あらすじ
「なんて後味のいい"不倫小説"なんだ......」
解説・佐伯ポインティ、耽溺!
若く華やかな美登利の積極的な態度に、戸惑いつつ男として喜びを隠せない孝之。ひょんなことから二人の関係に気づいた涼子は複雑な感情に苦しむ。そんなある日、涼子に偽って美登利と参加したツーリングで孝之が事故に遭い大事なものを失う......。気づかぬうちに"深い川"に隔てられた二人は、再び漕ぎ寄ることができるのか?〈解説 佐伯ポインティ〉
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Posted by ブクログ
久しぶりに、結末がどう転んでもいいと思えるくらい面白い小説で、短期間で読み終えてしまった。
解説がとてもわかりやすく、辛辣な上に的確。オールは責任。2人とも責任持って進むべき方向に進んだから、後味のいい不倫小説なんですね。
Posted by ブクログ
上巻の勢いを落とすことなく最後まで一気に読むことができた。佐伯ポインティ氏のあとがきも私が気付かなかった視点を与えもらえたのでとても満足している。彼女の他の著書も読みたいと思った。
Posted by ブクログ
下巻。
上巻はあんなにゆるく話が進んでいたのに
下巻になった途端、驚く出来事が次々に
起こっていき、一気に読んでしまった。
ーーなんて後味のいい
″不倫小説″なんだ‥‥ーー
下巻の帯に書いてあるこの文章。
読む前は何が起こるのかと疑問に思っていたけれど、読み進めて行くと納得だった。
複雑ではあるが、もうこれ以上の、
ある意味のハッピーエンドはないのではないか。
こんなにドロドロに不倫をし続けて、
孝之は本当に馬鹿だった。
まんまと美登利に落とされただけなのに、
『自分はまだまだいける』と
自信がついたのだろう。
アホだなぁ。
ある事故によって苦しむことになったが
これも″自業自得″と誰もが思うだろう。
最後までとことん馬鹿だった。
上巻・下巻とあり、ページ数の多い
物語だったけれど、続きが気になりすぎて
久しぶりにこんな一気に読み終えた。
ドロドロしていて本当に面白かった。
2025.12.15(月)
Posted by ブクログ
下巻は展開が早くて少しも退屈しなかった。
夫の孝之が最後まで救えない人間すぎて辟易しながら、何とか妻の涼子に救われてほしいと思って読んでいた。下巻の方が自分に刺さる表現が色々あったのと、佐伯ポインティの解説がとっても納得した
Posted by ブクログ
上下巻通して
性描写が書かれている文章を読んだことがなかったので初めは面食らったが慣れればするするよめ面白かった
不倫の描写もなぜか嫌な心地はせず、リアルな心情や夫婦のいつのまにが縛られ自由を失っていることにも気が付かない、そんな様子がスッと心に入っていった
Posted by ブクログ
上巻下巻とも直ぐに読み切ってしまう。
二人の仕事環境が違い過ぎるのがそもそもの間違いだと思いたく無いがこの違いを克服するのは愛情以上が必要だと思う。
もしこんな状況の場合はよくよく考えないとね。
Posted by ブクログ
読みやすく、好きな文章。
ただ、涼子にも、孝之にもそこまで魅力を感じない。
自分の年齢的なものを関係しているかもしれないが…。
だから、なかなか感情が乗ってこない。クソなのに魅力あるっていうのが、不倫を題材にするものには必要に感じる。
そして、美登利もクソ。そこまで魅力を感じない。若いだけ。
でも、どんどん読み進めてしまう。
文章は魅力的なのかな。
Posted by ブクログ
涼子と孝之
夫婦の物語に美登利が加わり
他の男性や女性も絡んで
どうなるのだろう……
残念な人と一緒になってしまった
涼子さんは自分の人生を生きるために
ちょっとした回り道をしたのかな
彼女のようなパキッとした性格は好きだなぁ
ついつい正直に言ってしまう所もね
「ロー・アンド・ロー ♪
ロー・アンド・ロー ♪
ふーりーかーえ~るな ロー~♪」
と頭のなかで歌が浮かぶので
ググってみたら「黒の舟歌」
真っ直ぐ進むのも
左右どちらかに曲がるのも
自分の漕ぎかた次第だね
Posted by ブクログ
サイクリングという趣味や郊外で自分たちらしく生きる夫婦を軸にしたクリーンな上巻から一転、下巻は人間の泥臭くて生々しいジメっと感が全開に。特に、ある人が露呈する想像を超えた純度100%の馬鹿さやしょうもなさと身勝手な奇行には、悪気がないからこそ思わず吹き出してしまった。
しかし、そんなお下劣なドロ沼をあっさり蹴散らし、本能のままに生きる者や、愚行を尻目に自らの人生を力強く謳歌していく者など、三者三様の生命力がぶつかり合う。泥臭さからの見事なカタルシスの解放がたまらない極上の人間ドラマだった。
Posted by ブクログ
どうして涼子は孝之と一緒にいたんだろう。
自立していて、1人を謳歌できるのに。
