村山由佳のレビュー一覧

  • PRIZEープライズー

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    読み終えた瞬間、「なんでこの本が本屋大賞じゃなかったんだ!!」と思わずにはいられなかった。

    作家にとって直木賞とはどんな存在なのか。
    一冊の小説に人生を懸ける作家の想いや、作品を世に送り出す編集者、出版社、それぞれの立場や葛藤、熱量がひしひしと伝わってくる。

    一冊の本が世に出るまでに、どれだけ多くの人の情熱と人生が注ぎ込まれているのかを知り、本に対する見方が大きく変わった。

    天羽カリンの振る舞いは、やり過ぎだと感じる場面もあるものの、直木賞を渇望する姿は、それだけ真剣に向き合っているからこそ。

    そして、この作品が文藝春秋から出版されていることにも大きな意味を感じる。

    本が好きな人には

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    2026年08月02日
  • PRIZEープライズー

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    作家にとっては、直木賞がどれだけ特別なものなのか、裏ではこんなことが起きてるのかと、本当のことはわからないけど少しだけ知れた気がして面白かった。
    直木賞受賞のニュースは見たことがあるけど、へーすごいんやろなーしか思ってなかったけど、これからは見方が少し変わる!

    天羽カインは怖い…と思ってたけど、最後にはかわいい人なんだと思えた!
    千紘がやってしまったことは絶対あってはならないこと。許されないけど、頑張って生きていってほしい。

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    2026年08月01日
  • PRIZEープライズー

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    作家という生業に関して言えば、プライズ(賞)を得るには謙虚に生きていては一生手に入らない。控えめにいることはマイナス要素のようです。
    全ての作家さんがそうとは言い切れませんが、この主人公の作家「天羽カイン」は我が強く、自分に正直に物事を言い放つ。直木賞が欲しくてたまらない自己顕示欲の塊です。

    小説の切り取った日常のような作家の世界観に酔いしれつつも、当然の事ながら作家とは1人で成り立つものではないのだなぁと感慨深く読み込めました。また孤独を日常にしなければ、作品は生み出せない職業なのだとも痛感しました。

    サスペンスでもなく、ホラーでもないのに読み進めると、じわっと汗ばむ感覚の場面があります

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    2026年07月31日
  • DANGER

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    タイトル。途中までダンサーと読み違えていた。人はみな踊る。だから危険…なのか。悲惨で過酷な戦争の話なのに、先輩、後輩の掛け合い漫才が肩の力抜いてくれる。シベリア抑留、当然女性もいたんだ。「いつ壊れて砕け散ってしまうかわからない危うさとすべてを破壊し尽くすほど危険な美を両方とも身の裡に飼っているのがダンサーという生き物」「金輪際、国のためになることは何一つしない」同じことが80年後の今もウクライナの地で子どもまで巻き込んで繰り返されている、人間の愚かしさ。

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    2026年07月31日
  • PRIZEープライズー

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    超売れっ子作家・天衣カインはどうしても直木賞が欲しい熱量がハンパない
    作家とはどういう人達なのか周りには全くいないのですごく引き込まれました
    一つの本を作るには作家、担当者、編集者、出版社沢山の人達が関わって作り上げてくが作家がいなくては何も生まない
    どのように直木賞に選ばれるのか全くわからない世界でしたが勉強になりました
    ラストが想像もしない展開になり裏切られ良かったです

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    2026年07月31日
  • PRIZEープライズー

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    楽しみにしていたのもあり、いっきに読んでしまった。

    当たり前のようにある、本の表紙やタイトルも熟考されたものだと気付かされ、ハッとさせられた。
    当たり前のように書店やメディアで目にしている、本の表紙のデザインにも作者の想いがあるのだ。
    作者の狂気、自分の作品を我が子のように可愛がることもだが、編集者や、出版社、書店員など多くの人が動きようやく完成する「本」、その本を読ませてもらえる「読書」という行為がいかに凄いことか、改めて感じさせられた。

    本を読むということは、誰かの人生を体験することだと改めて感じた。
    本を読んでいる時だけは何者にでもなれる。
    直木賞作品を読みたくなった。

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    2026年07月30日
  • PRIZEープライズー

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    ネタバレ

    やっぱり主人公は癖が強い方が楽しい!芯が強いから嫌みが無いのも良い(あまり関わりたくないけれど)。そしてしれっと編集者がクレイジーなのも、最後にはきっぱりと線を引かれるのも、物語と現実がよい塩梅で、モヤモヤするところがなくて良かったです。出版業界の裏側がのぞけるので本屋に行くのが楽しくなりました。

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    2026年07月25日
  • PRIZEープライズー

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    直木賞という栄誉を求める作家「天羽カイン」のお話。
    話は、「天羽カイン」、編集者「緒沢千紘」、編集者「石田三成」の3人の視点より展開していくが、同場面を次章で別視点からなぞることはなく、視点が変わりながらも、どんどん話が進んでいく。
    とにかく続きが気になり早く読み進めたい気持ちになるので、テンポよく話が進んでいく感じは、非常に読みやすく心地よかった。

