村山由佳のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
動物に関わる物語は、やっぱり村山さん!
院長の梓は、もう村山さんそのもの!
ウサギであれ、インコであれ、保護された犬や猫であれ、
とにかく命を救おうと必死になる。
そして、その命を守る飼い主にも必死で接する。
たとえ、言葉が乱暴でも、ぶっきらぼうでも、
真摯に対峙する姿は、胸を打つ。
動物と向き合う心構えを、これでもか!
というくらいに強いメッセージを感じる。
深雪がつらい体験から、少しずつ心を開き、前向きに生きようとする姿にはウルウルした。
「前を見て・・・」のラストもすごくいい!
松の葉がお茶になるのは初めて知った。
ハーブなどもとても勉強になった。
本の中に、あちこち村山さんがたくさん表現されていた。
続編、でるかな?
映像化も見たいな! -
Posted by ブクログ
『やっと二人っきりになれたと思ったら、あたし一人きりなんだもの。』
泣いた。
解説を読むまで、本作品は全くのフィクションだと思っておりました。阿部定事件も、評伝小説という言葉も知らず、知識がないため、すべて創り物だと思いながら読んでいました。実際の事件を小説としているのですね、、たまげた。すごい作品に出会ってしまった。
上巻に続き、わからない読めない言葉がたくさんありました。勉強になります。
純愛です。ほんとに。
この猟奇殺人の事件について、予備知識もなにもない私には、まっすぐな恋愛小説のように感じました。
彼女が望んだのはずっと二人キリでいられること。
叶えられない現実に、より彼の沼に溺れ狂わされてしまう。
ただ、二人キリ、それを願って、
気づけば、彼のいない、二度と彼に会うことのできないたった一人キリの人生に。
2026.9.5-2026.9.8 -
Posted by ブクログ
お話の主要な場面に「猫」が登場するアンソロジー。
内容はミステリーだったり、エッセイだったり。。
どれも秀逸で、面白く読むことができました。
最初の作家さんの、親の影響で猫を飼っていて、仕事の中で余命いくばくの猫に遭遇して・・のお話も良かったし、ミステリー好きとしては、ロックの仲間割れを招いた猫の話、離婚話で持ち上がったある疑惑から、猫が切欠で現実味が帯びる話はゾクッとするものがありました。
その中でも、一番好きなのは、野良ちゃんを見守るご家族のエピソードが詰まった、感動&笑いのお話。とても良かったし、私がポチっとしたこの電子書籍代も、猫ちゃんの治療の還元に役立てば大変うれしいです笑 -
Posted by ブクログ
人間30年40年50年と生きてくりゃ 思い出したくないこと、人に言いたくないこと、言えないこと たくさんあるものだ。けれど、自分の家族について その「いろいろ」を、どのくらい把握しているものだろうか? いやもちろん、家族だからって 「いろいろ」を知っていなければならないってものでも無いけれど。家族であるからこそ あえて パンドラの箱を開けたくない、深く覗き込まない、…みたいなところもあるんじゃないかしら。 深く知りたいという愛もあれば、知らずにおくという愛もあるよね。
心に深い傷を負っていても 見上げれば どこまでも蒼い空、愛される存在であると同時に 誰かを愛する存在でもあるから。自由と引き換えに 孤独を背負う覚悟を決めて また歩き出す。 -
Posted by ブクログ
上巻の展開もかなりおもしろかったのだけど、後半はさらにスリリングさが増していく。
夫・孝之があまりにしょうもないし、情けない。
自己保身しかなくて、事故で彼の身に起きたことは、ある意味、自業自得というか・・・、因果応報というか・・・
それに対して、妻・涼子はかっこいい。
泥棒猫の美登利も含め、女性たちは修羅場になってもキモが据わっていて、何というか、男前だ。
性描写はかなり官能的だし、ドロドロ感もハンパない。それなのに、読後感は不思議なほど清々しい。
タイトルの「ロウ」とは「漕ぐ」という意味のようで、「人生を自分の力で漕いでいく」ことがこの小説のテーマなのかな。
だから、読み終えてたどり着いたところが清々しいのだと思った。
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Posted by ブクログ
ええやん!長いけど。
DANGERとDANCERとかけてるのか…
あんまり、バレエとか分かってないけど、踊り子(ダンサー)は、危険。
よく水鳥が優雅に水面をスイスイ泳いでるように見えるけど、水面下は、激しく足を動かしてるような…
満州、シベリア抑留と凄い経験をしても、尚、踊るのはやはりDANGERなんかな。
これは、ダンサーの話もあるけど、戦中、戦後のツラい話しでもある。
ソ連のギリギリに参戦してきて、日本人をごっそり労働力として持って行くのには辟易とするけど、アメリカさんらも知ってるんやろな。
翠さんら、女性たちの悲惨なのも心に残る。
こんな事は、二度と起こさない!って誓って欲しい!
…
しかし、現実は、元二大強国と言われた東西の国が、すぐ終わらせるはずが、今もズルズル戦争しとる。
なぜに、懲りないんかなって思う。
両大統領とも、安全地帯でぬくぬくと決めてるから?
こいつら、最前線で指揮取らせたら、ええやん!( *`ω´)
以下、本文より
「私はね。帰国後にナデジダからいくら勧められても、ついぞキリスト教の洗礼を受けなかった。
神、というものが存在するとはまったく思えなかったんだよ。少なくとも我々の祈りに対してまともに耳を傾けてくれるような神はね」
「戦争を始めるのは権力者たちだが、翻弄されるのは常に弱者だ」
******【映画鑑賞】
o(^-^(-_-(-_-;(・_・(・o・(^~^; ジィ~
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今回は、ビアガーデン優先の為、アマプラで!
「ミステリー・アリーナ」
これは、配信でしか観んヤツ!(^◇^;)
お〜い!唐沢寿明さん!
なんちゅうカッコしてんねん!
かんちゅうキャラ演じてんねん!
おもろいけど…
謎解き番組やけど、犯人当てミスったら…
_| ̄|○
まぁ、表と裏!陽と陰!で、両極端描いてんねんけど、表がおふざけ過ぎて…
しかし、裏は、エグいし、汚いし、エゴの固まりやし…潰さんと!
最後は、なかなかシリアス…
エンディングは、YMO♪ -
Posted by ブクログ
これはすごかった。
日本で戦争を経験した者があれば満州で経験し終戦後シベリアへ抑留された者もいた。
世界的バレエ振付師の久我、満州開拓団の翠の目線で戦前から戦後まで描かれた内容に胸が抉られそうになる。
いつだって被害を受けるのは弱い者たち。
どれだけの命と尊厳が奪われ、どこまで酷い目に遭わなければいけないのか。
過酷なんて言葉じゃとてもじゃないけどとうてい足りない。
そんな中、やっと叶った翠と久我の邂逅には涙が出た。
インタビューを通してバレエ経験者の水野果耶がバレエに対して前向きに、また新しい一歩を踏み出せる姿に喜びを感じられた。
ちょっとした希望、だけどとてつもなく大きい。
村山由佳さん、改めてすごいものを書く方だし最近の著書はどれも好き。
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シベリア抑留から日本へ帰還する時には私物をひとつ持ち帰ることを許されなかったと言う。
写真1枚、として。
それを考えると、好きな物や大事な物に囲まれて暮らせるわたしたちはとても幸せなのだと思う。