寂しいのかな。だけど、あんな人といても虚しいだけなのに。
孝之は美登利に夢中だったけど、あんなにもセックスの事で頭がいっぱいになるなんて、そんな事ある?所詮カラダだけだと思ってしまう。
セックスがなくなれば、彼らは続かないのではないかと思う。子供が産まれたから、また違う方向で落ち着くのだろうか。
あまり彼らの今後を考えたくない。
Posted by ブクログ
上下巻を通してオーディブルで聴いた。初めての作家であったがストーリー展開が軽妙で聴きやすかった。セックスレスの夫婦の亀裂がよく描けている。リョウコはとても知性的で才能もあるためそつなく夫婦関係をこなしながら仕事もフルに向き合ってる。夫は美容師で自宅で理想的な店を経営しようとしているが、場所が郊外であるため、周りが思っていたようには発展せず、事業が順調とは言えない。
そんな夫婦がどんなストーリーを描くのか、ほぼ想定通りに展開していくので、オーディブルで一気に読める。それにしてもこの著者はそんな夫婦の心理描写がうまいと思いました。
Posted by ブクログ
村山由佳さん作品の中では、『しっぽのカルテ』のような温かさとも、『プライド』のような激しさとも少し違う、大人の恋愛と夫婦関係を描いた物語でした。
夫婦として長く暮らす中で生まれる不満や諦め、男女それぞれのプライドや孤独がリアルに描かれていて、「こんな夫婦、本当にいそうだな」と感じました。ドロドロした部分もありますが、それだけではなく、登場人物たちが自分の人生や幸せについて向き合っていく姿が印象的です。
特に、当たり前になってしまった夫婦の役割や我慢について考えさせられました。「これでいい」と思っていたことが、本当はそうではなかったのかもしれない――そんな気づきもありました。
恋愛小説としては心が熱くなる場面もあり、続きが気になって一気に聴いてしまうほどの面白さ。大人の恋愛ドラマをラジオで聴いているような感覚で楽しめる一冊でした。
Posted by ブクログ
たぶん、推理小説の読みすぎで、なんだか、物足りなかったように感じた。あまり何も引っかからなかった。関係性って、そんなものかも?薄いような?強いような?どちらでもないような?自分がいつも、決めていく。それでも、さすがの村山由佳さんは、最後まで、サーっと読ませる力はすごいです。私は、面白くないと自分が感じると、途中でやめてしまうタイプなので。
村山由佳さんは、昔、よく読んでました。「青のフェルマータ」は大好きでした。「天使の〜シリーズ」とか、「おいしいコーヒーの入れ方シリーズ」とか。青春ものをまた、読んでみたいです。
Posted by ブクログ
大人の世界観というかドラマというかなんというか・・・
こんな人生もそれぞれあるかなぁ。。。
そうだなぁ。
どうかなぁ。。。
色々考えますが、もしも自分だったらどうするかなぁ??
とはすごく考えます。
Posted by ブクログ
内容は笑える。
リョウコは男だし、タカユキは女 っぽい。
タカユキのアホさ加減がすごい笑
でも、不倫の最中はきっとこんな心情なんだろうなって思う。
あまりにも周りが見えなくなるんだろうなぁ。
Posted by ブクログ
上巻よりも更に孝之のクズ男ぶりに磨きがかかっている。結末はありきたりだけど、変に泥沼感を引きずらない締めくくりが良い。
それと解説、責任を持って楽しい人生を漕いでいく って言葉が良いなって思った。
Posted by ブクログ
夫婦という関係の複雑さをじわじわと突きつけてくる物語だった。
思わず「夫の近くにいてほしくない女代表」と言いたくなる美登里の存在が印象的で、関係をじわじわとかき乱していくのがリアルで怖い。
はっきりとした解決があるわけではないけれど、その曖昧さがかえって現実的で、「ある意味ハッピーエンド」と思える余韻が残る。人生は選択だけでなく、そのときのタイミングにも大きく左右されるのだと感じた。
同時に、プライドや恥ずかしさに縛られず、大切な人の前では自分の気持ちに素直でいたいとも思えた。
Posted by ブクログ
上巻でのヒリヒリに耐え切れず
少し時間を置いてから下巻を読もうと思っていたのに
手に取ったら一気に読んでしまった。
作者は男性(夫)に恨みでもあるのか?
ってくらいに
男性の弱さやズルさを書くのが実にうまく
読んでいて実際に胃がキリキリしてくるような感じがした。
Posted by ブクログ
やはりこうなったか。(離婚)
唯一、救いだったのは野々村が言っていたように妻帯者の男性が好みの美登利がロードバイク中に転倒して勃起不全になった孝之と妊娠してるってこともあってか結婚したことかな。誘惑して落としたらポイ捨てするのかと思ったから。
まぁこのふたり(涼子と孝之)はどっちもどっちだね。
涼子にとっては明らかに離婚して都内にマンション飼って猫を飼って仕事もバリバリして矢島と会いたい時に会って、その方が余っ程幸せなのは確か。