    登場人物の心理描写とそれに伴う行動は、人として間違ったものであっても、思いと行動の結びつきに違和感がなく、自然に受け入れ納得して読むことができた。
    「天羽カイン」の気難しさ、「緒沢千紘」の憧れの人に認められた喜びやそこから歪んでいく感じ、「石田

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    2026年07月22日
  • PRIZEープライズー

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    ラストがこうくるとは想像しなかっただけに、意外さに衝撃を受けた感じ。でもきっちりカタをつけていて清々しいと感じた。天羽カインについての印象が、最初は鼻持ちならないイヤな奴だったが、最後はこれ以上ないほど誠実な人と変わっていったのも面白い。

    作家と文学賞、作家と編集者、出版業界について「へぇ〜」「そうなんだ」という事が多く、興味深かった。

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    2026年07月20日
  • PRIZEープライズー

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    読み終えた時に、鳥肌が立った。
    「どうしても直木賞が欲しい」という本の帯に書かれたセリフをみて、一般人にとっては想像しにくいな、と思いながら手にとった。でもちょうどつい先日、芥川賞と直木賞の受賞LIVEを YouTubeで見ていたから、その雰囲気をイメージしながら読み進めていくと、関わる人達のそれぞれの立場での緊張感がビシビシと伝わってくる。

    直木賞に対する執念、執着を手放すまでの心境、執着が弾けた後の結末。最高に面白かった。

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    2026年07月20日
  • PRIZEープライズー

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    面白くて一気読み。文学賞を選ぶときの裏側とか編集と作家の関係性とか、そういったものを知られたのも良かった。でもある種のホラーだよなこれ。

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    2026年07月20日
  • 星々の舟

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    初めての村山さんの作品。
    入口から出口に向かって、どんどん人の業や欲求を掘り下げられるとは思わなかった。シンプルな恋愛の話のメインかと思えば、生き方を世代に分けて描くことで様々な発想をもたらしてくれる。パッと目に浮かぶ明るさではないが、じわじわと自分の方向性を見失わないようにする。明るさが見えてくる。

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    2026年07月19日
  • 彼女の朝 おいしいコーヒーのいれ方 III

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    少しずつ進展していく2人にわくわくモヤモヤしながらスラスラ読めました。最近ドラマでも不倫の話とか多くて、こんな純粋な話を求めていたので心が洗われます。

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    2026年07月18日
  • 僕らの夏 おいしいコーヒーのいれ方 II

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    続編なので登場人物を理解しているのもあって、本当にスラスラと読めました。恋愛モノにはあるあるの展開もあり楽しかったです。続きも楽しみです。

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    2026年07月18日
  • ある愛の寓話

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    この小説をくれたお友達へ

    信じられないくらい、わたしと相性ぴったりの小説でした。全ての愛の形を肯定してくれるような、そんなお話がだいすきだから。あなたはやっぱり魔法使いなのだと思います。
    どれも素敵だったけれど、『グレイ・レディ』が特に好きでした。

    わたしより

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    2026年07月18日
  • しっぽのカルテ

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    動物クリニックのお話。ほっこりキュンとしました。その後が気になりすぎるので続編期待。人間の都合のいいように飼われる、状況はそれぞれ違うにしても考えさせられます。

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    2026年07月15日
  • はつ恋

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    古い日本家屋の庭の、四季折々の草花や生き物たちの息吹が、鮮明に丁寧に描かれていて、美しい。
    何度も読み返して、じっくり味わいたい文章たち。

    小説家のハナは、50歳過ぎとは思えない可憐さだし、
    恋人のトキヲも40歳過ぎとは思えないたくましさとカッコ良さ。
    でも大人同士の余裕もあり、素敵なカップルだなぁ。
    お互いの寂しさをちゃんと伝えて、でも自分の領分(仕事や家族のこと)はしっかりやって、愛を育んでいる。
    正に「大人の恋愛小説」。

    巡る季節を共に生きている幸せを噛み締めたくなる、そんな小説でした。

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    2026年07月10日
  • DANGER

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    読んで良かった。中国で戦争を生き抜いて、戦後はシベリアに抑留され、帰国した後にバレエダンサーとして成功していった久我と、満州に家族と渡り、看護婦として従軍し、帰国後は幸せに生きていった、さかゑ。当時のあまりにも過酷で理不尽な日々に胸が締め付けられた。戦争の頃の話は色々読んでいるが、まだまだ足りない。

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    2026年07月10日
  • キスまでの距離 おいしいコーヒーのいれ方 I

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    読みやすくて色んな展開もあって最後まで楽しめました。
    主人公の言葉の古さは感じました。また彼女に対する少しキツい言い方もひっかかりましたが、だいぶ昔の本なので時代も変化もあると思います。続きも楽しみです。

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    2026年07月07日
  • DANGER

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    よかった。
    きらびやかなバレエの話ではなく、戦争前後のかくしておきたい話もあって。
    歴史の授業って何か知らない場所の伝説のお話を聞いている感覚があったけど、最近は少しずつ繋がっていて自分が歴史の中にいる感じもしてきて。ただただ不思議な感覚。

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    2026年07月07日