村山由佳のレビュー一覧

  • しっぽのカルテ

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    動物クリニックの獣医師たちと生き物たちの話。

    動物の安楽死についての話や避妊去勢の手術の必要性の話について、獣医師や動物看護師たちの意見でも触れていました。

    人に飼われる動物たちにはどうしても人間の都合に合わせて生きてもらうしかないというのもやっぱり人間のエゴなんでしょうか。
    動物が苦しがっているから安楽死と言うのもそもそもそんな決定を医師と飼い主に与えられた権利?

    どの道を選んでも確かに後悔は残るでしょう。

    結構難しい問題と向き合いながら小さな命を救おうと戦っているのは、人が通う病院と同じですね。

    この本の面白さは女性獣医師の幼少の記憶の回想にもあるように思えました。

    続きがあっ

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    2026年03月05日
  • しっぽのカルテ

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    動物病院を舞台に獣医師と動物、飼い主の絆を描く短編集。命と向き合う現場の葛藤や温かな交流が描かれ、命の重みと寄り添うことの尊さを感じさせる一冊でした。

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    2026年03月04日
  • 二人キリ

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    何の前知識もなく、普通の恋愛小説と思って読み始めたら、なかなか濃厚で濃密で圧巻で凄まじい一冊でした。
    ただただ“ひたむきに愛し過ぎた女”だっただけなんだよね、お定ちゃん。

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    2026年03月02日
  • DANGER

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    表層的な"バレエ"の綺麗さを脱ぎ捨てて、極限状態の中で生と死がぶつかり合った魂の物語。人の醜悪さ、そしてその生々しさに何度も目を覆いたくなり、血が沸騰するかのような怒りが何度も湧き上がった。読むのをやめたいと思った。でも、頁を捲る手は止まらなかった。そして読み終えた今、胸を抉るような痛みを知った。正直後悔をしている。それでも顔を背けてはならない。私たちは知らなければならない。見なければならない。
    これは、生きた物語だ。

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    2026年03月02日
  • ある愛の寓話

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    猫、犬、馬、動物の他にもカエルのぬいぐるみや、ナンタケット・バスケットが登場する六つの短編集。
    人と人以外でも動物や物との間にも愛はあると実感出来る。作者の言葉の紡ぎかたがとても素敵な物語だと思う。
    『グレイ・レディ』は女性とナンタンケット・バスケットの愛をバケットの視点で描かれている。物語のラストで女性と一緒に棺にバケットを納めるシーンはジーンとした。

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    2026年03月01日
  • しっぽのカルテ

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    audibleで。全く個人的意見で星5。
    動物好きにはたまらない1冊かも。信州のエルザ動物病院が舞台。上司のモラハラで病み、会社を辞め、母親の反対を押し切って事務職として勤め出した深雪の視点で物語は始まる。
    院長の北川梓は凄腕の獣医師だが、物語を魅力的にしている最も大きな要因は、この院長の人間性にあるかも。院長の生い立ちについては、後半部分に出てくるが、その性格を形作った幼い頃のエピソードには胸が熱くなる。
    命の尊さ、そして大切にされたペットの飼い主への愛、生死に関する不思議さの詰まったこの本は、実体験を持つ人にとっては、涙なしでは読めない1冊だと思う。

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    2026年02月28日
  • もの書く人のかたわらには、いつも猫がいた NHK ネコメンタリー 猫も、杓子も。

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    とても癒されました。
    毎日の暮らしの中に共存している
    猫という生き物が、たくさんの
    作家の方々の憩いであり
    生きがいであり、無くては
    ならない存在でした。
    家の猫も保護してから3年
    猫を飼った事もない家族の中で
    その存在感の大きな事、
    角田光代さんの文章の中に
    (以前は、自分は自分はという
    感じで暮らしで辛かったところに
    猫がきて自分以外の事に心を
    持っていけるようになった事で
    楽になった)とありました。
    まさにそれです。疲れたけど
    とりあえず猫に餌をあげようと
    声をかける事で気持ちが良い
    方向に切り替えていける。
    猫って不思議な生き物です。

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    2026年02月26日
  • ある愛の寓話

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    晴れた空の下/同じ夢/世界を取り戻す/グレイ・レデイ/乗る女/訪れ
    物語の終わりと始まり

    六つの物語は
    様々な存在が様々な存在への愛を語る
    最後のページは
    自身の中にある物語に対する作家の愛
    だろうか

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    2026年02月23日
  • 星屑

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    大手芸能事務所「鳳プロ」のマネージャーながら雑用ばかりだった桐絵は、博多のライブハウスで歌う少女・ミチルに惚れこみ、上京させる。鳳プロでは専務の娘・真由のデビューが決まっており、ミチルには芽はないはずだったが、彼女の情熱と歌声は周囲を動かしてゆくーーー

    読後感が良すぎる。
    才能溢れる二人の少女が、自分の感情の制御に苦戦しながら、世界との付き合い方に辟易しながら、スターとして輝きを放つまでの過程を見守る事ができて、幸せだった。
    正反対な二人が高め合い、混じり合い、一つへとなっていく。厳しい目線で見れば、現実味がないかもしれない。けどこの物語には確かに存在するのだからそれだけで良いと自分は思う。

