味わうことができるようになった。

    最終巻読めて良かったです!

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    2024年03月29日
  • 雪のなまえ

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    久しぶりに良い本に出会いました。
    この本の良いところは子どもも大人も都会も田舎も悪く書きすぎず、よく書きすぎていないことです。 
    「都会はギスギスしていて、田舎は優しい」「子どもは純粋で大人は頭が堅い」「子どもは失敗ばかりして、大人は完璧」「柔軟でポジティブな人は良くて理論的でネガティブな人はダメ」そんな描かれ方をしていないところが気に入りました。
    この本に登場する大人は危ういし、他人を傷つけたり、自己防衛しすぎるところもあります。主人公・雪乃の両親はそれぞれ弱みを見せすぎていると思います。でもそれが人間らしくて私は良いなと思いました。隣の芝生は青く見えるけど年齢に関わらず完璧にできる人なんて

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    2024年03月31日
  • ありふれた愛じゃない

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    個人的にはかなり気に入った。現実と若干かけ離れてる感はあるものの、行ったことのないタヒチの情景を思い浮かべながら、時に自分が主人公になった気分になったり、刺激を求める自分にはうらやましく感じたり。物語に入り込んで楽しめた。

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    2024年02月23日
  • もの書く人のかたわらには、いつも猫がいた NHK ネコメンタリー 猫も、杓子も。

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    とてもとても良かった、今まで読んだ猫にまつわる本の中で1番良かった。最後の養老孟司のパートの1番最後の節が本当に好き。

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    2024年02月18日
  • 風よ あらしよ 上

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    ネタバレ

    伊藤野枝中心かと思いきや
    当時の前衛的グループの群像劇
    真偽はわからないが
    リアリティがある。
    青踏、の時代は政治的な自由だけでなく
    性に関しても自由さを求めていたとは
    戦う女性がテーマだろうが
    当時はこんなに戦ってたのかい


    上巻ではまだ大杉栄が顔を出した程度
    下巻の期待をしてしまう


    ついでにさりげなく恩までうりつけるあたり老獪としかいいようがない

    懐に飛び込んできた窮鳥を助けてやらねば、という侠気に自ら酔っ払っているだけで、全体重をかけてよりかかってくるようなノエの激情に流されているというのがほんとうのところだろう。

    情緒的なところもありながら、それに流されない理知を持っている、

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    2024年02月12日