村山由佳のレビュー一覧

  • DANGER

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    村山作品をそこまで読んでいないので、断定するのは恥ずかしいが「風よ あらしよ」を上回る著者渾身の大傑作と思っている。全体プロットと主題、誰に何を語らせるのかの塩梅、そして主人公たる記者の水野果耶と長瀬一平、世界的振付師の久我一臣、水野果耶の祖母さかゑの4者それぞれの生い立ちと思いから浮かび上がる、時代に翻弄されても諦めないそろぞれの夢がタペストリのように交錯する大河小説であり、涙無しでは読めない感動作。

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    2026年04月10日
  • 消せない告白 おいしいコーヒーのいれ方 Second Season III

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    「『好きだ』っていう告白って、時と場合によっては、一種の暴力と変わらないんじゃないかって」138

    常識や、努力や、理屈や。
    計算や、理性や、倫理や。
    すべてを超えたところに恋というやつは転がっていてー僕らはある日、うっかりそれに蹴つまずく。183

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    2026年04月09日
  • DANGER

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    ものすごいものを読んだな…と読後しばらく呆然としてる。バレエの話かと思いきや、もっともっと奥底のもので、歴史とか勉強したけど、全然たりてないな、もっと戦時のこと知らなくては行けないなと思った。そしてもう二度と繰り返してはいけないということも。若い世代に伝えていかなくてはならないし、

    書いてくださって、読ませてくださってありがとうございますと言いたいくらいすごかった。

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    2026年04月07日
  • ある愛の寓話

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    人と人ならざるものの関わりにまつわる短編集。
    人ならざるものも色々な切り口で読んでいて飽きなかった。夜寝る前に読むのにちょうどいい本!
    普段短編集はあまり読まなかったけど、魅力に気づいてしまったかも。。

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    2026年04月05日
  • ロウ・アンド・ロウ(下)【毎日文庫】

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    ネタバレ

    久しぶりに、結末がどう転んでもいいと思えるくらい面白い小説で、短期間で読み終えてしまった。
    解説がとてもわかりやすく、辛辣な上に的確。オールは責任。2人とも責任持って進むべき方向に進んだから、後味のいい不倫小説なんですね。

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    2026年04月04日
  • DANGER

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    バレエと戦争がどのようにリンクしていくのか…想像を遥かに凌ぐ物語。
    若き従軍看護婦の翠、さかゑ、美代子、雪絵、鞠子たちの健気さに胸が張り裂けた。また生死の狭間で彼女たちが交わす新潟弁も涙を誘う。シベリア抑留を知り、点と点が線になる…華麗な着地も感動的。

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    2026年04月02日
  • 天使の卵 エンジェルス・エッグ

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    めっちゃ良かった。
    読み易くてシンプルなストーリーで、切なさはありつつもそれだけではない感じ。
    これくらい人のこと好きになってみたい。
    今年の本屋大賞にノミネートされてる著者の本も読むのが楽しみ。

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    2026年04月02日
  • DANGER

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    バレエといえばロシア。
    ラーゲリといえばロシア(シベリア)。
    過去にロシアで起きたことが、今に繋がっている······。
    詳しくは知らなかった現実をこの本で知りました。戦争を潜り抜けてきた一人の男性と当時の従軍看護婦たちの現実がすさまじかったです。

    それぞれの上司の編集長から、ボリショイ・バレエ団の来日に向けてなにか面白い企画を、と命じられた長瀬一平と水野果耶。2人が最初に話を聞くことになったのは、世界で5本の指ともいわれる名振付家、久我一臣でした。彼の人生の話を聞くことは、戦争体験を聞くことでした。

    本当に声もでないほど残酷なのが、戦争なんだと思いました。戦争が終わってもまだ悲惨なことが

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    2026年03月31日
  • 星屑

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    ラストの方泣いてしまったᵕ ̫ ᵕ̩̩

    私がいかにも好きそうな本って思って手に取った本。
    本当に大好きな本になりました!
    ミチルと真由《だけ》の成長物語でもなく、キリエさん《だけ》の成長物語でもなくて、それぞれ登場人物のスピンオフ書いてほしい!!って思うぐらい、それぞれのキャラが濃く描かれている本だなって感じました。

    特にキリエさんの決意に胸打たれて、
    真由は実際にいたら嫌いになるかもって思ったけど
    嫌いにはなりきれないキャラの魅力がありました。

    最終的には、真由の心情が分かるし好きなキャラになりました。
    緊迫感が強い青春ストーリーって感じで、
    分厚い本なのに、
    《今日はここまで》ができ

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    2026年03月30日
  • しっぽのカルテ

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    院長のキャラ、最高。
    そしてやはり、パワハラ&DVオトコの描き方が絶妙ですね、ムラヤマさん。
    あとネグレストも。
    病院での深雪に対する伯父の態度なんて、昭和アルアル、今でもありそう。
    でも院長の一発にはスッキリした。
    動物病院の他のスタッフみなさんいい感じで、環境の素晴らしさも伝わってきて、とてもさわやか。
    土屋高志さんと白いネコちゃん、そして深雪の幸せを私も願いたい。

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    2026年03月29日
  • 蜂蜜色の瞳 おいしいコーヒーのいれ方 Second Season I