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    2026年02月23日
  • 星屑

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    ネタバレ

    スター誕生の物語でありながら、真由とミチルという二人の関係の物語だったと思う。才能や立場の違いからぶつかり合いながらも、互いを強く意識し続ける。その緊張感が、物語を最後まで引っ張っていた。
    ラストで真由が髪を切り、ミチルを背負ってステージに立つ場面は、勝ち負けではなく「共に立つ」という選択の象徴に見えた。嫉妬や葛藤を抱えたまま、それでも同じ光の下に立つことを選ぶ。その姿に、二人それぞれの成長が凝縮されていたと思う。
    そして、冒頭の一文がラストに重なる構成も印象的だった。物語は円を描くように閉じるけれど、二人は確実に変わっている。同じ場所に戻ったようでいて、もう同じではない。その余韻が静かに残る

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    2026年02月21日
  • 花酔ひ

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    『人は出会うべき相手にしか出会わない』でも神様はときどき、うっかり間違えなさる。組み合わせではなく順番を…
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    出会いの順番(タイミング)が違っていれば、また別の幸せな人生があったかもしれないということか。あまりにも切なすぎる。
    時の流れに人は逆らえない。その現実を受け入れてどう生きていくのかは自分次第。運命の残酷さ。自分の運命を諦観し覚悟を決めることができさえすれば、自ずから縁を断ち切ることをせずともよいのでは。

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    2026年02月18日
  • 星屑

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    ネタバレ

    性格も声も全く違う二人を見守りながら読んだ。心を痛める程の痛々しい展開はなくてそれが更に良かった。試練に会おうとも二人なら乗り越えられる、そんな安心感があり心が乱れ過ぎる事なく読めた。これからの二人が気になる所で終わってしまったので続きがあるなら読みたい…。真由もミチルも二人とも大好き。反する性格もそれがまた良いのかも。冒頭の文がラストにあるのも涙が出そうになった。

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    2026年02月12日
  • Row&Row

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    二人で居るのに、互いの気持ちが違うのは、孤独であることよりも寂しく、悲劇…。
    を物語に見事仕上げてくださった作者さまに感謝

    広告代理店で働くバリキャリな涼子と自宅で美容室を営んでいる孝之はもちろん、ふたりのまわりにいるキャラクターたちも魅了的
    人間性は別として、物語を盛り上げるうえで、、という意味で
    村山由佳さんの恋愛ものって凛としていながらもヨワイところもある女性の描き方が素晴らしく、今回も濃厚なチョコレートケーキとエスプレッソをいただいたような満足感…
    村山由佳さんの作品、やっぱり好み♡

    500ぺージ以上の大作で本の厚さが凶器となっているって思ったのは、ここだけの話

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    2026年02月11日
  • まつらひ

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    祭りに関わる短編集6作。古来から村に伝えられる祭りの由来や祭りの日には、様々なことが起こるようで…。村山由佳らしい描写の散りばめられた短編集だった。

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    2026年02月07日
  • 雪のなまえ

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    いじめにあって不登校になった雪乃のために田舎暮らしを始めるが東京で仕事を続けたい母とは別居に。田舎特有の文化に悪戦苦闘しながら成長する雪乃と父。そんな2人に感化される母。同級生の大輝がいてくれ、曾祖父母のおかげで雪乃の心も少しずつほぐれて笑っていられる。幸せな環境といい人たちに恵まれて良かった。

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    2026年01月27日
  • 天使の柩

    匿名

    購入済み

    今回の話しが1番好きでした。希望がはっきりと見えた。

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    2026年01月26日
  • 雪のなまえ

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    今月、私、購入本。

    いつも行く「平安堂あづみの店」の文庫コーナーに積まれてた。

    徳間文庫大賞2025受賞!の帯。
    そして、舞台が長野だから!
    沢山あったので目を引きました。


    そう!方言がやたらめったら使われてて、これ信州人以外は理解できるのか?って思ったけど、他の方のレビュー拝見したら、そこには全然突っ込んでなかった。読めたらしい!笑


    この物語はね、都会の小学校でいじめにあった雪ちゃん(5年生)が、お父さんとともに曾祖父母が住む長野で暮らしを始め、仕事を続けたい母親と離れて暮らすことになったの。そして新しい学校に通えずにいる雪ちゃんに周りの人は…。

    主人公は雪ちゃん。
    だけど、田

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    2026年01月20日
  • はつ恋

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    幼なじみだった2人が、また出会って過ごす。なんだかいいなって思いました。自然や食べもの、家族や近所の人とのつながりなどの情景も幸せに想像できてよかった。

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    2026年01月17日
  • 雪のなまえ

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    なんとなく、手にとって購入した。読んでみて、とても素敵な内容。 特に、大輝の人間性が素晴らしいと感じたしそんな人間でいれたらと思う、

     自分自身、幼少期はいじめられたりとの経験もあった。昔は、今ほどいじめに対して先生も周りも問題にしてなかった印象。自分もそれでも学校に通うのが当たり前という認識でいたので考えさせられる内容が多かった。
    子供は、大人と違って世界が狭いので転校とか逃げ道を見つけるなど考えが及ばないところが大きいと思うので、親や周りの大人が日常の中で変化を察知するようにしていかなくてはいけないと感じた。

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    2026年01月11日
  • 雪のなまえ

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    いじめで学校に行けなくなった雪っぺ。
    父と田舎へ移住。
    母はバリバリ働いてるので東京に残る。
    優しい(でも閉鎖的な)社会で雪っぺが色々なことに気がつくお話。
    同級生の大輝くんが、とってもステキ。かわいかった。

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    2026年01月08日