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「なんて後味のいい"不倫小説"なんだ......」 解説・佐伯ポインティ、耽溺! 若く華やかな美登利の積極的な態度に、戸惑いつつ男として喜びを隠せない孝之。ひょんなことから二人の関係に気づいた涼子は複雑な感情に苦しむ。そんなある日、涼子に偽って美登利と参加したツーリングで孝之が事故に遭い大事なものを失う......。気づかぬうちに"深い川"に隔てられた二人は、再び漕ぎ寄ることができるのか?〈解説 佐伯ポインティ〉
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Posted by ブクログ
上巻の展開もかなりおもしろかったのだけど、後半はさらにスリリングさが増していく。 夫・孝之があまりにしょうもないし、情けない。 自己保身しかなくて、事故で彼の身に起きたことは、ある意味、自業自得というか・・・、因果応報というか・・・ それに対して、妻・涼子はかっこいい。 泥棒猫の美登利も含め、女...続きを読む性たちは修羅場になってもキモが据わっていて、何というか、男前だ。 性描写はかなり官能的だし、ドロドロ感もハンパない。それなのに、読後感は不思議なほど清々しい。 タイトルの「ロウ」とは「漕ぐ」という意味のようで、「人生を自分の力で漕いでいく」ことがこの小説のテーマなのかな。 だから、読み終えてたどり着いたところが清々しいのだと思った。
上巻の勢いを落とすことなく最後まで一気に読むことができた。佐伯ポインティ氏のあとがきも私が気付かなかった視点を与えもらえたのでとても満足している。彼女の他の著書も読みたいと思った。
下巻。 上巻はあんなにゆるく話が進んでいたのに 下巻になった途端、驚く出来事が次々に 起こっていき、一気に読んでしまった。 ーーなんて後味のいい ″不倫小説″なんだ‥‥ーー 下巻の帯に書いてあるこの文章。 読む前は何が起こるのかと疑問に思っていたけれど、読み進めて行くと納得だった。 複雑ではある...続きを読むが、もうこれ以上の、 ある意味のハッピーエンドはないのではないか。 こんなにドロドロに不倫をし続けて、 孝之は本当に馬鹿だった。 まんまと美登利に落とされただけなのに、 『自分はまだまだいける』と 自信がついたのだろう。 アホだなぁ。 ある事故によって苦しむことになったが これも″自業自得″と誰もが思うだろう。 最後までとことん馬鹿だった。 上巻・下巻とあり、ページ数の多い 物語だったけれど、続きが気になりすぎて 久しぶりにこんな一気に読み終えた。 ドロドロしていて本当に面白かった。 2025.12.15(月)
下世話な話で、実に面白かったです。 どうせなら、もっとどろどろの泥沼離婚劇になっても楽しめたのですが、この主人公が仕事のできる、さっぱりした女性なので、結局は周囲も含めて、まるく収まっていきます。 とはいえ、やはり結婚当初の条件には納得がいきません。 大手広告代理店で働くバリキャリ女子と、「いつ...続きを読むか自分の美容室を持ちたい」という夢を抱く美容師男子。夫の夢をかなえるため、都内をあきらめ、埼玉の新興住宅地に店舗兼住宅を建てます。住宅ローンも妻の負担が大きく、彼女は大手町周辺まで片道1時間30分をかけて通勤する日々。 この設定だけで、「いつか無理が出るだろうな」と思ってしまいます。 でも、さすが村山由佳さんです。 これが昭和なら、おそらく成立しなかった設定でしょう。令和では、男性と同等、あるいはそれ以上のキャリアや年収を持つ女性は決して珍しくありません。その現実があるからこそ、この夫婦のすれ違いには妙なリアリティがあります。 読みながら、いろいろとわくわくしました。 バリキャリなのに、なぜか自己肯定感は低い主人公。 一方で美容師の夫は、少し甘えてくる若い女性にあっさり心を揺らしてしまう。 「もっと揉めろ、もっと揉めろ!」と思いながらページをめくっていました(笑) けれど、この物語の面白さは、不倫や離婚そのものではなく、夫婦それぞれが「自分は何を失い、何を求めていたのか」と向き合っていく過程にあります。 令和の結婚や共働きの難しさを映し出した作品としても、とても興味深く読みました。
展開が早く、テンポよく楽しく読めました! 美登利は本当に孝之のこと好きだったんかな? ドラマ化したら不倫ドラマとしてバズりそう!
下巻は展開が早くて少しも退屈しなかった。 夫の孝之が最後まで救えない人間すぎて辟易しながら、何とか妻の涼子に救われてほしいと思って読んでいた。下巻の方が自分に刺さる表現が色々あったのと、佐伯ポインティの解説がとっても納得した
夫婦なんていつどこで亀裂が入って信用なくすかなんてわからない。それにしてもこの旦那さんにはイライラする。気持ちいい終わり方なのかな?
上巻下巻とも直ぐに読み切ってしまう。 二人の仕事環境が違い過ぎるのがそもそもの間違いだと思いたく無いがこの違いを克服するのは愛情以上が必要だと思う。 もしこんな状況の場合はよくよく考えないとね。
読みやすく、好きな文章。 ただ、涼子にも、孝之にもそこまで魅力を感じない。 自分の年齢的なものを関係しているかもしれないが…。 だから、なかなか感情が乗ってこない。クソなのに魅力あるっていうのが、不倫を題材にするものには必要に感じる。 そして、美登利もクソ。そこまで魅力を感じない。若いだけ。 で...続きを読むも、どんどん読み進めてしまう。 文章は魅力的なのかな。
涼子と孝之 夫婦の物語に美登利が加わり 他の男性や女性も絡んで どうなるのだろう…… 残念な人と一緒になってしまった 涼子さんは自分の人生を生きるために ちょっとした回り道をしたのかな 彼女のようなパキッとした性格は好きだなぁ ついつい正直に言ってしまう所もね 「ロー・アンド・ロー ♪ ロー...続きを読む・アンド・ロー ♪ ふーりーかーえ~るな ロー~♪」 と頭のなかで歌が浮かぶので ググってみたら「黒の舟歌」 真っ直ぐ進むのも 左右どちらかに曲がるのも 自分の漕ぎかた次第だね
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村山由佳
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