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    読みやすくて好き。


    初めてわかった気がする。
    男と女が、ほんとうに心から満ち足りて抱き合うために必要なのは、〈愛情〉以上に〈信頼〉なのだということが。



    いま目の前にあることや、この身にふりかかることの一つひとつに対処するだけで精一杯で、あたふたと毎日過ごしているうちに、今日もまた一日ぶん死のほうへ近づいたなんてことはきれいに忘れてしまっているのです。あるいは、忘れていられるからこそ、ひとは日々を笑って過ごすことができるのかもしれません。

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    2026年03月25日
  • しっぽのカルテ

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    前職で辛い体験をした深雪が働き始めた「エルザ動物クリニック」は、信州の森の中に建つ、凄腕院長をはじめとする女性ばかりのスタッフの動物病院。動物への愛を感じる5つの物語が展開される。動物だけでなく、人への愛にも溢れた話に、胸が熱くなった。

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    2026年03月24日
  • ある愛の寓話

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    人ならざる者の話。
    私自身、人ならざる者に感じるものが多くあるから、共感が溢れる作品だった。
    人ではない生命の言葉を、人が表現するという物語だからこそ感じた愛に、何度も涙が溢れた。
    とても素敵な寓話達でした。お気に入りの一冊です。

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    2026年03月18日
  • しっぽのカルテ

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    優しくて ちょっと哀しい

    あの本読みました?のインタビューを拝見して読んでみたくなりました。
    1話目が一番好きなお話です。猫も勿論可愛いけど…
    幼い頃は犬が苦手で通園途中にいる犬に怯えて保育園に行けずに帰って来てしまう私を心配した両親が犬を飼い始めました。やがて仔犬に懐いて怖がらなくなり…ずっと犬と一緒の生活が続き、どの犬達も大切な家族でした。
    結婚した年に、嫁ぎ先でも犬を迎えて17年一緒に年を取ってくれた愛犬も旅立ち天国ではナンテ名前を名乗ったのかなぁー…“かわいい”かな?…“いい子だね”かな?
    今でも毎日思い出す大切な家族です🐶

    #癒やされる #感動する #泣ける

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    2026年03月08日
  • アダルト・エデュケーション

    購入済み

    言葉回しが綺麗

    性的な本であると、レビューを見て身構えて読みましたが、かなり言葉回しが綺麗でスラスラ読めました。それぞれの人が抱えるものが分かっていくのが読んでいて楽しいです。

    #深い #ドキドキハラハラ #じれったい

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    2026年03月06日
  • 青のフェルマータ

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    トラウマによる失語症、イルカセラピー、自閉症だけでなく、チェロ、オーストラリア、恋愛ととにかく要素の多い小説だけど、日常や空気感の描かれ方が素敵で、多すぎる要素は終盤に向けて概ね収束し、又はフェードアウトしていった。面白く読めたけど、一部必然性がわからない要素もあった(ドキュメンタリー番組の撮影は、縦軸として効かせているのかと思いきや、事実関係以上の意味を持たなかった気がする。)。
    全般的には、題材の面白さと後半の急展開やトラウマの氷解といった点が良かった。

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    2026年03月06日
  • 二人キリ

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    何の前知識もなく、普通の恋愛小説と思って読み始めたら、なかなか濃厚で濃密で圧巻で凄まじい一冊でした。
    ただただ“ひたむきに愛し過ぎた女”だっただけなんだよね、お定ちゃん。

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    2026年03月02日
  • PRIZEープライズー

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    ネタバレ

    直木賞の裏側が描かれた一冊。
    作家の拘りも、編集者の葛藤も伝わってくる。一から物語を紡ぎ出す作家はもちろん、編集者もなくてはならない存在。
    出版社や書店員など、多くの人の手で一冊の本が生まれることを知り、感謝しかない。
    本づくりの裏側を知れて面白かった。

    カインに気に入ってもらえた時の千紘の気持ち、すごくよく分かる。
    自分までえらくなったような、優越感。
    こんなすごい人に認めてもらえた自分ってすごいでしょって。でもそれは幻にすぎない。
    自分の実力や魅力は自分次第。自分に自信がなくて、誰かに認められたくて何とかして欲しくて。
    今は等身大の自分を大切に。私は私。私の場所はここ。「今、ここ」過大評

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    2026年05月13日
  • ある愛の寓話

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    猫、犬、馬、動物の他にもカエルのぬいぐるみや、ナンタケット・バスケットが登場する六つの短編集。
    人と人以外でも動物や物との間にも愛はあると実感出来る。作者の言葉の紡ぎかたがとても素敵な物語だと思う。
    『グレイ・レディ』は女性とナンタンケット・バスケットの愛をバケットの視点で描かれている。物語のラストで女性と一緒に棺にバケットを納めるシーンはジーンとした。

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    2026年03月01日
  • もの書く人のかたわらには、いつも猫がいた NHK ネコメンタリー 猫も、杓子も。

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    とても癒されました。
    毎日の暮らしの中に共存している
    猫という生き物が、たくさんの
    作家の方々の憩いであり
    生きがいであり、無くては
    ならない存在でした。
    家の猫も保護してから3年
    猫を飼った事もない家族の中で
    その存在感の大きな事、
    角田光代さんの文章の中に
    (以前は、自分は自分はという
    感じで暮らしで辛かったところに
    猫がきて自分以外の事に心を
    持っていけるようになった事で
    楽になった)とありました。
    まさにそれです。疲れたけど
    とりあえず猫に餌をあげようと
    声をかける事で気持ちが良い
    方向に切り替えていける。
    猫って不思議な生き物です。

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    2026年02月26日