村山由佳のレビュー一覧
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こんなにも剥き出しな作家の裏側なんて書いていいものなのか。
しかも文藝春秋で。
直木賞を獲るために血眼になるベテラン作家や自己主張の激しい勘違い新人作家や作家に振り回されてる担当編集者たち。
直木賞の仕組みだったり出版社や小説家の裏側が覗けてしまうし、それぞれの視点でそれぞれの苦悩がダダ漏れなので気持ちも分からんでもないがとモヤモヤして読んでて楽しい、、!笑
校閲の場面なんて、プライズ自体の校閲にプレッシャーかかりそう、、(担当さんお疲れ様でした、、)
締め方についての技の話に著者自身にもプレッシャーではと思ったけど、章ごとの締めも余韻を残しつつ伏線も回収しつつ最後直木賞取れるのかどうかって -
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信州の美しい木立のなかに佇む「エルザ動物クリニック」。
獣医師としては凄腕だけれど、ぶっきらぼうで抜けている院長の北川梓、頼れるベテラン看護士の柳沢雅美と萩原絵里香、新人で受付と事務を担う真田深雪。4人のスタッフが力を合わせ、日々運び込まれるペットや野生動物の治療を施し、さらに飼い主の心に寄り添う連作短編集。
貪欲なまでに直木賞が欲しい女流作家を描いた『PRIZE』とは打って変わって、心が温かくなる作品だった。
ガサツだけど、動物に向き合う姿は真剣そのものの院長が、愛猫家の村山さん自身の姿に重なって感じたのは、私だけでないと思う。
改めて、純真無垢な動物といると、いかに人間が愚かな生き物 -
Posted by ブクログ
ネタバレなんでこんなに面白い作品を読まずに1年も放っておいたのか…自分が愚かすぎて笑えない。
まず単純に、一冊の本が出来上がるまでの過程が興味深すぎて、これからの読書がもっと楽しくなりそう。
以下、ガチネタバレなので要注意。
緒沢千紘が、いち編集者の立場を逸脱し、元々大ファンだった天羽カインと個人的な距離を縮めていくにつれ、だんだん目線が変わっていく様が面白い。始めは仕事熱心なマジメキャラだったのに、どんどん恐ろしく変貌し、物語の核はこの人にある事がわかると作品の雰囲気がガラッと変わって見えてきた。
個人的には石田三成がいちばん好き。どんなに天羽カインから暴言を吐かれても、編集者の立 -
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ネタバレ2026年本屋大賞ノミネート!
ダ・ヴィンチ BOOK OF THE YEAR 2025 小説部門 第1位!
「どうしても、直木賞が欲しい」
賞(prize)という栄誉を獰猛に追い求める作家・天羽カインの破壊的な情熱が迸る衝撃作!
天羽カインは憤怒の炎に燃えていた。本を出せばベストセラー、映像化作品多数、本屋大賞にも輝いた。それなのに、直木賞が獲れない。文壇から正当に評価されない。私の、何が駄目なの?
……何としてでも認めさせてやる。全身全霊を注ぎ込んで、絶対に。
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ライトノベル出身の超売れっ子作家天羽カイン。出せば大ヒットなんだけど、直木賞はノミネートさ -
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ネタバレいやあ良かったああああ。みんなが完成度完成度言うてる理由がわかりました。
僕の拙い語彙力じゃ説明できひんかもしれんけど、とにかく完成度が高い作品でした笑
本屋大賞かどうかは他の作品を読んでからしか考えられないけど、本屋大賞に合ってる内容なんじゃない?!
出版業界広しといえど、あの天羽カインと裸を見せ合
い、互いの心の脆い部分までくまなくさらけ出して語り合ったのは、私しかいない。編集者がどれだけいようと、三日も寝食を共にして言葉の海に溺れきることができるのは私だけ。同じベッドで布団にくるまり、手を握り合って眠ったのもこの私だけだ。
得も言われぬ気持ち良さだった。
ここの場面千紘の感情を描写 -
Posted by ブクログ
二人で居るのに、互いの気持ちが違うのは、孤独であることよりも寂しく、悲劇…。
を物語に見事仕上げてくださった作者さまに感謝
広告代理店で働くバリキャリな涼子と自宅で美容室を営んでいる孝之はもちろん、ふたりのまわりにいるキャラクターたちも魅了的
人間性は別として、物語を盛り上げるうえで、、という意味で
村山由佳さんの恋愛ものって凛としていながらもヨワイところもある女性の描き方が素晴らしく、今回も濃厚なチョコレートケーキとエスプレッソをいただいたような満足感…
村山由佳さんの作品、やっぱり好み♡
500ぺージ以上の大作で本の厚さが凶器となっているって思ったのは、ここだけの話 -
Posted by ブクログ
今月、私、購入本。
いつも行く「平安堂あづみの店」の文庫コーナーに積まれてた。
徳間文庫大賞2025受賞!の帯。
そして、舞台が長野だから!
沢山あったので目を引きました。
そう!方言がやたらめったら使われてて、これ信州人以外は理解できるのか?って思ったけど、他の方のレビュー拝見したら、そこには全然突っ込んでなかった。読めたらしい!笑
この物語はね、都会の小学校でいじめにあった雪ちゃん(5年生)が、お父さんとともに曾祖父母が住む長野で暮らしを始め、仕事を続けたい母親と離れて暮らすことになったの。そして新しい学校に通えずにいる雪ちゃんに周りの人は…。
主人公は雪ちゃん。
だけど、田