村山由佳のレビュー一覧

  • 猫がいなけりゃ息もできない

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    動物を飼っている人なら、家族のように、それ以上に愛情を注いでいるだろう。
    その愛するペットがいなくなることが、どんなにつらい事か・・・

    鴨川から出会い、一緒に人生を共に過ごしたもみじとの、
    17年間に及ぶ、闘病と、愛情物語。
    ただただ、泣きながら読んだ。
    東京の新居を探す間の1か月、離れ離れになった後、もみじのしがみつく様に離れないところは、もう号泣!

    何度も辛い手術に耐えて、薬も頑張って飲んで、
    頑張るもみじの姿は、2歳で病気で亡くなった愛猫と重なって胸が痛かった。

    きっと、生まれ変わって、また、村山さんに会いに来るでしょう。
    でも、もみじは、もみじ。
    それぞれをそのまま愛してあげてほ

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    2025年08月22日
  • 猫がいなけりゃ息もできない

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    村山由佳さんの愛猫、もみじの最期を綴ったエッセイ。中盤から号泣。
    着替えてまた戻っておいで
    が印象的だった。
    うちの2代目ハムスターも1代目がお着替えして来てくれたのかも、と思うとたまらなく、読後しばらく涙がとまらなかった。
    最後のもみちゃん目線の言い分も泣けた。できた子だね、もみちゃん。

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    2025年08月20日
  • 猫はわかっている

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    この本棚に「猫」で検索かけたら17冊も読んでいた。これが18冊目である。
    アンソロジーもあるので、ニャンコ好きな作家さんは多いんだなあと感心するニャンコ好きな自分である。
    1番バッターの村山由佳さんの作を読みながら、ずっと前から読みたいと思いながらも650ページの大作にためらっていた「風よあらしよ」に、やっぱり挑戦しにゃきゃあと思った。

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    2025年08月03日
  • 【無料】村山由佳デビュー30周年記念「集英社全作品試し読み小冊子」

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    懐かしい
    高校生のとき「おいしいコーヒーの淹れかた」シリーズ読んでた
    でも途中でやめちゃったなぁ
    かれんと勝利、あれからどうなったんだろう
    この本きっかけでまた読み直してみっかなぁ

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    2025年07月22日
  • 二人キリ

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    ネタバレ

    出版された時からずっと読みたいなと思っていた作品。

    なんとなく知っていた阿部定事件。
    読んでる途中何度も阿部定さんを知りたくてスマホで調べた。

    定さんの生い立ちを知って、そもそも絶対父親がおかしい。どんな事をしたとしてもなぜ可愛い娘を売れるのか?その時代ではあったことなの?疑問だらけ。

    定さんの話ではあまりに生々しい描写とあまりに自分勝手に心も軀も吉さんに溺れてく様子に、周りの事も考えるとちょっと苛立ちも感じたけれど、吉さんの話の部分も読んで、もうこれは仕方ないのかなと。

    愛する人を殺めても他の女に触れられたくない。そんな風に思える人に出会えたことがないから定さんの気持ちや行動は到底理

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    2025年07月19日
  • 二人キリ

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    「阿部定」はこれまで自分の中でキワモノ扱いだったけど、ようやく生身の普遍性のある人物として色づいた。お金に執着がなくて読んでいると不安になるが、なんだかんだ人の縁があり飢えることなく全国各地で生きていけているのがすごい。常識に囚われず自由な人。

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    2025年06月26日
  • はつ恋

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    トキヲさんの言葉が私の心に寄り添ってくれて癒されました!
    子供の頃から普通の家庭じゃなくて、私にだけ母親や祖父や母親の再婚相手やその子供の弟に暴言吐かれたり、暴力振るわれたりされて躁鬱になって、今も辛い日々を過ごしてるんですけど、心が救われました!
    この小説に出会えて幸せを感じました!
    ありがとうございます!村山由佳先生!

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    2025年06月18日
  • 放蕩記

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    娘と母の記録というのか?

    女の子が欲しい!と言う母の元に生まれた夏帆。

    さぞかし愛情に包まれて幸せな家庭なのだろうと思いきや、夏帆は母を嫌いみたいで。

    読んでいるうちに、作家さんの実生活書いている?と思い、(文章や物語を作る苦労の部分がものすごく現実味があり)調べているとそうみたいで?(お母さんが認知症になったから書いて世に出せた話らしいです)

    お母さんは夏帆に全部を求めてしまったため、(友達とか恋人とかそういう部分)ああいう感じになってしまったのかなぁと。(でも、夏帆にとっては迷惑な話だよね)

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    2025年06月05日
  • 記憶の歳時記

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    いいな、村山さんの文章は。

    最後、「わたし」として語ってる「家」の話がいい。
    一人前の家になるには、生と死を経験してる、
    この家で生まれ、この家で亡くなる
    そんな、歴史があって一軒(人)の
    一人前の立派な家(人)になる。
    そんな感じ、、、
    家の歴史を辿ってみると自分がどんなふうに
    生きてきたか、家族とのたくさんの想い出、
    両親がどうやって暮らしてきたのか、
    色んなことがわかるなぁ。

    歳時記、、のおしまいに家がでてきて
    すごくうま〜く締めくくってるなぁ。

    とっても、変わったお母さんの話は他の本で
    読んでいたけれど、村山さんを作家にするべくして
    お母さんが現れたんじゃないだろうか。
    よく子ど

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    2025年06月04日
  • 【新装版】BAD KIDS

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    秘密は1人で大事に抱えているから重く大きなものになってしまう、という都の台詞があったけど、都や光輝、隆之みたいに考えられる人間の方が少数派なのも確かで、本人に関係のない周りの声の方が大きく聞こえるから、隆之のように自分の心の内で感情を処理しようとする気持ちに共感した。ただ1人好きになった人が同性だったり、年上だったりするだけなのに、多くの人は他人の心に土足で踏み込み、性別や年齢ばかりを指摘して、そこに至るまでの本人の心情や背景を理解しようとするようなことはしない。そういう世間からの目線に怯えることもなく、自己を抑圧することもない自由な光輝が2人のために、弾いたピアノが綺麗だと思った。

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    2025年05月26日
  • 遥かなる水の音

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    自分が死んだ後、その灰をサハラにまいて欲しいと周から頼まれた友人たちがサハラまで旅をする。周の姉の緋沙子。一緒に暮らし周を愛していたフランス人のジャン=クロード。幼なじみの浩介と結衣。浩介と結衣の二人がとても好きだった。サハラ砂漠に行ってみたくなる

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    2025年05月17日
  • 放蕩記

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    小説家の夏帆の母親との畏怖と反発を抱えながら生きてきた。あらためて母娘関係に向き合うことにしたが…。大阪弁で話す母親の美紀子の奔放さ。それを冷静に観察し分析する夏帆の観察眼が鋭い。自伝的小説だということでよけい興味をひかれる。素晴らしい作品。

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    2025年05月17日
  • 雪の降る音 おいしいコーヒーのいれ方 IV

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    考えすぎてしまう
    ここまでもシリーズで、いちばん胸の締め付けられる1冊だった

    人間の欲は底を知らず、
    慣れるのが上手い生き物

    大好きで舞い上がっていたあの時は何処、
    今では愛ゆえのその先を想像してしまう。

    何度確かめたって君の気持ちを確かめなきゃ気が済まない、自分が惨めになる。

    ある程度のどうでも良さ、
    側からの視点を持ち得ない限り、
    苦しみ続けるのでは

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    2025年04月14日
  • ミルク・アンド・ハニー

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    村山由佳さんの自伝なのかと錯覚してしまうほどに、情景がありありと浮かんでくる文章と話の構成だった。ページを捲る手が止まらない瞬間が一定のペースで来るため、ずっと「次はどうなるんだ」の繰り返しで読むことをやめられなかった。ダブル・ファンタジー上下巻と合わせて3冊、一気に読んでしまった。

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    2025年04月11日
  • 猫がいなけりゃ息もできない

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    NHKのネコメンタリーを見て。映像でももみじに対する愛を感じてたけど、文章になるとより深く伝わってきた。
    本でこんなに泣いたことないっていうくらい泣けた。

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    2025年04月05日
  • ダブル・ファンタジー(下)

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    綺麗な官能小説。
    同作者の「放蕩記」もそうだが、「なっちゃん」というあだ名が自分と同じだから、占ツクの夢小説読んでるみたいな感覚になった。

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    2025年03月31日
  • 星屑

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    読みやすく話のテンポも良かった。
    登場人物の少女二人が本当に可愛らしくて応援したくなる。

    読後の爽快感もあって何度でも読みたい大切な本になった。

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    2025年03月20日
  • 雪のなまえ

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    すっごくすっごくよかった。お父さん、おじいちゃん、おばあちゃん、お母さん、大ちゃんそれぞれの雪乃にかける言葉が素敵で何度も泣きそうになった。そして雪乃の観察眼とか、思いやりが素敵。

    また明日の明日が早くきたらいいと思えたらそれは楽しみなこと、いくつの顔があってもいい、人間わがままでいいって言葉が素敵だな。

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    2025年03月19日
  • てのひらの未来 おいしいコーヒーのいれ方 Second Season:アナザーストーリー

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    高校生に出会った小説の完結

    1994年、たまたまこの本に出会った当時は、高校1年生で純粋な恋愛に憧れていました。
    そして、年に1回ぐらい出る続刊を読むのが本当に楽しみでした。
    自分の青春時代を共に過ごしていたこの話を本当に最後まで読めて、昔に戻ったような幸せな気持ちになりました。
    みんないい恋をしてください!

    #癒やされる #胸キュン #感動する

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    2025年03月17日
  • 星屑

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    久しぶりにこんなにおもしろい小説に出会いました。
    テンポ感がすごく良くてサクサク読めて、内容もちゃんと濃くて、真由とミチルのことが大好きになって心から応援してしまった。
    間違いなく人生でずっと大事にしたい本の1つ。

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    2025年03月12日